「ニッポンで飽きられて来た大谷翔平殿の今後」

 

<道満丸景虎と小姓の戯言0236episode236,season3

(天正戦国小姓の令和見聞録) 

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 六月十五日

「ニッポンで飽きられて来た大谷翔平殿の今後」

 何を隠そう拙者は個人的には大谷選手のファンではなく、全てのスポーツファンでござる。MLBには大谷殿がWBCで語ったように憧れる選手に相当する選手はいるのであろうか、はなはだ疑問でござる。日の本のメディアでは連日大谷選手の試合をメインにしており、他の選手はオマケに過ぎぬ。大谷殿は朗らかには見えず何事も隠したがる御仁のようでござる。ドジャースで十年、一千億円の保証を手にした大谷殿はエンゼルス時代とは違い、上から目線での発言が目立っておる。17番の背番号欲しさにドジャースの同僚にゴマすりとして高級スポーツカーを贈っておる。そこまで背番号にこだわる必要があろうか。かのイチロー殿はシーズン途中にマリナーズからヤンキーズにトレードされ背番号は有無をいわさず変えられた。背番号などどうでも良いのじゃ。大谷殿は金子にはまったく無頓着ではござらぬ。自分の口座のパスワードは決して他人には明かさぬはずじゃ。七年もいる亜米利加の地では英語はペラペラのはずで、元通訳を日常生活や専任のマネージャーとして単に使い走りで利用していたのでござろう。そこまで英語に流暢ならば、賭博事件で初めて窃盗に気づいた日が三月での韓国戦のチームミミーティングと聞いておるが、決してそんなことはあるまい。エンゼルス時代から元通訳の賭け事は知っていたはずでござる。春日山城で生まれた拙者は幼少の頃からの軒猿(諜報員)としてお屋形様に仕えておるが、人間には必ず裏表がありその場に応じて使い分ける性からは逃げられぬ。元通訳の借金肩代わりは日の本では美談にはなるが、伴天連の地ではそうはいかぬ。義の精神者は共犯者にされかねぬ。雇い主の球団側と野球機構はこれ以上の人気低迷からの脱出策を講じておる最中であるから、いくらブックメーカーをクライアントとして扱っておるのに辟易しているファンがいたとしても、ノープロブレムにしなければならぬ。野球機構は賭博事件に関わる選手達を表沙汰にはできない。出来たとしても何の問題もなかったかのように早期解決を図りたいという想いがあるのは当然のことでござる。DH打者に専念するのも良いが今年はリハビリを優先していくべきじゃ。ハイブリッド手術の右肘には異物が混入されておる。いつ何時再発するか定かではないが、もしかしたらシーズン途中でリタイアしないとも限らぬ。過ぎたるは及ばざるがごとしでござる。スランプが低迷する期間が長いとファンからは見放されるのが、商業スポーツの怖いとところじゃ。ニッポンメディアの偏向報道で一般のファンからも飽きられてくるのは仕方ござらぬ。

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