Posts

Showing posts from June, 2022

世界で最も美しいスライドショーの作り方。(2022版)

Image

Vol.0070… "Sharing justice and compromise necessary for human evolution"

Image
  THE NEW HISTORY EYES Presented by hirotsugu nishina   Vol.0070 …『人類の進化に必要な正義と妥協の共有』   2022 年 6 月の中旬になってもロシアとウクライナの紛争が続いている。対峙する両陣営の行き過ぎた思惑と戦略の結果、いくつかの紛争終結への糸口も見えてきた。両国の間を取り持つキャスチングボートの存在にも目が離せなくなったトルコだが、エルドアン大統領の采配が今後の 21 世紀文明の命運の鍵を握っていることは間違いない。日本は余りにも欧米追従の立ち位置を無考で早急な表明をしてしまった。 NATO の一員でもないのに会議に参加するというのは日本の正義に反するものだ。日本はいかなる場合でも中立性を維持するべきだし、第二次大戦敗戦後 77 年も経っているのに、被爆国で制空権もない米国の傀儡国家となっている現状を踏まえても、独立性のある為政をするべきであると考える。 21 世紀になって日本の政府はレームダックに陥っている。小泉内閣、民主党内閣、安倍内閣、そしてポスト政権の経緯を見れば明らかだが、日本の国民は政治からは目をそらし、かつての戦前の様な全体主義的な為政が始まっても無関心で従順なスタンスを貫こうとしているのが気がかりだ。日本にはフランス革命的な流血の国家建設の経験が無い。明治維新は徳川幕府と反体制の武士同士の戦いではあったが、庶民が勝ち得た新政府ではなかった。米国の南北戦争の前に日米修好通商条約なるものを結ばされ、日本の金銀は為替戦略で剥奪され南北戦争の北軍の資金に充てられたという話は合点が行く。真偽はともかく南北戦争の早期終結で余った武器・弾薬がイギリス・フランスを介して、やらなくてもよかった日本の戊辰戦争の道具に使用されたという話は有名だ。そこに坂本龍馬が武器商人や新旧の権力者達への影響力への絡み、幕末維新の数々の小説・映画やドラマが生まれた。ミステリアスな明治天皇誕生の諸説も未だに絶えることがない。戦後の日本の国民は 21 世紀の現代でも、忍びがたきを忍び、耐えがたきを耐えている。為政者はいまそのことを忘れてしまっている。誠に残念なことでもある。昭和天皇とマッカーサーとの十数回にも及ぶ会談ですでに日本の運命は決まっていたのだろう。日本国憲法の草案に加わったマッカーサ

"A compromise between Mr. Zelensky and Mr. Putin in deep psychology"

Image
THE NEW HISTORY EYES Presented by hirotsugu nishina   Vol.0069 …『ゼレンスキー氏とプーチン氏の深層心理での妥協点』   ロシアの外相とトルコの外相の会談が 2022 年 6 月 8 日に行われた。ロシアとウクライナ・西側諸国のメディア対立で正確な戦況の把握は難しくなっている。ウクライナ側の希望通りに停戦・休戦交渉が成立するかは不透明だが、ロシア側の侵攻後の実効支配地域は対象外になる公算は大で、ウクライナの NATO 非加盟永世中立化・海外からの軍事的受け入れは不可・ウクライナの EU 加盟は許可という基本的な妥協の運びとなる可能性は高い。一番の懸念は、ウクライナの今後の安全保障という枠組だが、 NATO や米国を含む西側諸国とロシアがウクライナの安全保障を約束することに、ウクライナ側が受け入れるかどうかに掛かっている。ロシアがウクライナ侵攻後の支配地域は割譲するということになるが、キッシンジャー氏が提唱したら、ウクライナは深層心理的にそれに従う公算は大きいのかも知れない。これはあくまでも妥協点がどこに行き着くかの繊細な交渉ごとになり、予断は許さないが、ゼレンスキー氏はウクライナの和平が叶うなら躊躇するべきではないという国内世論も少なくいないと思う。世界は今、ロシアとウクライナの停戦・休戦への成り行きを注視していると言っていいだろう。 プーチン氏のウクライナ侵攻は因果関係と政治的経緯の事情を知らずして語ることは出来ない。日本は EU やイギリス・オーストラリア・北米の諸国がロシアへの経済制裁を行ってはいるが、実際にはロシアへの制裁に前向きな国は人口的にもエリア的にも西側諸国を上回っている。ロシアのウクライナ侵攻時にはルーブルが極端に値下がりしたが、いまでは元に戻るどころか、ドルの方が急落している。エネルギー・食料分野でもロシアの世界に対する影響度は高い。 2014 年ロシアはクリミア半島を独立化させた。その後ウクライナ東部の親ロシア派市民が多く暮らすドネツク州とルガンスク州を共和国として独立させた。ロシア・ドイツ・フランス・ウクライナの 4 カ国が、ベラルーシのミンスク市で合意がなされたが、その後不条理さを露わにしたウクライナ側の抵抗と東部二州への締め付けが繰り返されている