If you were to serve as a jury member for Mizuhara Ippei-dono

 

 

 

一五八七

天正戦国小姓の令和見聞録

<道満丸景虎と小姓の戯言>

 

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春日山城、鳴海幕府

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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加地 鳴海

 

天正元年(1573年)から数えて452年目にあたる令和六年への戦国小姓の見聞録。戦国の世から見た現代を真っさらな眼で見聞していきます。

 

一五八七

 

※副題

「<道満丸景虎と小姓の戯言0001episode1,season1

(天正戦国小姓の令和見聞録)

index

season10001-0100

season20101-0200

season30201-0300)<2024.march

season40301-0400

season50501-0500)

episode:各1100

 

<道満丸景虎と小姓の戯言0001episode1,season1

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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「サブタイトル」

 

 本文(4002000字) □□□□□□□□□□□□□□□□□

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公開中の書状は原作オリジナル創作小説でのアイディア・構想・タイトル・あらすじ・登場人物・本文等は著作権法により守られておるので、無断転載・無断流用・無断引用には十分ご配慮くだされ。なお、生成AIは信用出来ぬ上その方面での使用は固く禁じておる。

 

 

 

 

 

 

 

 

SEASON-1

 

<道満丸景虎と小姓の戯言0001episode1,season1

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 一月二十一日

COVID-19ウイルス、二類から五類は時期尚早」

令和の幕府は新参者の呼呂名ウイルスの扱いを今春から、五類に勝手に変えるそうだが、我が春日山城のお屋形様の申すには、これには裏があると仰せである。令和の合議制民主主義は欧州列国からの押しつけによる政である故、領民の苦しみを度外視して天下に布告されるということでござろう。令和の幕府は何を考えているのかさっぱりわからぬ。要するに金子がもったいなくてこれ以上幕府の御用金は出せないと言うこととお見受けいたす。令和幕府は呼呂名羽衣留守の特効医薬を開発しながら、欧州列国の呼呂名羽衣留守ワクチンなるものを法外な金子で買い取り、絶対治るという日の本の特効薬を使わないという理不尽な行動に出ており、我がお屋形様は怒り心頭なのでござる。日の本は亜米利加の属国と化しておる。日の本の国も猟奇的な犯罪も多発しておる。令和幕府も足利殿と同じ崩壊への道を歩いているようでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0002episode2,season1

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 一月二十四日

「一般会計と特別会計の統合と閉ざされた可視化」

令和幕府には第三者からの独立財政推計機関が未だに無いと軒猿から聞いておるが、亜米利加、加奈田、英国、独逸、伊太利亜、仏蘭西、日の本の爺セブン諸国のなかで、唯一我が日の本だけがその機関を用いておらぬのには納得がゆかぬとお屋形様は申されておる。消費税なるものの仕組みはよく分からぬが、大手の商人では戻し消費税で何兆円もの金子を手にしておると聞き及んでおる。商売が細っても店は安泰という訳がわかるというものじゃ。途世他という早駕篭を大量生産して伴天連の国で儲かっているというではござらぬか。役人は袖の下に金子を隠せば誰にもバレぬと思うておるが、お屋形には筒抜けでござる。領民の懐は細るばかりで大きな商人ばかりを優先させ、幕府がその責任を取ろうとしないのにはお屋形様もお怒りなのじゃ。一般会計と特別会計の総合的な予算審議も戦後まともにしておらぬ。大手のかわら版所も一般会計のみの公示のみで、何故かご用役人の金子の隠し蔵ともいえる特別会計には一切語ろうともせぬのでござる。これには領民達も腹を据えかねておるし、令和の幕府に対しお屋形様は怒り心頭のあまり、自暴自棄になり毎晩晩酌のやり過ぎで小姓たちからも顰蹙を買っておいでじゃが、それも致し方ござらぬて。特別会計を役人が財布代わりに流用しているからじゃ。日の本の各諸侯の領地では目立って盗難や殺傷・火付けなどが相次いでおるが、これはひとえに政が不条理に行われているからなのじゃ。天正の戦国人が令和の民に直接触れることは出来ぬ故、拙者の見聞録の書状を見て頂くしか手はござらぬ。許されよ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0003episode3,season1

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 一月二十八日

「日の本の美しい心根は何処へ」

令和の時代でも日の本で倭寇が領民達の金子や命を奪うとは我がお屋形様も嘆いておいでであろう。それも、明国の遙か南の島に首謀者であるルフィーなるものが、善良な世間知らずの民を操り脅しながら悪事を働かせるという海賊まがいのことをやっておる。領民らは不安の極致を彷徨うているようじゃ。お屋形殿は果たしてルフィーらを捕らえることができるか見守っておいでじゃが、そうせねば日の本の未来はない。領民はいまだ昭和の大戦の後、自立心や亜米利加からの独立を果たしておらぬ故、日の本の美しい心根が育たぬのは致し方ござらぬ。心根が軟弱過ぎる令和の元服を迎えた者たちはもっと励まねばならぬ。タダで参加できるエスエヌエスなる以心伝心術の向上で悪事を起こす者にも好都合な調略が流行るのも仕方があるまい。昭和の帝が先の大戦で命をかけてもっと早く終戦の決断をすれば早期講和による領民の良心も盤石になっていたはずでござる。タダほど怖いものはないという昔からの言い伝えは無碍にしてはいけませぬ。戦国の世から見れば令和の民は誠に可哀想でならぬ。日の本はGHQから日米合同委員会という組織に引き継がれた日の本占領プランの域から未だに抜け出せずにおる。口では申さぬが、亜米利加の政府は二発の原爆と全国の無差別攻撃の報復を恐れておる。未来永劫日の本を封じ込める戦略なのでござろう。黒船でのペリー提督とその後のハリス殿の口車にまんまと嵌められ、以後150年にも及ぶ不平等条約に日の本は甘んじているのでござる。亜米利加から制空権を奪われ正当防衛を行う軍隊も手薄でござる。春日山城のお屋形様もそうお想いでじゃ。お屋形様はなにかあれば、令和の首都に春日山城の二十万もの上杉軍をおくるのもやぶさかではないと言うておる。令和の時代では張り子の虎でしかないやも知れぬがな。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0004episode4,season1

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 二月一日

「孫子の兵法の奥義を知らぬ国主達」

令和の時代は戦国の世と変わらぬ戦が、海の向こうで繰り広げられているようにお見受け致す。疫病の拡がりもおさまらぬ上、いまだにその原因が分からぬ。中世での西欧と志那大陸での黒死病は人間の排泄物の処理が至らなかったと聞いておりまする。欧州では六割か七割の死者を出されたと聞き及んでおり、都市の至る所で悪臭が絶えないで居る様子と遣欧使節からも報告がござった。香水の起源はまさにそこにあり道理に叶っておる。昔から日の本では世界で抜きん出ているのは生活での徹底した衛生面でござろう。令和の疫病の拡がりが世界に比べて少ないのは、そういう衛生的な日の本の遺伝子によるところが良いのであろう。人間の排泄物は火薬に役立つし、肥料や薬など商人の売買が盛んでござる。それはさておき、有暗異名と帝政露西亜の合戦が一年にも及んでおると聞いているが、いつまでも武器だけの戦いだけでは埒があかぬことは必定じゃ。なぜもって、有暗異名の棟梁は帝政露西亜の親方と合議に向かおうとせぬのじゃ。法律で富有朕殿との交渉も出来ないように画策したのは、マイダン革命を裏で操った尾浜殿というもっぱらの噂じゃが、その跡を売電殿がご子息の狩人との共同戦略で引き継いでおる。際限のない有暗異名への武器供与はそういう下地があることを世界の領民の間には筒抜けでござる。令和幕府が出来ぬのならお屋形様なら義と愛ですぐにでも仲立ちいたすと言うておる。傍で喧嘩を嗾ける亜米利加や英吉利や独逸も手出しは無用じゃ。一番大変なのは有暗異名の領民なのじゃ。棟梁がいつまでも目先の勝ち負けにこだわるのには裏で何か不都合なことがあるとしか思えぬ。棟梁自らのタックスヘイブン(租税回避)の疑いもあるでな。このまま行けば令和の日の本も世界も終わりとお見受けいたす。拙者は天正十五年(1587年)の後の歴史のことなどは分からぬが、なに心配することもござらぬ。お屋形様が皆を四百五十年前の戦国の世まで連れて行くと申しておる。そこでご貴人らの未来を変えることができればこの上なきことと存ずる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0005episode5,season1

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 二月十二日

「安土山の図屏風の行方」

令和の時代では文の力を競う武芸試合が年に二度も行われると聞いておる。戦国の世では戦に追われそのようなお戯れに構っておれぬ事情がござるが、絵師も文も武術とさほど変わりはせぬ。どういう想いで創作するかが大切なのでござる。試合となれば真剣勝負なれど、勝負で勝つには目先の手法ばかりに眼をやってはいけませぬ。日頃から情熱をもって自己の鍛錬に励まねばなりませぬ。文をお読みになる領民の気持ちを察してあげれば自ずと光明が差すものと存ずる。信長殿が春日山城に贈られた洛中洛外図の屏風には2500人が描かれておるようじゃが、狩野様はさすがでござる。安土山之図屏風は信長様が御罷られる前に完成しておったのじゃ。本能寺の変の前に我がお屋形様のお祖父は本物を頂いておりまする。本当かどうかは分からぬが、信長様の意向で偽物の安土山図屏風は遣欧少年使節の4人で1585年にヴァチカン宮殿に届けられた由にござれば、その偽物は未だに行方が知れぬと耳に致しておる。今さら教皇の末裔に聞いても無駄であろう。400年後の世界の各地でも探しておるようだが、信長様は伴天連達には本物を渡すわけがござらぬ。信長様は伴天連たちに自分が日の本の王と認めさせるために永徳殿に描かせたのじゃ。御所の応接室を天主閣の下手に描いたことで察しがつくであろう。安土山之図屏風は信長殿の分身のようなものでござった故。謙信様には歯が立たぬ信長様の濃越同盟を意識された覚悟がわかろうというものじゃ。その在処を知りたいとお想いならば我がお屋形様から眼をお離しなされまするな。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0006episode6,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 二月二十日

「和平の戦略」

拙者には令和の世界情勢にはどうも理解に苦しみまする。つまらぬ世界じゃ。道満丸様も早く戦国の世に戻りたいと申しておる。この時代の歴史の書状を見るに、たしか大明国のあとは清国になったのでござりましたな。その後に日の本の帝が志那に第二の都を作ったが八年で落城とはちと早すぎるとお屋形様はお怒りでござる。この四百年の間にこうも世界が変わるとは笑止千万といわざるを得ないのでござる。徳川殿が景虎様を差し置いて関東で幕府とは恐れいってござる。拙者は天正十五年(1587)までの事は知るよしもないので、令和での歴史の本をかいつまんで見るしかざらぬ。

我がお屋形様は春日山城での幕府を築いておるが、いつ徳川殿が関東で居座ったのであろうか。どこで歴史の歯車が狂ったのかはかりかねる。拙者は誠に夢を見ているのであろうか。戦国時代とは変わらぬ世界での戦が後を絶たぬでは無いか。お屋形様の天下布富と義の世界は一体どうなったのであろうか。徳川殿が滅んだのは仕方が無いが、フルベッキなる者が調略にて幕末動乱の演出を企てた罪は誠大きい故、お屋形様は四百年前に戻って立て直しを図らねばならぬ。それが叶わねば現代の令和も終わりと心せよ。宇位名と帝政露西亜との一年にも及ぶ合戦の行方はおおよそ調べは付いておる。是連好大統領はしたたかで戦争を肥やしにして身の安全と富を得ている故許しがたい。逃げ惑う領民のことなど頭にないようにお見受けいたす。領民への愛と義はどこへいったのじゃ。棟梁としては失格じゃ。プーチン提督ものらりくらりと戦いを進めておいでじゃが、慈愛と鶴翼の陣でやれば自ずと平和は訪れると言うものじゃ。私腹を肥やすのは互いに申し合わせて辞めねばならぬて。明や清の後継者としては不適格な中華独裁国と先住民剥奪の亜米利加がなぜ気球遊びに興じているか知りたいであろう。そなたらが分からぬならお教えしよう。宇暗奈と露西亜の戦で亜米利加が裏で操っているからじゃ。いわゆる責任回避とその事からその目を背けさせる調略は戦国の者には筒抜けでござる。習疑似皇帝と売伝大統領はもはや風前の灯火となっておりまする。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0007episode7,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 二月二十三日

「海の藻屑と消えた日の本の国産純正OSトロン」

令和の早駕籠は大層ご苦労な事でござる。聞くところによれば、徳川殿の幕府が無くなってから訳の分からぬ新政府が出来て、通信を司る部署が出来たことで領民同士や異民族との以心伝心が可能になったことは心得ておる。諸外国の調略で行き過ぎた内乱騒動が日の本の好戦本能を蘇らせたわけでござるが、今思えば日の本の棟梁には戦国の世の厳しさが全く分かっておらぬのは明白でござる。亜米利加のペリー、ハリスの暗躍で日の本の金子は殆ど持ち去られてしまった故、領民には生活苦だけが残ったわけじゃ。幾度かの諸国との戦争で賠償金なる金子をもとに軍備を整えたはよいが、亜米利加の二つの原子気球で日の本の全土は焼け野原になり申した。負け戦には大きな代償が伴うわけじゃが、日本の帝は切腹を免れた代わりに、多くの大政翼賛会の面々に尻拭いをさせ、国体の維持に懸命なのは理解できるが、領民にとっては耐え難きには絶えられず、忍び難きには忍ぶことは難しかった。ゆえに亜米利加に隷属することで日の本は令和まで生き延びてこられたとお屋形様は申しておる。それに間違いはござらぬであろうな。天正も四百五十年も過ぎれば、いろいろあったでござろうが、亜米利加のGAFAなるもので支配されるのに慣れてしまった日本の領民は独立独歩の想いは消え失せたのかどうかはわからぬ。亜米利加に潰された日の本のトロンという自国の純正OSなるものがいかに大切だったか誰もわかっておらぬ。国産OSは独裁習皇帝の国でも持ってるではないか。YouTubeとかLineとかツイッターとか気ままに使うのはいいが、悪党どもが悪用したら日本や世界は犯罪の無法地帯になることは受けあいでござる。アップルやウィンドウズのOS等の奴隷になっておる令和の領民は誠可哀想でならぬ。OSのバージョンアップも勝手に更新されハードもソフトも新たに買い換えねばならぬ。どう見ても理不尽でござろう?iPhoneなる携帯は実用性より趣味的な立ち位置におる。それを何とか信者とか言い何とか文化ということでアップルは日の本の領民目当てに商売を特化しておる。九十年代の終わり頃には破産も迫りビル・ゲイル殿から多額の援助で乗り切り、今ではジョブズ氏の返り咲きでアップルはマイクロソフトより時価総額では追いついてござる。アップルは世界的での市場規模は一割ほどじゃが、妄信的な信者が下支えをしておる。いつまで続くかは分からぬが。トロンOSが亜米利加の301条で事実上開発を止められ、日の本のOS開発有利は海の藻屑と消えたのは残念でござる。日の本の幕府の責任は大きいが、対米隷属を国の基本としておることから仕方なかろう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0008episode8,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 二月二十四日

「令和広告屋澱虫の凋落」

令和の時代では世界各国の体力を競う他流試合が四年に一度行われるそうじゃが、愛王示威なる胴元が金子目当てに進めているのは毘沙門天の神様もお怒りの様でござる。日の本では領民を苦しめておるのは他ならぬ澱虫一揆軍だそうだが、それもお屋形様が最強の軒猿軍を使って蹴散らしてくれるのは時間の問題でござる。澱虫に棲まう10,000匹を春日山城に隔離し足軽軍で鍛え直すことも決まっておる。これで労せずして一万の兵を調達できるとお屋形様はご満悦のご様子じゃ。澱虫は井の中の蛙であることも露わになっておる。二千十四年に澱虫の2020東京五輪開催での内部書状が発覚しておるが、その中身はまさに子供じみた後進国の広告屋の代表と勘違いをされておる。これは、西欧列強での広告屋の世界では全く無名の澱虫一揆軍の存在を自ら知らしめているとしか思えぬ。日の本の大きなかわら版所では、澱虫一揆軍団の片棒を担いでおることもお屋形様は憂慮されておった。彼らは令和の時代には置いてはおけぬ。なに、戦国の世に封じ込めておけば問題はなかろうて。お屋形様が一番楽しみにしていたのは、ザハ殿の建築意匠の競技場に信長殿の本物の安土城之図屏風を飾る事じゃったが、マザコンではなくゼネコンや澱虫の悪巧みのせいで出来なくなってしまったことは誠に残念でござる。公平と愛と義の精神で体力競走と気持ちの交流はこの先も出来ぬと仰せじゃ。裏でまた澱虫一揆軍団が神宮外苑の再開発などの悪事に関わっているかどうかはわからぬが。。。天正も四百五十年を過ぎれば日の本も良くなって世界からも敬まわれると思っておったが、それも叶わぬことになりそうじゃ。自衛隊の秘密部隊、令和の軒猿の存在は絶対明かせぬが、領民が令和幕府を信用せぬとなれば永田城の砦を再構築せねばなるまい。超法規で義をもって不正義を壊滅するのが令和の軒猿の使命だからでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0009episode9,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 二月二十五日

「所詮生成AIは事務代行レベル」

基本オーエスを未だにもっておらぬ日の本にはお屋形様も困っておいでじゃ。外の国ではちゃっとじーぴーてー(ChatGPT)なるものが話題になっておるが、何もそう悲観するものでもござらぬ。毘沙門天の以心伝心術には遠く及ばぬて。エーアイには苦手とする領域が多々あるからなのじゃ。アイテーに身を捧げた輩にはそれを神の様に拝む習性が身についておるようでござるが、人間の五感と六感を重視したクリエイティブな世界ではもはや通用せぬのは言わなくても分かるであろう。創作小説は所詮無理であろうし、絵師や作曲、無から有を作り出す世界、想定外な予想などへの対処も出来はせぬ。令和では盛んな競馬でもエーアイの予想では人気のオッズばかりで穴予想はない。それでは大枚をはたいても元は取れぬものではなかろうて。専門的な軍事の戦略や駆け引き・医療・法律・税務、政治治的な助言はどう見ても出来そうにも無い。そして富くじや天気予報も期待はできぬ。ちゃっとじーぴーてーは人間が与えた情報の中でしか理解できないということじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0010episode10,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 二月二十七日

「心根の有り様」

令和の日の本では諸侯や領民への大切な布告はどのようにしておるのじゃろうか。人間同士のつながりは一重に心根のありように尽きる。広告・動画広報・いんたーねっと・通信には人の本能と調略からは逃れられぬ。伝達の善し悪しが貴人らの砦を守るか壊すかに及ぶと思うておる。戦国の世では戦での狼煙や使者(早馬)での口頭伝達(文書では証拠が残る故)が常にあるが、中国の前漢では劉邦、唐の時代では李世民が伝書鳩での伝達をしておったと聞いておる。日の本では徳川殿の時代にNetherlandsから伝書鳩が伝わったそうじゃが、中国の西域からローマへ行き、そのあとNetherlandsから回ってきただけの話でござろう。遣欧使節団が一千五百八十五年の三月に、お亡くなりになる直前のバチカンの教皇に差し上げた安土城の図屏風も、伝書鳩の指南書とともに日の本に帰って来ているかも知れぬ。天正の日の本ではお屋形様は軒猿(内偵)で忍びの情報を大切にされておるが、令和では電波なるもので盛んに情報の行き来をしているそうじゃな。個人情報と引き換えにタダで利用できる裏には、身の破滅を呼ぶこともあろうて。世相を知らぬ子供や子女が悪党達の餌食にされておるのは遺憾なことじゃ。

お屋形様も案じておいでじゃ。ChatGPTに入れ込むのも良いが、文士達がその奴隷になるのは見ておられぬ。令和では郵便制度なるものもあるそうじゃが、努々そのことを軽くあしらうと多くの難儀な日々が貴人らに及ぶであろう。領民化で令和幕府も金子の算段をしておるようじゃが、亜米利加の手のひらで日の本は動いているに過ぎないのをもはやお忘れか。2020東京五輪開催の日の本の胴元は澱虫一揆軍でござったが、配下の諸将から袖の下に金子を入れさせ、かわら版の諸将は人質になっておる。広告は無くても時代は動いて行くものじゃ。いんたーねっとで、うざったい広告を消すのに金子をはたくのは不条理でござる。領民は広告不要と言うておる。伴天連の世界ではIOCの棟梁に罰葉殿がおるが、金子の事以外眼中にはないと仰せじゃ。どうせ広告と放映権で日銭を稼ぐ算段じゃろうて。拙者は令和の時代には息が詰まりそうじゃ。四百五十年前の日の本では下克上なるが故、面白みも多々ある。貴人らも一度は行ってはみぬか。春日山城からの美しく壮大な眺めは安土城にもひけはとらぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00011episode11,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 三月五日

「戦国と令和の相撲興行」

令和の日の本にもまだ戦国時代の興行が行われているとはお屋形様も関心を持っておいでじゃ。安土城では信長様が相撲の興行を楽しんでいるのを見たことがあるが、400年後でも力士は当時のままの姿なのには拙者も驚いておる。200キロから100キロ以下までの無差別級の面白い試合でござるのう。見ていても胸がスカッとする。貴人らもそうであろう。それもそのはず、柔道やレスリングやウエイトリフティングなどでは体重で細かな階級ごとの試合があるが、それでは面白くない。小兵力士が大きな力士を負かす醍醐味があるから観客に喜ばれるのじゃ。それには戦国の下克上の風潮と似たところがある。信長殿は大相撲興行の先駆者ともいえる。令和五年では横綱がおらぬ。照ノ富士殿はもう引退されてよろしかろう。幕下以下まで陥落してよく返り咲いたものだ。貴景勝殿はお屋形様の叔父を慕っておいでのようじゃが、お屋形様の父君の敵にござれば良い想いはせぬ。一月場所では優勝されたが、押し一手では横綱の地位は難しかろう。もしなっても長くは続かぬ。これから期待できるのは、若隆景、若元春、琴ノ若、豊昇龍、翔猿、などが凌ぎを削って角界を背負って行くはずじゃ。興行には八百長や忖度が発生しやすいが、今の相撲にはガチンコでの体当たりがほとんどだから面白い。女子も子供も男子にも人気があるのは当然じゃの。人気力士を春日山城に連れて行って興行するのも良いかもしれん。お屋形様に上奏しようと考えておる。さすれば、領民たちの楽しみも増え、文化も豊かになるやもしれぬ。そうは思わぬか。。。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0012episode12,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 三月十七日

「侍とWBC

令和の日の本では亜米利加主導のWBCで大いに盛り上がっているが、これはMLBの規定が優先する決まりのようでござる。大リーグではシーズンの期間が長い。百六十試合のフル出場で野球武芸人の年俸査定が決まるシステムだと言うが、三十二のチームのどこに所属せよとMLBの本部から勅命がでれば従うしかない厳しい社会じゃな。大谷氏はベスト四からの投手としての出場は出来ぬらしい。ダルビッシュ氏は可能な範囲で出場するらしいが。MLBからのお達しのようだが、これではWBCは余興も余興、本気で他流試合など出来ぬではないか。シーズンが始まる前に、プロの野球武芸人は燃え尽き症候群に陥らなければいいがと御屋形様も心配なさっておる。

かのイチロー氏はマリナーズで入団されたが、いつのまにか紐育ヤンキースに配属されてしまった。その後はマリーンズ(名前がややこしいが)とかに飛ばされ、結局は古巣のマリナーズに配属され、そこで殿堂入りということになった。誠に恐悦至極に存じ奉る。しかしでござる、MLBで十年以上の在籍で年金が満額もらえるシステムは実に喜ばしいことでござる。田中マー殿、佐々木殿、松坂殿は十年も持ちこたえられなんだ。野茂殿やダルビッシュ殿、ゴジラ殿は年金がもらえるが、年額2000万円はまさに領民にとっては夢のまた夢でござる。日の本の年金は積み立て方式で行えばよいことじゃと思うておったが、令和幕府の胴元が転用投資で失敗したことから、年金のシステムが怪しくなっていることに、領民はま気づいてはおらぬ。まこと悲しいことでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0013episode13,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 三月二十三日

「正しい孫子の兵法」

戦国の世でも四百年後の世界でも政の調略や交渉ごとは変わらぬものでござる。令和の世界でも中国の三国志に似た時代の空気を感じるが、毘沙門天の化身の後を継がれた我が尾屋形にかかっては皆ひれ伏すに違いない。孫子の兵法を現代では誤って伝わっているようにも見える故、戦いにおける矛盾点が露出するのは致し方がないとお見受けいたす。和睦の可能性があるのは相手が何処まで譲歩するかにかかっている。武力で優勢であっても必ず勝てるとは限らない。織田信長殿の桶狭間の戦や謙信公が十二万もの兵力で小田原を攻めあぐねたことや、関ヶ原で断然有利なはずの石田三成殿が調略で敗戦したことなどを見れば、火を見るより明らかであろう。心すべきは一にも二にも棟梁の器量しだいということじゃ。天正四百五十一年になっても諸侯同士の戦は終わりそうにもござらぬ。人間の進化は五百年も止まっているということになる。貴人方は悔しくはござらぬのか。WBCの興行は600億円の経済効果で胴元の領民は喜んではいるわけだが、日の本の野球武芸者たちの活躍ぶりには目を見張るものが御座った。MLBのシーズン前の余興としては成功した部類に入ると存ずる。お屋形様はよきものを見せてもらったと喜んでおいでじゃ。

 

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<道満丸景虎と小姓の戯言0014episode14,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 三月三十日

「敗戦の民多くを語らず」

令和五年では日の本は亜米利加文化の隷属に甘んじているようにお見受けいたす。

病を治すための手形として令和幕府は、舞衣難婆カードが保険証代わりに使えと

領民に押しつけいるようじゃが、努々お気をつけてくだることを申しつけておく。それには多くの懸念が残されている故、少しここで記してみようと思うので許されよ。令和時代の事はよく分からぬが、伴天連の企業に舞衣難婆カードのデータを全て一括管理されるというのは誠か。それが本当なら由々しき事であるとお屋形様も申しておる。例えば舞衣難婆カード個人の判断に任せるというが、体が不自由な領民は数多くいる。カードを作るのにお代官のところに出向くのは到底無理でござろうし、やむを得ず舞衣難婆カードをもてぬ領民や、持ちたくない領民もいるじゃろうて。子供庁やデジタル庁を新しく作るらしいが、余りにも遅すぎる。三十年は出遅れておるぞ。令和の日の本では未だに国産の基本オーエスがないそうではないか。あのトロンオーエスはどこへいったのじゃ。亜米利加の横やりがはいったとはいえ、あの頃にはすでにデジタル庁はなければいけなかったはずじゃ。戦国の日の本では、世界の兵器の六割を持っていたことを忘れたのではあるまいな。貴人達はザビエルやフロイスが布教を隠れ蓑にして日の本を内偵して、伴天連に逐一報告しておった事をよもや忘れたのではあるまいな。時代の最先端を突っ走らなければ日の本の未来は期待できそうにもござらぬて。

 

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<道満丸景虎と小姓の戯言0015episode15,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 四月五日 

「如何様(インチキ)国家日の本の惨状」

 令和の日の本でも如何様が盛んに行われているようでござるな。戦国の世とてそうであるからして貴人方を責める訳にもいかぬ。お屋形様もそう申しておる。国が滅びるのはそういう義の不正があるからじゃ。政略結婚や人質の交換は相手への目くらましで、下克上の勝者を目指す道具に過ぎぬ。だが、我がお屋形様は先代の御意志を受け継ぎ、女犯と不正義への関わりは絶つ日々を送っておる。そうであるから、国をまとめる素地が整うのでござる。令和の領民も心してもらいたい。

 二千二十一年の東京五輪汚職事件は諸侯の間ではもっての他と言っておる。組織委員会のデレクターの管理費が日当三十五万円というのも不自然じゃて。公金を如何様でくすねるとは許しがたき犯罪でござる。澱虫という大手の広告問屋が、お茶組みの看板娘へ一人あたり二十万円もの日当を四年間請求し、十人ならば四年間で二十億円も懐に入れておったようなのじゃ。十人の看板娘に渡った金子は無いようで、そんなことはお奉行がいなくても誰に渡ったかは馬鹿にでも分かる話じゃろうて。大会の経費が六兆円というのも怪しいものでござる。赤字が二、三兆円というどんぶり勘定も嫌疑がかけられて当然じゃ。以前の長野冬季五輪も経費がいくらかかったかも未だ誰にもわからぬ。日の本の政はいつからこう稚拙になったのじゃ。流石に二千二十一年の如何様五輪というにふさわしい。些細な広告問屋の軽はずみな如何様商売が日の本を滅ぼす布石をつくるというのは、決してあってはならぬこと故、令和の領民にはインチキな行為は全て出来ぬようにすると、お屋形様は意を強くしておいでで御座る。元服間もない日の本の若者が、多くの如何様に関わっておるが、これは世界の恥という他はない。日の本の若者は元服したら例外なく、足軽の部隊を経験させるのも良いのかも知れぬ。そうは思わぬか。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0016episode16,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 四月十四日 

「和製ChatGPTを創れない日の本と英語」

令和の幕府は自前のChat-GPT-AIを創れぬらしい。全て亜米利加のIT企業の隷属化がここまで進んでいようとはと、お屋形様も相当お怒りのご様子じゃ。英会話にしても戦後八十年近くになっても、日の本の領民は英語の習得に苦心しておる。知る者はそのわけはすでにご存じであろう。亜米利加の国にとって日の本の領民には安易に英語を習得されては困るのじゃ。英語へのコンプレックスを抱かせて隷属化をさせる意図があったことは明らかじゃ。そういうものに金子を使わずとも簡単に英語を身につける術はあるのじゃて。文法から入ると日常会話がそっちのけになり、どんどんと英語での思考力が衰退し、気がついた時には成人になっておる。英語が苦手でも役所は検定化で権威付けをする。ますます英語が身につかなくなるという具合になる。手っ取り早く、身につけるには文法は無視して、英語の頭で創造する癖をつけて、暗唱しながら英語で日記を書いてみる。少しずつ友人などと英語のみで喜怒哀楽を表現し合う。楽しく覚えれば良いのじゃ。和製ChatGPTを創れない日の本には落胆したが、国産の基本OSを構築しない限り自力での開発は難しかろう。亜米利加頼みの日の本の文化はもうすぐ底を割る。独自の文化を再興する。これがお屋形様からのご伝言で御座る。

 

(Japanese)

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◆加地 鳴海(かじ なるみ)Kaji Narumi※年齢不祥・実名非公開

●新潟県阿賀北で生まれる。MAU卒業後、KG中退→デザイン制作プロダクション→広告代理店→JRA予想新聞関係→私立探偵社(女性社長)→ヘッドハンティング会社→リクルート社→日本郵政グループ流通サポート等。小説創作は広告代理店時代から。時代小説等をメインにして執筆に鋭意取り組んでいます。次作小説の取り組みで時代考証と時代背景との整合性の確認作業と構想・取材・相関図・プロット・対象読者の市場性の調査など進行中です。愛読書:三国志・ブリタニカ国際大百科事典・芥川賞選評集全巻・国語大事典・板垣鷹穂の西洋美術史初版・プライム英和和英辞典など。

※公開している原作オリジナル創作小説でのアイディア・構想・タイトル・あらすじ・登場人物・本文等は著作権法により守られておりますので、無断転載・無断流用・無断引用には十分ご配慮くださいませ。Chat-GPTなどのAIデータ訓練での加地鳴の作品及びプロット等(ブログ・構想・創作小説・メルマガ・YouTube)の利用は固くお断り致します。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0017episode17,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 四月二十日 

MLBもお手上げの侍大谷氏の心根」

令和の時代では野球という武芸が海を越えて盛んな様子でござる。春日山城の毘沙門堂では政の合間を縫って、お屋形様が大層大谷殿への声援で声を涸らすほどでござる。思えばメジャーのレベルも幾分下がっているようにお見受けいたすしまする。そうは思いませぬか。マイナーの国の野球武芸人がメジャーの輩を蹴散らしている姿はスカッと致しまする。笑い話になるであろうが、拙者は球ケリが得意といっても、誤って自分で自分の球を蹴るのが精一杯でござる。野茂殿にしてもドジャースでの竜巻旋風で一世を風靡なされ、十年以上もMLBで活躍され申した。二度のノーヒットノーランもしており、MLBの年金の褒美もいかばかりか楽しみでござろうの。イチロー殿はマリナーズ球団の殿堂入り(亜米利加野球殿堂ではござらぬが)を果たし、有り余る年金を貰うご様子じゃ。松井殿や大家殿も十年もの間MLBに仕えた功績はみとめねばなるまい。ダルビッシュ殿は十年以上もメジャーで頑張っておる。彼も誇れる野球武芸人でござる。それにしても、MLBに二刀流の枠をこじ開けた大谷殿は実にご立派じゃ。これまで誰も成し得なかったいことへ挑んでいるいる姿は、実に爽やかで気持ちの良いものじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0018episode18,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 四月二十四日 

「呆れた令和の上級国民」

令和の時代では政治家の既得権益の勢いが凄まじい様でござる。国会の議員にでもなれば一年の実入りがおよそ一億円になると言うではないか。我がお屋形様には連戦の戦費になやむ日々にてご自分の金子には目もくれぬ。領民への負担を軽くすべく諸侯との戦の合間にも政への関わりは重視しておる。令和の領民には選挙権があっても投票所には行かぬし、選挙に出るのにも多額の供託金を用意せねばならぬ。これでは開かれた令和の議会制民主主義はないに等しいとお屋形様もお怒りのご様子じゃ。敗戦で亜米利加文化の隷属化で日の本の侍魂も腑抜けになったらしい。実に悲しい限りじゃ。それに小選挙区制の弊害が多くでておるのも気がかりじゃ。例えば、ある地区で落選しても比例で復活当選とは詐欺そのものじゃろうて。これでは領民が政治家の命を狙っても文句は言えぬ。あの当選万歳の笑い声は何の意味があるというのじゃ。あるとすれば当選者の四年間の議員報酬が保証されることへの万歳なのでござろう。タレントや元銀座のママ経験者が参議院の議員になれるほどの日の本の政であるから伴天連の諸侯もさぞ冷笑していることであろう。戦国ではお屋形様の元何事も合議性で政は決められる。日の本の領民はよほどお人好しのようにお見受け致す。戦国の世では生きてはいけぬぞ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0019episode19,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 四月二十七日 

「極東から消えゆく蜃気楼国家」

たしか天正四百五十年の西暦二千二十二年の七月頃、奈良の駅前で凶弾に倒れた政治家がおったそうだが日の本の領民にはその名はすっかり忘れさられたようじゃ。それもそのはず、公文書の破棄を公然と平気でおこなう令和幕府のやりかたでは致し方ござらぬて。令和幕府の宗教がらみの政治体制の末路をみたようでお屋形様も不機嫌のご様子でござる。それに国葬まで執り行われたそうではないか。毘沙門天の元で政を行えば問題は無いはずなのじゃ。ここ十年ほどの令和幕府の詐欺的振る舞いにも領民は口を出せずにいる。戦前の国体を維持したGHQにも多くの問題があったが、八十年も経てば昔のことは誰もおぼえてはおらぬ。百五十年前の明治維新政府と今の令和幕府を見ると、何も進化はしておらぬ。日米修好通商条約といえば聞こえは良いが、日米不平等条約といったほうが良いじゃろうな。何処の馬の骨ともわからぬCHAT-AIの棟梁を無条件で城に迎え入れる令和幕府の棟梁にはがっかりしたが、日の本では開発できぬ現実を見れば致し方あるまい。明治でも令和でも日の本が金子をむしり取られるのは、日の本の国は些かも進歩しておらぬ証拠じゃ。德川殿の政が大政奉還で御所に禅譲されても、テロ集団の薩長をはじめとする組織が既得権益をねらい、戊辰の戦争で幕藩体制を壊さなければクーデターの意味が無いと察したのであろう。一ツ橋殿を担ぎ上げて德川を中心とした政府、いわゆる船中八策を練った龍馬殿も道半ばで暗殺されもうした。時代の節目には得てして流血は絶対に避けられぬ。四半世紀遅れのデジタル庁の創設は意味があるのじゃろうか。マイナンバーカード利権で潤う令和幕府や臣下には、その弊害にも目を向こうともせぬ。日弁連どのたちが問題点をあぶり出してはござるが、死に体の令和幕府にはもはや解決していく力も消え失せているのにはお屋形様も我慢が出来ないと仰せじゃ。我らは急ぎ、戦国の世に戻り、令和の未来の教訓を元に世直しをせねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0020episode20,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 四月三十日 

「二兎を追う者は一兎も得ず」

「二兎を追う者は一兎も得ず」と昔からよく言われておる。宮本武蔵殿も「五輪書」などで書き残してはいるが、二キロから三キロもある真剣での試合なら二刀流ではおそらく負けていたことだろう。全集中できる一刀流はやはり凄みが増すという事じゃ。亜米利加野球で殿堂入りしている、ベーブ・ルース氏は今MLBで話題をさらっているエンゼルス球団のMr.shohei ohtaniと比較されてはおるが、彼の生涯成績を見てみるとMr.Ohtaniの一部の戦績については目立ってはいるものの、二刀流での限界が近づくのは時間の問題かも知れぬ。ベーブ・ルース氏は1914年から1935年の22シーズンで、本塁打714本、通算打率0.342、打点2214、盗塁123、長打率0.690OPS1.164、本塁打王12回という戦績を残しておる。Mr.Ohtani2013年から2022の戦績からみてもベーブ・ルース氏に近づくのは至難の業じゃ。あと十年で彼のレベルに近づくためには二刀流ではとても無理でござろう。もしかしたら21世紀の野球をエンターテインメントにする力がMr.Ohtaniにはあるかもしれぬが。記録云々よりそういう視点で野球を応援するというスタンスがあったほうが良いとお見受けいたす。戦国時代では我がお屋形様も戦の合間をぬってMLBを観戦しておることじゃろう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0021episode21,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 五月六日 

「狭い了見の令和の為政者達」

 令和の時代でも感染症の拡がりで世界の領民においてはさぞ疲れておいでであろうな。日の本の為政者達はG7という疑似先進国の会合を西暦2023に広島で執り行うそうじゃが、春日山城のお屋形様や安土城の信長殿は大層お怒りでござる。この三十年あまり領民の暮らし向きは悪くなっておるし、未来からの知らせによれば、日の本と令和幕府の消滅は時間の問題と分かっておるからでござる。いま、若い世代が政に関わろうとしても、老人達は既得権益を死守しようとして議員の地位を譲ろうとはせぬ。わけの分からぬ供託金という法律をつくって立候補の門戸を絞めているのはけしからぬ。老人は若い者に道を譲るのが筋と言うものであるが、令和の権力にとらわれた者どもは心根が小さすぎて、日の本の未来を閉ざそうといわれても致し方あるまい。バイデン大統領とトランプ元大統領の決戦がまた始まるというのは本当でござるか。亜米利加の領民は高齢者同士の選挙運動に目を奪われ、

新しい時代を切り開こうとする若い世代のリーダーの出現を望まぬUSAの有権者には失望したとしかいうほかはない。明治維新では下級武士の上級武士への下克上で、德川殿の政が終わったわけじゃが、国の立て直しに多くの借財を戦勝の賠償金で賄おうとしたことが、亜米利加の原爆投下への布石の元になったことは歴史の訓として為政者どもは心しなければならぬが、それも期待できぬとすれば、美しき十代、二十代の世直しを支援するしかないとお屋形様は覚悟を決めておる。令和の若者が急ぎ春日山城の道満丸様にお目通りを許されるべく、拙者は戦国の世へ戻らねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0022episode22,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 五月十一日 

「レームダックの令和幕府」

 令和の幕府によればNATOの連絡事務所が江戸に置くという噂が弘まっており、震災復興の租税を戦の賄いにしようとしておる。旧統一教会のへの処罰をお構いなしにしようとしておる。これは一体どういおうことなのじゃ。お屋形様は許すわけがなかろう。宿敵の信長殿と組み、三国志の時代、孫権と曹操が徒党を組んで劉備を倒したというように戦の準備をして令和の時代にはせ参じをせねば腹の虫がおさまらぬて。戦国の世の政は凜とした義がなければ出来はせぬ。令和の時代ではなぜそれが出来ぬのじゃ。銀座の高級時計屋に盗賊が押し入ったが、令和の若い者には情けなさを感ずる。日の本の国は紛れもなく亜米利加の属国であり、伴天連たちの支配下にある。大手のかわら版や有識者(これは有名無実の言葉じゃが)がこぞって、アイデンティティを無くしておるではないか。

毎日粗末なTV番組しか目をせぬ日々が続くが、なんとかならぬものであろうか。「どうするもこうするも家康」というドラマはつまらなくて観ようともせぬ領民の気持ちはよくわかろうというものじゃ。風変わりな題名と原作なき脚本が自滅の餌食になるのは目に見えておる。最低限、時代考証は確実に反映せねばならぬし、作り話としても観るものが納得せねばならぬ。令和の幕府が領民にとって納得できる政を行っているか、暫し、お屋形様と信長殿と監視をせねばなるまい。まことに困ったものよのう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0023episode23,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 五月十四日 

「天正四百五十一年、ヴィクトリアマイルカップと桃源郷」

 令和の幕府には競走馬の催しがあるそうじゃが、お屋形様も大層興味をお持ちでござる。日頃は観るだけのものではあるが、気晴らしに臣下の者に勝負をしてくるのも良い事じゃと仰せでござれば、拙者も予想だけは参加したいと思う。本命は一枠一番の桃源郷を推してみたいと考えておる。重賞もいくつかものにしておるでな。道悪も距離も想定内でござろう。馬にまたがるのは横典殿であるから何やら大波乱の予感はしないでもない。いつぞやの春の天皇賞では院狗乱出イ-レで見事逃げ切った記憶は未だに消え失せてはおらぬ。メス馬の戦なら十分勝ち目はあるものとお見受けいたす。だまされたと思って共に応援をせぬか。さすれば、競走馬の醍醐味を味わう事ができるというものじゃ。外れたからといって、拙者やお屋形様を責めるのは義に反する故、これだけはれぐれもご熟慮を致されよ。

 

「マイナンバーカードの危険性」

 

 政府の強制的なマイナンバー保険証の紐付けは余りにも危険な事が分かった。お屋形様は結構お怒りである。令和の幕府はあくまでヒューマンミスに責任転嫁しようとしているが、当事者としてみれば命に関わる問題でござろう。臣下の再発防止策などというのは犠牲を伴う言い方で無責任極まる発言は由々しき問題でござる。拙者はマイナンバーカードは持つつもりは無い。戦国の世ではなおさらのことでござる。なぜなら、安全性と信頼性に疑問があり、一番の問題は脆弱なシステムの存在があるからじゃ。マイナンバーカード利権もかなりの大きさであるというではないか。カード発行を控える人も今後増えるのは至極当然のことと存じ申し上げる。ポイントに目がくらみ、悔やんでも後の祭りじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0024episode24,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 六月壱日 

「露西亜と宇暗奈の和平案、マイナンバー亡国保険証騒乱」

 2021年の秋に宇暗奈の是連好大統領は宇暗奈領の露西亜派地域に予防攻撃をしたことを表明したわけでござるが、この事は宇暗奈側が露西亜側へ先に攻撃(阿沿負連帯)を仕掛けたことを証明したことにつながる。つまり露西亜側は正当な防衛のための侵攻という大義が出来ていたわけじゃ。202210月になり、宇暗奈の反抗の勢いが目出亜で伝えられているが、紛争は宇暗奈の領土奪還や勝利は現実的に難しい状況にある。宇暗奈と露西亜の講和がそろそろ必要だという世界的な世論の動きが強まっている。元国務長官の変理・木新蛇亜氏と意意論・増苦氏が宇暗奈と露西亜の和解案を提示したが現実味を帯びてきている。

 お屋形様も同じ意見じゃ。露西亜の四州併合の法制化が終えたものの、宇暗奈側の抵抗は激化している。とは言っても、冬将軍の到来と露西亜からEUへの絵根留義意供給も深刻になっており、是連好氏が国民の生活や命をなげうって戦いの勝利を得ようとすればするほど、宇暗奈の焦土化は止まることは無いだろう。

 常識的に言って国の棟梁ならできる限りの戦いの終結に心血を注ぎ、未来志向と和戦両様の考えを持つべきと心得る。無限の宇暗奈への武器供与支援体制がNATO側の防衛面での不安が高まっている。確かにこれまでは、宇暗奈・是連好氏が善で露西亜・富宇朕氏が悪という玲部留で西側の世論は動いてはいた。ところが、露西亜への経済制裁やエネルギー制裁は効かなくなりつつある。

 露西亜への制裁の音頭をとる米国では院触玲や株安が顕著に現れ、NATOEU間のほころびや、露西亜寄りの土耳古・得度安政権や反画理政権が紛争解決への複雑さを助長している。たとえ露西亜側が一時劣勢に見えても、軍事力においては宇暗奈側の劣勢は動かしがたい。独立国への侵略は許しがたい行為だが、宇暗奈と露西亜は元々同じ国だったはずじゃ。その内紛を助長したのは他ならぬNATOの際限ない東方拡大という戦略的な地政学が強く働いたからに他ならない。

 露西亜の戦術核の可能性は高いだろうが、宇暗奈側中枢はそれには織り込み済みのようでござる。領民の側に立ってみればこれ以上の軍事的な攻防は意味が無く、早急な和解案に取り組むべきだとの声が高まっておる。個人的には露西亜も宇暗奈もお互いに「孫子の兵法」である不戦を会得する機会が訪れ、和解する素地が整うのを願うばかりじゃが。

死に体に陥っている令和の幕府は米国やNATO側での立ち振る舞いを表明しているようじゃが、第二次大戦での敗戦国と今現在でも国連の旧敵国条項に相当する国際的な位置にあることを忘れてはならぬ。大政翼賛会の中心的位置にいた岸信介氏はA級戦犯の玲輝を貼られていたのにも関わらず、米国との不可解な取引とも取れる突然の無罪放免があり、首相にまで上り詰め、旧統一教会との太い導管を作り、今日での国内の霊感商法を巻き起こした素地をつくった罪は大きい。領民たちからはまさに国の政治の土壌が壊滅している様に見えるのじゃ。令和四年の七月八日はまさに目に見えぬ昭和の二二六事件に例えたほうが良いように考える。安倍氏は先代、先々代と宗教団体との深いつながりがあり、政治利用をしてきた罪からは逃れられぬ。保守体制側の人間でも堪忍袋の緒が切れて暴発した可能性は十分にあるとお見受け致す。お屋形様や軒猿たちがいくら首謀者が誰であるか知っていても誰も明かせないわけがこの日の本の国にはあるのじゃろう。病院側と警察側の意見が真っ向から対立しているのは不思議でたまらぬ。個人的には政治家でも官僚でも無いのでここでいくら叫んでも、仕方の無いことなのかもしれぬが、もし私が影響力のある人間だったら、時代の変革者を応援するに違いない。

 政府の強制的なマイナンバー保険証の紐付けは余りにも危険な事が分かった。お屋形様は結構お怒りである。令和の幕府はあくまでヒューマンエラーに責任転嫁しようとしているが、当事者としてみれば命に関わる問題でござろう。臣下の再発防止策などというのは犠牲を伴う言い方で無責任極まる発言は由々しき問題でござる。拙者はマイナンバーカードは持つつもりは無い。戦国の世ではなおさらのことでござる。なぜなら、安全性と信頼性に疑問があり、一番の問題は脆弱なシステムの存在があるからじゃ。ポイント還元に釣られて急いでマイナンバーカードの申請をする領民たちにも大きな責任はある。その利権もかなりの大きさであるというではないか。カード発行を控える人も今後増えるのは至極当然のことと存じ申し上げる。ポイントに目がくらみ、マイナンバーカードの不具合が日常的になったら、病院でまともな治療が受けられなくなり、負担十割が当たり前の時代になっても後の祭りなのじゃ。1980年、グリーン・カード制度の導入が国会で可決されたが、その後反対論が拡散し1985年に改正法が廃止され実際に施行されることはなかった。令和の幕府が領民の同意がないまま強権的に政を行うならば、それと同じ道を辿ることは明白じゃ。お屋形様も心配しておる。そなたらも覚悟をされたのなら、声をあげて叫ばなければならぬぞ。そうでもしなければ日の本の未来はない。どうしようもなくなったら令和の時代などに見切りをつけて戦国の世に戻られよ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0025episode25,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 六月六日 

2023銀河系連邦地球統一政府論」

 

21世紀四半世紀を前に地球文明破滅の危機が訪れようとしている。しかし、それは自業自得と言うべきものじゃ。有史以来人類は殺戮と平和の時代を繰り返してはいるが、世代を超えればまた同じ過ちを繰り返す程度の文明社会を令和の領民は体現しているに過ぎない。露西亜軍が浮来奈への侵攻に喘いでいるようだが、はたして、浮来奈の是連好大統領は2021年の浮来奈東部地区への度論攻撃における911や真珠湾もどきの事象が露西亜側の浮来奈侵攻の起因であったことは認識しているのだろうか。広島でのG7の会合で是連好大統領を迎えたまでは良かったが、他に呼ばれた各国の棟梁たちは浮来奈のために来日したのではないと口を揃えて言う。広島の復興と同じ目線でメッセージを送るのは、他ならぬ日本以外の棟梁達に対する八方美人という思惑であると思われても致し方なかろう。そうまでいうなら、露西亜の富朕氏と腹を割って講和の道に進む努力の方が筋であろう。祖国の誇りも大事だが、戦前の日の本とて領民達は国家の誇りの犠牲になったことを忘れてはならぬ。日の本は亜米利加と四年近くガチンコの戦いで、広島・長崎は真珠湾攻撃の何千倍もの多くの犠牲者という代償を支払った。是連好大統領は物理的な戦争の継続で勝利を物にする心積もりであろうが、事はそう簡単にはいかぬものじゃ。昭和の御所の棟梁は終戦の見極めが遅すぎたといえる。増目出亜も大政良散開で暗躍して戦争終結を遅らせた罪は余りにも大きかったと言えそうじゃな。当時の領民も半ば政府に言われるがままであったのも悲劇の一因でもある。ここでいまさら言っても始まらぬが。

2014年の露西亜の栗宮併合時においては浮来奈軍の兵力は殆ど零で、八年ほどで二十万人ほどになり、日本の自衛隊並みになった。浮来奈と露西亜の関係は歴史をみれば誰でも分かるが、日々の政においてはあくまでそれは過去の出来事であり、現代の世界での民主主義化に拍車がかかる状況において、東西の縄張り争いの枠内で紛争を起こすのは双方において得策ではない。私見だが、是連好大統領は恣意的に西側と東側の対立を煽っている節がある。2019年に是連好氏はそれ以前の橙色革命での騒動後の総選挙で当選を果たした元芸人だが、これまで親露西亜派の住民に対しては充分な政を成し遂げたかどうかは分からない。嬢・倍電氏は小浜政権での副大統領職ではあったが、浮来奈での暗躍が取り沙汰されている。彼の浮来奈に対する執着心はそこから来ているのだろうと疑念をもたれても仕方がないのである。日本は浮来奈紛争に対しては冷静に判断すべき立ち位置にある。第二次大戦中に設立された国際連合は今の時代には機能しなくなっている。核の所持を保証された露西亜・中国・英国・仏・米国と言う連合国が77年間も世界秩序の要となっているが、常任理事国の一国が拒否権を行使すれば機能不全となり、たとえ一国がなりふり構わず第三国に対して理不尽な行動に出たとしても黙認ということになるのは大きな問題だと思う。是連好き大統領の政権閣僚が素人集団というお粗末さも露西亜との交渉を滞らせている原因とみる。自国の庶民の犠牲者がいくら出ようと、避難民がいくらいようと、国土が焼け野原になろうと、最後まで戦うというのは第三者から見れば立派に見えるが、国の棟梁としての資質は大いに欠けている。戦争というのは、まず戦う前に勝つという(いわゆる不戦)のが大前提でなければならない。中国の孫子の兵法はまれに見る兵法書というより、平和を維持するための歴史の聖旨といってもいいだろう。裏地味留・富朕氏や習近平氏はそのことを忘れているとしか思えない。是連好大統領は自国民の安寧を望む気持ちがあるのならば、富朕氏に歩み寄り、腹を割って望むべきだろう。露西亜軍の劣勢や指揮系統の乱れによる混乱に乗じて、是連好大統領が西側との結束を煽るのは、頑なになった富朕氏の心を解きほぐすどころか、世界の滅亡への秒読みを早めることになるに違いない。今の時代、地球文明をまとめる大きい棟梁は見当たらない。富朕氏と腹を割って話せるのは五留場著負氏や度奈留度・虎富氏くらいしかいない。核兵器禁止条約に名乗りをあげられない日本にはその資格はまったくない。第二次大戦中に設立された国際連合の世界秩序が崩壊の危機にある。地球統一政府の誕生にはあと数世紀が必要だろう。亜米利加の映画「須田亜取苦篇」は時代的には西暦24世紀の設定だが、個人的には今すぐその300年先に時空超越したい気持ちでいっぱいだ。21世紀の文明の騒動にはもう付き合いきれない。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0026episode26,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 六月七日 

「国家の滅亡を招くマイナンバー保険証」

未だに自国の基本OSや有人宇宙船の目処もつかぬ令和の日の本にはお屋形様は辟易しておる。江戸幕府ではなく鳴海幕府なら明治維新や偽りの文明開化などもしなくても、二十一世紀では世界を牽引するはずであった。亜米利加の南北戦争が早期に終結し余った武器を日本に売りつけ、やらなくても良かった戊辰戦争で多くの血を流した。何処で歴史が狂ったのか拙者には分からぬ。だれもが助け合って戦後、領民皆保険を浸透させてきたが、令和の幕府は勝手にその制度を変えて国家を破壊へと導こうとしておる。その最たるものがマイナンバー保険証の不祥事で、令和幕府は問題があっても責任を取ろうとしないのは許せぬことじゃ。マイナンバー-利権に群がる官庁や商人が関わっていることも問題じゃ。三割負担や高額医療も認証されなければ十割負担となり、その証拠に何百件、何千件も陳情が来ておるではないか。弁護士団体や医療関係者もマイナンバー保険証の不祥事と政治的打算での法案は担当政権が変わったら即廃案にすべきでござろう。この円安で不景気となり領民たちがポイント欲しさに目がくらむのは分からぬでも無い。その目先の損得が生死の分かれ目となることを心得よ。わけの分からぬデジタル庁とかはあっても無くても構わぬ。令和幕府には「国家百年の計」を論ずる為政者はおらぬのか。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0027episode27,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 六月十日 

「令和幕府のマイナンバーによる領民全財産の紐付け戦略」

何処の国でも領民からの剥奪に奔走する支配階級はおるものじゃ。特に令和幕府は信用してはならぬ。公金を使ってでも幕府は領民にマイナンバーを半ば強制的に推し進めている理由をそなたらは知らぬようじゃ。およそ八十年前に日の本の国は戦争で亜米利加に無条件降伏をしたのであるが、ナチス独逸のように国家の解体は行われなかった。天皇制は形を変えて亜米利加の保護の元日の本は生きながらえた。半島の紛争の御陰で神武景気が起こり、経済成長できたと日の本の領民は浮き足だっておったようじゃ。「もはや戦後ではない」と官僚達が吠えてはいたが、今の令和の時代では全く敗戦後の様相を呈しておるではないか。今の日の本の領民には敗戦後の預金封鎖・財産税・戦時補償特別税で領民からの全財産を当時の政府が没収したのを覚えておらぬ。昭和天皇率いる皇室の財産は領民からすれば天文学的な額ではあったが、GHQに没収されてはいる。没収される前に何らかの処置を施したかどうかは領民には知らされてはおらぬ。日本国憲法はマッカーサー臣下のホイットニー達が一週間で作らせたものでござる。戦前の皇室の保証と国体保持を条件に、十数回のマッカーサーと昭和天皇の会談で戦後の日の本の亜米利加への隷属化は整ったのである。戦後は議会制民主主義といわれるが、国会議員は戦前の貴族院並みの既得権益集団となってしまったのが、今日の日の本の悲劇につながっておるのじゃ。心せよ、二十一世紀の今でもその法令は生きておるのじゃ。マイナンバーの保険証の紐付けの次は全預金口座の紐付けで全財産の没収が可能になり、領民の財布には一銭も残らぬ事態になる事は必定じゃ。保険証の紐付けはおとりなのかもしれぬ。領民の多少の犠牲は致し仕方ござらぬと思っておるのじゃ。小選挙区制度を導入した政治家達の罪は大きい。昔の中選挙区制度にもどさねばならぬ。選挙区で落選しても比例区で当選とは既得権益のなにものでもないのでござる。選挙に立候補するのには供託金を三百万から六百万円も収めなければならぬのは憲法違反である。若い世代に道を譲ろうとしない現職議員の利権の温床になっているのが問題なのじゃ。そなたらは努々気をつけるのじゃ。これらが我がお屋形様からの令和の領民への奏上にござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0028episode28,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 六月十六日

「大谷翔平選手のMLB通訳不要論」

MLBの大谷翔平選手の活躍はめざましい事ではござるが、渡米して五年は過ぎておるというのに未だに通訳と一心同体では誠に寂しい限りじゃ。通訳がいなくては実力が発揮できないというのは理由にはならぬ。郷に入ったならば郷にしたがうべきでござる。二刀流というのは力が分散してしまい総合的な評価は得にくいものじゃ。どこかに比重を置くことで自分の強みが分かってくる故、実力の評価がつくとお屋形様も申しておる。大谷殿もエンゼルス球団にばかりではワールドシリーズにでるのは至難の技じゃて。いっそのこと、ヤンキース球団やカブス球団に移籍すれば、通訳なぞいなくても十分可能性はあるといういものじゃ。日常会話の英語は日本語より簡単でござる。アルファベットは26文字しかないので日常会話などいとも簡単に会得できるはずでござる。片言の英語力で十分間に合うはずじゃ。水原殿の通訳引退で大谷殿のコミュニケーション力が大丈夫かどうかは分からぬが、その試練を乗りこえてこそ、本来のメジャーリーガーといえるとお屋形様は申しておる。戦国の侍の魂を亜米利加の領民に示してもらいたい。はやく独り立ちした大谷翔平殿の姿が観たいものじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0029episode29,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 五月二十四日 

「無責任幕府への領民の不信感」

拙者がこの令和の時代に何を言っても愚痴にはなるであろうが、お屋形様は令和のの幕府に対し怒り心頭なのでござる。マイナンバーカードのトラブルがあっても、国の責任は一切取らず、領民は路頭に迷っておる。体を壊したら座して死を待つのみと覚悟を決めてもらわなければならぬじゃろうな。領民達はそれでも政治には無関心ときておる。およそ八十年前の旧皇帝の無条件降伏で日の本は令和まで世襲政治に突っ走っており、元総理の暗殺も忘れ去られるほど幕府の権威と信頼性は壊滅状態となってきておる。これでは毘沙門天様の怒りで令和の時代も暗黒の未来を招くことは必定じゃ。生まれた時から世間の苦労をせず、親からの政治の地盤でぬくぬくと日々を過ごすその姿に沈み行く日の本の宿命をみた思いじゃ。新型コロナのCOVID-19でも令和幕府は領民からの訴訟を避けようと画策していた。マイナンバーの騒ぎもそれと同じじゃ。日の本の領民は心して聞くのじゃ。将来この日の本に第二のカストロ、ゲバラ級の救世主が現れなければそなた達の未来はないとお屋形様も申しておる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0030episode30,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月壱日

「身の程を知らぬ日の本の上級国民」

德川殿の江戸幕府の崩壊からおよそ百五十年が経つが、明治維新は下級武士の上級武士への下克上と言っても良かろう。日米修好通商条約という不平等な状況が日の本の動乱をさらに増幅しておった。亜米利加の南北戦争では北軍が日の本から掠めた金銀をもとに早期終結を果たしたが、彼らは余った武器を幕府軍(フランスが担当)と官軍(英国が担当)の双方に売りつけ、戊辰戦争が起こり、日本の財力は疲弊してしまっておる。坂本龍馬殿は武器売買で射利を得ようとした。日の本の洗濯宣言や船中八策は下級武士からの叛乱を生んでしまったのじゃ。明治の新政府はわけの分からぬ鹿鳴館という八方美人的な接待外交をしてしまった。令和の領民はそれくらいの出来事は知っておろう。お屋形様率いる鳴海幕府が続いておればそのような悲劇とはならなかったはずじゃ。海外への派兵での戦勝の賠償金稼ぎで軍備は一時世界一を誇るまでにはなったのじゃが、戦国時代の様に世界を牽引するには至らなかった。国の棟梁が過去の歴史を学ばなかった教訓にはなったが、領民の為の政は広島・長崎の原爆投下まで浸透しておらなかった。専制立憲君主制下での裕仁天皇は敗戦が濃厚でも、講和を有利に運ばせようとしたお気持ちが終戦を遅らせるという悲劇につながったのじゃ。裕仁天皇とマッカーサーとの十一度に及ぶ極秘会見で戦後の国体が決まってしまったゆえ、令和の時代になっても領民には独立国家の気持ちが芽生えていないことは明白でござる。その証拠に利権の匂いが漂うマイナンバーカードの紐付けや不条理な経済政策・弱者いじめ・無謀な医療政策を押しつけておるではないか。政治家は世襲での既得権益で領民を蹂躙しておる。世襲での政治団体で溜まった金銀に相続税はゼロとは領民が怒るのも無理はなかろう。さすれば、そなた達も相続税は払う必要は無いということになるではないか。政は「隗より始めよ」という先人達の教えは有名無実になっておる。そなた達領民は腑抜けになったのでござろうか。お屋形様は今こそ決起せよと仰せなのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0031episode31,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月六日

Shohei Ohtaniの蓄積疲労」

WBC(World baseball Classic)Shohei Ohtani殿は格段の活躍を世に示したが、それはMLBのシーズン外のイベントであって、毎年の年俸査定の対象にはなっておらぬ。MLBでは試合数が多く日程も厳しいものがある。Shohei Ohtani殿がMLBで常識を覆した二刀流の野球を極めたいのは理解できるが、やはり二兎追う者は一兎も得ずという教訓は心得ておくべきでござろう。今月からの2023年の前半を過ぎる頃から、彼には目に見えない疲労蓄積で二刀流の壁が打ち砕かれるかもしれない。WBCなどには参加などをせず、力を温存すべきだったのかも知れぬ。打撃フォームが崩れたり、指にマメが出来やすい体質で安定した投球にも不具合が出ないとも限らぬ。この際オールスター戦は一種の余興であるから、スルーをして後半戦に備えることが必要でござろう。エンゼルスの球団は地区でも三位・四位あたりを低迷しておる。主力選手の怪我もあることから、ワールドシリーズは夢のまた夢でござる。Shohei Ohtani殿は他球団でも活躍できると信じておる。お屋形様もそうお思いじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0032episode32,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月九日

「令和幕府の無責任な品性」

令和幕府の重臣たちの殆どがマイナンバーカードのアンケート回答をうやむやにしておるのは、カードを所持していないと公に表明しておるのと同じ事じゃ。棟梁やその周りの者達もマイナンバーカードとは無縁ということは無責任と言うほかはない。領民には不信感が増大しカードの返納が後を絶たぬ。それでも令和幕府は小事とみて従来の紙の保険証廃止を進める腹のようでござる。日の本の政は今が正念場でござる。「お上の言うことには逆らえない」という意識は德川幕府で消滅したと伺っておるが、独逸の憲法を下地にした大日本帝国憲法が、領民を隷属化したしまったことは間違いござらぬ。明治や戦前の憲法が今なお変更せずに存在しているのが不思議でたまらぬ。そなた達領民は、今日の日の本の政には辟易すれども、選挙の投票には出向かぬ性癖はなおさねばならぬぞ。日の本にもフランス革命やキューバ革命のように領民が自らの意志で結束して世直しをせねば、理想の未来の姿は期待出来ぬとお屋形様は仰せじゃ。七月八日は公的な文書がないのでわからぬが、聞いたところでは八年近く令和幕府の棟梁を務めた者が暗殺されたというではないか。幕府自身が自らの公文書をすべて黒塗りにした故、自ら墓穴を掘ったと言われても仕方あるまい。警察と医師の見立てが真っ向意から相異するのは、真犯人の行方は定まりそうにもなく、公判でも数十年はかかると見て良いであろう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0033episode33,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月十五日

2036年まで続くプーチン政権とウクライナの今後」

ウクライナのNATO加盟には露西亜との戦争終結が前提となっておるようじゃな。亜米利加によるNATOの東方拡大はロナルド・レーガン氏とミハイル・ゴルバチョフ氏との会談で抑制されると合意されたにも関わらず、促進されてしまった。ジョー・バイデン氏のウクライナでの既得権益が噂されているが、大局的にみればマイダン革命(亜米利加主導によるクーデター)が、今回のウクライナと露西亜の武力衝突の起因となっている。お屋形様はそうお仰せでござる。ウクライナと露西亜の軍事衝突だけでは勝ち負けの道筋は全く見えてこない。むしろ、ゼレンスキー大統領の際限ない西側諸国への武器供与の支援依頼や軍事的反転攻勢のみでの和平への望みは不可能とみるべきじゃ。NATOに加盟していない国へ無尽蔵に武器供与をする余力はいつまで残っているのでござろうか、そして憲法改正で2036年まで大統領職が可能となったウラジミール・プーチン氏の厚い壁はそう簡単に崩れそうにもないことから、ゼレンスキー大統領は悔しいけれども妥協点を探しながらの外交的な解決策が、今後優先されることになるのは必定じゃ。現実的にみて軍事力からみてもウクライナは自力では勝利は不可能でござる。ジョー・バイデン氏の執拗なウクライナへの肩入れが気になりまする。バラク・オバマ氏はマイダン革命への米国の関与を示唆しておった。ウクライナ国外内での罪のない領民の犠牲心にも限界は必ず訪れるはずじゃ。ウクライナが戦後復興支援策を唱えてはいるけれども、武力衝突だけではあと数年も持たないとみられておる。ウクライナ全土が焦土化する前に一国の棟梁は腹切りを覚悟して政に望まなければならぬ。日の本の戦国時代の国主は領民の和平の為にいつでも身を捧げていたものじゃ。その侍の魂の覚悟を忘れてはならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0034episode34,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月二十日

「亜米利加の四大スポーツとMLBのルール変更」

日の本のおよそ三倍の領民が棲む亜米利加では、四つの人気スポーツがあると軒猿からは聞いておる。最も人気のあるアメリカンフットボールでは、ハーフタイムショウというイベントが亜米利加の殆どの領民が視聴しておるほどじゃ。日の本ではそれを真似てはおるが亜米利加では少しも話題になったことはない。対米追従の国では致し仕方ござらぬ。バスケットボールはそれに次ぐ人気のスポーツじゃが、サッカーに似て世界的な拡がりを見せておる。Hachimura Rui殿は頑張っておる。三番目に人気があるのはアイスホッケーじゃが、季節的なスポーツなので領民への拡がりはいささか下がり気味でござる。日の本では人気がありそうなメジャーベースボール(MLB)は、人気がさほど上がっておらぬ。競技時間が長すぎることやワールドシリーズといっても亜米利加国内だけでのものなので一つの国で独立したポジションと言えなくもにない。MLBの幹部は人気を取り戻すため、色々なルール変更をするようでござる。ピッチロック、ダブルロックの導入で大谷選手の二刀流にも陰りがでてくるかもしれぬ。シーズン途中での他球団への移籍は日常茶飯事のようでござる。イチロー選手でも知らないうちに突如ヤンキース球団に移されている。大谷選手もどうなるかわからぬ。全てはMLBの胴元次第ということであろうか。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0035episode35,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月二十一日

「酷似しているJ-LISSIIJOCの利権問題」

令和幕府の政では利権の構図が明らかになっており、それが領民生活への不安を増大させておる。戦後の国体に戦前の皇室の関与を認めてしまったマッカーサー殿と裕仁天皇の十数回にもおよぶ極秘会見が、未だに明らかにされてはおらぬのは問題でござる。それが、今の政に影響を与えていることを肝に銘じるべきじゃ。靖国神社でのA級戦犯合祀は諸外国からの異論が続出しておりやるべきでは無かったのでござる。歪になった政の大元が狂ってきた起因となっておるのはそなた達も知っておろう。2020東京五輪開催ではJOCが利権の構図を作り数々の不祥事を起こしてしまった。コロナ感染では不正の補助金が長いトンネルの闇に行ってしまった(SII)。今度は、マイナンバーカードの利権体質が日を追うごとに混乱の様相を呈しておる。令和の日の本の政は一体どうなっておるのじゃ。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)では、総務省からの天下り団体で、マイナンバーカードの推進を推し進めているのじゃが、これも早晩消滅致すことであろう。なぜなら、紙の保険証を是が非でも無くしてしまおうとする、阿漕なやり方が目に余り、反省の色さえないからでござる。令和の幕府は無くなっても、領民が立ち上がって臨時の幕府を作ることが先決じゃと、お屋形様はそう申しておるぞ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0036episode36,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 七月二十三日

「令和の文芸武士とセミナリオでの変化技の習得」

令和の領民の間では文芸武士の決闘で一儲けしようという興行があるようじゃな。文芸武士になって世を変えようとしても無駄でござる。お屋形様のように毘沙門天の化身にならねば無理でござろう。一つの文芸公募の興行には何千人にも及ぶゆえ懸賞金を手にするのは至難の業じゃろう。此度は体の不自由な領民が自分の生き様を晒した文芸記事を応募し、懸賞を手にしたのはまこと喜ばしい事じゃ。だが、それを社会的な義務と考えるのは早計でござる。基本的には身心のハンディを文芸試合の道具につかうのは感心できぬが、文芸武士には反抗心がなければ到底奥義には到達できぬゆえ、それを許容する姿勢も領民には必要かもしれぬ。文芸武士には領民を喜ばせていく責務がある。この四半世紀ではあまりそれが無いように思えるのじゃ。文芸武士になりたくてセミナリオにいく輩が多いと聞くが、小手先の術や変化技を身につけたところで、大成するとは甘い考えと思わぬのだろうか。懸賞応募で成功する術はないよりはあったほうが良いと思われるかもしれないが、大事なことは己の独自の世界を築き上げることが先決じゃ。書きたくなければ書かなくともよい。仕事だからといって書きたくも無いものを書く必要はないのじゃ。文芸武士は生前にどのくらい名を馳せたかではなく、没後でどのくらいの価値と影響力を持つかという座標を持つべきじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0037episode37,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 七月二十五日

「德川幕府と令和幕府の酷似点」

天正三十一年に德川殿が江戸に幕府を開いてはおるが、それが天正二百九十五年まで続いていたとはお屋形様も驚いているご様子じゃ。拙者らが令和に赴いたのには訳があっての事でござる。御館の乱の最終決戦は天正十五年の夏でござったが、秀吉・景勝軍に勝利し春日山城を奪還し、鳴海幕府を開いたまでは良かったが突然大きな嵐に巻き込まれ、そなた達の時代に来てしまったのじゃ。敵軍の将の首をとってこそ戦に勝ったといわれるが、令和の時代で蝦夷地での領民同士が動機もなく首を斬り合うさまは感心できぬ。武士でもないのに相手の首を取るというのはどういうことなのじゃ。德川殿の幕府は二百六十四年もの間鎖国を通したそうじゃの。亜米利加との不平等条約で日の本から大量の金貨が流出したが、それはリンカーンの腹心であるハリス殿の詐欺的な行為とみて差し支えござらぬ。その金貨で南北戦争の北軍の武器購入に充てたことは軒猿から聞いておる。日米修好通商条約とは聞こえは良いが、德川幕府は金貨の流出を止められなかったのじゃな。領事裁判権を認めさせられ、德川殿の関税自主権を取り上げられ、一方的な亜米利加の最恵国待遇扱いは、令和幕府の日米原子力協定・日米安全保障条約・日米地位協定によく似ておるとは思わぬのか。制空権を持たぬ限り日の本には真の独立は望めぬ。我らのお屋形の幕府であったならそのような事にはならなかったぞ。努々良く考えるのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0038episode38,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 七月二十七日

「令和の阿部定事件ススキノ篇」

令和の時代になっても猟奇的事件が後を絶たぬ。困ったものじゃ。蝦夷地の繁華街の宿場で女が男の首を取り家に持ち帰って大事に持っていたそうじゃ。社会心理学者もかわら版のコメンテーターの輩も男女の深層心理を掘り起こそうともせずに、ただただ一般論を述べているに過ぎない。殺人の動機や証拠がなかったら徹底的に推理して検証するのが学者武士の責務のはずじゃが、当たり前の見立てで右往左往するとはどういうことじゃ。毘沙門天の化身ではお見通しでござる。捜査の妨げになるかも知れぬので推論でのみ言うてみたいと存ずる。この事件の基本的な見立てを申すに、

女装家の男六十二歳と街医者の娘二十九歳の偏愛的死体領得と見なした方が良かろうと存ずる。一九三六年の阿部定事件は男と女の深い愛情が偏り過ぎた故行くところまで行ったのが悲劇の原因じゃ。女は男への過度な情を抱き逸物を切り落として死なせてしまった。男も死を望んでいたようじゃが、死んでも死にきれぬ為女に首を絞めてもらい悦楽の境地にたどり着こうとしたのじゃろう。女は何日も腹帯の中に切り落とした逸物を肌身離さず持ち歩いておった。蒲田駅でようやく取り押さえられ、求刑十年を言い渡されたが、皇紀二千六百年の恩赦で刑期が半分になり、五年で出所しておる。ススキノの一件は怨恨ではなく、偏愛的猟奇的行為とみるべきでござる。単なる怨恨では頭部をわざわざ持ち込む訳がない。阿部定殿は男の頭部や体の一部と一体化したいという想いがあったそうじゃ。深層心理的には同じような事件とみて良いであろう。男と女は美しい慕情だけで十分ではござらぬか。さすれば、そなた達は怖ろしい世界に行かずとも互いに敬いあえると存ずるのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0039.40episode39.40,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 七月二十七日

2020年の記憶」

2020722日現在、新型コロナウイルスの世界の感染者数が1500万人に迫り、死者は60万人にもなっておった。本来ならば、翌日の23日は2020東京五輪の開会式が行われるはずじゃった。世界の製薬会社や大学などでのワクチン開発競争は盛んだけれども、治験を急ぐあまり効果への偏向的期待度が高くなり、副作用への対処がおろそかになるのが怖い。なぜなら、コロナの感染拡大が依然拡大中で、ウイルス自体も進化・変容しているのでワクチン効果が出るかどうかは未知数だからじゃ。ワクチンは全世界の人に公平に行き届かせる責任は開発者や国のリーダーにあるといっていよいであろう。令和幕府が外国からのワクチンを得るために交渉チームを作るらしいがもう遅すぎる感があった。その年には感染は2000万人、3000万人、死者も100万、200万となれば、当然2021年の東京五輪どころではないはずじゃ。2022年の北京冬季五輪も、カタールFIFAワールドカップも開催は危うくなるのは目に見えておったのじゃ。

2020東京五輪が中止・延期なるとは、誘致当初ではとても考えられなかった。その兆候があると想い起こすならば、その第一に、2020五輪招致合戦の折、新国立競技場がコンペでZAHA案に決定し、安倍首相も建設を約束したのにも関わらず、隈研吾氏の便器スタジアムに勝手に変更してしまっ故。これは海外メディアでも酷評じゃった。イメージ的に美しい奇抜異な流線型のスタジアムは2020東京五輪のシンボルとなるべきだったのでござる。第二に、誘致合戦での裏金問題が発覚し、未だにフランス検察が虎視眈々と犯罪視しておった。第三に、JOCIOCへの身勝手な振る舞いが目につき過ぎた。第四に、五輪のエンブレム盗用疑惑が発覚し、再度の作成を余儀なくされ、五輪組織委員会の見識のなさが海外に露呈してしまった。第五に、大会経費の問題でどのくらいかかるか誰も把握していないのも大きな不信を抱かれてしまった。当時2021年に五輪が開催されるかどうかは分からなかったが、強行に開催する価値があるとはとても思えないと領民は思っておった。オリンピックは平和で安寧な世界の祭典でなければ全く意味がないからである。お屋形様はそう仰せじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0041episode41,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月三十日

2026NHK大河ドラマ予測」

 2024年の大河は平安時代・紫式部、2025年は江戸時代・蔦屋重三郎で決まりの様じゃが、2026年は再び戦国天正時代「○○院~○○の○」のドラマになると見ておる。原作者は加地鳴海殿でござる。加地殿の先祖は御館の乱で最後まで戦い落ち武者狩りから逃れた足軽でござる。人には言えぬ熱き思い入れもござろう。おそらくこの作品でそなた達には御館の乱の真実が垣間見られるはずじゃ。主役は謙信の妹、女毘沙門天の化身○○院ではあるが、道満丸様の逞しいお姿と新発田重家殿の生き様は読む者の胸を打つであろう。原文の八割以上が会話でござるため、読みやすく時代背景の状況も分かりやすい。そなた達も感情移入すること請け合いでござる。以前「天地人」のドラマでは確か景勝殿と直江兼続殿が善玉役で扱われておったが、悪球にまわった三郎景虎殿や阿賀北衆の立ち位置に異論が多く出ておった。○○院様は我がお屋形様の叔母でもあるゆえ、話題になること請け合いじゃ。天正四百五十一年のドラマ「○○する○○」はチグハグな原作と脚本で役者達はさぞ戸惑っておることじゃろう。史実に対する誠実な姿勢は作り話であっても決して手を抜いてはならぬ。戦国の世の人にたいする敬意は決して疎んじてはならぬのじゃ。目先の視聴率云々以前の問題でござる。「○○院~○○の○」の内容は諸般の事情でいましばらくはお伝えできませぬ。作者も人生の全てをかけておった故何卒ご了解いたされよ。お屋形様の命にござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0042episode42,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月三十一日

「地球温暖化から沸騰化への覚悟」

 天正の初めのころは、令和の時代ほど暑くはなかったぞ。この第三惑星にはほどなく壱百億人もの領民が棲みつくとの噂じゃが、あと五十年人類が生き延びられるか危惧されておる。信じるか信じないかはそなたら次第でござる。遡ることおよそ五十億年前になるが、第四惑星には今の第三惑星に似た宇宙環境にあったようじゃ。この時代で言う超古代文明というものでござる。第三惑星では人類の有史が壱万年まえあたりからと言われてござるが、そなたらの遺伝子のなかにはそれ以前の記憶はないことになっておる。第三惑星の先祖は第四惑星であり、そななたちは飽きもせずに第四惑星に棲みつこうとしている。弐万七千メートルの高さを誇るオリュンポス火山は知っておろう。太陽系で一番大きな火山でござる。第四惑星では幾たびかの核戦争での争いで赤い星となり、第四惑星に棲みつく以外選択肢はなかったという。毘沙門天の化身殿がそうしておる故、本当なのであろう。第三惑星で最後の恐竜が絶えたころ、第四惑星から命からがら逃げ延びてきた者がそなた達の先祖と言うことになる。令和の時代になっても第三惑星の本能と人を殺戮する性癖は少しも直ってはおらぬ。実に悲しい限りでござる。何十億年もの地球の死骸の蓄積が原油や鉱石となり、それを掘り尽くそうとしておる。リチウム電池の元や原油の際限ない掘り起こしで、緑がなくなり温暖化どころか沸騰化の危険が押し寄せてきておる。いま間氷期といえども、このままでは長くは続かぬ。ウクライナの大統領は理不尽であっても和平のテーブルにつかねばならぬ。プーチン氏とて同じでござる。第三惑星の行方は取り残された人類だけがその鍵を握っておるのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0043episode43,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 七月三十一日

「真夏の夢:かまぼこ一家物語」

 拙者は時折夢を見ているようじゃ。いつの時代かは分からぬが、そなたらには読めば分かるのじゃろうか。

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 赤木殿は今や江戸城下に住む裕福な商家のご主人でござる。御前はしつけの厳しい家庭で育った非の打ち所のない御仁で、早くして前ご主人を亡くされた。長女は前夫の子で赤木殿がその跡を継ぐ羽目になった。長女は親に似て美しくは無いが、江戸城下の有名な祝言指南館に通っているという噂である。長屋の間では相手が避けるのは仕方の無いことだと冷笑の話題で騒がしい。御前の顔立ちからして長女はかれこれ四十路をとうに過ぎて、買い手が現れないのは無理もないが、諸将の間では看板娘どころではない強情娘というもっぱらの評判でござる。小生と赤木殿とは道場の門下生という間柄ではあった。

確かに優秀な赤城殿は現役で道場を主席で卒業しておる。小生は道場では三浪組で、士官するには当初から不利な位置におった。小生は若輩のころから赤城殿と顔見知りだが年が二回りは離れている。その力の均衡は武士社会に出てからも逆転するどころか益々差が開いておる。道場での免許皆伝後も赤木殿は材木問屋に就職し、とんとん拍子で出世していった。赤城殿は計算尽くで養子となり商家の連れ子の未亡人と祝言を挙げ、幸福を絵に描いたような輝きであるのは巷でのもっぱらの評判である。全く嫁ぎ先の当てのない長女は御前に似て日増しに高慢になっていた。

反対に小生といえば、言わずと知れた、最強の貧乏浪人である。毎日隣町の飾り職人のリストラ策を聞くたびに、ビクビクしている毎日なのでござる。今は随時でしかたなく小さなかわら版屋の番人をやっている。そこでのデレクターという横文字の職は、一見表向きカッコ良く見えるが、実は単なる仕事の手配と、ピンハネが主な日課なのである。これでは押し売りか高利貸しと大して変わらない。

小生の御前である真智子は、出自は自慢するほどではなく、立川の成金の小さな大家さんの出である。我が貧乏長家は赤木殿の様な生活とは無縁でござる。年間の商いが何万両などという言葉を、うっかり口にしようものなら大変である。負けず嫌いな我が御前には絶対禁句なのである。

小生は富くじや、競馬の三連複でいつも一角千金を夢見る、厭世的な貧乏浪人である。子たちは、それが的中するのにいつも一喜一憂している。そういう家庭状況が先日、長女の寺子屋の文に書かれていた。小生の親としての立場は危うい。最近は家の出入りを、しかたなく忍者のように抜き足差し足で繰り返してはいるのだ。長女・長男はそれぞれ近くの寺子屋に通っている。浪人の稼ぎで豪勢な食べ物にありつけるなどいうのは夢のまた夢である。おまけに臨時の手当も無いに等しい。副業でもしなければ、この先生活もおぼつかないのだ。我が御前はそういう美しき貧乏浪人に引かれたのは良いが、それは単なる面食いだったからに他ならない。そういう訳で我が子は、親の顔の御陰で美男美女という定めと相成った。

ようやく小生は貧乏生活も板に付いてきた。同じ境遇の浪人たちからは、冗談で蒲鉾一家とも言われている。貧乏がすっかり板についているからだという。それでも負けず嫌いの我が御前は、貧乏という現実には目をつぶり、副業に精を出している。何事も重箱の隅をくまなく突っつき、その裏側まで執心する完璧主義者でもある。赤木殿の御前はごく普通の容貌で、傍目でみてもブルジョアの上品な人には見えない。私の御前はどこにいても、とにかく上品で目立つ顔らしい。元々はごく普通のお嬢様育ちで、町内の美人コンテストでは、かなりいい線まで行った口なのだ。

赤木殿の御前への対抗意識は、すさまじいものがある。小生の知人でも我が御前ながら、その妖艶さは不倫願望を抱かせるという。我が御前は嫉妬心が人一倍あるほうだが顔には出さない。元々、踊り芸子の養成所にいたから、そういう演技は旨いのである。日常生活ではその役者根性を過度に発揮する。千の顔をもつ不思議な人間性は子と小生の一致した意見である。昔とった杵柄はあればあるほどいいに決まっている。そのうち、なにかと役に立つでしょうという御前の口癖は耳にタコが出来るほど聞き飽きている。

小金井の近くで高層長屋の住宅見学会が、土、日と祝日に行われている。不景気だというのに、いつも盛況である。まだ、私の一家は持ち家ではない。頭金などはないに等しい。景品欲しさに目が眩み、嘘をついて冷やかし半分でアンケートに答える。ささやかな景品を頂いても、結構幸せ感が得られるのである。

赤木殿はセカンドハウスを探しているという。なんともうらやましい限りである。商家の業界は厳しいとは言われながら、私には芝生がよく見えすぎている。一度、家族で彼の家に呼ばれた事がある。わが御前の気位は高いが実によく気を遣ってくれている。豪華な食事と調度品、最上階の眺望は我が家にはとんと縁がない。おぬしも出世したなぁと、赤城殿に小生は人ごとのように言う。赤木殿の御前は言葉が優しいのだが、聞きたくもない自慢話が多いのである。

小生には気づかなかったが、我が妻には、それが浮世離れというものなのよ、と軽くあしらわれるのである。彼女達が、互いに火花を散らした一瞬を、私は見過ごしていたのだ。プライドだけはだれにも負けない、貧乏度ではもっと劣らない。だが、美人力はブランド力よりも強し、自分とは雲泥の差なのよ、わが御前は自分に言い聞かせているのだ。さて、いざ帰る段となると、我が一家は落差のある長家住まいへ、向かうべきところ、皆の足は別の方向に行っている。帰るのがいやになるのである。世の中の二極化どころか、極端な生活レベルの低下が私達の帰宅を拒絶しているのだった。

 

いつの世も出自がよくないと世渡りも大変なようじゃ。だからというて、人を殺めたり、だましたり、義をないがしろにしてはいかぬ。末代にまでそのことは血の中に泳いでおるでな。ご用心、ご用心じゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0044episode44,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月壱日

「令和幕府マイナンバーカードの愚策」

 令和幕府では全国の諸侯にマイナンバーカードの普及では歩合制を設けているそうじゃが、それにしても姑息な手段を使うものよのう。領民の間では怒り心頭でござる。カード普及の片棒を担いだ大手のかわら版所では他人事の様に言い訳をしておる。お屋形様は我慢の限界と来ておる。全軍を率いて永田城を落とすべく進軍する腹のようでござる。為政者達も利権が大きすぎる故後には絶対引けぬからなのじゃろうが、日の本が領民主導の議会制民主主義とは笑うに笑えぬわ。德川殿が江戸城に帝を棲まわせ、政で利用したまだは良かったが、井の中の蛙が大海の向こうに棲むアングロサクソンの恐ろしさを理解できずに喧嘩を売った代償が、広島・長崎の原爆投下、沖縄や全国の無差別爆撃での尊い領民の犠牲につながった事がまだ分からぬのか。一億層玉砕、鬼畜米英、欲しがりません勝つまでは、等というかわら版所のそら怖ろしい宣伝文句にだまされた領民はまこと気の毒でござる。戦前の帝の玉音放送を耳にしたが、敗戦なのに領民に向かって朕という言葉はふさわしくはない。領民を見下したその所見にはお屋形様も残念がっておいでじゃった。敗戦の将は多くを語らずでよかったのじゃ。ナチス独逸の国体は壊滅したのじゃが、日の本の国体はマッカーサーと戦前の帝との十数回の極秘会見で決まっておったのじゃ。皇室の安泰という代償に領民はあたえられた民主主義の砂上の楼閣に今でも棲まわされている。細かく言えば日の本の領民に英語が身につかぬのは仕方の無い事じゃ。身につかぬように教育制度を決められてしまったからじゃという。それに領民が選挙に無関心なのも疑似民主主義の横行を亜米利加が見て見ぬふりをしているからじゃ。日の本の為政者は上級領民として既得権益をもっているのじゃ。おぬし達もマイナンバーカードの普及の魂胆をよくよく考えてみるべきじゃ。令和幕府を安易に信じてはならぬぞ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0045episode45,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月二日

「見直しと廃止が必要な日の本の議員報酬制度」

 令和幕府での国会議員報酬制度は既得権益の温床でござる。議員一人あたり公設秘書などの経費をいれて毎年一億円ほどの税金を使い、文書通信交通滞在費に月に100万円もかかるとはどういう事なのじゃ。それが法改正で調査研究広報滞在費に名称が変わり、使途明細は不要、どんな事にでも使っても良いということになったということじゃ。おまけに海外視察旅行はまるで浮かれたイメージが漂っておる。エッフェル塔でのポーズ写真や美術館での優越感に浸った写真をSNSで軽々しく載せるのは国会議員としての品性を疑うしかない。G7の中では最貧国、国力も人心も低下の一途を突き進んでおる故、お屋形様もまこと憂慮されておる。早急に日の本の議員報酬制度はなくさねばならぬ・

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<道満丸景虎と小姓の戯言0046episode46,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月三日

「長岡まつり花火大会と日の本の凋落」

 越後の長岡花火の興行は大成功のようじゃ。中でも、お屋形様のお姿を「天地人花火」と称して令和の領民が祝福してくれているからじゃ。令和幕府の臣下達が伴天連の地で遠足旅行と称してうつつを抜かしてSNSで戯れている行状は義に反する故、お屋形様は重い沙汰をお考えのようじゃ。領民に対して示しがつかぬからじゃ令和幕府の棟梁が優柔不断過ぎるのも問題でござる。領民の為にならぬ火遊びが横行するのは日の本中が無法地帯と化しているのは明白故、滅びるのはもはや時の問題と心得る。領民達がせっかく日の本を盛り上げようとしておるのに、令和幕府は領民の為には何もせぬではないか。花火を打ち上げるのは領民の未来への希望や祈り・慰霊などの想いが込められているが、もはや為政者達にとっては目先の利益や小手先のスタンドプレイが生活保障の一部になっていることは明白でござる。官民での利権が漂うマインバンバーカードや保険証廃止での政では、今後日の本争乱の元凶となるのは間違いござらぬ。六月に来年の秋に紙の保険証廃止を領民の意に反して法案化してしまったその代償は大きくなるだろうが、今すぐまた法改正して紙の保険証の廃止を撤回するのは難しかったら年をあけてからやればいい話でござる。時期を一定程度あけてからする腹づもりでござろう。資格確認書の有効期間は一年から五年となるようだが、そうだとしたら紙の保険証とかわらぬではないか。軒猿の報告では神宮外苑の再開発問題では五輪利権とつながっておるのは間違いござらぬ。コロナ禍でのゴートゥキャンペーンや協力金不正問題もみな官民での利権が生じておる。日米関係でもそうじゃ。一九五二年創設の日米合同委員会は主に軍事的な申し合わせと対米隷属の確認でござろう。政治や経済は亜米利加からの一方的な年次改革要望書なるものもそうじゃ。これでは日の本は未来永劫対米追従・対米隷属の道を歩まねばならぬ。在日米軍家族含めて十数万人、全国100以上の米軍関連施設、三沢、横田、横須賀、呉、佐世保、沖縄などの米軍基地は極東での重要事項でござろう。それに日の本には敗戦以降、米軍に制空権を奪われておる。民間の飛行制限があるのはそのためじゃ。日米安全保障条約・日米原子力協定・日米地位協定は全くもって不平等条約そのものじゃ。マッカーサー殿と戦前の帝の極秘会談でそれが決まった故、今更申しても後の祭りでござる。良い考えがござる。日米合同委員会の会議は月に二回高級官僚と米軍の間で行われておるようじゃが、お屋形様も参加を熱望しておる。おぬし達も後押ししてはくれぬか。日の本の凋落を払拭するためなのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0047episode47,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月四日

「北風と太陽風と清風」

 相手を説得や論破で打ち負かしたところで、負けた相手は心の底では叛旗の根がそのうち大きくなり反転攻勢をかけるのは致し方ないところじゃ。戦国の世では何事も合議で周りを納得させ事を収めるのが習いでござる。伴天連語でいうディベートは相手の心に胸を打つなら構わぬが、何食わぬ顔で相手を論破するのが常套ともいえるが、果たして相互の主張ばかりを繰り返してばかりでは未来永劫戦いからは逃れられぬ。じゃから戦国の世では武力で相手を有無を言わさず打ち負かすしか手がないのじゃ。謙信殿は川中島で奮闘した越後の諸将に対し感状(礼状)を送られた。ささやかでもそういう心配りが人心を収める事になっておったのじゃ。令和の世界ではどうでござろう。世界の各地では五百年後でも争いが絶えぬ。一体どういうことなのじゃ。勢いに任せて武力だけでの疑似平和を演出しておるが、それは砂上の楼閣の最たるものでござろう。世界政府なるものも未だに出来てはおらぬ。ウクライナと露西亜の紛争は兄弟喧嘩のようであるが、北風と太陽風の策ではどうにもならぬ。清風こそが問題を解決できるのがまだ分からぬのか。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0048episode48,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月五日

「領民発行の国会議員の資格確認書」

 令和幕府の棟梁が紙の健康保険証廃止に伴う代替の案を模索していると言う会見があったようじゃが、健康保険証廃止は領民の命を左右する重大なこと故、慎重をきさねばならぬ。資格確認書の意義や理由が曖昧で、マイナンバーカードとの紐付けを強引に進めるのには無理がある。会見をしたことによって、なおさら不安が増大しておるというのはどういう事なのじゃ。国会議員の遠足旅行や風力電源会社との汚職問題が令和幕府の支持率をどんどん下落させておる。そもそも日の本のデジタル化の遅れは国産のOSを開発できないのが原因でござろう。種子島にポルトガルの鉄砲が伝来されたが、お屋形様の軍では五十万丁は所有しておる。しかもレーザービーム銃であるから令和の自衛隊や米軍にも負けはせぬ。鉄砲は自力で手直しをして開発したため伴天連の国ではとういて真似は出来まい。戦国時代に伴天連の列強が日の本を植民地に出来なかった理由がわかろうと言うものじゃ。デジタル化も亜米利加の隷属で支配されたておるゆえ、一向に進まぬのでござる。令和幕府は死に体でござる。領民は「国会議員の資格確認書」を発行する機関を設けねばならぬであろうな。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0049episode49,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月六日

「焼け石に水の核拡散防止」

 虎の尾を踏む、四面楚歌、心頭滅すれば火もまた涼し、火中の栗を拾う、焼け石に水、運を天に任す、負け犬の遠吠え、などの言い伝えは日の本のこれまでの歴史に最もふさわしい。戦前の帝と軍部や財閥が行き過ぎた軍拡と伴天連の真似をした植民地戦略の結果、日の本の領民がどんな目に会ったかお屋形様も存じておる。核兵器禁止条約に署名出来ないのは日米合同委員会で決まっておったゆえ、歴代の令和幕府は自ら名乗りをあげることは出来なかったのじゃ。ノーモア広島・ノーモア長崎と領民が声をからせても日の本の棟梁は何も出来ぬ。全ては亜米利加という虎の尾を踏んでしまった代償と1000倍返しという戦争での常套手段でござろう。真珠湾奇襲は暗号で全て読まれていたことに気づかなかった日の本の落ち度も見過ごせないが、当時の帝の的確な命令で総力戦研究所という戦前の最高峰のシンクタンクの予測を無視した責任はあまりにも大きい。広島・長崎・沖縄・全国都市無差別爆撃の悲劇は、帝が戦況の有利なうちに講和というものにこだわったために回避されなかったのは誠残念でござる。是非はともあれ、ウクライナの棟梁は露西亜の棟梁と頂上会談で即戦争をやめる事は可能と思えるのじゃ。地球上の12000発余りの核弾頭が空に向かって待機しておる風景は異様でござる。火星が赤い星になったのも文明の自滅から来たと言われておる。さすれば、今からでは遅いが出来るだけ領民の為、棟梁達の英断が望まれる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0050episode50,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月七日

「リスクを伴うMLB複数年契約」

 Shohei Ohtaniの二刀流が脚光を浴びているが、春からのWBCやシーズン初期からの疲労蓄積で全身の筋肉の痙攣化が著しくなり、フルシーズン出場も危ぶまれている。MLBのピッチロックなどのヅール変更も多くなり、ダブルロックが導入される公算が大きくなっているので二刀流の継続も難しくなることも予想される故、お屋形様も心配をされておる。一番大事なのは無理をせず地道に成績を上げていく事じゃ。今年無理を通して頑張りすぎ体に異変が起きたらFAどころではなくなるからじゃ。他の活躍しているMLBの選手で多額の複数年契約をしたものの、成績が振るわなかったり、故障者リストで甘んじている光景を見ていると、MLBの球団との契約は単年度で歩合制で行うのが今後日常化するのではないかと軒猿達は言っておる。Shohei Ohtani2024年に三十歳を迎えるが、Ichiroのように四十歳を超えてまで二刀流が維持できて良い成績を収められるかは誰にもわからぬ。MLBのルールもどんどん変わってゆくであろうし、二刀流での各部門のタイトルを獲るチャンスもそう多くはないはずでござる。さすれば、無理をせず休養もしてマイペースで二刀流の世界を極めるべきなのじゃ。タイトルなどは無用でござる。野球を楽しくさせてくれる存在感が大事なのでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0051episode51,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月八日

「参百年後の日の本の光景」

 令和五年、すなわち天正四百五拾壱年から参百年後の日の本と世界はどのような光景でござろうか。平たく申せば西暦弐千四百弐拾参年と也申す。このように申せば申すほど拙者もは訳が分からぬのも無理はなかろう。天正の戦の最中に令和の戦の場に来てしまったからじゃ。戦国の世に早く戻りたいが後世の領民達が苦しんでいる光景を目にするといたたまれなくなるとお屋形様は申されておる。良き太平の時代にするべくこれまで世を渡ってきたが、令和の時代がこれほどまでに荒んでいるとは思いもよしなかった故、少しでも世直しのため諫言役に徹しておる。それでも変わらねばそなたらの未来はないと思うても仕方あるまい。時を超えてきた者にはその時代に直接関わり合うのは御法度なのでござる。三百年後の日の本の風景を見に行ってきたばかりじゃが、ここで申すのにはいささか躊躇する次第でござるが、お屋形様のお許しもござれば参考のため少しだけ申しておこう。

その壱、日の本は亜米利加の属国になっており、USAの五拾壱番目の州になっておる。その名はフォアイースト州でござる。州都は北海道の富良野でござる。

その弐、フォアイースト州は原発汚染で本州には住めず北海道のみでござる。

その参、亜米利加軍と今の自衛隊は合流し国家予算なみの規模になっておる。

その四、これ以上申すのには胸が痛む故、控えさせていただく。くれぐれも他言なきよう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0052episode52,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月九日

「日の本の大麻騒動日記」

 日の本では天正の頃を遡ること5000年前から大麻栽培の痕跡が残っているそうじゃ。足利幕府の初期のころか分からぬが、印度から本格的なケシの栽培方法が伝わり、戦国時代から昭和の敗戦である八拾年前ころまでは帝も推奨するほどの隆盛ぶりだったそうじゃ。戦前はケシの九割が軍用に役立ち莫大な利益があがっておった。戦前の軍備の増強ではかなり役だったと聞いておる。麻は日の本の領民にとって衣食住の要となる貴重なものであったのでござる。食用や吸引での乱用は領民の体を蝕むものであったため、諸国の領主達も大麻の扱いを誤れば国を滅ぼす事態と相成るため細心の注意を払わせていたそうじゃ。列強諸国が大海時代の植民地政策の一環としてアヘンの栽培と輸出策にでておった。英国は印度の植民地化で大量のアヘンを清国に売りつけアヘン戦争なるものに突き進んだのはそなたらも知っておろう。GHQの大麻栽培の禁止令で日の本ではそれまで帝も公認していた栽培もできなくなったと言うわけじゃ。令和の時代でも大麻の騒動が盛んな様でござる。或大学の幾人かのアメフト運動選手が軽はずみで大麻や覚醒剤を試していたようでござるが、大学の上層部ではその騒動のもみ消しに回っている光景には目に余るものがある。最高責任者たる理事長は事の経過をなにも知らぬと申しておる。責任は部下の幹部にと、前理事長と同じ立ち位置とはお屋形様もお怒りでござる。作家という本業もござれば、安易に理事長を引き受けたリスクは考えなかったのでござろうか。卒業生ならば母校を突き放してでも良き方向に導かねばならぬ。この大学のブランドはどんどん落ち続けるのはいたしかたなかろう。数年前のアメフトのアンフェアな競技騒動で懲りたはずでござる。普段真面目に勉学に勤しむ学生達が可哀想じゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0053episode53,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十二日

「日航123便事故と日米合同委員会の点と線」

天正四百五拾壱年からおよそ参拾八年も前に航空機事故で多くの領民が亡くなったと聞き及んでおる。当時の日本政府は事故原因の究明には及び腰だったことも軒猿からの知らせもある。棟梁からして事故の真相は墓場まで持って行くと話していたほどじゃから絶対言えない訳もあったのでござろう。何年か前に相模湾の海底に事故機の残骸が発見されたのじゃが、誰も関わるなという事になっておる。領民がそれで納得するはずがないのは当たり前の事でござる。桑港講和条約は一九五二年でござったが、GHQの後を引き継いだのはJUJC(日米合同委員会)であるのは存じておろう。この委員会には日本側は高級官僚、亜米利加側は米軍の参謀たちで成り立っており、現役の政治家は参加出来ない仕組みと相成っておるようじゃ。月に二回、年に二十四回もの会合が行われておる。ここでの合意は日本政府の三権分立の上に位置しており、事実上、日本は亜米利加の隷属という戦後の延長が今日まで続いておるということじゃ。日米安全保障・日米地位協定・日米原子力協定の遵守と日本への監視体制が未来永劫続くということになる。1990年代のクリントン政権から亜米利加からの日本に対する年次改革要望書は日本には未だに主権が存在しないことを意味しておる。2000年代に入り、アーミテージレポートの文書がそれに変わり、日米合同委員会と綿密にリンクしておるのを日の本の領民は知っておかねばならぬ。日本がいくら憲法改正といっても無駄でござる。元日本の棟梁が憲法改正をしきりに唱えたが暗殺されてしまった背景には、日米合同委員会とのの関わりがあったとしか思えぬ。推理は自由であるから言わせてもらうが、桑港講和条約の折り、日本政府は原爆投下に関与した軍の参謀を表彰したという不条理なことが行われた。桑港講和条約は日本が亜米利加に対し未来永劫下僕ということを決めたといっても良かろう。戦前の帝が戦後も身の保証を約束された見返りとでも言えるかもしれぬ。松本清長殿も申しておったが、GHQが日米合同委員会という名に変わったにすぎぬ。日本政府を監視しコントロールする絶対的な支配権があるのじゃ。日本の領民の行く末が危うい。お屋形様も心配なさっておる。一九八五年の日本航空壱百弐拾参便の悲劇の起因はトロンBプロジェクトの世界制覇を目論む日の本の勢いにあったことは間違いござらぬ。スーパー301条項で亜米利加が日の本に貿易弊害を匂わせてトロンBOSの撲滅を図ろうとしていた矢先に123便の事故があった。123便には世界最高峰のトロンB開発者が大勢搭乗しておったそうじゃ。日の本の制空権を握っている米軍がこの機を逃すはずがござらぬ。戦国の世では戦の要を壊滅すれば勝利の女神は訪れる。今の世でも考える事は同じでござる。ウインドウズやアップルやDOS-VITの世界制覇を成し遂げたのには大きな理由があったことを日の本の領民は知るべきでござる。今はただ38年前の犠牲者を慰霊するしかござらぬ。墜落してから救出までの16時間の謎の空白、墜落現場の特定が二転三転したこと、墜落してから二時間後には米軍や自衛隊が現場に関わっていた事、自衛隊員の射殺や自殺が相次いだこと、遺体の損傷から二度のやけどの痕跡が認められていたこと、相模湾の海底の期待の残存など、日本政府の対応が曖昧で、全て亜米利加の指示に従ったと言われても仕方があるまい。国家同士の利益のために尊い命を奪ったその報いは必ず誰かが受けねばならぬ。あくまでこれはお屋形様のお考えでござれば言い過ぎでござったら許されよ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0054episode54,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十三日

「限界に来た原発汚染水の処理水と汚泥」

戦国の世では原発などというものはありもせぬが、令和の時代では地球上で五百基もの原子力発電所があるそうじゃと聞いておる。戦前の末期に広島・長崎でウランとプルトニウムの原子爆弾が亜米利加軍に投下されたが、無数の罪のない領民が尊い命を奪われてしまった。令和幕府が未だに核兵器禁止条約にも署名をせぬというのはどういうことじゃ。日米合同委員会が実質的に令和幕府の院政を敷いているからじゃろうか。日の本では原発で余ったプルトニウムで6000発相当の核爆弾を作れるそうじゃが、亜米利加軍やIAEAが常時つぶさに監視をしておるし、そうおいそれと核保有はできぬじゃろう。自然災害での原発破壊は永年の原発の安全対策を怠った政の過ちが原因とお屋形様は申しておる。汚染水を処理水として海洋に垂れ流すと申されるが、そのために汚泥の量が増大し陸の上で保存するのには限界がありそうじゃ。人体や海洋生物に影響がでるのは当然でござろう。名前は領民からは忘れ去られたが、当時の首相が東京五輪の誘致プレゼンテーションで、原発の汚染水は完全にコントロールされておると言うのは全くのでたらめであったのは事実でござろう。五輪より原発事故の処理を優先するのが棟梁の責務のはずじゃ。トルコのイスタンブールに開催を禅譲するのが筋でござった。加えてCOVID-19のパンデミックのなかで五輪を強行開催し、多くの汚職が表沙汰になり、近代五輪の存在価値も希薄になっておる。そんなことより、日の本の国土が汚染水に侵され棲めなくことは覚悟せねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0055episode55,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十四日

「令和時代の差別用語と勘違い」

戦国の世では差別というのは日常茶飯事で使われておった。つまらぬかわら版所は領民からの異議申し立てを気にしおって当たり障りのない姿勢でござる。これでは日の本の本来の美しい言葉の扱いは出来ぬはずでござる。拙者は令和の流儀は知らぬが、人間の表現と自由は未来永劫なくしてはならぬと考えておる。例えばじゃ、令和の芸能人の高飛車ぶりが気になる故、申しておくが、一般人と入籍したとよく報じられるが、一般人とはどういう意味じゃ。芸能人は一般人ではないのじゃろうか。自営業で興行を売り物にする商人のことじゃと思うが。有名人は特殊な能力を持った人間かは疑わしい。戦国の世ではかわら乞食とよく言われておる。世も変わったものでござる。きちがい・ジプシー・特殊部落・土人・トルコ風呂・肌色・めくら・おそ・かたわ・痴呆・白痴などは言葉自体には差別語という定義はないが、社会的に利用するのは弊害が生じるということなのかが問題なのじゃ。文芸武士は差別用語などは気にしてはいかぬ。表現の幅が狭まるしなにしろ自由な発想空間が奪われ、つまらぬ読み物となる故、読まれる領民には合点が行かぬのは当たり前のことじゃて。細かなところは書物になるまで専門の編集小姓に任せておけばよい。坂口安吾殿、ドストエフスキー殿は「白痴」という傑作を編みだしておる。なんでもかんでも差別、差別と吠えていては話は進まぬ、SDGSという日の本用語ではジェンダーといわれておるが、性差別からの解放が定義にござれば、いささか不都合な場合もござる。競走馬の世界では牝馬・牡馬・せん馬・白馬・芦毛馬・鹿馬・黒馬などは平等に扱われておる。人間ではどうじゃ。男女共用トイレ、男女共同風呂・男女共同出産なども批判するべきではないというものもいる。同性結婚は自然の摂理的にいえば良くないが個人志向的には良くないとはいえぬ。男用のトイレを真面目に清掃してくれる女性をよくお見受けするが、拙者とてあそこをジッと見られるのは自信がないのでとても恥ずかしい。そなた達もそうであろう。さすればその反対に女性用のトイレを男子が丹念に清掃作業をしてみたいという希望があれば受け入れてもよかろう。拙者は迷うことなく命をかけてでもいの一番に応募する。差別というのは人間の業でござる。全て平等で差別をなくすのは理想でござろうが、人には百八つの煩悩がござる。それを超えられるのはお釈迦様しかおるまい。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0056episode56,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十五日

「瓢箪から駒、寝耳に水、嘘から出た誠の噂話」

お屋形様の叔母上様のご子息に仕える小姓が暇つぶしに文芸武士の余興にこうじておったが、かわら版所の編集小姓達の評判が良く、領民達もその読み物で楽しんでおると噂を聞いた。お屋形様には双子の弟がおったが、叔父であるその弟が仕掛けた御館の乱でお屋形様の身代わりになり討ち死になされた。北条家の出で謙信様の養子になった父上と叔父の姉にあたる母上は共に自害され家臣もことごとく叔父の軍門に下ったが、その十年の後、叔父への仇は果たされ、春日山城で幕府を構える様になった。たしか秀吉殿の命も尽きたはずでござる。その小姓がその十年の有り様をつぶさに書きためて戦国の世に知らしめたわけでござる。その末裔が令和の時代にも生きておるそうじゃ。同じような事を面白おかしく書いたものをどなたかに預けたと聞いておる。その者どなたか教えてはくれぬか。令和のかわら版所でそろそろ発表があることは噂で知ってはおるがよくわからぬ。しかと目を通しておかねばならぬ。お屋形様からのご下命も頂いておる。どういう話の内容か分かれば良いのだが、未発表が掟のようでネットでも検索できぬ。もし何らかの評判を頂けたのなら、瓢箪から駒、寝耳に水、嘘から出た誠の話と評されるであろうな。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0057episode57,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十七日

Shohei Ohtani殿のウィークポイントと賞味期限」

お屋形様の申すには、日の本から二刀流を名乗る野球武士が亜米利加の地で一稼ぎしておるそうじゃ。二〇二四年には三十路を迎えるが、十年という複数年契約で十万両(1000億円)もの金子を手に入れるらしい。奥州の片田舎で武者修行の後、海を渡ったそうじゃが、MLBの面々を片っ端からなぎ倒す様は見事あっぱれといいたい。味方がいれば敵は必ずいる。日の本の野球武士が亜米利加人という想定も出来ぬでもない。敵を知り己を知れば百戦も危うくなる頻度は少なくなるはずじゃ。孫子の兵法でも書いておる。相手の弱みを握れば戦いやすくなる故、お屋形様をお守りするための小姓の本能の様なものじゃ。その野球武士は渡米して六年ほどになるようじゃが、こここ何年かは目を見張る働きの様でござる。しかしでござる。このままあと十年も踏ん張れるとは思えぬ。三十代に入ればそれまでの体の酷使の蓄積が疲労となり、思わぬ怪我や故障を起こすことも予想される。トラウト殿は複数年契約で大枚の金子を手にしたが故障で試合には出られぬ。試合にでられなくても金子がもらえるのは嬉しきことであろう。球団にとっては予想されていたことでもあるようで、保険もかけているので、腹はそう痛まぬだろうて。二刀流の野球武士は単年度ごとの契約が望ましいと感じるのだが、MLBの各球団は話題に釣られて大枚の金子を用意するところが多いと軒猿も申しておった。

Shohei Ohtani殿の弱点を示してみよう。相手投手からの視点じゃが、まず初球ではストライクは投げない。そしてスライダーが苦手としているので多投する。低めの内角攻めを徹底する。相手の打者からの視点だと、まず、ボール球に手を出さない。ファウルを多くして投球数を増やし疲労させる。直球のタイミングを少しずつ合わせてホームランを出やすくする。それらを基本にして対処していけばMLBの選手としての面目も保てられよう。やってみるが良い。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0058episode58,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十八日

「日の本のかわら版広告不要のご時世」

お屋形様は、令和時代の日の本かわら版所は利権の温床じゃとお怒りのご様子でござる。半世紀も前の広告手法を慢性的に領民に布告しており、その効果は疑わしいと軒猿たちの言い分じゃ。城下の商人たちも金子をだして宣伝してもらおうとしておるのだが、かわら版所は突かれると逃げ隠れしておる風景はまさに詐欺の極みでござれば、なんとかせねばならぬ。「広告代理店不要不急の時代」とも謳われておるようじゃが、亜米利加の地では「米国広告業界事情。報酬制度見直しの動き広まる」という情報が弘まっているようじゃ。コカコーラは年間の広告予算30億ドル(3000億円)の大広告主でござるが、広告会社への報酬の制度見直しで、ある年の春には全米広告業界に衝撃が走りだしてしまった故、世界同時不況で、世界の広告業界は史上まれにみる背水の陣に立たされておった。リーマンショックの後、米国では七万人ほどの広告マンが解雇。広告業界の不振は今に始まったわけではなく、好景気のころからその行く末が懸念されておったのじゃ。その理由のひとつに、100年も続いてきた業界のビジネスモデルが、インターネットをはじめとする激動化するメディアの流れに取り残されつつあるということ。ふたつ目の理由は、広告費が広告の効率と効果に見合っているか、広告主の精査が厳しくなって来たこと。広告費の投資収益率や成果責任をより厳しく求める広告主の存在性が顕著になり、報酬制度見直しの動きが大きくなっておる。全米広告主協会によると、広告会社の65%は、「フィー制度」(広告主の仕事に携わり、またはサポートする広告会社の社員の給料の合計を時間で割り、それに作業に必要な時間を掛けたもの)を採っているといわれている。振り返ってみると、フィー制度の前まで米国の広告業界はマスコミ4媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)に使われる広告費の15%の高額なコミッションを受け取っていたのだが、80年代半ばに高額なコミッション制度に不満をもつ広告主が激増し、彼らは広告会社に作業料と報酬が妥当な割合で計算できるフィー制度の導入を要求していた。その後90年代に定着。そして近年、安定していたかにみえたフィー制度にも暗雲が。フィーが仕事の効率や質とは何の関係もないという新たな問題が発生した。米国でのコカコーラはこれまでのフィール制度を廃止して、バリューベースの報酬制度に移行することを全米広告主協会(ANA)の経営管理会議で発表された。バリューベースは、広告会社が広告主のビジネス貢献度、キャンペーン・発案・意匠・作品は良かったか、マーケティング戦略は正しかったか、ブランドや社の知名度、売り上げ実績は上がったか・・・。そういった価値が広告主で精査され、それに見合う報酬制度のことをいうそうでござる。広告主が納得してよい評価ならフィーより2030%高い報酬が支払われ、ダメな評価なら広告会社には何も支払われない。日の本の場合未だにコミッション制度に固執し続けているわけじゃが、これからは日本の市場に参入している外国の広告主、国内の広告主の圧力で、バリューベース制度に移行せざるを得ない状況になる可能性は大きくなるはずじゃ。対岸の火事はすぐ飛び火してくるので日の本広報・広告業界の心構えだけはしておいたほうが良い。澱虫本ではガリバー的存在だが、世界的には無名の広告会社として捉えられている。広告会社は世界的には一業種一社制が基本とされているが、例えば日本では、携帯三大会社は澱虫グループの企業で扱われて、同一業界のライバル企業同士の広告をかき集めている。そこに歪な産業形態が生まれ社会問題化しているわけじゃ。新型コロナウイルスでの政府の政策をいち早く囲い込み、公金をつかみ取りする光景は、昔広告代理店業界に在籍していた拙者としては恥じ入るばかりだ。持続化給付金の業務を請け負うサービスデザイン協会はトンネル会社のようだし、澱虫グループに資金は行き渡った。併せてGO TO キャンペーンの扱いのほとんどをかっさらっていく姿は、ガリバー企業にはふさわしくない。今後、官庁への介入の度を強めているのだろう。澱虫への国民的な批判もピークに達している。日の本でも告業界の未来には暗雲が漂っているようじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0059episode59,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十九日

Shohei Ohtani2024年は三刀流野球」

MLBの上層部の幹部は野球人気の下落への憂慮感から大幅なルール改正に動いてござる。傍から見ればShohei Ohtani殿への嫌がらせのようにも見えるが、お家の事情で事はそう簡単ではござらぬ。MLBはアメフト・バスケット・アイスホッケーの興行人気に水をあけられていて、年々高騰する年俸額で球団側は青色吐息のようでござれば、思い切ったルール改正で観客を呼び戻そうとしている。Shohei Ohtaniに打ちあぐね、工夫もなく簡単にホームランを献上する姿は、MLBのレベルも相当落ちたものだとお察しするが、MLBは亜米利加以外の国では雲の上の存在じゃと言われておるので、他の国出身の選手には大きな壁であって欲しいものでござる。その壁を何とか乗り超えていくからこそ、夢と浪漫が生まれるのじゃ。そのドラマがあればあるほど観客は身を乗り出して応援するものでござる。Shohei Ohtani殿には、試練の道を歩んでもらい、「星一徹」を乗りこえる存在になってほしいものでござる。MLBのダブルロックが導入されたら二刀流の行き場がなくなる故、外野の守備もこなす三刀流の光景も見られる楽しみも増えてござれば、MLBの人気も上がるかもしれぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0060episode60,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月十九日

「日の本の核武装解禁と日本の新たな皇帝」

お屋形様は今の令和幕府で広島・長崎・全国の無差別空爆などへの100倍返しの時期に来ておると常々申しておる。正当防衛も許されない日本国憲法の草案はマッカーサー殿と側近のホイットニー殿によりわずかの期間で作られたようじゃ。昭和の帝とGHQの総司令官との会見は十一回行われ皇室の安泰と天皇主体の国体は保証されていたわけじゃが、一九五二年の桑港講和条約では日の本と米国とだけで行われておった。GHQが解体されると同時に日米合同委員会が設置され、亜米利加による日本の隷属化が戦後八〇年近く続いておる。日の本の領民は亜米利加の文明に洗脳され叛旗を翻す気力もなくなっておる。実に嘆かわしいことでござる。戦のない世を作るのは戦国諸大名の天下を収める大義となっておる。山本五十六殿の死去とミッドウェー海戦の敗北で日の本は、戦争前の総力戦研究所のシミュレーションと同じ道を辿ったことはお屋形様も知っておる。帝のご判断が甘かったせいもある。東条殿が帝に非戦の上奏を差し上げても開戦に踏み切ってしまった。東京大空襲や全国都市の無差別空爆や機銃掃射攻撃、沖縄の悲劇、広島・長崎の原爆投下は帝の判断で如何様にも避けられたはずでござる。戦況有利での講和にこだわりすぎで戦地が連戦連敗の報を受け、焦ってしまわれておったのでござろう。まさに遅すぎたご聖断であった。ソ連の指導者たちは帝の戦争責任を求めたが、何十万にも及ぶシベリアへの抑留を大本営がその代償として決めたとも言える。多くがGHQによりA級・B級戦犯が処刑されておる。普通なら戦に負けたら国主が責任を全て負い領民は安堵される。耐え難きを耐え、忍び難きを忍んでも今の日の本の領民には安堵の色は見えてこぬとはどういう事じゃ。戦前の皇室の財産額は国家経済の何倍にも及ぶものだったのでござるが、その行方は誰も知らぬ。GHQが接収したのはごく一部でござろう。令和幕府は戦中の戦費調達で私生活を奪われた領民への戦後の償いを未だにしておらぬ。空爆や原爆の犠牲になった領民への生活保障もままならぬのでは先進国の名も廃ってしまう。戦国時代で必死に戦っている我らからすれば、今の領民達は駕篭の鳥のようにお見受けいたす。やはり、我らはお屋形様と全軍を率い戦国の世に戻り、令和の悪政の元になる根を絶たねばなるまい。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00066episode66,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月二十六日

「二刀流野球武士の壁と試練」

宮本武蔵殿は五輪書なる秘伝を残したそうじゃが、大谷殿はMLBという檻の中でどういう伝説を残していくか見ものであった。が、2023年ではWBCというオマケの興行参加とシーズンでの強行試合が響き、肘の故障を再発してしまったそうじゃ。こうなることも拙者は予想していた。日本から渡った野球武士のうち、たしか前田、ダルビッシュ、松坂、大谷殿などが、トミー・ジョン手術なるものを受けておる。1974年に医師のフランク・ジョーブ殿が考案したようで、最初に手術を受けた選手がトミー・ジョン殿ということでその手術名が定着したようでござる。野茂やイチロー、松井、大魔神殿は受けておらぬようじゃ。野球武士は健康を損ねたらおしまいじゃ。星飛雄馬は親指の爪が割れてその後試練の日々が続いていたことを思い出す。大谷殿は爪の管理はしっかりしておるようじゃが、実際に肘をかなり酷使しておる。投球できなくても打者は可能といってはおるが、当面様子を見るようじゃ。ここまで来たら何らかのタイトルを手にして結果を出したい気持ちは分からぬでもないが、無理をまた重ねて予後不良になったらFAでの再契約もされることはないであろう。イチロー殿の言う通り、隔年での投手と打者を繰り返していけば、良い結果がでるかもしれない。二兎を追う者はやはり一兎も得られぬということじゃ。MLBでの二刀流を何処まで続けられ観客を楽しませてくれるか。大谷殿の今後に期待したいとお屋形様は仰せでござった。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00067episode67,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 八月三十一日

「世界陸上、遠いメダルへの道」

欧州ウクライナの近くにある洪牙利の布太伯息で八月に世界陸上が興行されたが、日の本の女武者一人がやり投げで世界の一番となった。まさにあっぱれでござった。春日山のお屋形様も本丸で祝いの酒を振る舞われた。領民から足軽、上の者まで分け隔てなく馳走を賜れてござる。競歩武士はどうにか三番目のメダルを得たようじゃが、もう少し何とかならぬものかのう。そのほかの種目では入賞はしたもののメダルには厳しいものがござった。それにしても、アフリカのDNAを持つ選手の強さはいつも目を見張るものがある。なぜ、あそこまで強いのか拙者にも分からぬが、五体完全健康体での身体の強さを公正の元で競う興行には夢と希望を感じる故、いつも世界の領民達の羨望の的になるのは致し方ござらぬ。何らかの事情で身体に不具合のある選手同士で競う興行もあるが、それは区別して行うべきでござろう。五輪ではオリンピックとパラリンピックが同時扱いされてはおるが、本音を言えば見る方としては究極の健康体の行方の風景に期待するからそれは別扱いにすべきじゃな。差別ではなく区別というべきじゃ。男子マラソンでは健脚武士が最後の最後で足に痙攣が起き入賞こそ逃したが、あの走りっぷりとスタミナ、スピードはいつしかメダルもそう遠くない位置にあると確信した次第でござる。千葉真子殿は世界陸上でトラックとマラソンで二つのメダルを得たが大したものじゃ。お屋形様も大のファンでござる。2021東京五輪での日の本の武士のメダルラッシュはコロナ禍でのもので、来日してきた選手には相当なハンデがあったので、参考程度にしておくべきじゃな。2024年のパリ五輪が楽しみじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00068episode68,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月壱日

「地球の核汚染水と百年後の世界」

春日山城の軒猿の報告では2020東京五輪の誘致合戦で日の本の幕府は興行組織の関係者の袖に金子を入れて事の成就をされたと聞き及んでおる。しかも、原発汚染水の影響はアンダーコントロールされておるからIOCは心配せずとも良いと当時の日の本の棟梁が虚偽のプレゼンスを敢行したわけじゃ。ところがどうじゃ、2023年になって、日の本の五倍以上の濃度の原発汚染処理水を海に放出している元清国から、日の本の処理水放出はけしからぬと、わけの分からぬ言い分に令和幕府は猫のように押し黙っておる。相手の申し出には正当性はないが、日の本の幕府の毅然としない態度も釈然とはいかぬ。お屋形様も相当お怒りのご様子じゃ。事故以来十年以上も無策であったのは合点が行かぬ。五輪どころではなかったはずじゃ。親日国のターキーのイスタンブールに五輪開催を禅譲するのが筋と言うものではござらぬか。澱虫に担がれたJOCの汚職がなければ江戸には五輪の興行などは無理でござった。原発事故の後に利権まみれの五輪という誤った行為が日の本の政の迷走を招いたわけでござるが、未だに誰もその責任を取ろうとはせぬ。令和の帝は象徴に過ぎぬので、誰が日の本を牽引しているのかさっぱり分からぬ。どなたか教えてくれぬか。この日の本の政を動かしている棟梁はだれなのじゃ。死に体の内閣府は領民からは毛嫌いされておるゆえ、亜米利加からの外圧に期待するしかないのじゃが、なんとも寂しい亜米利加の隷属国よ。地球上には五百基ほどの原発があり、フランスをはじめ元清国や日の本など世界中の国々が海洋に汚染処理水を放出しておる。生態系への影響はかならずいつか出てくるはずじゃ。突然変異で、ゴジラやメガシャーク、モスラや大巨人が現れて地球を破壊するかも知れぬ。令和の映画を見過ぎたせいもあるやもしれぬが、戦国の世に生きる拙者も未来の事が心配なのでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00069episode69,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月参日

JHKのセクシャルハラスメント騒動」

角衛兵獅子とやらを存じておるであろうか。天正の頃にはまだそのようなものはござらぬ。令和の二百年も前あたりに角衛兵という者が不作や疫病などで苦しむ民の事を慈しみ獅子で日々の健勝を願っていたそうじゃ。その角衛兵が何者かに亡き者にされ、その息子達が角衛兵獅子を披露しながら下手人探しに奔走すると言う話じゃ。下手人は角衛兵に足の指をかみ切られ、逆立ちの舞をしながら指のない足を見つけるのは大変でござろう。昔、JHKという性的悪徳行為者が少年達に悪事を働いたと訴えられたが、当事者は何年か前に他界しておる。夢と希望を売る商売人が商品に手をつけるとは何事ぞ。同性との○○性交行為は許すまじ。我がお屋形様には女犯はおろか同性犯とは何の縁もない毘沙門天の世界におる。訴えた者達は汚れた令和の角衛兵になどには恨みは大いにあれど、何の恩義も無い故、獅子舞などには目もくれないであろうが、再発防止の為の獅子の舞はするべきじゃ。人間には煩悩というものがある。裏も表もあるのは当たり前の事じゃが、日々の精進で自我を超える鍛錬はおろそかにしてはならぬ。さすれば、どんな境遇でも己を信じて生きていけるからじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00070episode70,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月四日

「氷河時代の間氷期を生き抜く方法」

天正の戦国時代は春夏秋冬誠にほどよい気候環境にござった故、世界各国で熾烈な植民地争いも可能だったのでござる。令和の時代の世界の領民はもう少しで百億人に達すると言うではないか。我が地球もCO2による温暖化で太陽光遮断現象による氷河期の到来も近く訪れよう。領民の数が増えすぎたため食料や水の枯渇も紛争の原因となるのはお屋形様も心得ておる。何十億年もの生物の死骸が原油の元になっておるが、いつ枯渇するかはすでに分かっておるがここでは、そなたらにお教えするわけにはいかぬ。その前に恒久エネルギー機関の発明が必要じゃ。再生可能エナルギーなどは可能じゃが、大々的には不可能と思われるからじゃ。原発などいくら作っても使用済みの燃料が汚染水となって貯まりに貯まっておる。これは日の本だけではござらぬ。トイレのないマンションと同じで、欧州の近世までは生活用水は街中に垂れ流しておったというではないか。天正の頃の戦では鉄砲が量産されたが、薬莢の元に人の糞が良く使われ商売にもなったほどじゃ。衛生面とリサイクルの仕事は日の本の技術が一番でござろう。武器・弾薬・火器・戦艦・空母・航空機の面で日の本は1945年までは世界最大を誇っていた時期もある。それはさておき、今年の夏は暑くてたまらん。どうにかならぬものであろうか。お屋形様は先日熱中症にかかられ危のうござった。そなた達もこまめに水分補給を怠るではないぞ。令和の頃は未だに氷河時代であることはご存じであろう。氷期と氷期の比較的温暖な期間を間氷期といわれておる。2030年あたりに氷期がはじまると何処かの学者グループがアナウンスしておるが、あながち嘘とも思えぬ。冷戦時代が終わり新冷戦というか戦国時代のように熱戦時代の到来で人類は共倒れとなり、火星の様になるのは絶対さけねばならぬ。争いごとの原因を探り、各国の棟梁達が和を尊ぶことに専念せねばならぬ。さしずめ、好戦的な是レンスキー殿と独裁的なプーチン殿の和解の行方が氷河期の到来に深く影響するに違いないからでござる。急いては事をし損じることは言うに及ばず、無理を通せば道理は引っ込むのは当たり前の話でござる。小山の大将は努々心してかからねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00077episode77,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月七日

「五輪強行開催と排除されたZAHA新国立競技場のレガシー」

 

いまから二年前の2021年の東京五輪が強行開催されて八月に入ったところで、コロナ感染は東京都では日に日に増しておったと聞き及んでおる。五輪関係者でも数百人規模の感染となっておった。東京都の中途半端なコロナ対策のツケが回ってきたという批判は誰しもが思うところでござった。コロナの感染拡大にも関わらず、政の議員や各省庁の役人がこぞって多人数での宴会や会食にいそしんでいる光景は、不本意な自粛生活に疲弊している領民への挑戦でもあるし、国家の無責任体制の有り様をさらけ出していると言ってもよい。夏季五輪の聖火リレーはナチ政権下でのベルリン大会から始まっているが、無味乾燥な聖火リレーイベントは116億円もの五輪予算を使い切りたい五輪関係組織の思惑は見え見えでござった。国内の五輪スポンサーには大手のメディアも加わっているがこれには大きな不条理感がござった。公平な五輪報道への領民の信頼感も失う可能性は大きくなるのは必定。IOC側はパンデミックであろうがなかろうが開催に踏み切ってしまったのでござる。米国NBCからの何千億円もの放映権の関係もあり簡単に大会を中止するというのはIOCからすれば論外なのかも知れぬ。令和幕府もそれに同調する光景はコロナ感染の対処より五輪開催を優先する意思を表しておった。それゆえ棟梁が何を言っても領民への真剣なメッセージ性が生まれてこぬのだ。数ヶ月前、森東京五輪組織委員会会長の不適切発言から派生したポスト交代劇は密室での結果に終わったそうじゃ。現役の五輪担当大臣がその後を継ぎ、元五輪担当大臣が復活し、都知事・五輪組織委員長・五輪担当大臣が全て女性となった。IOCのバッハ会長も承諾はしたが、五輪開催の是非はパンデミックの勢いから見てもかなり厳しいと普通の間からすればかなり難しいと思われておった。2020年にネアンデルタール人が6万年前に絶滅した背景に、ウイルスへの重症化を唱えた学者がおった。あくまで仮説だが、そのDNAを持った新人類(クロマニヨン)がアングロサクソンの末裔に長く住み着いているという。今度は軽症化する遺伝子も存在するという学者の仮説も表れているが、アジア人種の重症化率が少ない理由はどこにあるのか究明する必要はある。正直な話、商業化を急ぐワクチン供給会社に歩調をあわせる専門家の発言も多いが、客観的に検証することは大事でござろう。ワクチン接種が二回では足りず三回必要とするアナウンスを読み解くと、ワクチン接種は永遠に年に三回必要なのだろうかという疑念を抱いてしまうのじゃ。ブレイクスルー感染(二回接種しても感染する)が次第に増えてきている報道があった。若い人から中高年に感染すると言う概念は知っての通りだが、高齢者の二回接種者から若い人への感染もあり得るのかも知れぬ。ワクチン接種後に死亡したのにも関わらず、「果関係不明」という事項はあらかじめどこかのマニュアルに記されているという疑念も湧いてくる。令和幕府がワクチン開発に殆ど投資をしてこなかったツケが回っているかもしれぬな。治験での結果に慎重すぎる面も否定は出来ないが、それが海外からのワクチンのおこぼれちょうだい外交になるしか手がない大きな原因となっておる。1984年のロサンゼルス大会から五輪の商業化に拍車がかかり今日まで至っておるわけじゃが、例えば米国NBAのドリームチームの選手が参加して金メダルを取り、日本プロ野球の選手チームがメダルを取るとすると、アマチュアリズムが根底にあった五輪の基本的理念が崩壊するのは当然といえるのでござる。スポーツマーケティングという言葉を聞いて久しいが、余りにも商業主義や利権に群がりすぎたIOCにも問題があるのじゃ。2020東京五輪のプレゼン通りにロードマップを歩まなかった日の本にも重大な責任がある。イベルメクチンなどの特効薬候補がありながら、法律的にアタはまらないといって緊急的使用の超法規的判断を避けている政府にも問題がある。来日する五輪の参加アスリートや五輪関係者にはワクチンの優先接種と14日間の隔離免除もあるという。あまり言いたくはないが、コロナ禍での五輪強行開催は「悲劇的五輪」、「パンデミック五輪】と称される可能性はあるかもしれぬ。人命尊重を考慮にいれるのなら、日本は勇気ある撤退も視野に入れておくべきだったのじゃ。その決断は莫大な経済損失を生むが、それは未来に対する人類の大きなレガシーになるに違いなかった。しかし、日本は地獄の黙示録の道を歩んでしまった。五輪後の世界は果たしてどうなってしまうんでござろうか。。。ZAHA案の新国立競技場の姿が見れぬのは誠寂しい限りでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00084episode84,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月十三日

SHOHEI OHTANIの二刀流壊滅への道 」

 

SHOHEI OHTANIの故障は拙者の予測した通りになった。2023年のWBC参加は選手生命を縮める素因ともなったのでござるが、MLBのシーズンは長く百六十試合を消化しなければならぬ。それ故、心して開幕に臨まなければならなかったはずでござる。WBCMLBの主催ではあるが、たとえ優勝したとしてもサッカーの様に参加するための予選を勝ち抜く強者がおるわけでもなく、亜米利加・日の本・台湾・韓国・キューバ・カナダなどの数えるくらいの常連国同士の試合で、野球の世界化はとてつもなく遠く感じる。世界陸上やそのほかの武芸の試合では参加国が膨大で勝ち抜くのは至難の業じゃ。MLB野球が、アメリカンフットボール、バスケット、アイスホッケーの次あたりの人気度で上位三つの競技に差をつけられておる。此度のMLBのルール改正は二刀流の大きな壁となる事であろう。DHでの打者としての活躍も難しくなるやもしれぬ。ダブルフック、ピッチロックなどは不人気な長時間競技の解消策として導入されておるが、そうなるとSHOHEI OHTANIの活躍の場がなくなってしまう。その上、肘の手術ともなれば長期の離脱も考えられるため、FAでの契約の条件が厳しくなり、高額な契約も厳しくなると見ておる。結局は、球団の選手管理も大事だが、本人の自己責任と帰ってくることは必定なのじゃ。賢明な選手の判断が未来を決めるといって良いじゃろう。お屋形様もそう申しておる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00085episode85,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月十五日

「第九波COVID-19とインフルエンザの感染拡大 」

 

2019年から始まった新型コロナのワクチンが治験を兼ねた投与にあった事は軒猿の調べでお屋形様も存じておるが、自国のワクチンも作れずに西欧の薬剤企業がRMAワクチンを際限なく日の本の領民に打たせるのには魂胆があると仰せじゃ。その輩達は何兆円もの金子を手にし、新たなウイルスの培養に着手しているというもっぱらの噂でござる。中国のワクチン研究所に亜米利加が多くの資金で投資し、ワクチン効果の是非を吟味して更なるパンデミックを派生させ、そこでも新たなワクチン開発で一儲けを企んでおると聞いておる。努々陥れられてはならぬ。日の本独自のワクチンを行き渡らせねばならぬ。1945年の二発の原爆や全国都市の無差別攻撃で敗戦国になった日の本は、80年もの間、亜米利加に自治権は与えられてはいるが制空権や理不尽な地位協定などで真の独立国としての機能はなされておらぬ。GHQの解体に伴い日米合同委員会という名称の元に日の本は監視をされておるのは、戦国時代ではあり得ぬ話でござる。戦前の帝は皇室の保全と国体の庇護をGHQに保障はされてはござったが、領民は忍びがたきを忍べず、耐えがたきに耐えられなかった。A級戦犯の処刑者が突如として解放され、戦後の首相を担い、その一族がある特定の宗教団体との関わりが今日まで続いておるのは、旧敵国であり敗戦国であったためじゃ。そなた達がいつまで経っても英語が話せぬにはれっきとした訳がござる。日の本を支配する術は分からないようにするのが伴天連のやりかたなのじゃ。令和時代はザビエルやフロイスが諦めるほどの戦国の世ではない。誰もが宦官のように皇帝へ尻尾をなびかせておる。このような日の本は見たくはないぞ。伴天連の白人優勢意識文明の崩壊が世界の平和への近道なのかもしれぬ。内閣感染症危機管理統括庁という訳のわからぬ数十人の焼け太りの組織ではなにもできぬ。しかと心得よとお屋形さまのお告げでござる。令和を天正の世に戻さねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00096episode96,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月十七日

「大物オーラを作り出す究極の三十章」

令和では大物をあまり見受けないようでござる。天正の戦国時代では下克上で小物に見られていたら生死に関わる故ハッタリも必要でござる。大物感をださぬと出世も出来ぬから皆必死なのじゃ。令和の世で大物になりたかったら、戦国の処方を授けるので参考にされたらよろしかろう。大物には誰もがなれるはずなのじゃ。

第一章:一人でも組織でも周りから一目おかれる事が大事じゃ。草履を体で温めて信長殿から一目おかれた秀吉どの、戦国一の美男子と言われた道満丸の父はその存在だけで謙信に一目おかれた者じゃ。一芸でも何でもよろしいと存ずる。

第二章:人の評価は全て第一印象の数秒で決まるものじゃ。自分から士官を申し出る者には期待は出来ぬ。スカウトされてなんぼの世界。目に見えないところをいつも鍛えている者は観てすぐわかるのじゃ。

第三章:じっとしていても、なんとなく印象的と思わせる事が大事じゃ。

第四章:フォーマルな侍の姿を印象づけるのも一つの手でござる。普段着の姿を見せても相手にはその残像がいつまでも残る物なのじゃ。

第五章:令和の時代、名刺は重要でござる。大物感を漂わせるものがよろしかろう。さすれば、活版で作った名前だけの名刺はもらった方でも重宝するはずじゃ。平版や自家製の名刺は小物の感が否めぬから辞めた方がよかろう。

第六章:常日頃から低い声で話をするようにせよ。お屋形さまも父君も低音の持ち主でござった。かん高い声は相手に不安を与え信頼感や共感は生みにくく、無能で神経質に観られるものじゃ。低い声は相手の気持ちを落ち着かせ、説得力も強まらせ知性を感じさせるという印象を持たせるようじゃ。低音で話されると何か凄いことを言っている印象を与えるものでござる。大英帝国の元首相を務めたサッチャー殿は、低音で話せるようボイストレーニングを欠かさなかったと聞き及んでおる。鉄の女という印象はそういう努力から生まれておったのじゃ。

第七章:自分のアピールポイントを三つに絞ることを薦める。一つや二つでは物足りず、多すぎてはなかなか覚えてもらえぬからじゃ。

第八章:嘘でもいいから、いつも予約で一杯と思わせる事じゃ。良い話を薦められてもすぐには応じない。暇だと思われる故。

第九章:自分の所在は安易に教えないこと。手の届かない人物と思わせるのも良かろうて。

第十章:豪快でスケールのでかいところをハッタリでもいいから見せつけるのも良かろう。

第十一章:仕事などより休暇を最優先にすると言う印象も大事でござる。

第十二章:常に余力をもって、全力では走らないことじゃ。テンぱったり、慌てる仕草はNGでござる。足元を晒すのは絶対避けなければならぬ。

第十三章:時には大きな失敗談を演じてみるのも良かろう。

第十四章:そなたが口下手なら書状で対処せよ。文書であれば相手に反論の余地を与えぬと言う効用もあるからじゃ。

第十五章:悪いことが続いても悪あがきは禁物じゃ。毅然とした態度で自然に受け止めよ。人が窮地に陥った時の底力を周りの物は良くみておるでな。

第十六章:劣等感を受け入れてそれを強みに変えることも大事じゃ。なかなか出来ぬ事ではあるがな。

第十七章:類はを呼ぶと言うではないか。大物人脈を拡げる努力をするのも良かろう。用がなくてもせっせと会う機会を多くする事じゃ。大物は一癖二癖もあり、嫌われるのは当たり前だと思うとる。そこを突くのじゃ。

第十八章:難しいじゃろうが損得では物は考えないという訓練をすることじゃ。義を第一に考えるのも手じゃて。

第十九章:ゆったりと動き素早く決断をする。まさしく風林火山じゃな。

第二十章:不用意な笑みは絶対見せてはならぬ。謀があると思われるからじゃ。

第二十一章:短い言葉で断言する。余計な事は一切言わぬが良い。

第二十二章:大きな素振りで体を大きく見せる印象を持たせる。

第二十三章:いざというときは沈黙を守り通さねばならぬ。

第二十四章:相手に好かれようとは思わぬ事じゃ。傍若無人でふるまうことじゃ。

第二十五章:相手から目をそらしてはならぬ。

第二十六章:嘘をつくときは相手をじらすくらいゆったりとした口調で堂々と話すことじゃ。大物感をだす訓練にもよいはずじゃ。

第二十七章:花火をどんどん打ち上げる。人がやらぬことを開拓する心構えが必要じゃ。たとえば、一億総作家になろうブームで自前の書籍をつくる輩が多いと聞くが、自己陶酔の無駄金は辞めておく方が身の為じゃ。公開懸賞応募試合には一つの興行で何千人もの領民が押し寄せる。そこで的を得るのは至難の業じゃ。いくら良い物であっても運悪く敗退する。興行側もチャットGPTなるもので下読みの効率化を図っておる故素人には手が出んじゃろう。そんな無駄なことをするより、自作を作り終えたらWeblogでもYouTubeでも公開することを薦めるがどうであろう。著作権は保障されておるし、構想やタイトル・プロットを余すところなく公開するのじゃ。さすれば伴天連達にも一目置かれるかも知れぬ。ネットの検索でも上位にくるはずじゃ。小さな日の本列島の下でこせこせしてやるより、世界に大物感を出してデビューするのも一計と心得る。是非参考にされよ。

第二十八章:相手にビビった時ほど前に出ることである。さすれば相手も一目おいてくれるはずじゃ。

第二十九章:敢えて時代にさからうのも良かろう。

第三十章:セコいことは一切やらない印象を持たせる。むずかしかろうが。

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"Sengoku Pageboy's Reiwa Chronicles 0096"

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Kasugayama Castle, Narumi Shogunate

Lord: Uesugi Michimaru Kagetora

Chronicle Examiner: Pageboy

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Year 451 of the Tensho Era, September 17th

"The Ultimate Thirty Chapters for Creating a Great Aura"

 

It seems that in the Reiwa era, great individuals are not often seen. In the Sengoku period of the Tenb? era, one had to make a bold impression, as being perceived as insignificant could be a matter of life and death. Everyone is desperate to create a sense of greatness. If you wish to become a great figure in the Reiwa era, consider these Sengoku prescriptions for reference. It should be noted that anyone can become great.

 

Chapter One: It's important to stand out, whether individually or as part of an organization. Take Hideyoshi-dono, who earned the favor of Lord Nobunaga simply by warming his sandals with his body?a man known as the most handsome in the Sengoku period. Any talent or skill will suffice.

 

Chapter Two: People's opinions are often formed within seconds based on their first impressions. Those who volunteer for a position are not to be expected to perform well. In this world, being scouted is invaluable. Those who diligently train the unseen aspects are immediately recognized.

 

Chapter Three: It's important to somehow seem impressive even while still.

 

Chapter Four: Creating a formal samurai appearance leaves a lasting impression. Even if one displays their casual attire, the image of their formality remains with others.

 

Chapter Five: In the Reiwa era, business cards are crucial. They should exude a sense of greatness. Thus, even recipients of business cards with only printed names will find them valuable. It's advisable to avoid letterpress or homemade cards, as they convey a sense of insignificance.

 

Chapter Six: Speak in a low voice consistently. Both Lord and father were owners of deep voices. A high-pitched voice can instill anxiety in others and make it difficult to inspire trust and empathy, often leading to being perceived as inept and neurotic. Speaking in a low voice calms the listener's emotions, enhances persuasiveness, and conveys an impression of intelligence. A low voice makes one appear formidable, as demonstrated by Lady Thatcher, who served as Prime Minister of the British Empire. The image of the "Iron Lady" was born from such efforts.

 

Chapter Seven: It's recommended to narrow down one's three main selling points. Having only one or two may not be enough, and having too many can make it difficult for others to remember.

 

Chapter Eight: Even if it's a lie, always give the impression of being fully booked. Don't respond immediately to favorable offers, as it may seem that you have too much free time.

 

Chapter Nine: Avoid revealing your whereabouts easily. It's beneficial to make others believe you are unattainable.

 

Chapter Ten: Display grand and impressive actions, even if it's a bluff.

 

Chapter Eleven: In the Reiwa era, prioritize vacations over work. This impression is also essential.

 

Chapter Twelve: Always maintain some reserve; never run at full capacity. Abrupt actions and hastiness are frowned upon. Exposing your vulnerabilities is an absolute no.

 

Chapter Thirteen: Sometimes, portraying significant failures can be beneficial.

 

Chapter Fourteen: If you are not eloquent in speech, deal with matters in writing. Written communication eliminates room for rebuttal and can be advantageous.

 

Chapter Fifteen: Even when facing adversity, avoid futile resistance. Embrace it with composure. Others often admire one's resilience in times of crisis.

 

Chapter Sixteen: Accepting feelings of inferiority and turning them into strengths is also important, though challenging.

 

Chapter Seventeen: Birds of a feather flock together. Expanding your network of influential acquaintances is also advisable. Even if you are disliked, it's natural for a great person to have one or two eccentricities. Exploit those areas.

 

Chapter Eighteen: Although it may be difficult, train yourself not to consider matters in terms of gain or loss. Prioritize ethics.

 

Chapter Nineteen: Move gracefully and make decisions swiftly. This is the essence of being like the wind, the forest, fire, and the mountain.

 

Chapter Twenty: Avoid showing a careless smile at all costs, as it may suggest malicious intent.

 

Chapter Twenty-One: Use concise words to make assertive statements. Avoid unnecessary details.

 

Chapter Twenty-Two: Create an impression of a larger physical presence with grand gestures.

 

Chapter Twenty-Three: Maintain silence when necessary.

 

Chapter Twenty-Four: Do not attempt to win the favor of others. Act in a bold and unrestrained manner.

 

Chapter Twenty-Five: Never avert your gaze from your opponent.

 

Chapter Twenty-Six: When lying, speak with a relaxed tone and confidence, creating an aura of greatness.

 

Chapter Twenty-Seven: Launch fireworks continuously. Pioneering uncharted territory is necessary, as many are doing the same. For example, many attempt to create their own books during the "Let's All Become Bestselling Authors" trend, but it's advisable to avoid wasting resources on self-indulgent endeavors. Instead, consider publishing your work through a blog or YouTube once it's complete, revealing every detail of your concept, title, and plot. This way, you might gain the respect of your fellow writers. Your work should also rank high in online searches. Rather than laboring in the shadows of the small Japanese archipelago, recognize the importance of projecting a sense of greatness to debut on a global scale. Please consider this as a reference.

 

Chapter Twenty-Eight: When feeling intimidated, move forward. This will likely earn the admiration of others.

 

Chapter Twenty-Nine: Dare to go against the current era.

 

Chapter Thirty: Never give the impression of engaging in petty actions, no matter how challenging it may be.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<道満丸景虎と小姓の戯言00098episode98,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月十八日

「厚労省のコロナワクチン接種後のデータ非公表の裏側」

令和幕府の領民の健康を預かる番所、厚生労働省と申すようであるが、内閣府という怪しい砦には老体の妖怪がたむろしているそうではないか。COVID-19のコロナの変異株が際限なく現れておるが一体これはどういうことなのじゃ。日の本のコロナの感染状況が全く分からなくなってしまったではないか。お屋形様も令和の領民のことが心配な故お困りなのじゃ。亜米利加や英国のワクチン開発会社の暴利が目に余る上、訳の分からぬ変異株の増殖には裏がありそうじゃ。RMAワクチンの副反応や関係するであろう医学的な責任が免除されており、治験兼用のワクチン接種であったことは明白でござる。日の本では欧米のワクチン会社の言いなりで治験接種に踏み切ってしまい、国自体の責任も一切負わない大勢になってしまったのが間違いの元じゃった。

軒猿の探りでは、1952年にGHQから跡を引き継いだJUJC(日米合同委員会)が日の本の政を操っていることが判明しておる。日の本からは為政者の姿はなく官僚のみで、亜米利加側は全て米軍関係者で占めておるのは余りにも理不尽極まるではないか。三権分立などの上をいく超法規の秘密の会合で、話の内容などは非公開が許されておる。選挙で選ばれた代議士などは相手にせずU.S.A.の一機関とされておる。米軍基地問題や人権問題で事が起こっても治外法権という特権で亜米利加人の自由は保障されておるのじゃ。コロナ禍の折でも米軍基地関係はPCRも拘留もまったく関係なく、日の本の領民にとっては恐怖そのものでも、JUJCの監視下にあるマスコミは猫のように押し黙っておる。戦国の世では全く考えられない事よ。戦前の帝がこのような国体にしてしまったからには、今更何を言っても致し方あるまいが、実に残念でござる。戦争に負けると言うことはこういうことなのじゃ。孫子の兵法では不戦の事が最も重要と書いておる。未来の日の本は努々心してかからねばならぬ。日の本の政はあと100年間(三世代)は真の独立が期待できぬでな。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00099episode99,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月二十二日

「安土山城屏風図の行方と令和文明の壁」

拙者がお屋形様にお仕えする前、或南蛮人と語り合う仲になったが、未だに世界の古代文明とやらに想いを馳せておる。そなた達も同じでござろう。好奇心と浪漫と夢を追究する心根の奥底には、狭い地球上の全ての争い事をなくすという世界観があるということを知るべきでござる。誰も好きこのんで生死をかけた戦はやりたくはないものであるが、専守防衛・防御法という技はなくては生きてはいけぬ。種子島の鉄砲伝来で日の本の国内で何万丁もの鉄砲で伴天連の植民地化を阻止した功績は大きいといえそうじゃ。宗教伝来を隠れ蓑にして聖書と銃を手にした宣教師達の落胆が目に見えるようじゃ。信長殿は安土山城の屏風図を狩野永徳どのに依頼され本物を春日山城に、偽物を天正遣欧使節団に持たせバチカンにもって行かせておった。信長殿は天正の元号の発布を自ら考案され御所に変えさせた時点で、日の本の王という印象を与えた事は大きい。安土城の天主閣に居を構えた信長殿は、屏風図では御所からの休憩所を城の下の方に作らせバチカンに自らを日の本の皇帝として認めさせようとしておった。令和の時代では未だに手がかりのつかめぬ事が多々或そうじゃが、いくつかまとめておくと、1)アトランティス大陸の所在(おそらくモロッコあたりじゃろうとお屋形様は申しておる。2)エジプトのピラミッドの謎。3)日本とユダヤの関係。4)死海文書の謎。5)火星の起源と文明。6)月の謎。7)地球のピークオイル。8)原始的貨幣経済の謎。91945年以来の文明の膠着と限界。10)地球幼年期の終わりと消滅。

手詰まりの地球の文明にも飽き飽きしたが、こうしてそなた達のことを部外者が言うのも心配しておるからじゃ。ウクライナは勝利ばかりにこだわりすぎておる。プーチン殿は永久支配への思いが強すぎる。西側の支援にも限度がある。100年も前の地上戦では勝敗がつくわけがない。手打ち式をやる必要がござる。お屋形は仲介に名乗りをあげるそうじゃ。時代への波紋の影響はかなりあると思うが、致し方ござらぬ。令和の人間同士では一向に埒があかぬからじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00100episode100,season1

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月二十三日

「人生を爽快に生き抜く処世術二十一章」

戦国の世も令和の世も人の人生の処世術は同じだと心得る。古来からの言い伝えには教訓が多く潜んでおる。拙者がいうのも何じゃが、読んで為になる代物でもないやもしれぬが、何らかの参考すべきところはある故、ご関心がござれば心してお読みなされるが良い。

第一章:戦国の世でも簡単に人の心を動かすのは事の他難しいものじゃ。心理的戦略や秘策または表面的な仕草や話し方の動向で兆候を捉えて、相手の心を動かしたとしても誠に謀が成就したとは言えぬ。なぜなら徳や信頼感のない思慮と行動はすでに冷笑されているからなのでござる。

第二章:策士は策に溺れやすい。勝ったら緒を締め自慢げに使った策を懲りずに練ろうとするものじゃ。戦いの極意は未来永劫手の内を明かさず、伝家の宝刀の使い所を誤らない事でござる。

第三章:永年鳴かず飛ばずの苦境に身を置いたとしても諦めず、周到な準備は怠ってはならぬ。良い機会はいつかある日突然必ず訪れるものじゃ。目に見えぬ日頃の精進が自己成長と人間の度量を大きくさせるもの故、初対面でも相手の目には瞬時に投影されると心得よ。MLBで三十路の頃から十年間連続200本安打という前人未踏の記録を残したイチロー殿には、目に見えぬ努力と研鑽を積んでおるはずじゃ。訳の分からぬトミー・ジョン手術にも縁はなかったのでござる。反面、大谷殿は目に見え過ぎるところで努力をしておるそうじゃが、再三のトミー・ジョン手術で二刀流の壁が大きく立ちはだかっておる事実は消える物ではない故、FAでの契約では各球団も厳しい精査と見積もりを図るのは致し方がない。苦境での目に見えない努力が見ものじゃ。

 

第四章:人相は人間関係に大きな影響を与えるものでござる。内心を偽って綺麗に装っても面相の何処かに必ず謀の筋が現れるもの故、努々油断をしてはならぬ。目は心の中を無意識に反映させるものなのじゃ。

第五章:相手の本性や本音をあぶり出すには、油断と隙を誘い酩酊と最大限の怒りを呼びこむことじゃ。さすれば、相手の器量をはかれるバロメーターともなり得るであろう。建前などは無視すればよい。

第六章:そなたらが保身と出世を望むのなら、窮地に陥って後がない者、失う物が何もない相手とは戦ってはならぬ。戦国の世では善悪のことなどには構っておれぬ。背水の陣に追い込まれた軍は死に物狂いで戦う故普段の十倍の攻撃力を増すものじゃ。窮鼠は猫を噛むというが、追い詰められた時は日頃の優劣関係はなきものと心得よ。勝負事ではいつ何が起こるか分からぬものでござる。

第七章:ロウソクは身を削りながら周りに明かりを照らし続けて一生を終える。拙者もそうありたいものよ。

第八章:盗賊品や悪銭は全くもって身につかない物と心得よ。自身の器が汚れて人格が破壊されるからでござる。

第九章:男女の友情は存在せずあるのは色恋沙汰だけだと侮っている者は、大人の本当の恋と慕情の世界を知ることなく生涯を終えるようでござる。凜とした大人の慕情は崇高なものであり、揺るぎのないオアシスなのでござる。

第十章:書状を本音で書いてしまったら百年目と心得よ。言葉で失言してしまったら形ばかりの撤回では無意味ということじゃ。一度公に口にしたら言い訳などでは相手はこの話はなかったことにという事には決してならぬ故。覚悟をもって運の尽きと諦めが肝心と心得よ。

第十一章:言葉は数ある言語の一つに過ぎぬ。それが全てと勘違いをしてはならぬ。文字通りの読み方でしか理解できぬAI生成言語の奴隷になっている令和の領民は心してかかるが良い。AIは言葉の真意と行間を読み解く術をしらぬ。研究者から与えられたデータを基にして根も葉もない歴史的検索でボロを出してしまうのでござる。例えば謙信様の姉と妹の名を問いただしたら、勝手にお市様とか春日の局とか誤魔化して言ってくるのは誠に笑止千万というものじゃて。歴史や教育のことなどは危険で使わない方が身の為じゃ。

第十二章:人は自由なほど身動きが取れないことがあるものじゃ。不自由なほど身が軽くなる事があるのが不思議でたまらぬ。

第十三章:アナログには人間回帰という武器があり、深みと暖かさが介在する。デジタルには平板さと無機質の世界があるだけじゃ。

第十四章:物事の過程を蔑ろにし結果だけしか観ない者は、中身のない器の人間になるはずじゃ。

第十五章:人間には神から与えられた試練というものがある。人は生まれた時から本能と悪との対峙と付き合わねばならぬ。有史以来、人類が未だに試行錯誤と混乱のまっただ中にいるのが、そなた達は手に取るように理解できるはずでござる。

第十六章:人が表現した作品を完璧に善し悪しの色をつける時でも、個人の私的感情からは逃れられない。究極的には自分好みの境地に近いを選びがちになるのは仕方あるまい。たとえ評価はされなくても日頃の切磋琢磨の努力を蔭で観てくれている人はいるはずじゃ。

第十七章:現実からの逃避は人間に与えられた本性でもある。娯楽という虚構の世界が想像力や創作力を募らせ、理想の世界を構築してくれるから、領民は快適さを求めて生きて行く欲求が生まれ、夢と浪漫の世界を観ることが出来るという。お屋形様もそうお想いじゃ。

第十八章:作為的に若返るというのは本来の美しさに逆行するものじゃ。自然と綺麗に老いるほうが、遙かに美しく理にかなってござる。

第十九章:孤独力と孤高力は強い方が良い。寂寞感で自失するのは個の確立が出来ていない証拠じゃ。戦国の世での修練が必要でござる。

第二十章:相手に優位に立ちたければ肉声より書状が勝るものでござる。苦手な電話や接待より、固定化した環境で訴求するほうが良いと存ずる。

第二十一章:ある弱小の国の王に仕える将軍Aが出世欲の余り、敵である最強の王に寝返った。残された将軍Bは戦いで囚われ最強の王の捕虜になった。将軍Bが将軍Aに引き抜かれそうになった時、破格の待遇が最強の王から提示された。将軍Bは弱小の王のためなら命は惜しくないと断り、処刑の覚悟をしていた。最強の王は涙を流し、その後、弱小の王の国と最強の王の国は和睦を結び、寝返っていた軍師Aは処刑された。忠義と抱かぬ二心は時代が変わってもその価値は変わらぬものなのじゃ。

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<Sengoku pager's Reiwa record 0100>

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Kasugayama Castle, Narumi Shogunate

House: Uesugi Domanmaru Kagetora

Observation record inspection: page

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Tensho 451 September 23rd

 

Chapter 21: How to survive life exhilaratingly”

 

I realized that the way people manage their lives is the same in both the Sengoku era and the Reiwa era. There are many lessons hidden in the ancient legends. Whatever I say, it may not be something that will be of any use to you, but there is some reference to it, so if you are interested, please read it carefully.

 

Chapter 1: Even in the Warring States era, it is difficult to easily move people's hearts. Even if you try to move the other person's heart by picking up on signs through psychological strategies, secret plans, or superficial gestures or trends in speech, it cannot be said that your plan has truly succeeded. This is because thoughts and actions without virtue and trustworthiness are already ridiculed.

Chapter 2: Strategists tend to get addicted to schemes. When he wins, he always tries to draw up strategies that he proudly uses. The secret of battle is not to reveal your true intentions for eternity and to never make the wrong use of the legendary sword.

Chapter 3: Even if you find yourself in a predicament of not hearing anything for many years, you must not give up and make thorough preparations. A good opportunity will always come along one day. Since the invisible effort you put in on a daily basis increases your self-growth and your capacity as a person, be aware that even when you meet someone for the first time, you will be instantly reflected in their eyes. Ichiro, who set an unprecedented record of 200 consecutive hits for 10 consecutive years in MLB since he was in his 30s, must have put in invisible effort and training. I had no connection with the incomprehensible Tommy John surgery. On the other hand, it seems that Otani-dono is making an effort that is too visible, but the fact that he has faced a huge barrier due to repeated Tommy John surgeries does not go away, so each team will not be able to do so if he signs a free agent contract. It is unavoidable to carry out rigorous scrutiny and estimation. The invisible efforts made in difficult times are something to behold.

 

Chapter 4: Physiognomy has a great influence on human relationships. Even if you fake your inner feelings and pretend to be nice, there will always be a plot somewhere on your face, so you must never let your guard down. The eyes unconsciously reflect what's inside your heart.

Chapter 5: In order to reveal the true nature and true intentions of others, you must let your guard down and let them down, and provoke them into drunkenness and maximum anger. If so, it could become a barometer for measuring the opponent's ability. You can ignore the appearance.

 

Chapter 6: If you want to protect yourself and advance your career, don't fight someone who is in a bind and has nothing to lose. In a world of warring states, there is no concern about good and evil. The army, forced into a backwater position, fights desperately, increasing its attack power by ten times its normal strength. It is said that the cornered rat bites the cat, but when you are cornered, remember that the usual relationships of superiority and inferiority do not apply. In a game, you never know what will happen.

Chapter 7: The candle continues to shine a light around him and ends his life while chipping away at himself. That's what I want to be too.

Chapter 8: Remember that stolen goods and bad money are completely unacceptable. This is because your own vessel becomes unclean and your personality is destroyed.

Chapter 9: Those who despise the existence of friendship between men and women, believing that there is only love affairs, seem to end their lives without ever knowing the world of true adult love and yearning. A dignified adult's love is a sublime thing, an unwavering oasis.

Chapter 10: If you write a letter with your true feelings, know that it's been 100 years. If you make a verbal mistake, a token retraction is meaningless. Once you say something publicly, the other person will never be able to pretend it never happened just by making excuses. Remember that the key is to be determined and not let your luck run out and give up.

Chapter 11: Words are just one of many languages. Don't make the mistake of thinking that's all there is to it. Citizens of Reiwa, who are enslaved by an AI-generated language that can only be understood literally, should be careful. AI doesn't know how to decipher the true meaning of words and between the lines. It's a shame that you end up doing groundless historical searches based on data provided by researchers. For example, when I asked the names of Kenshin-sama's older sister and younger sister, they automatically told me Ichi-sama or Kasuga no Tsune, which was really laughable. Things like history and education are dangerous and it's better for you not to use them.

 

Chapter 12: The more free people are, the more they can be stuck. I find it strange that I can become so light that I feel inconvenienced.

Chapter 13: Analog has the weapon of human return, intervening depth and warmth. In digital, there is only a flat and inorganic world.

Chapter 14: Those who despise the process of things and only look at the results will become empty vessels.

Chapter 15: There are trials given to humans by God. From the moment we are born, we have to deal with the confrontation between our instincts and evil. Since the beginning of recorded history, you should be able to understand that humanity is still in the midst of trial and error and confusion.

Chapter 16: Even when a person's works of art are perfectly labeled as good or bad, one cannot escape from one's personal feelings. Ultimately, it can't be helped that you tend to choose something that is close to your personal preference. Even if you don't get any recognition, there are bound to be people out there who are watching your efforts through friendly competition.

Chapter 17: Escaping from reality is also part of human nature. It is said that the fictional world of entertainment stimulates their imagination and creativity, and allows them to build their ideal world, giving the people a desire to live in search of comfort and allowing them to see a world of dreams and romance. Mr. Yakata also thinks so.

Chapter 18: Artificial rejuvenation goes against one's natural beauty. It is far more beautiful and logical to age naturally and gracefully.

Chapter 19: The stronger the power of solitude and solitary power, the better. Feeling lonely and losing yourself is proof that you have not established yourself as an individual. Training in the Sengoku era is necessary.

Chapter 20: If you want to gain an advantage over your opponent, a letter is better than a physical voice. I believe it is better to appeal in a fixed environment than over the phone or in entertainment, which I am not good at.

Chapter 21: General A, who serves the king of a small and weak country, is so greedy for promotion that he defectes to his enemy, the strongest king. General B, who was left behind, was captured in the battle and became the prisoner of the strongest king. When General B is about to be taken over by General A, he is offered exceptional treatment by the most powerful king. General B refused, saying that he was willing to sacrifice his life for the sake of the weak king, and he was prepared to be executed. The strongest king shed tears, and after that, the weak king's country and the strongest king's country made peace, and Tactician A, who had defected, was executed. Even if the times change, the value of loyalty and a double heart remains unchanged.

 

<道満丸景虎と小姓の戯言00102episode102,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月二十六日

「貴景虎は何処に」

令和での武芸試合も多岐にわたる故、拙者も何処を観たら良いか悩む所でござる。昨今で目についたものは、大谷殿の二刀流と怪我・陸上女人武者・天正の頃からの大相撲などでござるが、お屋形様は拙者の感想を申しても良いというお許しを頂いた。MLB各球団はFAでの野球武士獲得に余念がござらぬが、長期の大型契約が代理人を通してのものが多いと軒猿から聞き及んでおる。来年は三十一歳を迎える二刀流武士の大谷殿のタイトルを獲るのは難しかろう。弱点を徹底的にマークされるからじゃ。2023年はア・リーグの打者の低迷もありホームラン王はほぼ確定しておる。二度目のMVPも有力視されてはおるが満票とは行くまい。2024年では二度目のトミー・ジョン手術を終えたようじゃが、左打者のみでシーズンを通しての活躍はある程度期待できるが、疲労からくる怪我の可能性も大いにあるとみておる。それ故、各球団では大谷殿への厳しい値踏みは避けられぬ。八百億円10年契約という噂は怪我が判明する前まではあったが、このところメディアでもトーンダウンしておる。大型の長期契約は実力のある野球武士の独占的所有欲と商業的な戦略、そして代理人の思惑などがあり、おそらく半分くらいの契約額となるであろう。大型契約をした野球武士がコンスタントに怪我もなく10年も働ける訳がない。野茂殿や入りイチロー殿は特別でござる。怪我の多いトラウト殿はこの先大型契約とはいかないであろう。WBCで燃え尽きた感もある。大谷殿とて同じじゃ。どこぞの武士でも五体満足・健康だけが頼りなのじゃ。戦国の世で体を壊したら戦は出来ぬ。日の本の陸上女武者も少しは強くなっておる。田中女武者もアフリカ勢を尻目に頑張っておる。投てきも北口女武者が金メダルを取りおった。誠にあっぱれでござる。陸上武士の姿をみておると胸がスカッとするのじゃ。どうしてなのかは拙者にもわからぬ。大相撲の九月場所では千秋楽の優勝決定戦で大関が平幕下位の相撲武士に変わり身を見せて辛うじて勝ったわけでござるが、拙者はなんともスッキリした気分にはなれぬ。「貴景虎」という四股名ならともかく、道満丸様の家族を自刃に追い込んだ景勝殿の名をつけた「貴景勝」というではないか。お屋形が怒り心頭なのも当然と存ずる。幕内武士全員が常に優勝の機会があるのも珍しく思うが、看板相撲武士の誕生はいつになるのでござろうか。霧馬山は四股名を変えぬ方が良かったとお屋形様は申しておる。霧島は母音の音が少なく弱々しく聞こえるのじゃ。豊昇龍は四股名が立派過ぎる故名前負けであろう。熱海富士は庶民的な四股名でこれから人気がでるやも知れぬ。性格が明るいでな。琴ノ若の体と目がしっかりしておる故大関や横綱の風景が見られるやもしれぬ。四つ相撲が強いからこれからも強くなるはずじゃ。貴景勝は押し一手の相撲では綱は張れぬ。大関が精一杯と存ずる。それはともかく我が「貴景虎」殿は一体何処におるのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00103episode103,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月二十八日

COVID-19のワクチン製薬会社への疑惑と陰謀論」

令和時代においては中国と亜米利加の企業などが共に投資していた武漢のウイルス研究所からコロナウイルスが流出し、急速にパンデミックになって三年が経とうとしておる。真偽のほどはわからぬが、各製薬会社からのワクチン接種をすればするほどガンの死亡者が増えていたという軒猿からの報告をお屋形様は受けておる。治験もままならぬうちに緊急事態扱いという特例を隠れ蓑にして世界各国へ売り渡したということじゃ。ワクチン製薬会社は多額の金子を手にしておると聞き及んでおる。2019年までのワクチン接種以前のガンの死亡率は低く推移しておったのでござるが、ワクチン投与が始まった2021年、2022年では急激に卵巣ガン・子宮ガン・白血病などの死者が増えておる。このことは欧米の製薬会社と各国の医療機関が、医療に携わる関係者に沈黙の箝口令をだし、治験兼用のRMAワクチン接種推奨へのごり押しのPRを強制させた疑念がある。毘沙門堂におる、お屋形様の見立てではその状況が透いて見えるのじゃ。時は変わってもどの国でも陰謀論や調略は数えきれぬほどあるのは致し方ござらぬ。言論を封じ込める術は戦国の世と大して変わらぬ。日の本の製薬会社もワクチンの特効薬がありながら、令和幕府が許可をださぬのにはそなたらは何故、可笑しいとはおもわなんだか。亜米利加の隷属幕府であるから敢えてここで言わなくても存じておろう。お屋形様や拙者が令和の世界を変えれるわけでもない。しかし諫言だけは許されよ。真実が明かされるのにはこの先何十年もかかるやもしれぬ。そなたらが冥土に入ってからじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00104episode104,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 九月三十日

「クマの惑星」

令和の遙か以前に「猿の惑星」というSF映画がござったが、若き領民にはあまり馴染みがござらぬであろう。宇宙飛行士が1000年後の地球に時間移動しての話じゃが、いささか衝撃的でござった。21世紀の核戦争で突然変異かどうかわからぬが、猿が退化した人間に変わって地球を支配しているのじゃが、令和の時代でもその兆候が見られぬわけでもない。日の本では人間に生活圏を奪われたクマが城中までも忍び寄ってきておるではないか。一重にこれは人間どもの身勝手な乱開発と人間優先の生存権拡大から来ておるのは軒猿からも聞き及んでおる。伴天連の地でも人間同士の生存権争いで紛争が絶えぬと聞いておる。拙者も含めて我ら人間はこの惑星を独り占めにしようとしておる。文明レベルが未だにゼロでレベルが遙か上の宇宙の文明からすれば、この惑星は未だに原始的な世界ということになる。それ故お屋形様は毘沙門天で俗世を絶っておられるのじゃ。この世で光の速さが最もであるという定説が覆されるまでは人間文明の進化はござらぬであろう。クマが人間を駆除する世界も間近に迫ってきておる。そなた達は心してかからねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00105episode105,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 十月壱日

「戦国の恋愛事情」

令和の世では敗戦後の民主主義的な風土でそなた達若武者や女武者の慕情の世界を謳歌しておるようじゃが、好いた惚れたの求愛ごっこで一緒になったところで、本来の赤い糸の運命でどうなるか分からぬいことが多いと聞く。拙者にも若い頃、想い人がおってな、しか相手には許嫁がおったのでやむなく、想いだけで終わった事がある。その想い人は許嫁と一緒になったもののわずか数ヶ月で離縁となってしもうた。互いに生活を共にすれば本能と本音でよくぶつかり合う夫婦を目にしておったが、致し方ござらぬ。想い人はその後出家して今では、拙者とお屋形様と共に良き茶飲み仲間といった間柄でござる。そなたらも求愛しあっても互いに本当に思い合っているのか、赤い糸が確かにあるのか、などよく吟味されたほうがよかろう。初恋の想いは人生を左右することが多いようじゃ。生殖的な欲求や生理的なはけ口を併行するならそなたの慕情は偽と心得よ。想い人を思っているならば、まず相手の幸せの道を祈る事じゃ。自分の狭い世界に閉じ込めてはならぬ。互いに自由な慕情空間を構築しあっていくことが恋愛の世界を拡げることになるのじゃ。好いたなら相手に言葉で布告しても本当に好いておるのか分からぬものでござる。そのときは、スタートラインに戻って真っ白な自分の気持ちと相談することが肝心ぞ。人の気持ちなど状況が変わればとんでもなくかわるものじゃ。想い人が大切なら何があっても不動の気持ちを一心不乱に守り続けることじゃ。造語かも知れぬが、それを凜愛と申す。信じるか信じないかはそなたら次第でござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00106episode106,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 十月壱日

VIVANTと軒猿」

令和のTV局では多くの芸人主導の娯楽番組を放映されておるが、時折真面目なドラマが垣間見られる。日の本は中国の歴史ドラマや亜米利加の聖林制作のドラマに到底追いつかぬレベルに置いておかれて始末じゃが、本気をだせばもっと良い作品は作れるはずなのじゃ。「おしん」や「スラムダンク」、「セーラームーン」、「氷点」、「白い巨塔」、「不毛地帯」、「七人の侍」、「乱」、「影武者」、「天と地と」、「半澤直樹」などは世界にもひけは取らぬ。最近では「VIVANT」というドラマが目をひいておる。国防上の理由で自衛隊の別班の存在自体が公に議論になっても、令和幕府が完全否定しているころは素直に認めなければならぬ。選挙で何年かごとに選ばれる為政者には国を守る諜報機関には交ることはない。要するに知るわけがないのでござろう。日米合同委員会でも議題には挙げられぬ事情があるのでござろう。それだけ、超法規的な組織が表沙汰になれば国は危うくなる。敗戦国の日の本は亜米利加に内情を知られればタダでは済まぬ覚悟が必定じゃ。

亜米利加とて同盟国への無断での通信傍受を平気でやっているのは年間100兆円にも及ぶ圧倒的な軍事力が背景にあるからじゃ。イラクのフセイン殿やリビアのカダフィ殿は国連に加入していながら死に追いやられてしもうた。亜米利加の中東でのドル決済の見直しで追いやられてしもうたと軒猿からの報告でござる。ビン・ラディン殿は元CIAの要員でござったが、勝手に911の首謀者にされ、オバマ殿に潜伏先で死に追いやられたとも聞き及んでござる。真偽の程は分からぬが。日の本は敗戦国でありながら平和憲法を絶対的に遵守し、それでも専守防衛による少数精鋭での圧倒的な最強の陸海空の軍を維持しておる。二度の原爆の被害に遭いながらも他国が日の本への侵略をためらうのも理解はそなたらも出来るであろう。ロケット花火などを頻繁に打ち上げる国は相手にせぬ方が良い。ビン・ラディン殿、カダフィ殿、フセイン殿の様になる可能性が高いからじゃ。怯えたり怖がる者ほど強がりと遠吠えをさらすものじゃ。戦国では強い者ほど争うことには関わりは持とうとせぬものじゃ。争い事があっても和をもって尊しとするのが国を守る基本となることを肝に銘じなければならぬ。孫子の兵法では争わないで不戦の成り行きを重視するのが勝利への道と言っておるではないか。拙者には国の機関以外の誰も知るよしもない別班的な組織があるものと心得る。軒猿は上杉の忍者でありお屋形様の独自の諜報機関でもある。令和においてはだれがその様な使命で動いているかは誰も知るよしもないし、知ってはいけないのじゃ。あからさまに自衛隊の別動隊ですなどとマスメディアにシャリシャリ目立つことは禁句なのでござる。為政者による国家転覆という事態もあり得ない訳ではないし、海外から乗っ取られる可能性もないではない。ドラマでは筋書きがありすぎて相手に先回りされるほど本物の「別班」はマヌケではござらぬ。彼らにしてみれば徹底的に目立たず知られずに世の中を動かす醍醐味も面白かろう。日の本の国体が民意で守られているのはそのお陰かもしれぬ。そなたらも余計な詮索はしても良いが夢想の域を出てはならぬ。これは夢想の域ではあるが、2023年の元首相暗殺の件については各方面からの指摘もあるように、病院側と警察側の見立てが完全に真逆となっており、裁判になっても実際の証拠と状況証拠は検察には相当不利なものとなっておる。実行犯は山上殿となっておるが、殺人未遂としての司法の判断が下されるやも知れぬ。それだけ不可解な出来事であったのでござる。お屋形様は誰にも言うではないと釘を刺されてはおるが、ヒントだけなら宜しかろう。絶対に存在を明かしてはならぬ何処かの者達による超法規で国体の維持の為の出来事だったとしかここでは言えぬ。許されよ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00107episode107,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 十月壱日

「急いては事を仕損じる大谷選手のハイブリッド人工靱帯手術」

今シーズンで残り三十試合を残してリタイアした大谷殿の体の具合はいかがなものなんじゃろうか。お屋形様も心配のご様子じゃ。怪我が判明した時点ですぐ手術を受けておれば2024年も投打で活躍できる可能性もあったはずなのじゃが、その後も無理を押して出続けた結果かも知れぬ。ホームラン王の代償は余りにも大きかったと振りかえる日が来ないとも限らぬが、それは覚悟の上でござろう。外野の者がとやかく言うことではないやもしれぬが。軒猿から聞くところによると、大谷殿は2018年にトミー・ジョン手術とやらを受けたのでござるが、自分の体の他の部位から腱を移植するものでござった。翌年には途中から打者としてのみ出場し20本ほどのホームランを放っておった。その後は二年ほど破竹の勢いで二刀流を世に示したものじゃが右肘の方は完治しておらなかった。本来ならWBCはシーズンでの査定は該当せず、参加しないのが殆どでござる。世界一といっても参加国が少なすぎてその言葉に見合う価値なのかは拙者にはわからぬ。無理して参加した結果が故障という事態になったのは十分予想されていたはずじゃ。戦国の戦いでも一寸先は闇とよく言われるが、令和の世でも相通ずるところがあったので、内心ホッとしてござる。所詮、皆生身の人間のやることじゃ。無理をすればかならず何処かで何かが起こるものでござる。三十路にでもなれば体にガタが来るものじゃ。大谷殿は今度はハイブリッド手術といい、人工の靱帯を肘に埋め込むというものでござる。今後早期復帰出来るものの打者専念でも手術の副作用があり、2023年は本来の打撃を期待するのは酷な話かもしれぬ。早く復帰できるメリットはあるが、違和感と副作用で2025年での二刀流は蓋を開けてみないと誰にも分からぬ。手術は上手くいったのかどうか分からぬが、いつものトミー・ジョン手術を受ければ時間はかかるかも知れぬが、体力のことも考えて判断された方が良かったと存ずる。アメリカン・リーグでの本塁打王は日本人としては初めてのようじゃな。お屋形様も今宵は祝いの酒をたしなむそうじゃ。ナショナル・リーグのホームラン王は50本以上のようで、本数に開きはあるがタイトルはタイトルじゃ。貰っておいて損はござらん。大谷殿のFAでの契約額は史上最高額というふれ込みでござるが、拙者の見立ては正反対でござる。ファンには申し訳ござらぬが、単刀直入に申して、短期契約で二億ドルということになるものと存ずる。三十路を越えての長期契約でも二刀流では再度の右肘の故障の可能性が50%となれば、契約する側もかなり慎重になるはずじゃ。MLBのルール変更でダブルフックが導入されると指名打者の出番が少なくなり規定打席も危うくなる。手術後の副作用がプレーに影響がでることも予想される。となれば、10年とかの大型契約は考えられぬ。三十代の半ばまではメジャーでやれれば良いと思うとる。プロ入りして10年以上やっているので、この先の賞味期限も考えておかねばならぬ。健康が第一ということじゃ。来期は思わぬ打撃不振が伴うかも知れぬが、真のファンならそういうときこそ応援してあげるのが義に叶うというものと心得よ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00108episode108,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 十月三日

「消費税還付金をもっともらしくさせるためのインボイス制度という愚策」

今大企業の輸出での消費税額には超軽減税率が適用されておるというではないか。輸出業者には消費税は0%である故、税務署からの巨額の消費税還付金が戻ってくると言う話でござる。トヨタをはじめ大手十社ほどで何兆円にも上る消費税還付金を手にするという税のシステムは不公平で、零細や中小企業、自営業者では今後廃業か死を覚悟せねばならぬ事態にお屋形様も堪忍袋の緒が切れたと申しておる。昭和幕府も平成幕府も令和幕府も大商人優遇政策を進めており、ない袖も振れぬ領民にはますます我慢を強いるという事になっておる。それでも領民達は選挙を棄権し他人依存志向の日々を送っておる。それでは国体の変革は出来るはずもない。そなたらでは無理でござろう。フィデロ・カストロ殿やチェ・ゲバラ殿たちのキューバ革命もどきの事をやらねば日の本の政は終わりでござる。現議院内閣制の政の弊害が多々あるにも関わらず誰も何もしようとはせぬ。大企業の横柄を既成事実化させようとするための、インボイス制度の強行は、マイナカードの保険証の紐付けのごり押しと酷似しておる。努々幕府は信用するでない。消費税は撤廃し、元の累進課税システムを正常化させ、特別会計を可視化させて一般会計と合体させることが大事でござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00109episode109,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十一年 十月四日

「異議あり、mRNAワクチン研究開発者へのノーベル生理学医学賞」

2020年からのパンデミック騒動からまだ三年ほどしか経っておらぬのに、事実上の治験中のコロナワクチンの開発者が二人ノーベル賞を授与したと聞いておる。当事者は寝ていた時に受賞の電話があたっとされておるので、ことわざ通りの寝耳に水というところじゃろう。それよりも、なぜそこまで利権と汚職の温床となっておるコロナのワクチンにノーベル財団はこだわるのであろうか。未だにコロナワクチンのせいで死に至った症例が多く存在しているのにも関わらず、欧米の製薬会社や各国の公的機関が関わっているかもしれないであろうという憶測も数えきれぬほど耳にするのでござる。ノーベル賞には時期尚早でござる。mRNAワクチンの有効性や安全性とは無縁の開発技術や開発の糸口を掴んだという事に対する受賞の理由を唱えてはおるが、もう少しファイザーやモデルナ社などへの調査や検証を行い、接種後の事故が増え続けている事実とデータの公開(まだ治験中であるから難しいと存ずるが)を途中でも良いから明らかにするべきでござる。令和幕府の厚労省がCOVID-19mRNAワクチン接種での健康被害の受理件数が9000件近くあり、死亡に至った受理件数が1000件近くあり、死亡の認定は300人に迫るという公表結果を出しておるではないか。大手のかわら版はなぜ押し黙っているのかさっぱりわからぬ。令和幕府は伴天連文明への忠犬ポチみたいなものでござる。ファーザーやモデルナというワクチン会社は日の本で工場をどんどん増やしておる。日の本の領民は多くて七回はワクチンを接種しておる。治験の協力度では世界でも他を引き離しておるが、健康被害が増え続けているという事実は、ノーベル賞でワクチンにお墨付きを与えたということにはならぬ。財団は賞を取り消すべきじゃとお屋形様も仰せでござる。武漢のウイルス研究疑惑や米中のウイルス共同開発疑惑が晴れない限り、ノーベル賞受賞を拙者やお屋形様は認めるつもりはござらぬ。まだパンデミックから三年くらいしか経っておらぬ。未だに感染者が後を経たぬ。どういうことなのじゃ。日の本では七回目ほどのワクチン接種を迎えておる。いくら接種してもキリが無い。いつまでやらせるのじゃ。治験国家日の本の消滅の日をこの目では見たくはござらぬ。アングロサクソン優勢の地球文明の未来の限界も見えてきそうじゃ。令和幕府は亜米利加の隷属を強化しており、ワクチンでも治験優先の政をしておる。お屋形様はそなた達の未来が心配なのでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00110episode110,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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 天正四百五十一年 十月五日

 

「戦国令和対応、他言無用の最強のリストラ防衛術十六章」

 

 天正の戦国の世でも戦に負ければ足軽は即刻首になり、落ち武者狩りの餌食になる。令和の時代でも会社が倒産したら社員は路頭に迷い、再就職への道を選ばなくてはならぬ。企業のM&Aでも職場が整理や統合で辞めさせられる領民もさぞかし多いと見ておる。拙者も以前は他の武将の足軽ではあったが、世渡りの術を心得ておったのでなんとか、今のお屋形様に仕えることが出来たのじゃ。 一家の大黒柱が職を失うとなれば家族共々路頭に迷い、物貰いの生活を余儀なくされることであろう。それ故、役に立つかどうか分からぬが、悪魔のリストラ防衛策十六章をそなたらに捧げよう。

 

 戦国令和対応、他言無用の最強のリストラ防衛術十六章

 

 第一章:愛社精神は持たぬことじゃ。一人の大名の陣に仕えたとしても生涯生活の保障があるわけではござらぬ。殿への義は尽くすが、戦に負けたときの状況を常に考えておくべきでござる。ましてや独り身でないときは片時も心に隙をつくってはならぬ。

 

 第二章:外部の人脈を優先するべし。うち仲間だけでの人脈だけでは心許ない。いざという時に支えてくれそうな人脈を何気なく築いておく事じゃ。外での人脈は必ずいつか役に立ってくるものでござる。

 

 第三章:男なら女性を、女性なら男を味方につけることじゃ。

 

 第四章:人事権や上司の個人情報を入手し弱みを握って置くことも大事じゃ。必ずいざというときに役に立ってくれるものでござる。

 

 第五章:取引先と共同戦線をはるプロジェクトにはいつも名を連ねておくことが肝要じゃ。戦に負けたとしても誰かが必ず救ってくれる。拙者がその口でござった故、これは強く推す。

 

 第六章:勤め先にコンサルタント会社が入ったとしたらその先はないと心得よ。リストラ要員にされたら地獄の底まで奴らは追ってくる。心してかかるのじゃ。

 

 第七章:いつもネットやメディアでの投稿魔であると印象づけたほうが良かろう。リストラ側は世論に敏感でござる。炎上は彼らにとってはNGでござれば。

 

 第八章:中途半端な派閥は避けられよ。一匹狼のほうが泳ぎやすいからでござる。

 

 第九章:社内(陣中)でも皆敵と心得よ。内応する者を把握しておくことじゃ。

 

 第十章:会社の相関図を常に頭に入れて置くが良い。

 

 第十一章:大物との接点があるとつねに周りに匂わせることは重要でござる。

 

 第十二章:社内外ではノミニュケーションを優先し、日頃から一目置かれるように徹するが良い。

 

 第十三章:金銭トラブルがあっても黙秘をせよ。沈黙は金なりと良く申すではないか。

 

 第十四章:日頃から人徳を磨き来たるべき時に備えよ。

 

 第十五章:リストラされたら会社側には甚大な被害を生む風評を流すが良い。

 

 第十六章:会社に見切りをつける潮時を常に意識せよ。弱みは絶対に露呈させてはならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00111episode111,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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 天正四百五十一年 十月六日

 

「御館の乱の真実」

 

天正六年の三月に謙信様が身罷われ、翌年の春には景虎様が景勝殿との跡目騒動で自刃に追い込まれたことはご存じと思うが、景虎の長子である道満丸様は景勝殿の罠にはまり惨殺されたのでござる。歴史書では確かにそう書いておるが真実は別の所にござる。それに御館の乱の跡目争いは景虎様の死で終わったのではござらぬ。景虎様には華渓院との間に二人の子息(道満丸とその弟)と一人の姫、側室との間にも姫がお一人おり申した。春日山へ憲政殿と和議のため同行したのは道満丸様と瓜二つの弟君で、二人とも景勝側により途中で惨殺されたのでござる。道満丸様は謙信様の妹で加地城の加地春綱殿に嫁いでいた鳴海院さまの元で元服になるまで匿まわれておいででござった。天正十五年、元服した道満丸様は新発田重家と秀吉・景勝軍を上回る三十万規模の軍を形成し、諸国の後押しも加わり、御館の乱の決戦が行われたのでござる。天正十五年まで阿賀北衆の反抗は続き、秀吉・景勝軍と一進一退を繰り返しておった。戦いに勝利した道満丸様は秀吉殿と景勝殿は粟島というところに流刑者として生涯を終わらせることにしておった。道満丸様は謙信様が書かれておった血判の遺言状を鳴海院から手渡され、天下を収めるに至ったのじゃ。それが春日山城の鳴海幕府でござる。景勝と兼続は謙信様の遺言状の中身をご存じであった。それが、鳴海院様の元にあるがために、執拗に阿賀北衆への攻撃を緩めようとしなかった事情もござる。鳴海の金山には多くの金がでて日の本の約半数を占めていたのでござる。そのこともあったのでござろう。信じるか信じないかはそなた達次第でござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00112episode1129,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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 天正四百五十一年 十月六日

 

「大谷翔平殿がそれでもFA後エンゼルスに残留する根拠」

 

2018年にエンゼルスに入団して6シーズン目でアメリカン・リーグのホームラン王のタイトルを手にした大谷殿であるが、右肘と脇腹の故障さえなければ、まさしくMLBの両リーグのMVPは手にしていたであろう。亜米利加のメディアではFA後は大谷が勝てる球団や高額な長期大型契約、二刀流出場の保障、などでエンゼルス残留の芽を摘む報道を過熱させておる。拙者が大谷殿の気持ちを代弁するなら、こう言うはずじゃ。縁あって日の本からエンゼルスに入団したのはポスティング制度を利用し、二刀流を大谷殿の主導で受け入れてくれたのでござれば、これまで怪我をしても面倒を見てくれた球団に対して大きな義を抱いておる。それ故、ワールドシリーズに出られる常勝球団や伝統ある球団に行って肩身の狭い状況に身を置き、怪我をしたら契約解除ということになるやも知れず、主導的な二刀流の野球を続けられる保障は未知数でござる。契約金額にこだわる大谷殿ではござらぬ。こだわっているのはエージェントの方でござる。彼らには契約額が高ければ高いほど実入りが増える故強気な姿勢にならざぬを得ぬのでござろう。右肘の手術で今後のプレーに支障があってもポジティブな見解しかしないのはそのことがあるからじゃ。MLBでは今後大幅なルール変更は避けられない。なぜならアメフト・バスケット・アイスホッケーに後塵を拝した野球人気は下降気味であるからでござる。MLB幹部は二刀流にばかり関わってはおられない。怪我を乗り越えて復活したナショナル・リーグのロナルド・アクーニャ・ジュニア選手(二十五歳)の様にシーズンの打率が三割三分以上、ホームラン四十一本、盗塁七十個は凄すぎるではござらぬか。大谷超えの若き選手もどんどん台頭してくる。三十路を迎えた大谷殿のベストな道は、二刀流でも三刀流でも自分の世界を築くことでござろう。外野手でもやれるのでござればDHに固執することもござらぬ。ナンバーワンよりオンリーワンに切り替えた方が良い。たとえ弱小球団であろうとそれを押し上げてワールドシリーズで奇跡の勝利を手にすることでござる。好きな野球を自分なりのイメージで思う存分発揮できる球団に残る方が誠、義にかなうやり方とお屋形さまも思うておる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00113episode113,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月七日

 

「大相撲の品格と心・技・体の心得」

 

西暦二千二十三年、天正四百五十一年の大相撲九月場所の幕内最高優勝は十一勝四敗というレベルの低いものとなっておった。しかも優勝決定戦で格上の大関が格下の幕内の下位力士と対戦した折、立ち会いで変化技を用いて勝利し見事賞杯を手にしたのでござる。しかしでござる、格上の力士が変化技で優勝したことが思わぬ波紋を投げかけておった。この先押し一手の変化相撲に光明を見いだそうとする心根では横綱になるのは難しかろう。御館の乱では我がお屋形様の父君を死に追いやった景勝殿の名をかたる不届き者と拙者の偏見もあるが、悲しいことに心情に身を任せるその性癖は今もってなおってはござらぬ。許されよ。それはともかく、相撲取りには心技体と品格の器量を備えることが求められるのはご存じであろう。八百長や女郎との戯れで番付を下げられたり、廃業にさせられた力士は多い。大相撲の番付は相撲が強いのは当然ながら、礼儀作法や人としての品性も持ち合わせていることが必要なのじゃ。勝つためには手段を選ばないのを信条とするのは、いつかは自滅の道を進むのも致し方なかろうて。幕内優勝は三度以上(四度未満)負けては価値がない。幕内最高優勝の基準を決めることも必要じゃ。優勝該当者なしでも良いではないか。芥川・直木勝にも該当者ナシの時もある。さすれば、大相撲に希少価値を生み出すことが出来るというものじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00114episode114,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十二日

 

「猫も杓子も文芸武士・文芸女武者志望時代」

 

書状や文はお相手の心を打つものでなければ意味が無い。想い人への切ない気持ちを書き記すのにも勇気が必要じゃが、相手がそれを目にしても素知らぬ態度や仕草をしている光景を想像するのが怖い気がしないでもない。言葉というものは気持ちをありのままにことをただ表せば良いというものでもない。拙者の言いたいことが分からぬか。いくら相手を恋しいと自考したとしても本心や本能で確信をもって自覚するとは言いがたい。真っ白な世界で紅い糸があるのか探る作業も時間も必要じゃ。相手が好みの者であってもいざ生活を共にすると衝突して離縁する足軽達をよく見かけるが、馬が合う、以心伝心、自然接着、空気が合う、とかの慕情空域の善し悪しが伴侶の獲得につながるものと心得る。文芸でも同じでござる。自分が書いた書状が領民にとって良き伴侶になってくれるかはそなたの日々の修練次第でござる。文芸興行で書状や文を募集しておっても、訳の分からぬ指南役から教わって少しは役に立って予選で残ったにしても所詮そこまででござる。何千人の応募者から一人だけ選ぶのには選ぶ側の好みが左右するもの故、相手にされなくても気にすることはないのじゃ。令和の時代は、芥川・直木賞というものが年に二回もあり多くの文芸武士の卵が生まれておると聞き及んでおる。文だけで生活できるのはごく一部と軒猿からの報告もござる。死ぬまで興行に応募するものもおるじゃろうが、考え直したよかろうと思うのでござる。生きているときだけが文の勝負期間と狭めてはならぬ。死んだ後でケリをつけるという器も必要じゃ。猫も杓子も文豪志望を抱いても夢は叶えまい。さすれば、生きているうちに名作をどんどん書き溜めておくのじゃ。かのヴィンセント・ゴッホ殿は生前では絵一枚しか売れておらぬが、死後一作で数十億円もの値が付いておる。謙信様のお若い頃の想い人への文なぞも令和の世ではさぞ高く売れるじゃろう。信長殿から頂いた安土山の図屏風は令和幕府の国家予算なみの額であろうな。そなたら領民は自費での出版で胴元なんかは相手にしてはならぬ。三途の川を渡ってから高見の見物でもしたら良かろうて。拙者みたいに。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00115episode115,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十二日

 

「秋の夜長の空想SF

 

天正の戦国の世から令和の世へ迷い込み、良く夢をみることが多くなってござる。しばし、聞いて下され。

 

◆ネクスト・インパルス20XX(NEXT IMPULSE)

(未来からTRONOSと日航123便を救え!)

20XX年東京五輪後の日の本。航空自衛隊は極秘に人類史上初の最強G-TaRON-OS採用ステルス戦闘機(心神)のタイムワープ搭載に成功しておった。1985年に524人を乗せた悲劇の123便日航ジャンボ機墜落を阻止するべく立ち向かう。搭乗していた中には当時世界最高峰のTRONプロジェクト開発者十数人がおったのじゃが、彼らはネクストインパルスのおかげで一命を取り止めた。ネクスト・インパルス委員会は下克上で日米安全保障条約・日米原子力協定の他に日米合同委員会と日米地位協定を解除においやった。米国のスーパー301条の発行を阻止し、TRON-Bの基本ソフトを全てのパーソナルコンピューターに移植させた。そのためマイクロソフトもアップルも歴史の操作により存在しなくなっていたのじゃ。G-TRONが日本の純国産基本OSとなり世界標準となるわけでござる。歴史操作により日の本は21世紀インターネット社会のイニシアティブを握ったわけでござる。1936年の226事件で逆賊の汚名を着せられ処刑された青年将校達の霊が、ブルーインパルスを引き継いだネクストインパルスの搭乗員達に乗り移り、タイムワープで1936年の226日での出来事も歴史操作で未来を変えてしまうのじゃが、そこで彼らは新たな日本の国体を形成し、政財界のイニシアティブをとることになったわけでござる。1936年を基点に彼らは500機のタイムワープ搭載の心神で過去・現在・未来の時空を自由自在に駆け巡るのじゃ。面白かろう。昭和天皇は決起将校の上告分を認め退位に追いこまれる。皇道派が統制派を壊滅させ、世界大戦並びに日中戦争と日米開戦は回避された。ヒトラーが病死で亡くなり、エバ総統が跡を継ぎ、欧州とロシアはドイツが平和的に連邦共和国を樹立。北アメリカでは、居留地におかれていたネイティブインディアンの蜂起により、アメリカ合衆国は、ネクストインパルスの後方支援で崩壊したのじゃ。日本では大日本帝国憲法は存在しなくなり、満州国は中国の溥儀に禅譲し、完全独立を果たし清王朝は24世紀まで永らえる。ネクストインパルスの使命は、歴史に介入することにより、よりよき文明の構築にあった。お屋形様もそうお思いでござる。拙者のたわいもない夢想でござれば、このことは一刻もはよう忘れることじゃな。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00116episode116,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十二日

 

「ミイラ取りがミイラになったイスラエル・米国連合」

 

パレスチナのハマス殿がイスラエルへ大規模な反撃にでて、双方に多大な犠牲者が出ておると聞いておる。イサク、イシュマエルはアブラハム殿の子で弟イサクは本妻、兄イシュマエルは側室の子で、以後ユダヤ・キリスト教圏、イスラム教圏の基幹になるわけでござる。どちらも聖書が大元となっており、兄弟の間柄なのでござるが、何千年経っても争いが続いておる。イスラムの教祖はムハンマド殿で聖書の教えを元にしており、キリスト教は新約聖書、ユダヤ教は聖書そのものを教祖としておる。早い話がパレスチナ(イスラム)とイスラエル(ユダヤ・キリスト)は同胞であり同じ家族意識を持って然るべきでござる。1947年にパレスチナとイスラエルのダブルスタンダードを国連側から提示されておったが、1948年にイスラエルは勝手に建国宣言をし、パレスチナへの攻撃と強引な入植政策を推しすすめ、幾度かの中東戦争を起こしていることは、そなたらも寺子屋で教わってござるので、ここで史実の経過をくだくだと申しても無駄であろうから、拙者の時論を申し述べる。ガザ地区はイスラエル側に完全に封鎖され、天井のない住処と化しておる。ライフラインはおろか医療・食料も途絶えておる。イスラエル側は地上戦でガザ地区を根絶やしにするつもりでござろう。ヒトラー殿率いるナチス軍から多くの虐殺民を生み、ユダヤ人権団体の台頭で、イスラエル側に不都合な真実があっても、自分たちに不利な状況を作らせないために、既成事実をものにしたいという欲求は避けられないであろう。それ故、ナチスが行ったような民間人の大量虐殺の決行も辞さないとするならば、イスラエルも同じような行為ともいえる。ミイラ取りがミイラになることは誰も望むまい。イスラエルにばかり支援しないで和平への仲介を施す亜米利加の良心とやらも、世界の平和にはなくてはならないもののはずでござる。ユダヤ人権団体があるとすればパレスチナ人権団体との交渉事は必須でござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00117episode117,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十四日

 

2023秋華賞と巴里2024五輪 MGCマラソン選考会の行方」

 

令和の時代では領民が競馬の観戦を楽しんでいるのでお屋形様も安堵しておる。天正の戦国の世では領民の楽しみといえば、旅芸人の踊りとか相撲興行、子作りなどに勤しむくらいのものでござる。馬は戦の大事な友でもあるから無碍にはできないのでござる。リバティアイランドが牝馬三冠を手中に収める可能性が高いと周りで言ってはおるが、競馬には何が起きるか分からぬものじゃ。クイーンスプマンテとテイエムプリキュア二頭の大逃げやプリティキャストの超大逃げ、アカイイトの追い込み、など高配当の馬券はいつも楽しみで観戦するのがほとんどじゃろうて。拙者にはどの馬が来ても可笑しくはないと思うておる。さすれば、拙者には応援してみたい馬もおるのだが、お屋形さまの厳しい監視もござれば、内々にお教えする程度にとどめるのでご容赦あれ。十八番の馬エミューはどうでござろうが。人気はござらぬが、最後の足に魅力がござる。だまされたつもりで百円でも投資したら楽しさも増えると存ずる。

領民の間では巴里五輪のマラソン選考会も併せて行われるが、拙者は山下殿を応援致す。八月の世界陸上でのゴール直前で入賞の機会がありながら速度が鈍化し逃してしまったが、走りはアフリカ勢に負けず劣らずの走りでござった。疲労の影響がなければ優勝するであろうな。負けたら仕方がござらぬが、五輪に出られればメダルの可能性は大でござる。女マラソン武者は日本郵政の鈴木殿に期待するが、体調次第では良い結果が期待できそうでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00118episode118,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十五日

 

「天正四年、信長殿主催の安土城での宴会にて」

 

 

拙者は令和に紛れ込む前はお屋形様と共に安土で参ったことがござる。信長殿がまだ生きておられた頃をおもいだしてござる。

戦国の武将、織田信長の安土城での宴席。そこには、時空を超えて様々な人が、気軽にやってくるのじゃ。その時代での時事口論や言いたいことをやり合うというまさに、貴重な空間なのでござる。

 

<天正四年、信長主催の安土城での宴会にて>

 

「お屋形様、未来からの客人、英国人の座波殿でござる・・・」

「ハウドゥユゥドゥ、アーユゥキャプテンノブナガ?

「であるか・・・。人生五十年~~~~・・・・・」

「信長なら英語で話せよ、将軍なんだろう?」

De aruka,jinnsei 50 nen・・・」

「ローマ字でだまそうなんてしょうがねぇなぁ・・・」

「わしゃぁ英語が苦手なのじゃ・・・、坊主通訳してくれ」

「アズチジョウ、カンセイオメデトウゴザイマス。ワタシノキールアーチ採用アリガトウ。未来ノニッポンデハ不評ナノデコノ時代にプレゼンシニキタシダイデス」

「デアルカ、未来のニッポンもショウガナイノウ・・・」

「坊さん、坊さん、ちょっと・・・・」

「てやんでぇ、てめぇは誰でぇ?この猿・・・・」

「羽柴筑前煮でござる・・・」

「筑前煮なんか食いたきゃねぇや・・・。毒まむしの娘、やっぱり濃姫がいい。。。男は嫌いじゃ・・・」

「ま、そういわずに・・・」

「であるか・・・。まぁよいわ。わしも最近未来のテレビ番組で出ずっぱりだったのでな・・・・。役者がわしを持ち回りで演じているので疲れるわい。あ~いそがし~~~~~^0^」

「そういやぁ、幾日か前に未来から変わった者が白装束で参りましてな。なにやら泊林研二郎という名でござった・・・」

「であるか、光秀。くるしゅうない、その者ワシの部屋に通すがよい・・・」

「ご尊顔を拝し、恐悦至極にぞんじたてまつりまつりっまつります~」

「であるか。戦国の言葉にまだ慣れとらんようであるな。おぬしのことは安土の城下でも有名じゃわい。泊林殿と言われたな?・・・」

「はははははぁはぁ・・・・」

「まぁ、そう堅くならずともよいではないか・・・。いったい未来で何をしでかしたのじゃ?大体のことは蘭丸とクロから聞いておるがな・・・」

「実は拙者の描いた、いや手配した意匠の品が、オランダ屋敷の家紋と同じだと言われましてな。真似したのではないかと・・・」

「であるか。未来の言葉でエンブレム。黙って真似したんだろう、そうなんだな・・・」

「いえいえそんなせっしょうな。拙者はやってはおりません。部下のものがやったのでござる・・・」

「おぬしのせいではないというのだな?」

「いかにも・・・・」

「そういえば、電博殿、森殿、武藤殿がおらぬが・・・、未来ではさぞ居ずらいであろうな」

「こんどこちらにお呼びいたす・・・」

「であるか・・・」

「おい、てめぇ、部下のせいにするとはどういうことだ。一心太助がだまっちぁね」

「太助殿、もう良いではないですか。プレゼンはハッキリ言ってハッタリなんですから。嘘ついて当たり前。新国立なんかハナからできるわけないんですよ。ゼネコンがからんでますからね。外国人排除。国民は知りませんけど、2020東京五輪は招致するべきでなかった。アベノミクスだって失敗なのに、円安操作のカブつり上げで日本は大混乱。座波殿には申し訳ないが・・・諦めてもらうしか。災害なんかよりも安保ですよ安保・・・」

「アベチャン、マァマァ、イインジャナイデスカ。ヒトノセイニスルノハ、イキテイクタメノホウベン。ウソダッタケド、ニセモノノ ビン・ラディンモカタズイタシ。ワタシモ、ノーベルダマシテ、ヘイワショウ、トッタデショウ。コトバヲウマクツカエバ、ナントカナルモンヨ。イエスウィキャン。アベチャンハ スッカリ ペンタゴンノケライ。オスプレイモ、F35ノソアクヒンデモ、カイトッテクレル。イイヤツダ・・・」

「であるか。オバマ殿、もうよいではないか。おぬしも人の事が言えまい。恥をしのんでも、雲隠れか。正直でよい。いい度胸だ・・・。わしの家来にならぬか?おぬしの無骨がほしいのじゃ。光秀じゃ軽くてやばいんじゃ・・・」

「ノー、サンキュー・・・・。」

「であるか、未来のはしくれ殿には無理じゃったのう。許せ・・・」

「お屋形様、この猿めのことは・・・」

「もう考えておる・・・。踊れ踊れ・・・」

「安土城完成おめでとうございまする、親方さま・・・」

「であるか、堀北姫は土方殿とめおとになるのか?」

「はい、お殿様。私は土方様の心根がほしゅうございます。奥さんになりた~~い^0^」

「まきちゃんん、あんた、バカじゃねぇのか。梅ちゃん先生にでもなれ。交際期間ゼロでもええっちゅゆうのんか?俺にはついてくるな。ファンが泣くぞぇ。それじゃ、ほかの芸人とたいしてかわらねぇ。その根性、たたき直してやる。函館の五稜郭行く前に、この兼定で切ってやるぜ・・・」

「あれ~~~~~。とし様、お、おゆるしを・・・。それは覚悟のこと・・・」

「そうか、ならいい。これからは、気持を入れ替えてガンバ大阪、心の中は浦和レッズだ~~~。みんあ、じゃぁな・・・」

「何言ってやがる。偉そうに。ほんとに、あいつは、土方かい?・・・」

「人生いろいろ、役者もいろいろ、地上波デジタル利権もいろいろ、総選挙もいろいろ、格差社会もいろいろ、郵政もいろいろ、庶民の統制もいろいろ・・・。だまって、いればわからないんじゃないでしょうかね。アメリカさんのいわれるままにしておけばいいんです。郵政の資金は流す約束も果たせたし、保険も株もみんなオバマチャンにあげちゃおうかな・・・」

「おいおい、小泉がいまさらなんだよ・・・」

Yes, you can。ニッポン ノ コクミン ダマシテ クレテ アリガトン・・・」

TPP、アベノミクス、ゴシンパイナク。アベチャンガ、コクミンヲ ウマクダマシテ、ソフ ノブスケジイサマカラノ ヤクソク ハタシマス。ダカラ、ヤスクニハンホットイテンナ」

「てめぇはいいよねぇ。派閥にかくれて、自分の派閥肥やしちまってさ。景気が上向いてるってマスコミに指示したのはてめぇかい。ちっとも景気なんかよくねぇぞ~~~。八百八町の旦那も青息吐息、火の車だ。ほんとのこと言ったらどうだい?」

「それはご勘弁を・・・。(うるさい坊主だなぁ・・・)」

「なにを・・・・・・」

「聞こえた?」

「腹の底でいってるじゃねえか・・・」

「にげろ~~~~~」

「土方さんに追わせろ・・・」

「800年後にこのような、時代になるとは思わなかったぞ。美しき国はどこへいったのじゃ・・・」

「御曹司・・・・」

「弁慶ではないか。年末年始は多忙なのにご苦労なことじゃ。まつけんサンバは順調なのか?吉宗公は元気か?」

「だんなはたしか・・・・」

「余の顔を忘れたか・・・」

「忘れもしねぇ、最近若い娘を囲った・・・・」

「第一夫人なのだ。。。許せ・・・・」

「太助のマドンナだったんですぜ。幸せにしてくださいまし・・・」

「毘沙門天の化身なり~~~~」

「だれでぇ、あんた・・・」

「坊主、化け物に対して無礼である。わしは春日八郎の死んだはずだよオッかさんが好きなのじゃ。紅白には出ているのか。景虎はどこにいる・・」

「父上、違う違う。お富さんでござる。お久しぶりで御座る。今度大河ドラマにて共演でござるな・・・」

「みんなは前のGaktoがいいっていうとる。阿部寛じゃだめなんかい?」

「日光の一つ手前・・・」

「どういうことじゃ?」

「イマイチ(今市)」

「若いのにオヤジギャグが好きじゃのう。甲州夫人(菊姫)のこと頼んだぞ」

「景虎がもらってもいいんだ?歴史が変わりますよ。」

「わしが死んだら家督は景勝には渡さん。知ったことか。」

「案外無責任ですね~~~。どんと晴れのヒロインさんに叱られますよ」

「ど-でもいいんじゃないですか~~。そんなこと。信長さん、この時代には株売ってないんですか~?」

「であるか。堀江右衛門になにか株かNISAを売ってやれ。光秀にもだ。猿・・・試しに試食させよ・・・」

「お屋形様、あの株だけは・・・・」

「どうしてなのじゃ、わけを申してみよ・・・」

「本能寺のヘンな株でして・・・・」

「だから売るのじゃ・・・」

「・・・なるほど。そうすれば、お屋形様は生き延びられる、ということですね?」

「であるか・・・・・・・」

 

と言う具合に賑やかな夢想の宴でござった。つまらぬ夢でおったなら許されよ。安土城の信長殿が築城の祝いの宴席の光景でござれば。

 

 

 

<道満丸景虎と小姓の戯言00119episode119,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十五日

 

「天正五年、信長殿主催の安土城での宴会にて、その二」

 

信長公から宴の招待状が届いた夢をまた見てしもうた。国会が解散し、安倍氏や小池氏が来ているという。どうにかしてくれという内容とのお言葉であった。未来の世界情勢も気になり、各国の要人も来ているとのことでござった。断るわけにもいくまい。この当時はいつであったかわすれておったが、自公政権は野党の敵失のなか有利に解散を行おうとしたが、敵もなかなか、用意周到に準備をし、与野党逆転の予測という事態に、混乱と焦りが交錯しているという。安倍氏が選挙演説で多弁になってはいるが、すればするほど焦りと不安げな表情が露わになり、イメージが良くない。小池氏に選挙のイニシアティフブを握られている。安土城の映像も添付されておった。

・・・・・

 

<於:安土城天主閣酒宴場、日時不明>

 

※参加者:織田信長、豊田真由子、斉藤由希、小泉純一郎、トランプ、オバマ、ヒラリー、安倍晋三、小池百合子、マクロン、プーチン、金正恩、メルケル、キッシンジャー、豊臣秀吉、中山、舟橋、安藤、銀座マネキン嬢他。敬称略

 

※誰のセリフかはご想像にお任せしいたす。地文が無い故。

 

「であるか、マッチョマン、ハッタリマン、モリカケマン、ロケットマン、イッタイチロマン、ダッチウーマン、よう参られた・・・」

「ノブナガハン、ドイタシマシテ。ロケットマン ドウニカシテヨ。オイラハ、ハッタリシカデキネェモンデ、ロケットマンニ テヲヤイテオル。ドウニカシテヨ・・・」

「であるか。ソレナラ オモイキリヤレ。ドンドン ロイケットマンニ カクヲ ブッパナシナサレ。ン、ナンカ モンクアル?」

「コクサイシャカイガ、イッチダンケツシテ、アツリョクヲ・・・」

「イツモオナジコトイッテマスネェ、ニッポンノ タチバハワカッテンノ?」

「セッカク キュウセンキョウテイヲ ヤメテ ヘイワユウコウノツモリダッタノニヨ。モリカケマン ガ ケシカルンダ・・・」

「コクサイシャカイガ イッチダンケツシテ・・・・」

「であるか、モリカケマン。モウヨイ、ミライニ カエッテヨイゾ。カイサンスルンダロ?ウルサクテ ショウガナイ・・・」

「ソレニシテモ、ニッポンジンハ、オレノコト マニウケスギテルネ。オレハクチダケダヨ。ロケットヲ メイレイシテルノハ イモウト ト カミサンダ。オレハ キョウサイカナンダヨ。ロケットノ ウチアゲノシャシン ヤ メディアデノ エンシュツ ハ ナミハズレテオルンダヨ。トランプノ シュホウハ フルクサイ。カゲキナ コトハ イッテルガ、ホントハ オレト ドウメイヲ ムスビタインダ。ソレニシテモ、ビン・ラディンノ サツガイヲ シタミタイダガ ベツジンダロ?カレハスデニ2001ネンニシンデル。イマ、ムスコガ アトヲツイデルンジャナイカ。ハッタリマンノクニハ セカイニ センソウヲ シカケヨウト シテイルネ。オレハ、ハヤク、ハッタリマンノ クニト コッコウヲムスビタインダ。ロケットハ、モウツカレタヨ・・・・」

「ヨシ、ワカッタ、スイメンカデ ヒソヒソトソウダンシヨウ。モリカケマンハ ハズシテナ」

「マッチョマンヲ ワスレチャイケナイヨ。ニッポンニ、ホッポウリョウドヲ カエス?ジョウダンダロ。ヤルタカイダンデ、スターリンノオヤジガ、ヒゴウホウデモ セッカクテニシタンダ。マッチョマンハ、2018ネンニ ダイトウリョウセンキョダ。2024ネンマデヤルヨ。オレガ ダイトウリョウノウチハ、アリエネェ。ロケットマンヨ、モウソロソロツカレタダロ?コノヘンデ テヲ ウチナヨ・・・

「ハッタリマン シダイダヨ・・・」

「イッタイイチロマンモ ワスレナイデヨ。ハントウ ガ ヒトツニマトマルマデ セイカンスルヨ。ロケットマンヨ、セイトウボウエイナラ タスケテアゲル・・・」

「ダッチウーマンハ、タイワデシカ ウケツケマセン。モリカケマン ハ アツリョクダケダケド、ニンゲンハ ジュウナンセイガ ヒツヨウヨ・・・」

「であるか、 オノオノガタノ イイブンハ ワカッタ・・・、スキニセヨ・・・」

「本日をもって、森友・加計学園もみ消し・大義と理由なし・権力保持を全うするため、衆議院を解散します・・・」

「であるか。急ではあるが、もみ消しのためなら仕方あるまい。好きにするがよい。未来の日本人はせっかちであるな。安倍殿はもう下野するがよい。今回の選挙ではおそらく100議席はなくなるじゃろうて。しかたなかろう。おぬしの自業自得じゃ。なに、働き口は蘭丸かクロと一緒にワシに仕えるがよい。籠池夫妻はとっくにワシにつかえておるぞ。心配すなたぶん過労死はさせぬて。昭恵夫人はワシの側室が条件じゃがな。あっ、すまん、やっぱりやめとく・・・」

「信長様、おひさしゅうございます。・・・」

「であるか、希望姫ではないか。いままで、どこにいってたのじゃ。ワシの許嫁だったのに、40年も待ちくたびれたぞ。ワシにはもう本妻と側室がおる。ずっと、独り身でおったのか・・・」

「戦いの折、タイムスリップでエジプトの方に放り出されまして、しばらく過ごしました。そして、間違えて未来の東京に行ってしまいました。永田村はなにやら役人の権力争いが多く、巻き添えになってしまい、東京都知事にまでさせられてしまいました。今度は総理ですって・・・」

「であるか、安倍殿には良く申しておくぞ。禅譲しろとな・・・。知事の後継者はワシが考える。これなら誰も文句も言えまい・・・」

「そこの夢遊病のおなご、どうしたのじゃ・・・・」

「わたくし、不義密通で落ち込んでおりますです。自分ではどうしようもない衝動に押されて、自分ではない自分が勝手に一人歩きをして、いつでもだれでもどこでもという、思いが断ち切れない性悪なおなごでございます。未来には帰りたくない・・・」

「そうじゃな、それなら、平安時代にでもいくか。あそこなら自由恋愛、一妻多夫がオッケーじゃからなぁ・・・」

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<道満丸景虎と小姓の戯言00120episode120,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十六日

 

「人間の運命、無くなることはない戦の本能と煩悩」

 

半世紀ぐらい前に「2001年宇宙の旅」という映画がござったが、冒頭で猿人が何かのきっかけで知を得て防衛本能と闘争本能を身につけてしまう場面を思い出す諸将も多かろう。拙者は毘沙門天の化身のお屋形様にお仕えしておるので、伴天連の神や教えの事は良くは分からぬ。救世主が精霊により聖母の体から生まれるというのは、医学的に考えるのはどだい無理な話なのじゃが、その話を鵜呑みにして信じようとする試みは敢えて咎めはせぬが、その信者同士の争いが中東での数千年にもおよび、今では頂点に達しておる。信者の末裔同士が仲良くなろうとしても無理でござる。2001年の911のあとブッシュ・ジュニアが「十字軍の戦い発言」の演説で1000年も続いているキリスト教圏とイスラム圏との争いが、21世紀でも継続していることを意味づけておる。誠に由々しきことじゃ。国連がパレスチナの地でユダヤとイスラムが共にそれぞれの国を治めるという提示にもかかわらず、ユダヤ側が一方的にその地を有利的に占拠し、勝手に入植を推し進めてしまったことは存じておろう。ナチ政権とのハーバラ協定による入植推進の前からユダヤの民は押し入っているという話でござる。イスラエルのユダヤの民がイスラムの民を大虐殺の行為を強行するならば、ナチ政権の大虐殺の再現ともなりかねぬ。戦国の世の者からしてもその様な光景は見たくもない。ここで言っても始まらぬが、人間の殺戮本能は戦国の世と変わらぬもの故、何らかの手打ちは必要でござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00121episode121,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月十八日

 

「国主の器ではなかった景勝と秀吉殿の末路」

 

御館の乱は単に越後の跡目騒動でそう大きな歴史的意義ではござらぬ、と何処かの諸将が申したのならそのお方は国主の器にはほど遠いものと存ずる。拙者は目下のところ、天正の十五年(1587年)までしか生きておらぬ故、その後の越後や日の本の行方は知る由もない。こうして令和の時代にタイムスリップして歴史書を諳んじてみると、そなたらの世界を信じろというのはどだい無理な話でござる。お屋形様は景勝殿が秀吉殿に臣従し鳴海金山から全ての金銀を上納するのを食い止めるため、謙信公のご遺言状を死守するため、乱世を終わらせ天下布義の元、御館の乱を命がけで収めたのでござる。ご遺言状に従い道満丸様(お屋形様)が跡を継ぎ、新たな幕府を春日山城で開いたばかりだからじゃ。憲政殿と一緒に殺害された源桃童子(野斜丸様、道満丸様の身替わり)や華渓院様、景虎様の穏便な仇討ちも成就されておる。謙信様の妹である鳴海院様(加地城主・加地春綱の正室、子息の秀綱は景勝殿の従兄弟にあたる。道満丸の後見人)は景勝殿・秀吉殿・兼続殿を粟島の流刑地で生涯を終わらせることになっておった。今もって歴史書を見ると、御館の乱のあと、天正十五年には景勝・兼続軍が阿賀北衆を殲滅したとあるが、拙者は信じるわけにはいかぬ。何かの間違いでござろう。令和の時代に来るまでは夢と希望あふれる鳴海幕府で日の本の大平の世を築くはずだったのでござる。間違った歴史書では、秀吉殿が天下を収め大量の金銀を上納した景勝殿は臣従してから会津百二十万石に移封され、德川殿が天下を収めたあとは山形の米沢藩三十万石に移され非業な死を遂げられたと記されておる。道満丸様の父である景虎様であったなら謙信様の意志を継ぎ越後での幕府開設を行ったに相違あるまい。

そうと分かったからには、今すぐ天正の戦国に戻り、間違った歴史にならぬようお屋形様に強く世直しを諫言せねばなるまい。さすれば、令和の時代でも世界の領民には大平の世が訪れよう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0122episode122,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月二十一日

 

「パッセンジャー、監督の真意」

 

先日他の小姓から「パッセンジャー」というタイトルのSF映画を拝見させていただいた。太陽系外の地球に似た惑星へ移住するため1000mの巨大な宇宙船は、120年もの年月をかけて旅だったのでござるが、民間企業が誘導するこの企画旅行にはおよそ5000人の乗客と260人ほどのクルーが乗り込んでおる。120年間冬眠ポッドで過ごし、目的の惑星に到着する4ヶ月前に目覚めるようコンピューターの完全管理でセットされていたはずだった。ところが、宇宙船は隕石との遭遇で、システムに異常をきたし、乗客である一人のエンジニアの男が出発して30年目で目覚めてしまうのじゃ。目的地まであと90年かかると知り落胆するのは当たり前の事じゃて。再び冬眠するのは不可能であったからでござる。アンドロイドと仲が良くなっている内に、孤独な日々の繰り返しにその男は、ファンでもある女流武芸作家オーロラが同じ企画旅行に参加し、冬眠ポッドで眠っていることを目にする。こともあろうに、彼は道徳心をなくして寂しさのあまり強制的に彼女の冬眠を解除させてしまうのじゃ。最初はシステムの故障で冬眠ポッドが異常をきたし覚醒してしまったとウソを付き、精神的に落ち込んでいるオーロラと恋におちいる。しばらくして、アンドロイドが彼女に覚醒した理由を暴露してしまい二人は対立するのは目に見えている。強制的に覚醒させたのは殺人に近い罪になる。戦国も令和もそれは変わらぬ罪でござる。彼女の思いは日を追うごとに男との確執を倍加させていく。当然でござろう。その後、もう一人の老人の男がシステム異常で覚醒し三人となり、宇宙船の異常を調べることになるのじゃが、その老人は急死する。再び隕石が宇宙船を襲い二人は必死で宇宙船を守った。そしてわかったことが一つあったのでござる。一度覚醒してしまった冬眠ポッドは二度と使えないが、老人の冬眠ポッドはやり方次第で再び冬眠できるものだったのでござる。使えるのは1つだけじゃ。男は彼女に再び冬眠ポッドであと90年眠り、目的を遂行するよう薦める。内心は引き留めたかったが。彼女も気を使って自分だけ行くと言うことはできないでいた。知らないところで惹かれ合っていたのであろうか。オーロラは単なる男女間の恋愛には興味はなく、文学者であった父を超えることで頭の中は一杯だったはずでござる。さて、ここで二人はどうしたのか。このエンディングに賛否が分かれている。拙者ががっかりしたのは、二人はこのまま宇宙船で人生を全うすることだった。それは余りにも俗化した恋愛物の類でしかなく、この作品の質を落としているからじゃ。男はやはり強制的に冬眠させなければならない責任があったはずでござる。彼女が自分の目的を達成させるようにするのが男としての器だったのではないかと感じる。つまり自己犠牲が男には必要でござった。もう一つは、二人の行く末を曖昧にし、鑑賞者の想像に任せる手法や誘導もあったはずじゃ。ほんとうに悔やまれる作品でござる。人によっては見ていてフラストレーションがたまってしまっただろうと推察つかまつる次第でござる。この映画には陳腐なラブストーリーで締めくくり視聴者には大きな不満が残ったと聞き及んでおる。オリジナルの脚本ではジムとオーロラ以外の乗客全員が亡くなるとされていて、遺伝子工学で生まれた子供達の末裔が120年後の最終地点まで生き延びるという設定らしいが、拙者の案では、ジムがオーロラを再び眠りのポッドに戻し120年後に目的地の惑星で再び生き返えらせる。彼女はそこで一年間滞在し、再び百二十年をかけて二百五十年ぶりに地球に生還し、その体験記を書籍化にする、という壮大なものでござる。彼女は目的の惑星のコロニーに1年間過ごした後、再び地球に帰るという考えをもっていたようじゃ。男女の何の変哲も無いやりとりで終わるエンディングでは誰も納得せぬであろうな。そなたはどう思われる?とりとめのない話でござれば。許されよ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00123episode123,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月二十二日

「令和時代の広告費」

令和の時代に拙者らが目にするTVCM・広告や新聞、野外広告など一体幾ら位するんだろうかといつも感じておった。しかし金子は高うござるな。企業の広報や総務関係のお方は直接広告代理店に支払うので覚えておいたほうがよいであろう。(タレントのイメージキャラクター契約や製作費の実費は含んではおらぬ故許されよ)さすれば、値切ることもできるじゃろうて。広告代理店は何もせずとも二割は手数料で自動的に儲けておることも忘れるではないぞ。タレントがインフルエンサーになった時代もあったが、いまではその効果もないようじゃな。戦国の武将を起用すれば良いものを。

1)TVCMの媒体料金

◇基本的に15秒単位で一本放映で70万円から100万円、ハズキルーペは1分なので一回放映で280万円から400万円もかかる。ゴールデンタイム時は一番経費がかかりそうじゃ。

2)全国紙の媒体料金

◇全15段(カラー)で4,000万円、両開きで8,000万円、ハガキ大の新聞広告で100万円もする。一段ごとに値段が決まるそうじゃ。

3)ラジオの媒体料金

20秒単位で一回100,000万円。

4)雑誌の媒体料金

4色一頁で200万円、某雑誌は100万円くらい。下請けにはいくらか知りたいであろうから参考のため、申し添えておく。一頁あたり十万円いけばよいところであろうな。

5)電車広告の媒体料金

◇中吊り、平日2日枠で200万から400万円、2700枚。もっと安井いと思うたが。

6)映画館の媒体料金

◇内容にもよるが、15秒単位で一本30万円くらいのようじゃ。

7)バスの媒体料金

◇フルで一年契約400万円。高いのう。

8)折込チラシ媒体料金

23区B4サイズ10,000部で40,000万円。そのほか印刷・製作費(イメージキャラクター含む)だけでもかなりかかる。費用対効果は分からぬ。

9)野外広告、電飾

15秒・28回・七日間、600,000万円。

10)インターネット広告

◇クリック数やアクセスで料金が決まるが、2023年にはTVCMを抜いておる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00124episode124,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月二十三日

 

「銀座のマネキン嬢安土城に行く」

拙者は銀座のマネキン嬢たちも安土城に行きたいとの希望もあり連れて行く羽目になる。他の小姓が通りがかりで立ち寄ったのが運の尽きじゃ。そう大した美女でもないのに付き合わされる羽目になっておる。その夜はまた長い夢を見てしまった。

 

<安土城天守閣大広間にて>

 

「おっ、こちらはどなた方の面々であるか」

「信長公、長い間ご無礼をいたしておりました。中山と安藤でござる。21世紀からはせ参じました。舟橋殿はお元気で・・・」

「であるか・・・。舟橋殿は城下で飲み歩いておるわ。おぬしらがなかなか来ぬのでな。いや、そりゃ元気でおるぞ」

「ハッピー ニューイヤー、ノブナガ ドノ。オバマデ ゴザル」

「お、黒い白人じゃな。TPPで未来の日本を乗っ取るというのは、ほんとうなのか?もうしてみよ・・・」

「ソンナ セッショウナ。ナイショ、ナイショ、ナイショノ ハナシハ、アノネノネ、デゴザル・・・。911 モ フセイン モ ビン・ラディン モ アメリカノ ウソデゴザルヨ。カンニン、カンニン。イスラムコク モ ウラデ アヤツッテ イルンデヨ・・・」

「須脳電、なんとか言ったらどうなんでぇ。今光東にはつつぬけだぁ。てめぇが、バラす前にばらされちゃぁ、商売あがったりじゃぁねぇのかい?」

「バグダディ ハ ハマスノ シュッシン。ダカラ、ペンタゴンハ ミエミエナワケヨ」

「安倍氏が韓国に行ったそうだな。慰安婦の少女像撤去の前提で口約束を取り付けたか。口約束などあてには成りはせぬぞ。戦国では、当たり前の事だわな。衆参W選挙では大勝どころか過半数割れじゃな。」

「信長公にはそれが見えるのでござるか」

「歴史の波紋、と言う分けじゃ、安倍チャンには簡単に天下布武など出来はせぬ」

「未来のマスコミは安倍チャンに○○タマ握られてマスからなぁ。しゃぁないでですわ」

「安藤の言うとおりだな、ここは俺たちだけの秘密に・・・」

「あたいたちには、秘密にできないわよ・・・」

「サトミにカオル、サトミ、ユキちゃんじゃないか・・・」

「どうしてここに」

「舟橋さん、中さん達が連れてきてくれたの・・・」

「安藤、中山、待ちくたびれたよ。21世紀の東京はどうだ。波紋はあったか?」

「まだわかりません。バックツゥー フューチャー2みたいにはなってないです」

「そのうち、何かあるかもな・・・」

「それはそうと、泊林研二郎氏がこちらにいるとか・・・」

「信長公の手伝いをしている。五輪のトラウマが消えないそうだ。ボク、パクッテマセン、と一点張りなんだよ・・・」

「ザハさんも大変だわね。勝手に中止されて、このまま黙って引き下がるのかしらん。あたいの感だと新国立は完成しないんじゃない?だって、決定した根拠は曖昧だし、著作権の侵害もあり得るわ」

「クロ、そこの人形姫達に何か馳走せよ」

「黒人が蘭丸と一緒に信長公に使えているよ。聞いてはいたが、本当だったとはな・・」

「ついでに人形姫達をワシの側室にさせよ。こんなカワユイ姫は見たことが無い。生まれる子はさぞかしカワユウであろうな・・・」

「てヤンデェ、将軍、マネキンに子供が出来るわけがねぇだろう」

「クロ、この坊主の首をハネよ」

「ワタシニハ デキマセン」

「どうしてなのじゃ、ワシはこの国の大王なるぞ」

「アイエスに頼んでみます・・・」

21世紀に行くのは許せん。そこまでしなくともよいわ。しょうがない、許す・・・。しかし、21世紀の地球は棲みにくいようじゃのぅ。であるから徳川殿、鎖国はもってのほかじゃ。江戸に幕府を作るのは辞めて、蝦夷地にせよ。そうすれば、日本国は安土と函館という二つの政府が出来る。明治維新も日中戦争も太平洋戦争も原爆も日韓併合もなくなる。未来永劫平和な世界とニッポンが出来る・・・」

戦国の世でも現代でも平和を考えることは同じと言うことか。。。

この日我らは信長公の奥の深さに酔いしれていた。。。。

 

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<道満丸景虎と小姓の戯言00126episode126,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月二十五日

 

「二千二十四年、大谷翔平殿のMLB成績予測」

拙者は大谷殿に畏敬の念を抱いておるが、現実的な状況からして来期は誰も予想だにしなかったスランプに陥るだろうとみておる。日の本でも昨年三冠王だった選手が今年はWBCという鬼門を通ったせいか、事の他芳しくない成績で終えてしまった。型をまだ得ていない時期に三冠王を手にした重圧もあろうが、オフでの徹底したヘルスチェックやメンタルチェック、などをストイックに行っていれば結果は変わっていただろうと推察致す。野球というスポーツはそれほど体やメンタルに強い影響を与えてしまう過酷なものなんじゃろう。大谷殿は右肘の損傷で再起が早まる手術のほうを選択しておる。来期は打者のみでの出場を余儀なくされておる。MLBのルール改正でDHが不利な状況に追い込まれるかも知れない。外野の守備は日本でもやっているので、三刀流の未知の世界への切符を手にすることも考えられると存ずる。もともと爪の怪我はあり、無理をすればやっぱりかという事にはなる。常時野手を担当し、打者と救援投手という芽もないわけではない。前人未踏の三刀流の世界も見てみたいものじゃ。2024年の大谷殿のシーズンでの打率は25分台、ホームランは二十本台、盗塁は二十台、打点は60点台、MVPは厳しかろう。右肘をかばう余り他の部位への負担の影響も多かろう。一時的にはベーブ・ルースのMLB記録を塗り替えたと思うが、この先40歳まで十年間どういうスタンスで取り組んでいくのであろうか。二刀流で十年間実績を残せば史上に残る選手になるに違いあるまい。しかしでござる、今回の故障で他の部位にも類が及ぶ可能性はござれば、球団側にとって長期契約は大きなリスクが伴う。さすれば短期契約の繰り返しで体調面との兼ね合いで交渉していくのであろう。来季は2025年への英気を養う一年と割り切ったほうが良いとお屋形様も仰せである。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00127episode127,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月二十七日

 

「天正戦国時代と令和時代ののトランスジェンダー物語」

拙者は男子でござるが女子になろうと思った事はさらさらござらぬ。しかしでござる女子が男武者になろうとする士気は天正の時代でもござった。女城主とかは諸国でもおったはずじゃ。体の一部をいじってまで外観を無理に己の気持ちにあわせようとする世界は無碍には出来ぬが、法をねじ曲げてでも通そうとすると色々な問題が起こるであろうな。拙者はそうまでして「性同一障害」からぬけだそうとする覚悟があるのなら、書状だけで男女の入れ替えを意図するのは安易な考えと自覚すべきじゃ、外観の手直しは必定と思うておる。領民が勝手に社会の規範を変えるのはお屋形様も許すはずがござらぬ。お屋形様の祖父は生涯独り身で如犯への反発からトランスジェンダーと周囲から噂されることもござった。毘沙門天の化身として功績をあげておられたので軍神とあがめられて生涯を閉じた。人間は生まれたからには覚悟が必定じゃ。自分自身に違和感がござっても決して慌ててはならぬ。自問自答して自らの生き様を定めねばならぬ。掟がどうのこうの言っておる場合ではない。奉行所などの役人も人ならば物事の判断は絶対ではござらぬ故、人生の流れの中で強い信念で土に帰るまで運命に従うまでなのでござる。性同一障害特例とははからずも己が男なのにこんなはずはないとして○○を取り外せば外観は女になれるとした掟のようだが、その逆はどうもわからぬ。女特有の○○を切除し何かを男性のように人工的に足さねばならぬからじゃ。厠はどうするのじゃろう?書状のみで女になれたと言い張っても正真正銘の女からすれば止めて欲しいと嘆願されるのは目に見えておる。湯船に浸かるときもそうじゃ。書状のみで女であると言い張って、○○が表立って事の他大きくても小さくても女からみればそれ怖ろしい光景となるじゃろう。さすれば男が女になりたいとすれば○○を切り取り、逆に女は男になりたければそれを授かることもあろう。天正の戦国の世では令和の時代のように複雑な男女の問題などござらぬ故、判断は付きかねる。肝心なのは社会に混乱を招かぬ事じゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00128episode128,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十月三十日

 

「検証、ホイットニー公文書」

拙者は先の第二次世界大戦での戦前の帝がどのようなお考えをお持ちだったか分からぬが。日本国憲法の草案責任者だったマッカーサーの腹心のホイットニー殿のメモが米国の公文書として機密解除しておる。国会図書館でもそのコピーを閲覧できるので見ては如何じゃ。翻訳はAIの自動でお頼みしておる故、表現に多少の違和感が生じるかもしれぬが許されよ。国のトップと言えども一人の人間じゃ。敗戦の将は兵を語らずというが、戦前の帝は多くの勇を語りすぎた。目にしたくないときは読まずとも良い。

(ホイットニー文書原文)

The Text of the Memorandum

[Verbatim reproduction of the original English typescript]

 

He said that the Emperor wanted him to explain the basis for the latter's remark of a couple of weeks ago that he hoped the Occupation would not be too short. The Emperor felt that there were still many remnants of feudalism in the Japanese mind and that it would take a long time to eradicate them. He said the Japanese people as a whole were lacking in education which was necessary for their democratization and also that they were lacking in real religious feeling and were accordingly easy to sway from one extreme to the other. He said that one of the feudalistic traits was their willingness to be led and that they were not trained like Americans to think for themselves. He said the Tokugawa regime had been built on the theory that people should follow their leaders and should not be given any reason therefor except loyalty. Thus the average Japanese faced a traditional handicap in trying to think for himself. With his instinct to follow rather blindly, the Japanese were now eagerly endeavoring to adopt American ideas but, as witness the labor situation, they were selfishly concentrating their attention on their rights and not thinking about their duties and obligations. Part of the reason for this stems from the long-standing habit of clannishness in their thinking and attitudes. The days when the Japanese people were divided into clans are not really over. The average Japanese considers his relatives as friends whose interests he would pursue, and other people as enemies whose interests do not merit consideration.

 

He said the Emperor had talked a great deal lately about the lack of religious feeling among the Japanese. The Emperor did not consider Shinto a religion. It was merely a ceremony and he thought that it had been greatly over-rated in the United States. It still had some dangerous aspects, however, because most Shintoists were ultra-conservative and they and ex-soldiers and others who had identified Shintoism with ultra-nationalism had a tendency to cling together. This was dangerous now the Government was without any means of supervusing [sic] them because of its strict observance under orders of the freedom of religion. The Emperor thought that the Shinto elements and their fellow travelers would bear watching because they were anti-American.

 

The Emperor felt that this was no time to talk about whatever virtues the Japanese people possessed but rather to consider their faults. Some of theirfaults were indicated in the foregoing general outline of the Emperor's thoughts which had brought him to the conclusion that the Occupation should last for a long time.

 

He said that the Emperor was very greatly impressed with General MacArthur and what he was doing. I said that General MacArthur was one of our greatest Americans who in his devotion to American and Allied interests at the same time, as the Emperor knew, had the best interests of the Japanese people at heart. I said that we Americans believed that Allied objectives for Japan were in the best interests of the Japanese as well as the world at large and we looked forward to the development of a democratic and economically sound Japan which would respect the rights of other nations and become a cooperative member of the commonwealth of nations.

 

In response to an inquiry in regard to reparations, I said that General MacArthur is extremely anxious to have this question settled as soon as possible so that the Japanese industrialists could get down to work and produce goods needed for the purpose of paying for imports of food and for consumption in this country. I said that the General and his staff were doing everything they could to hasten the achievement of economic stability in Japan and I added some remarks in regard to the industry and thrift of the Japanese people and the need that they exert their best efforts for improvement of the economic situation.

 

He said the Emperor appreciated very much the American attitude taken in the Allied Council, and felt that it had a stabilizing effect. But he was nowconsiderably worried over the labor situation in this country and hoped that the coal strike in the United States would be settled soon because the Japanese laborers, in their imitative way and in their selfish seeking of their rights without regard to their obligations, were being adversely affected by the American coal strike.

 

He said the Emperor had remarked to him several times that the name given his reign--Showa or Enlightened Peace--now seemed to be a cynical one but that he wished to retain that designation and hoped that he would live long enough to insure that it would indeed be a reign of "Splendid Peace".

 

He said that the Emperor was distressed over the loss by Admiral Suzuki, whom he had named to head the Cabinet to prepare for the surrender, of not only his Naval pension, which was understandable, but also his pension as a civil official. He had been Lord Chamberlain to the Emperor for a number of years, had done his job well in laying preparations for the surrender and, while his rank as Admiral and wartime status as Prime Minister naturally subjected him to purge, he was not prevented from receiving his pension due him from his position in the Imperial Household. The Emperor was perturbed not only for the sake of Admiral Suzuki personally but also because such deprivations, which were not understood by the Japanese, created anti-American feelings which were not in the interests of the Occupation or of Japan itself.

 

JOHN W. DOWER is Elting E. Morison Professor of History at the Massachusetts Institute of Technology and author of Embracing Defeat: Japan in the Wake of World War II

 

 

(ホイットニー文書訳)

覚書の本文

[オリジナルの英語タイプスクリプトの逐語的複製]

同氏は、天皇陛下が占領期間が短すぎないことを望むという数週間前の発言の根拠を説明してもらいたがっていると述べた。 天皇は、日本人の心の中には封建主義の残滓がまだ多く残っており、それを根絶するには長い時間がかかるだろうと感じられました。 同氏は、日本人は全体として民主化に必要な教育が欠如しており、真の宗教心も欠如しており、そのため極端な方向に揺れやすいと述べた。 同氏は、封建主義的な特徴の一つは率先して導かれようとすることであり、彼らはアメリカ人のように自分の頭で考えるように訓練されていないと述べた。 同氏は、徳川政権は人々は指導者に従うべきであり、忠誠以外にその理由を与えられるべきではないという理論に基づいて構築されたと述べた。 このように、平均的な日本人は、自分の頭で考えようとする際に伝統的なハンディキャップに直面していました。 日本人はかなり盲目的に従う本能により、アメリカの考えを採用しようと熱心に努めていたが、労働状況を目撃したように、彼らは利己的に自分たちの権利に注意を集中し、義務や義務については考えていなかった。 その理由の一部は、彼らの考え方や態度における長年の頑固な習慣に由来しています。 日本人が氏族に分かれていた時代はまだ終わっていません。 平均的な日本人は、自分の親戚を自分の利益を追求する友人とみなし、他の人々はその利益を考慮する価値のない敵だとみなしている。

同氏は、天皇陛下が最近、日本人の宗教的感情の欠如についてよく話していたと語った。 天皇は神道を宗教とは考えていませんでした。 それは単なる儀式であり、米国では非常に過大評価されていると彼は考えた。 しかし、神道信者のほとんどは超保守的であり、神道を超国家主義と同一視していた元兵士やその他の人々と団結する傾向があったため、それでも危険な側面がいくつかありました。 宗教の自由の命令に基づいて政府が厳格に遵守していたために、政府が彼らを監督する手段を何も持たなかった現在、これは危険でした。 天皇は、神道分子とその同胞は反米的であるため監視に耐えられるだろうと考えた。

天皇は、今は日本人が持つ美徳について語る時ではなく、むしろ彼らの欠点を考慮すべきだと感じた。 彼らの落ち度の一部は、占領が長期間続くべきであるという結論に至った皇帝の考えの前述の概要に示されていた。

彼は、天皇はマッカーサー将軍と彼の行動に非常に感銘を受けたと述べた。 私は、マッカーサー元帥は、アメリカと連合国の利益に献身的に取り組むと同時に、天皇もご存じのように、日本国民の最大の利益を心から考えていた、我が国の最も偉大なアメリカ人の一人である、と言いました。 私は、私たちアメリカ人は、日本に対する連合国の目的は日本人だけでなく世界全体の最善の利益であると信じており、他国の権利を尊重し、民主的で経済的に健全な日本の発展を期待していると述べました。 国家共同体の協力的なメンバー。

賠償金に関する質問に答えて、私は、マッカーサー将軍は、日本の実業家たちが仕事に取り掛かり、食料の輸入代金を支払うために必要な物品を生産できるよう、この問題をできるだけ早く解決することを非常に切望していると述べた。 そしてこの国での消費のために。 私は、将軍とその幕僚は日本の経済安定の達成を早めるために全力を尽くしていると述べ、日本人の産業と倹約、そして経済の改善に最善の努力を払う必要性についていくつかのコメントを付け加えた。 経済状況。

同氏は、天皇陛下が連合国評議会での米国の姿勢を高く評価しており、それが安定化効果をもたらしていると感じていると述べた。 しかし彼は現在、この国の労働状況をかなり心配しており、日本の労働者が模倣的なやり方で、また義務を無視して自分たちの権利を利己的に追求することで、アメリカの石炭ストライキがすぐに解決することを望んでいた。 アメリカの石炭ストライキによって悪影響を受けている。

同氏は、天皇陛下が自分の治世に与えられた名称である「昭和」あるいは「啓蒙された平和」が今では冷笑的であるように見えるが、その称号を維持したいと考えており、確実にそれができるまで長生きすることを望んでいる、と何度か発言されたと述べた。 それはまさに「素晴らしい平和」の統治となるでしょう。

天皇は、降伏の準備のために閣僚長に指名した鈴木大将が海軍の恩給だけでなく、軍人としての恩給も失ったことに心を痛めていると語った。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0137episode137,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月四日

 

「大谷翔平殿のFAと未来」

ナショナル・リーグのアクーニャ選手が年間四十本と七十盗塁が評価されメジャー選手会年間MVPを獲得されたようじゃ。メジャーではいくら活躍しても話題性だけでは相対的に評価はされぬ風潮がござる。シーズンでフル出場もしくはそれに近い状況で数字を残すことが必須と大谷殿も思ったに違いござらぬ。FAでエンゼルス球団に留まるか、他球団へ長期大型高額契約ともっぱらの噂でネットでは騒いでおるようじゃが、冷静に捉えて見る必要がありそうじゃな。拙者が他の球団のオーナーだったら、故障の再発や他の部位への負担からくる疲労でのスランプも予測され、併せて二刀流の賞味期限も近いということ、そして何よりもMLBルール改正でDH打者としての扱いで他の選手とのポジション争いが熾烈になり、打者としての好成績を上がられるかという危惧もござる。右肘が2025年に早期回復したとしても、いつ再発するかが分からないハイブリッド手術であったことから(拙者は回復の時間はかかるが確かなトミー・ジョン手術のほうが良かったと存ずるが)、雇用する球団の負担も増えることでござろう。MLBのダブルフック制が敷かれたらDHばかりでの出場では規定打席が足りなくなることが予測されることから、大谷殿は野手としてスタメンに入ることもあるじゃろう。そのほかでは、指名走者や自動審判導入とかねてからのMLBルール改正がどんどんされていくのは目に見えておる。NBA・アメフト・アイスホッケーに水をあけられた野球武芸は、一選手のためにあるのではなくファンやチームやMLBの母体の存続にある。大谷殿の一時の活躍で終わるものではないのでござる。彼にとって一番良い形は、面倒見の良い(?)エンゼルスに骨を埋めるというのも一つの選択肢であるとお屋形様も仰せでござる。手術後完全に二刀流で回復するまでFAでの評価を希望する大谷殿は、エンゼルス球団に短期契約で再契約の可能性は大であると軒猿たちも言っておる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00139episode1394,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月七日

 

ネタニヤフ政権の大量虐殺と二つのユダヤ」

 ハマスのイスラエルへの攻撃から一ヶ月が経過しておるが、亜米利加国内ではJVP(平和のためのユダヤ人の声)ユダヤ人の団体が、イスラエルのガザへの攻撃に反対する抗議集会があったと聞いておる。イスラエルとユダヤがあたかも一体化したような錯覚を世界の領民はしておるようじゃが、ユダヤがシオン(エルサレム)への帰還を目指すナショナリズム運動(イスラエル・シオニズム)からの解放を彼らは唱えておる。世界各地に拠点を置く反シオニズムとイスラエルに地を置くシオニズムのユダヤ人がおるということを忘れてはならぬ。パレスチナ人とユダヤ人との共存構築は可能であるということじゃ。TVのニュースばかりみておったのでは埒があかぬ。

シオニズムの生え抜きであるネタニヤフ政権・イスラエル軍のパレスチナへのガザ地区へのジェノサイドが一向に止む気配はないようでござる。戦前のナチ政権のユダヤ六百万人虐殺は誰もが存じておるようじゃが、当時の欧州でのユダヤ人の総数が六百五十万人と申されておるので、ほぼユダヤの民は亡くなっておる計算になるが、戦後のユダヤ人の人口はぼ同じか少し減っておると軒猿から聞き及んでおる。ものは言い様でいくらでも触れ回ることが出来るが、歴史に詳しい学者はユダヤ人権団体への配慮からプロパガンダへの非難はいまもって口をつぐんでおる。戦後パレスチナの地においてユダヤの民とパレスチナの民は共同統括で話し合いの上生活を共にすべしと国連でも提唱したはずではござったが、ユダヤ人サイドが勝手に戦を仕掛けパレスチナの地にイスラエルを建国してしまった。それが中東戦争のきっかけとなっておるようじゃ。現在でも亜米利加がイスラエルを全面的に支援し、多くの軋轢を作っておる。ナチ政権が六十万(六百万人はあり得ない)にものぼるユダヤ人を虐殺したもようであるが、ネタ政権も同じようなことをしておる。2000年もの間暮らしてきたパレスチナ人の地に一夜でイスラエル国が(アラブ国の大半では国家として承認されていない。国連加盟は米英の戦略か)出来たものだから、争いがおこるのは当然のことでござろう。人道的見地からでの停戦はどう見ても無理であろう。やはり全面的な双方の和解による停戦で無ければ意味が無い。このままいけば、イスラエルもパレスチナも相打ちとなり消滅もあり得る。イスラムの同胞がこのままイスラエルの行動を傍観するはずがないからじゃ。手打ちをするリーダーもおらぬ、犠牲を払ってまでこの紛争を終わらせようとするリーダーも国家もおらぬのでは、もはや地球の文明に未来はなかろう。イスラエルがパレスチナの人権団体をテロ組織というのは合点がいかぬ。そなた達は、もはや、せっかく築き上げた文明の消滅も覚悟するべきでござる。

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<Tensho Sengoku pager's Reiwa interview record 0139>

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Kasugayama Castle, Narumi Shogunate

House: Uesugi Domanmaru Kagetora

Observation record inspection: page

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Tensho 451 November 7th

 

The Netanyahu regime’s genocide and the two Jews”

One month has passed since Hamas' attack on Israel, and in Canada, the Jewish group JVP (Jewish Voice for Peace) is holding a protest rally to oppose Israel's attack on Gaza. I heard that there was. People around the world seem to have the illusion that Israel and Judaism have become one, but they are advocating for the liberation of Jews from the nationalist movement (Israel Zionism) that aims to return to Zion (Jerusalem).

 We must not forget that there are anti-Zionist Jews based all over the world and Zionist Jews based in Israel. This means that coexistence between Palestinians and Jews is possible. There is no point in just watching TV news.

There appears to be no sign that the Netanyahu administration and the Israeli military, which are the birthplace of Zionism, are committing genocide against the Palestinians in the Gaza Strip. Everyone seems to be aware of the pre-war Nazi regime's massacre of 6 million Jews, but the total number of Jews in Europe at the time was said to be 6.5 million, so almost all Jewish people Although it is calculated that they are dead, I have heard from Nokizaru Ninja that the Jewish population after the war is about the same or has decreased slightly. You can talk about things as much as you like, but scholars who are knowledgeable about history remain silent about criticizing propaganda out of consideration for Jewish human rights organizations. After the war, the United Nations should have advocated that the Jewish people and the Palestinian people should talk together and live together in the land of Palestine after the war, but the Jewish side started a war on its own and brought Israel into the land of Palestine. We have founded a country. That seems to be the trigger for the war in the Middle East. Even now, Amerika and other countries provide full support to Israel, causing much friction. It appears that the Nazi regime massacred up to 600,000 (6 million is impossible) Jews, and the Neta regime is doing the same thing. Since the State of Israel was established overnight (it is not recognized as a state in most Arab countries; is joining the United Nations a strategy of the United States and Britain) in the land of Palestinians who have lived there for 2,000 years, it is natural that a conflict would occur. It's about that. No matter how you look at it, a ceasefire from a humanitarian perspective is impossible. After all, it would be meaningless unless there was a ceasefire based on full-scale reconciliation between both sides. If things continue like this, Israel and Palestine may end up collapsing into each other and disappearing. There is no way our Muslim brothers will continue to stand by and watch Israel's actions continue. If there are no leaders willing to take action, no leaders or nations willing to make sacrifices to end this conflict, there will be no future for Earth's civilization. It makes no sense for Israel to call Palestinian human rights organizations terrorist organizations. You should now prepare for the disappearance of the civilization you have worked so hard to build.

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<道満丸景虎と小姓の戯言00140episode140,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月十二日

 

地球間氷期二万年の終わり

 ネアンデルタール人が氷河期である二万年前に滅び、その後の間氷期に突如としてクロマニヨン人という新人類が現れ、今日まで生きながらえておる様じゃが、それももうすぐ間氷期が終わり、新たな地球の後継者たちが待ち構えておる時期に来ておるようでござる。第二次世界大戦でのナチ政権によるジェノサイドという屈辱を浴びながら文明を築いてきたユダヤのシオニズムが、パレスチナに対するジェノサイドで同罪の限りを尽くしておるのに、国際連合組織では何らの手も打てないのは間氷期文明の終末を表す象徴的な歴史的事実として後世にその大いなる汚点を残すに違いない。八十年前の戦争状態での連合軍の結束組織に不条理さが露呈し、常任理事五カ国の既得権益が存在している限り、今の文明は代わり映えがしないようにお見受けいたす。有史になってもまだ一万年、その不条理で不確かな人類の歩んできた些細な歴史的足跡ももうすぐ跡形も無く消滅する気がするのでござる。今から400年か500年前の西洋人からみた大航海時代のころの方が子供じみて面白いように見えるのじゃ。ウクライナと帝政露西亜との紛争やハマスとイスラエルの紛争は100年前の地上戦争を見ているようじゃ。火力で相手をねじ伏せても義や愛が伴わなければ戦いに勝利したとは言いがたい。ましてや、民間人の大量虐殺や病院・学校・国連施設・難民キャンプへの無差別ジェノサイドという行為は絶対許されるものでは無いはずでござる。イスラエルという国はこのままでは亜米利加も見限るかも知れぬ。氷期が訪れる前に世界の紛争がなくならなければ、今の人類はネアンデルタール人と同じ運命を辿るかも知れぬ。その方が地球の為には良いのかも知れぬが。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00141episode141,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月十三日

 

「中国4000年王朝物語の歴史的教訓」

共和国制になった現代の中国は毛沢東殿の文化破壊大革命で中国4000年の王朝物語に終止符を打つ事になった。それまで中国大陸は世界各国からは畏敬の念を抱かれておったが、独裁共和国制の人民解放軍は未だに人民を解放してくれてはおらぬ故、民主国家としての地位を築くため第二の孫文革命・辛亥革命が熱望されておる。中国の歴史ドラマには多くの教訓が含まれ、文明の興亡の追究の参考にも鳴る故、下記にとどめて置くので許されよ。

 

1)清朝の側室順位

 

(皇后)

皇貴妃(1人)※皇后の代理

貴妃(2人)※側室の最高位

妃(4人)

嬪(6人)

貴人(定員なし)

常在

答応

宮女

 

 

2)中国王朝の流れ

 

●夏

●殷

●周=BC1100-BC256

●春秋時代=BC770-BC403

●戦国時代=BC430-BC221(七国)

韓・魏・走肖・斉・秦・楚・燕

●秦=BC221-BC206

↓(15年)

●前漢=BC202-AD8

↓(劉邦)(230年)

●新=AD8-AD23

●後漢=AD25-AD220

↓(195年)(劉秀・光武帝)(曹否に玉璽を禅譲)

●魏=AD220-265

↓(45年)(曹操→曹否→○)(魏・蜀・呉)

●西晋=AD265-AD316

↓(51年)

●東晋AD317-AD420

●五湖十六国=AD304-439

●南北朝時代=AD439-AD589

●隋=AD581-AD619

↓(37年)

●唐=AD618-AD907

↓(289年)(北周=武則天15年)

●五代十国=AD907-AD960

●北宋=AD960-1127

●南宋=AD1127-AD1279

●元=AD1271-AD1368

↓(127年)

●明=AD1368-AD1644

↓(276年)

●清=AD1616-AD1912

↓(296年)

●中華民国AD1912-AD1949

●新たな王朝(?)

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<道満丸景虎と小姓の戯言00142episode142,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月十九日

 

「リーダー不在の21世紀」

 ドナルド・トランプ元米国大統領の裏には親中派のキッシンジャー氏が後見人のような立ち位置にいたのは誰もが知っている。米国と中華人民共和国が果てのない目先の損得勘定にこだわっているのには、いわゆる両国が世界の覇権を分け合っていくための目くらましに過ぎないとも思えるのでござる。そこから見えてくるものは、私論だがはっきり言って日本外しでござろう。表向き日本と米国とは蜜月状態にあるが疑った方がいいじゃろうな。日本の元総理である安倍氏の祖父は戦前大政翼賛会で満州国と朝鮮半島を取り仕切る中枢の人物でござった。電通の前身である満州国通信社(国通)のトップとの深いつながりもあった。その孫が生前総理を担当しているものだから、周辺各国は身構えていたのでござる。それは歴史的事実なのだから仕方ござらぬ。国立感染症研究所の前進は旧関東軍の防疫給水部(第731部隊、石井部隊)の本丸だったことは今の領民たちにはあまり知られておらぬ。いまでも中国大陸の各地には未処理の化学兵器の爪痕が残されているのでござる。習近平氏や韓国大統領や金正恩氏の日本への敵対的姿勢の原点はそこにあるとうわけじゃ。拉致問題の提起は真逆の方向にいくだろうというのは当然でござる。ニクソン政権が中国の経済が良くなれば民主化に拍車がかかるだろうという思惑は見事に外れた。いま思えば中国5000年の王朝の歴史の認識を持たない浅はかな考えだった。中華人民共和国が建立されたと同時に、それまで国連に加盟していた中華民国(台湾)を仲間外れにし、国連に加えさせ米国の思惑で常任理事国に昇格させた罪は大きい。周恩来氏とヘンリー・キッシンジャー氏の太平洋は米国と中国で二分する構想はいまだ立ち消えてはおらぬ。関税やハーウェイ論争は貿易赤字解消にはなんの効き目もないように思えるし、両国の喧嘩は表向きであることは誰が見てもわかることじゃて。プレトンウッズ体制が崩壊しても米国は米国債金融資本システムを確立し、いくら自国が赤字でも経済は焼け太りするという状況は変わらぬ。米国は世界のリーダー役を降りたので、中華人民共和国が台頭するのは自然の理でござる。しかし、一党独裁・共産党の旗を振りかざし、人民解放軍が人民弾圧軍となり、人権を無視した政の限界は避けられぬ。一帯一路の発想は大唐帝国が参考となっているようだが、第二の孫文のような指導者が現れて、民主化が加速する可能性はなくはないのでござる。いずれはそうなるじゃろう。イージス・アショアの設置エリア選定において、秋田でのデータが間違っていたというが、Google earthを使ってやること自体が問題でござった。防衛省が現実的な計測をなぜしなかったのか。まさに純国産基本ソフトを持たない日本の脆弱さを露呈させているようなものでござろう。米国追従一途の日本はこのままだと世界から埋没してしまう危険がある故。安倍氏でなければ首相は務まらないという見方は見当間違いでござった。党を超えての新たな日の本のリーダー出現に期待したいものだが、皇室の国体の保全と引き換えに、半永久的な米軍駐留の意向を唱えたのは他ならぬ戦前の帝であることは充分推測できる。そのことが戦後以来まともな日本のリーダーが輩出しない風土の起因ともなったのでござる。ドナルド・トランプ元大統領は根っからのビジネスマンだった。大恐慌前のフーバー大統領に酷似しているが両者の政治的資質は全く異なる。在任4年間はドナルド・トランプ大統領が米国と世界の分断に大きく寄与したというのは歴史的なブラックジョークになるが、もし彼が2024年に再選を果たしたのなら、世界はさらに苦境に陥るかもしれない。それは覚悟をしておくべきだろう。バイデン大統領になっても米国は全く分断の様相から脱することが出来ないでいる。新型コロナの感染拡大とオミクロン株の変異に歯止めがかからなかった。ワクチン開発競争が激しいけれども、日に日に変身をとげるウイルスへの特効薬はあるのかどうかは未知数でござった。2020東京五輪を2021年に予定通り強行したという考えは理解できるけれども、世界的にはどう見ても無理な気がしていた。COVIC-19は終息には10年はかかるだろうと専門家も言っているわけだから、IOCも当然それに呼応して開催の是非を判断する可能性があってもよかったのじゃ。裏金で誘致疑惑の「DentsuDentsuによるDentsuのための2020東京オリンピック」は当時すでに事実上終わっていたのである。リーダーのいない21世紀の四半世紀。未来の歴史書にはそう記されているはずでござる。マルサスの人口論的な視点では、人類が地球上で生息できる許容範囲は約80億人とされている。地球上で過去の遺産を食い潰している21世紀文明の終焉はいつ到来してもおかしくない。この惑星には牽引するリーダーが存在しない。小山の大将レベルの面々が各地で首を洗って待っている光景は人間の運命を表しているのかも知れないとお屋形様は仰せじゃ。

 イスラエル軍のガザ地区の病院やキャンプ地への執拗で行き過ぎた攻撃は、ナチ政権の様相と酷似しておる。ハマス側は今のところ静観しているようだが、嵐の前の静けさがイスラエル側には不気味に見えないだろうか。この先、ハマス側のイスラエルに対する壊滅的な攻撃も予想される。報復の連鎖はキリが無い。亜米利加の出方が気になるがこれは全く期待出来ない。国連の決議も無意味な状況でござる。イスラエルもパレスチナも両者相打ちで滅亡の可能性は無いではござらぬ。地球上では限界の八十億人以上が暮らしておる。一万年以上続いたこの有史文明がいつまで維持できるかは未来の歴史書を読まねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00163episode163,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月二十四日

 

「国会議員給与増額法案の強行採決と領民の貧困」

 とりあえず人事院勧告による法案だけは通して後は各自の判断で対処、という総理大臣など国会議員の給与を増額するという庶民からは不条理な法律がまかり通っておるのにはお屋形様も怒り心頭でござる。以前では一億総中流時代という流れがござったが、今では一億総貧困時代、一億総欺し合い時代、一億総米国化時代、一億総深海魚時代、一億総作家時代、一億総認知症嫌疑時代、一億総玉砕時代(これは削除)ともいえそうじゃ。日の本の政に関しては戦前も戦後も大して代わり映えはしておらぬ。敗戦前では、二十五以上の特定の条件に値する男子にしか選挙権がなく、女子にはなかったのじゃ。戦前の帝もそれを許しておったのにはお屋形様も耳を疑ったものじゃ。亜米利加にしても黒人差別が何世紀も続いておる。昨今はジェンダー論争で男女の関係も複雑化しておる。それにも関わらず、時代が変わっても永田城の砦では老人達の政で為政者と臣下達が既得権益を享受しつつ、蔭に隠れて領民に知られては都合の悪い法律を通そうとしておる姿がみえみえなのでござる。特に日の本の国家の大本が蜃気楼の様に見えるのは拙者だけではあるまい。一般会計と特別会計の精査が全く国会で議論されないことは問題でござる。大手のかわら版でもそのことには触れず、老害政治家にすり寄っておる。これでは日の本の領民が可哀想でならぬ。議員報酬制度の見直しは必要じゃが、これには与野党の議員達はこぞって反対するじゃろうな。国会議員の報酬は雑費を入れても一億円は下らぬであろう。そういう温床からは誰も抜け出すものはおらぬて。いくら犯罪を侵して逮捕されようが議員職だけは譲らぬのにはそういう訳がござるのであろう。特別会計は議員や臣下達の財布代わりとかしておる。官房機密費で五輪の招致での不正出費も或議員が公の席で公言しておる。IOCバッハ会長も素知らぬ顔でスルーしておる。2020東京五輪はするべきでは無かったのじゃ。それよりも福島原発の汚染水のアンダーコントロールが全くなされていなかったことが問題じゃった。処理水放出をするまだ何の手も打っていなかったのには呆れてものが言えぬわ。困っているのは領民達でござる。為政者達の懐が焼け太りになっておるのに領民達が日を追うごとにどんどん貧困化しておる。お屋形様は鳴海の金山からの四十兆円(政治家・官僚・公務員・大企業従業員を除く領民一人あたり四十万円)もの拠出も考えておる。そう心配せずとも良い。永田城を攻め落とす算段もござれば。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00164episode164,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月二十六日

 

「大谷翔平殿のFA、エンゼルスへの残留」

 メジャーリーガーの存在価値は何処にあるのかはなんとなく理解は可能でござるが、相対的なMVPの評価は拙者の想像の域を脱しておるのでどうも分からぬ。戦国の世では球遊びは御所の球蹴りぐらいしか知られておらぬ故、拙者の勝手な見立てではござるが、申してもよいであろうか。四百五十年後の地球の文化スポーツは多種多様で羨ましく思えるが、武芸での戦いとなれば戦とまったく変わらぬ故面白い。エンターネット文明で領民はスポーツとの共生を享受していると言われておる。MLBメジャーのMVP候補ともなれば、出来るだけフルシーズンに出場し良い成績を怪我も無く残せることが絶対の条件のはずじゃ。大谷殿は確かに二刀流で、打撃部門ではアメリカン・リーグで四十四本のホームラン、打点は95,打率三割を少し超える。投手では十勝をあげておる。MVPを受賞したにしては物足りない。ホームランはともかく、打点は100を超えていなければならぬ。打率は辛うじて三割を維持したが、怪我もせずフル出場していたら打率は二割台になっていたであろうな。蓄積疲労と試合数より多い三振の数が気になるのじゃ。2024年では指名打者一本でいくようでござるが、性急なハイブリッド手術が思わぬハプニングを起こし、右肘への負担と各部位への相互作用で、新たな故障を来すかも知れないという見立てはあっても、各メディアはこぞってそれを無視し、FA再契約の高額予想合戦にこうじておる。誠に由々しき事じゃ。考えても見よ、MVP受賞時の愛犬?の話題と日本の全小学校に三つのグローブ贈呈を勝手に送ってしまったのは、自己PRとメーカーの思惑なのでござるが、業界のことを慮れば様々なメーカーとの共同行為で行えば良かったのでござる。全部の小学校にグローブを贈るのは構わぬが、悪く言えば売名行為に抵触するという者もおる。物の見方は様々じゃが、見えないところでは誰もが心の中では天狗になるのは致し方ござらぬ。大谷殿はエンゼルスに残る選択をするじゃろう。来年はどの球団に行っても期待通りに指名打者で金額に合った働きをするかは不透明でござる。2025年に右肘が回復しても二刀流では最後の一年になる公算が大でござる。投打のどちらかに重きを置かねばならぬ。拙者はそういう考えじゃ。義に従えば大谷殿はあと二年エンゼルスでファンとともにあるべきと存ずる。大樹にすり寄るのも良いが、大谷殿には弱いチームがワールドシリーズで栄冠を勝ち取るという夢も捨ててはならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00165episode165,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十一月二十七日

「未だに続く人類の大航海時代」

 

二十一世紀になり最初の年の九月には世界同時多発テロ、いわゆる911が発生した。警備が厳重の米国で四カ所同時に飛行機でのテロ事件というのは、余りにも出来過ぎたシナリオであり、中東諸国のテロリストが計画していたというのは無理筋な話しでござる。旧WTSタワーの崩壊は、航空機衝突での損傷が原因ではなく、下からの爆破によるものだとの説もござるが、拙者や軒猿たちもそう思っておる。たしか立花隆氏も当時文藝春秋誌でも語っておった。ペンタゴンに衝突したのは航空機とされるが、残骸ではその形跡もなかったのでござる。とても原因を特定出来るものではなかったはずじゃ。それなのに、当時ブッシュ氏は911をイスラム諸国の仕業と決めつけ、演説では十字軍の戦いだという話しをしていたことを世界の領民達はしっかりと覚えておる。元CIAの要員だったオサマ・ビン・ラディン殿がアフガニスタンに潜伏しテロの容疑者にされ、ブッシュ氏はアフガニスタンを徹底的に叩いた。その後、ドル決済を拒み続けていたイラクのフセイン氏を、偽りの大量破壊兵器のプロパガンダを掲げ、イラク全土を崩壊させたのでござる。フセイン殿は普通の独裁者ではあったが、何の罪かわからないまま処刑されてしまった。処刑された後にホワイトハウスは大量破壊兵器が存在していなかった事実を公表。亜米利加はその後、アフガニスタン、イラクや世界に何の詫びも反省もしておらぬ。ベトナム戦争では先に戦を仕掛けて(トンキン湾事件というでっち上げの作り話)敗戦という汚点を残しておる。南ベトナム政府軍の撤退で亜米利加は撤退を余儀なくされておる。

オバマ政権一期目にオサマ・ビン・ラディン殿の殺害報道があったが、パキスタンの郊外で目立つ瀟洒な白い建物にかくまっていたという。襲撃した建物は全て撤去され、亡骸は水葬で処理されたとされたが、その証拠の写真は報道されておらぬ。実に怪しい物じゃ。オサマ・ビン・ラディン殿がそのような目立つ所にいるはずがござらぬ。本物のビン・ラディン殿は2001年にとうに他界していたという情報もあるし、米国の何処かに生きている噂もあるようじゃ。その残党勢力がISISになったのかはよくわからぬ。つまるところ、中東イスラム諸国をテロ支援国家とみなし、また、色々な理由をつけて大義を捏造して軍産複合体の維持をはかり、米国に有利な政治・経済状況を形成することに成功したわけである。リビアもカダフィ大佐がクーデターで国を治めたが核を手放したら亜米利加に滅ぼされた。

第一次大戦でイギリスとフランスが、中東を分割委任統治して、今日の政情不安を作りだしたことは明白でござる。アラビアのロレンス殿はアメリカンのプロパガンダに乗ってイギリスからアラブ回されたスパイと言うことになる。アラブの独立を約束しながらそれを反故した英国の責任は大きい。

要するに、いまだに十七世紀からの大航海時代は終わってはおらず、第二次大戦時で形成された国際連合の弊害も目立ってきていて、常任理事国に拒否権を与え、核兵器の所有も認めるという軍事的なアンバランスが、イランや北朝鮮の核問題を派生させていることを、領民達は認識すべきと考えるべきじゃ。元大統領トランプ殿のアフリカや南米の移民の国への侮辱発言が波紋を呼んでおった。はっきり申すが、SNSでの発信は正規のホワイトハウスからのものであるという、メディアの姿勢にも問題があるのじゃ。アメリカファーストがアメリカオンリーになり、挙げ句の果ては世界でスタンドアローンになる可能性は排除出来ないところまできておる。租税回避地(タックスヘイブン)を国内で膨大に保持する米国。かつて七つの海を支配した大英帝国の東インド会社を通じて蓄えた莫大な資産でケイマン諸島などをタックスヘイブンにしてしまい、それを正当化してしまった英国。勝手にEUを離脱し自分の国だけが難を逃れるという英国の姿勢や米国の自国優先主義は、大航海時代がいまだに終わっていない証拠と見て良いのでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0166episode166,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月壱日

2024年巴里五輪マラソンで期待できる二人」

 

十一月二十六日のクィーンズ駅伝では、MGCで五輪の出場に内定した二人の選手が三区で力走されたが、思うような成果が見られなかったとかわら版では報じておる。拙者も春日山城で観戦していたが、「この度の走りではメダルも入賞も無しだわのう」お屋形様も仰せでござった。廣仲選手はアジア大会での疲れもなんのその圧巻の走りでござった。郵便屋が二位になった布石にもなったのでござる。巴里五輪ではかなり走れる期待が持たれておる。細田あい殿は六区で区間二位と頑張っておった。メディアでは内定した二人の選手ばかりに目を向けてはいたが、レース後はMGCの疲れの影響という見立てをしておった。しかしでござる。五輪で上位に入るには其の走りでは到底無理でござろう。とにかくスピードが足りぬし、気も緩い気がするのじゃ。MGC三位に入って細田あい殿には期待がもてそうじゃ。雨の中での最悪のコンディションでも三位にまで追い詰め最後は二位に届こうというレースは目に焼き付いておるゆえ、拙者は細田あい殿を応援しようと思うておる。

男子のMGCでは大迫殿が三位に入ったが、このまま五輪に出られると心の底では思っているであろうが予断はゆるさぬて。ブダペストではゴール前数キロで足がつって入賞を逃した山下一貴殿に期待しておる。アフリカ勢の選手と互角の走りをみてなんとなくそう思ったのじゃ。

山下殿はMGCでは完全な疲労からくるものでござった。ファイナルで勝ち取って五輪には出られそうな気がしておる。

お屋形様と拙者の一推しは、細田あい殿、山下一貴殿でござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0167episode167,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月五日

「戦前と戦後の日本の天皇制、擁護された国体」

 

令和の政権与党の派閥に属する国会議員達がこぞってパーティ券での裏金作りの慣習が長い間続いておると軒猿たちが報告してきた。最近五年間だけでも一億円を超えるキックバックという裏金で潤っておるという噂じゃ。戦前では参政権は二十五歳以上の男子の一部にしかなかった。婦人には参政権はなく形だけの政であった。この当時国会議員に立候補しようとしても今にして一億ほどの供託金を納めねばならなかった。今では300万円といわれておるが、国家議員の上級国民意識と特権階級意識は戦後益々根付いておるゆえ、パーティ券でのキックバックがあっても素知らぬ顔をしておる。逮捕などあり得ぬと思っておるのじゃろう。議員の報酬制度は完全に法律で見直す事も必要じゃ。そうでも致さねば、貧しい領民からすればこれは切腹などではおさまらず、市中引き回しのうえ獄門磔つけか無人島への島流しでもせねば怒りは収まるまい。中国の王朝では関係する臣下は九族皆殺しという沙汰もござる。令和幕府ではどのような裁きをするのか見ものでござるが、2022年に国体を守ろうとする側(何者かは知らぬが)から、狙撃された元首相がおったが、その原因は職権乱用と神聖な三権分立の砦を悪党の住処としたことだと軒猿は申しておる。お屋形様はその何者かを毘沙門天様から知らされおるそうじゃが、拙者には語ることはなさそうじゃ。戦国の世でも令和の世でも知っておっても口を絶対割ってはならぬ見えない掟という物があるようじゃ。拙者には到底知る由もない。あるのは憶測と推理と想像だけじゃ。戦争に負けても戦前の帝が形を変えての天皇制の維持と国体をマッカーサー殿から確約をとるため、十回以上もの極秘会見を行っておる。帝は専制君主という国体を率先して築き上げ、ヒトラー殿とムッソリーニ殿と肩を並べるに至ったと言われておる。当時のTIME誌にも時の人として見出しの写真で掲載されておる。ブッシュ殿が悪の枢軸という比喩をよく使っておった。ナポレオンを崇拝していた帝は真珠湾では率先して開戦派を説得し日米開戦という決断をされた。皇居の地下では開戦から地図を片手に日中日夜、戦地へ指示をだし逐一戦果を報告させておったようじゃ。主戦の空母艦隊の殲滅に失敗しても、真珠湾攻撃は大戦果と国内では大本営で情報操作をされ、その後ミッドウェー開戦で多くの空母を失い、山本五十六殿が亡くなってからは、戦況が益々悪くなり、戦勝後の日本のイメージを敗戦状況の悲惨さも忘れて、原爆が落ちてもなお戦おうとしておったのでござる。山本五十六殿がご存命中に早期講和をしていたのなら令和の時代も変わっておったかもしれぬ。マッカーサーの腹心で日本国憲法の草案に関わったホイットニーの文書が機密解除になっておった。帝はマッカーサーとの幾多の会談で皇室と国体の擁護を嘆願し、其の見返りとして今の戦後風景の原形にもなったのでござろう。敗戦後のご自分の皇位の証である三種の神器(やたのかがみ・くさなぎのつるぎ・やさかにのまがたま)の有無の確認を気にしておったという。それほど帝は皇室と国体の擁護を執拗にGHQに働きかけたという見立てもできぬではない。領民よりもマイセルフオンリーだったと言えるわけじゃ。連合国側がポツダム宣言を発しても大本営は沈黙を通し、その間に証拠隠滅策をとったのじゃろうか。そして全国への無差別攻撃・広島、長崎への原爆投下へとなるが、帝はそれでも聖断を下されなかった。その代償は領民達が負うこととなる。忍びがたきを忍び、耐えがたきを耐えろと言われても無理であろう。

日本国憲法の第一条から第八条を覗いてみると、天皇は摂政と言う形をとり国事行為のみとされ象徴という曖昧な言い回しになっておる。早い話が戦前の天皇制が形を変えたものになったに過ぎぬ。海軍派の帝が陸軍に敗戦の責任をとらせても誰も文句を言うものなどはおらなかったのでござる。東条殿は御前会議等には入れてはもらえぬ立場でござったので、開戦の判断は臣下ではとうてい出来はせぬ。拙者がお屋形様を差し置いて兵を動かすようなものでござる。令和の政の不祥事は政に戦後の国体の不安定さが原因でござる。帝は日の本への亜米利加軍の永久的な占領形態の存続と隷属化を許す代わりに、制空権を献上したのでござろう。GHQが亡くなっても日米地位協定を後ろ盾に日米合同委員会という月に二度の報告会を政治の範疇を超えて行っておるのは周知の事実でござる。オスプレイが何処かに落ちようと軍属が事件を起こそうと、治外法権で日の本の領民は指をくわえて見ているしか無いのでござる。戦争に負けるというのはこういう事なのでござる。亜米利加への隷属化は今後100年は続くのでござろう。拙者には何も出来ぬ。戦国の世で德川殿に幕府を開かせぬとお屋形様は仰せでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言00168episode168,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月八日

 

The man in the high castle」(高い城の男)

 

リドリー・スコット殿が総指揮を担当して作られたSFシミュレーションドラマの「The man in the high castle」(高い城の男)がAmazonサイトで配信され高い評価を得ておるようじゃ。ドラマはシーズン1から日本が(かつての満州国のような傀儡国家としての位置づけとしての)日本太平洋合衆国からの撤退を余儀なくされる(昭和天皇の撤退表明)シーズン4まであり、制作サイドで予定通り完結しておる。

史実では1945年に連合国側がナチ・日本・伊太利亜の枢軸国側に戦勝しておるが、このドラマでは1960年代にナチス帝国と日本の枢軸国側が第二次世界大戦で連合国側に勝利し、旧亜米利加合衆国は大ナチス帝国と日本太平洋合衆国に分割されて統治されておる設定じゃ。ロッキー山脈のエリアは中立地帯となっておる亜米利加の大半は大ナチス帝国となり、アラスカやハワイなど東海岸を含む一帯を日本太平洋合衆国となっておる。ナチスからワシントンに原爆を落とされ亜米利加は降伏し、世界は独逸と日本の支配下になっておる。日の本はナチの強大な力の蔭におびえているという設定でヒトラー殿は60年代まで生きておる。昭和天皇も皇太子殿も皇太子妃も登場する。現実の世界では亜米利加の隷属下にあり、令和の時代ではもはやこういうドラマは島国の心根の退化と半ば共産主義化しておる日本では絶対作られないであろう。天正の戦国の各地の諸侯や領民もさぞかし未来への関心が高まる事請け合いでござる。欧米のエンターテインメントには聖域がなく自由に作られており、日の本の映画ドラマ担当者には羨ましく思えるであろうな。

歴史は変えられぬが、もしこうだったらとかという歴史改変作は、時代での風刺的なところがあり、教訓や浪漫や感動もござれば、エンターテイメントの最上位にあたるのと存ずる。人間は殺戮や悪徳を好む反面、正義や徳の高い精神性をも好む動物じゃが、宗教や人種間、イデオロギーの違いで主義主張が混ざり合えば、始末に負えぬものとなる。過ちを犯したら反省や自戒をするものじゃが、いつしかそれを忘れて相手への殲滅や虐殺の行為に暴走してしまう。毘沙門天様の教えに従えばそのようなことも無かろうて。今、イスラエルがガザ地区の領民に対して、民間人の犠牲はやむを得ないと報じておるが、なぜユダヤ人は戦前のナチでの大量虐殺という惨劇を浴びながら、戦後ではそれと同じような行為をしてしまうのじゃろうか。ユダヤ人権団体はこれには沈黙をするしかなかろう。しかしユダヤ人でもシオニズムを快く思っていないのが多いのじゃ。オスロ合意は数年で頓挫しておる。ウクライナと露西亜はミンスク合意もなされぬまま、見えない先をめざして無情な戦いを続けておるのには実に情けないとお屋形様は憤っておる。国連安保理事会でガザ即時停戦に亜米利加だけが拒否権を貫いておる。常任理事国には核兵器と拒否権を与えてはならぬ。これではとても埒があかぬではないか。世界を敵に回した亜米利加とイスラエルは未来の歴史書ではホロコーストの関連で記されておるやもしれぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0169episode169,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月十日

 

The pages howling of Kasugayama Castle」(春日山城の小姓の遠吠え)

 

人間は開き直ると破れかぶれの躁状態となり善悪の判断や正常な感性を失い、自失に至るという認識がないまま事を収めようとする傾向があるようじゃ。それが、政を行う神聖な場所を悪党どもの輩の砦として居座りを続けているというのが令和幕府の現状でござれば、戦国の世では下克上を遂行する大きな大義となり得るのでござる。しかしでござる、困ったことに肝心要の政を行う者達を戒め懲らしめる奉行所の腰が引いていては話にもならぬ。為政者達は領民に訳の分からぬインボイス制度というものを強要し取り立てを増やそうとしておる裏で、自分たちはキックバックという裏技で袖に大量の金子を盗んでおるのは全く合点がいかぬ。真面目に働いておる領民達の大規模な叛乱は目にうかぶようじゃ。いつの世でも権力を手中に収めれば自分優先になるというのは歴史が証明しておる。ドナルド・トランプ殿が再度大統領にでもなれば、亜米利加合衆国は崩壊か分断への速度を増していくのでござろうが、ジョー・バイデン殿が再選なっても所詮同じ穴のムジナでござる。それだけ、国家の病が子分のイスラエルと共に世界の国から叱責されると言うものじゃ。近い将来、亜米利加とイスラエルの世界支配に取って代わる勢力図がで出来上がることは必定でござる。

やはり、日の本の国をつかさどるのは帝しかおらぬのかも知れぬ。「The man in the high castle」というドラマでは、昭和天皇や講和に尽力する皇太子と皇太子妃も登場する。彼らは一国をまとめるというスタンスを持ち畏敬の念をもたれながら政を行うという状況が描かれてはいるが、令和幕府が殲滅すればそれと同じような状況がやってくる気がするのじゃ。北一輝の日本改造法案大綱は226事件で未達成となっておるが、新たな日の本改造案が浮上するのは時間の問題でござろう。今の令和幕府では期待は出来ぬ故、あと半世紀は待たねばならぬと思うのでござる。日の本は、1990年代から失われた三十年と申されるが、領民達は失ったものが余りにも多いためどこから手をつけたら良いか分からぬのであろう。戦後の国体の姿・半島の悲劇で好景気になった理由も公に言わぬことへの自虐意識・人徳や美徳の崩壊・侍精神の後退・亜米利加への隷属化に従順になった領民・与えられた民主主義の慢心化・和をもって尊しとなす精神の退化・物欲主義への堕落・戦前の法律が継続して適用される令和の世界、国会議員や役人の特権階級意識と領民いじめなど、挙げればキリが無い。令和の民は早く目を覚まさねばならぬ。世界から畏敬の念を抱かれねばならぬ日の本の領民は深海魚になってはならぬのでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0170episode170,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月十一日

 

2024年以降の大谷翔平殿の死角と杞憂」

 

大谷殿はFAでドジャースとの10年大型長期契約1,000億円超えはMLB史上初ということじゃが、拙者は決して手放しでは喜べぬのでござる。エンゼルスで6年間専属通訳との一心同体で球団へのわがままを通させて、怪我と手術をしつつも二刀流の実績を積み、人気もうなぎ登りのままFAの交渉に臨んだが、大谷殿は名門ドジャースを選んだ。エンゼルスの上層部との軋轢もさることながら、肘の二回目の手術もあり、2025年まで投手としての再開はまたなければならぬ。契約の10年の間には三回目の手術は十分あり得るし、案外ドジャースでは打撃不振の兆候が訪れないとは限らぬゆえ、長期のスランプでも温かな声援は必要じゃろう。これまでの6年間の成績をそのまま残せれば球団側としても投資の見返りはあると思うが、現実的には怪我と共存しながら数字を残せるかどうかでござる。2023年のアメリカン・リーグの打撃部門は精彩がなかったが、ナショナル・リーグは本来の大リーグらしいランキングでござった。大谷殿がその中でMVPを勝ち取るのは至難の業とみるべきじゃ。ドジャースでは主力の指名打者がおるが、ローテーションでの選手間の相互の軋轢がチームワークを乱し、思うような勝利を収められないケースもあり得る。2025年に大谷殿が投手に返り咲いたとしても、これまで中五日の主力の投手陣に悪影響を及ぼさないとも限らぬ。チームでの不協和音が拡がり、ポストシーズンまで迷走するケースも予想されるのじゃ。大谷殿には右肘のハイブリッド手術で回復は従来の手術より早いと申されるが、もし再度のトミー・ジョン手術になったら選手生命は終わるかもしれぬ。そういう大きなリスクがあっても、ドジャース球団は払えるかどうかも分からぬ史上最高額の契約で迎えいれたのだから、大谷殿にとっては嬉しかろうて。途中で右肘がだめになっても1,000億円は懐に入ってくるのじゃ。税金で半分以上持って行かれても生涯年に10億円以上もの収入が約束されておる。

実に羨ましい限りでござる。野球などやらなくても大谷殿はビジネスセンスがありそうだから上手くやっていくことじゃろう。ただ、勝っても兜の緒をしめるのは難しかろう。イチロー殿や野茂殿のハングリー・スピリットが、大谷殿にはあるのかどうかは分からぬ故、金満的な生活環境に溺れず、ファンを魅了するかどうかは彼のプレーを察して見届けるほかは無い。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0171episode171,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月十七日

 

「時代の迷路に彷徨う領民と令和幕府の裏金」

 

日の本の政はこの八十年もの間、敗戦後の占領政策による影響の下で動いておるようじゃ。戦争で負けたのだから致し方ござらぬが、幕府の臣従たちが徒党を組むための寄り合いで金子をだまし取る輩が大勢おるというのは、輝虎様の天下布義から甚だ乖離しておると春日山城のお屋形様は仰せでござる。戦国の世からすれば未来の日の本の政には関わっている暇はないが、諫言だけなら許されよう。令和の世界の流れは天正戦国の世と少しも変わってはおらぬ。そこに得体の知れぬ宗教という鬼門がござれば戦を仲立ちするのは難しかろう。人間の煩悩を悟るまでには時間がかかる。君主制とか立憲制とか申すが、権力を手中に収めれば善悪の判断が出来ずとも世は動いていくものじゃ。悪党どもが政の砦を占拠しても臣下や領民は従順になるとは限らぬのじゃ。下克上は未来永劫無くなりはせぬ。人の理想と言うものは理解できるが、現実では真逆に向かうことが多いものじゃ。

令和の時代でも盗賊が大手を振って白昼堂々荒らしまくっておるのは実に嘆かわしいことでござる。行き場を失った年少者達は政から切り離され、落ちこぼれた故、善悪のことなど気にはせぬ。覚悟してもいざ死刑を受けるとなるとうろたえるのは致し方ござらぬ。武士の切腹は戦国では社会を浄化させる役目を担っておる。戦いに敗れた城主は切腹をして責任をとる代わりに、臣下や領民は救われると言うシステムでござる。今から八十年前の敗戦では臣下や領民に責任をとらせた形にはなっておる。どちらにせよ、誰かが政での責任をとらねばならぬのに、令和幕府では誰も責任をとろうとせぬ。これでは国が成り立たぬ。領民は迷路を彷徨うしか道はない。奉行所が公平に裁きを行えば其の限りではござらぬが。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0172episode172,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月二十三日

 

2024年亜米利加大統領選挙は第三の男RFKジュニアが勝つ理由」

 

2024年の亜米利加の大統領選挙は、四年前のジョー・バイデン殿とドナルド・トランプ殿の一騎打ちの再来と噂されておるが、お屋形様と拙者はその二人の争いでは決着はつかないとみておる。選挙戦にでもなれば各陣営は無尽蔵の選挙資金をかき集め、さしずめ金権選挙ともいえる様相になると聞いておる。亜米利加は自我の確立と参政権に敏感な領民であるため、金子では人の心は変わらぬ民主主義と言う土壌がござれば、日の本のように未成熟な政治土壌とは雲泥の差でござる。日の本の領民は投票には無関心でその割には不満だからと言って、無益なデモンストレーションには参加する性癖がござれば、これは明らかに矛盾しておる。英米の民主主義は日の本には適しておらぬのかも知れぬ。領民が物言う有権者に育つまでにはまだほど遠い所以じゃ。

世界のかわら版所では組織的には民主党と共和党のどちらかが勝つと言うておるが、2008年の大統領選挙を思い返しては如何かと思うのじゃ。たしかリーマンショックの時でござったが、ジョージ・ブッシュ・ジュニアが二期を終え黒人初の大統領になったバラク小浜殿という人物は、当時民主党の上院議員であったが、あっという間に民主党の代表候補になっておった。最初の頃は泡沫候補で選挙戦に勝てるはずがないというふれ込みではあったが、持ち前の演説の上手さで若者や黒人層・有色人種層・貧困層・スウィングステート層など票を取り込み見事大統領という地位にたどり着いた。その後「核なき世界」の演説をしたと言うだけでノーベル平和賞を手にしたのは歴史書では知っておる。理想郷の演説は素晴らしいが、大統領としての実績がないということで反対する各国の領民も多かった。

ノーベル賞はノーベルという人物が爆弾を作って財を築き、没後毎年その遺産金の運用で賞金を分け与えるという下地を作っておった。金子は各界の功労者への褒美とみてよろしかろう。バラク小浜殿は「核なき世界」を唱えながら、任期中に核開発研究費の膨大な予算を議会で通させてしまったのにはお屋形様も正直驚いておるご様子でござった。広島に来て被災者を抱くシーンには心温まるものがござったのじゃが。これではまさに「核ありきの世界」ではござらぬか。それだけでござらぬ。2001年頃既に他界したと言われておったオサマ・ビン・ラディン殿の殺害事件がござった。米軍がパキスタンのイスラマバード郊外の住居に住む彼を捉え殺害し水葬で処理してしまったと言う噂を耳にしておる。これには世界の誰もが驚いたのでござる。しかも、ビン・ラディン殿であったとされる証拠はねつ造可能な写真だけで、第三者からの検証はされてはおらぬ。ビン・ラディン殿であったと言う確定の証拠は未だに闇の中なのでござる。バラク小浜殿は表向き正義に見えて裏では巧妙な戦略を抱いた、不条理な一面をもつ大統領でもござったのでござる。ある意味ではジョージ・ブッシュ・ジュニア殿とバラク・小浜殿は似たもの同士と言うことはお屋形様も同意見でござった。

前置きは長くなったが、2024年の大統領選挙では、最初は泡沫候補でも小浜殿に似た道筋が残されておるようじゃ。確かに無所属での出馬では勝利への道は厳しいだろうが、健康面と高齢で適切な判断力への懸念がる民主党ジョー・バイデン殿では確かに票は入れにくい。共和党ドナルド・トランプ殿はラストベルトなどの岩盤層の支持があり根強い人気を誇るが、任期は下火になっておる。数々の訴訟でこの先どうなるかさっぱりわからぬ。

前記の大統領の間は余計な大統領令を乱発する割には効果の無い政が目につきすぎた。自国だけが良ければ他の国はどうなっても良い、環境問題は無視、世界の牽引役からの身を引く姿勢、亜米利加の分断、スタンドプレイ的な外交姿勢、コロナ禍への初動ミスなどで支持を失い、二期目での再選は出来なかった経緯は無視してはならぬ。ジョー・バイデン殿が大統領に馴れたのは敵失によるものでござる。それに、トランプ殿は高齢で元気だが個人の資産開示や納税の開示は拒否されておる。これでは再選しても亜米利加の偉大さは取り戻せそうにもない。

一方民主党を離党した無所属のロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK)殿は父がロバート・ケネディ元司法長官、ジョン・F・ケネディ元大統領の甥にあたり来年は七十歳と前述の二人に比べれば若いし、未知数だが小浜殿に似た選挙前での環境下にある。どうなるかは分からぬが、期待値は今後高まって来そうな気がするのでござる。RFK殿が大統領になっても日の本の立ち位置は敗戦国のままでござろう。八十年前の敗戦後から日の本は未だに亜米利加の圧倒的な軍事力の庇護の元におる。戦前の帝はマッカーサー殿との十数回にもおよぶ極秘会談で皇室存続を保証された見返りに、日の本を半永久的に占領地としての地位(自治権のみ)を築かれたのでござる。GHQの任務は1952年の桑港講和条約から日米合同委員会にその形は引き継がれておる。日の本が二度と世界への覇権を行わさせぬため、令和時代の今日まで21世紀の十字軍(米軍)を極東の地において睨みを利かせておるのじゃ。そういう認識を日の本の領民は洗脳させられておるというわけでござる。拙者の偏向的な見方かもしれぬが、英会話を苦手とさせるための教育制度をかのGHQがしっかりと根付かせているのも、日の本の領民が未だに英会話がなかなか思うように出来ぬと言う環境をみれば納得出来よう。戦国の世での領民は伴天連のエスパニア語などはスムーズに会得してしていたのじゃぞ。人間の好奇心はCHAT-GPTなどという機械でも理解はできぬであろうな。

彼らは日の本の知識人や為政者から亜米利加への反抗の嵐を起こさせないようしっかり釘を刺しておるのでござる。例えば日の本の鉄鋼会社が亜米利加の大手の鉄鋼会社を買収しようしても、民主党・共和党を問わず為政者達は口を合わせて反対しておるのは、彼らにアジア人種への白人の優位性と戦勝国としてのプライドもあるのでござろう。至しかたござらぬて。これには80年代の亜米利加民主党政権の日の本の純国産OSのトロン-Bへの不条理な圧力を思い出させるのじゃ。スーパー301条の件は知っておろう。これは日の本が亜米利加を出し抜いて、世界のナンバーワンになってはいけないということの彼らの本性とも思えるのでござる。日の本の為政者は未来永劫亜米利加の言いなりになるしか道はないのでござろうか。先の敗戦時での早期講和を拒否された戦前の帝の責任は大きいものと存ずる。講和の時期が早ければ早いほど領民の犠牲は少なくて済むであろうし、国土が焼け野原になることも避けられたはずであるからでござる。戦前の帝にはナポレオン崇拝の傾向がござった。戦況が悪くなる一方の時でも有利に戦況を挽回して有利に講和に持ち込むと言う目論見もあったご様子でござるが、今更申しても致し方ござらぬ。

戦国の世が懐かしい。拙者は早く戻りたいものじゃ。いま日の本では低レベルでの政治資金規正法の違反などで政の役人達は真に死に体でござる。隠し持った卑しい金子の奪い合いは戦国の世なれば皆打ち首でござるぞ。悪党の輩が棲む永田城の落城などはまだまだ小さきことじゃ。マイナンバー保険証のゴリ押しで日の本の七割以上が反対しておるというのに、現行の紙の保険証は中止にするというではないか。呆れて物が言えぬ。現令和幕府は明らかに裏でマイナンバー関係の利権で動いており、パーティ券のキックバック同様裏で日の本の領民を骨抜きにするようじゃ。マイナンバーと大阪万博騒動の無尽蔵な予算拡大は利権点と線でつながっておるのじゃろう。緊急の臨時政府でも出来ない限り今の日の本はどんどん沈んで行くしかあるまい。なに、心配致すな。いざとなれば春日山城の鳴海幕府があるではござらぬか。令和の領民の要請があれば、必ずやお屋形様が正常な日の本の政を復活させるはずじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0173episode173,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月二十四日

 

「大谷殿と山本殿が不良債権となる日」

 

2024年のドジャースの試合興行はMLBファンからは興味と好奇心と猜疑心で注視されるものと存ずる。二人の野球武士の得た金子は実に1,500億円とわれておるが、拙者は両者とも単年度短期契約のほうが宜しいと思っておる。何故かと申すに、球団側が10年とか12年とかの選手との長期契約は、怪我を繰り返したり、再起不能となったり、プライベートな不祥事、不慮の事故による選手生命の危機などへのリスクは当然ござるはずであるので、迎える球団側は覚悟を持った意気込みが必要でござろう。大谷殿は193cm100キロほどの恵まれた身体と精神力でこれまで乗り切ってきたのであるが、二刀流としての成績はまずまずといって良いのかもしれぬ。しかしながら、怪我が多く全試合の出場はこれまで経験したことがない。ベーブ・ルース殿の二刀流としての成績を部分的に超えたのは喜ばしい限りでござるが、打撃と野手としての長期的な見立ては皆目予測はできぬ。ベーブ・ルース殿は現役では700本以上の本塁打を放ち幾度も三冠王を手にしておる。大谷殿はいつまで二刀流にこだわるのであろうか。拙者の見立てではああるが、おそらく三回目のトミー・ジョン手術に遭遇する可能性は大であろう。本来の手術ではなくハイブリッドの人工物を肘に埋め込むもので、術後の早期の出場が可能になるという話でござるが、再発のリスクは本来の手術より高くなるそうでござる。三回目の手術をおこなえば選手生命は終わりというではないか。たしかにあと数年は二刀流にこだわるのも悪くは無かろう。引退しても、ドジャースが解散でもしない限り、後払いの1000億円を手にすることが出来るのじゃから、大谷殿は余裕を持って今後の10年間を過ごせるに違いなかろう。肝心なのは金満状況とストイックライフやハングリーなスピリットの狭間をどう切り抜けるということじゃ。DHではなく、従来の野手と打者のシーンを見てみたいものじゃ。右肘に支障があるので、イチロー殿の様なレーザービームの返球は期待できぬかも知れぬが、不利なDHからは足を洗える。二刀流に不利なダブルフック制も導入される可能性もある。

ドジャースには実力のあるDHが何人かおるので、球団側と監督の采配に狂いが生じるかも知れぬ。思わぬ大谷殿の不振もあるかも知れぬし、右肘以外の故障発生もあるかも知れぬ。大谷殿の費用対効果も細かく議論されるじゃろうて。そうなればポストシーズンもワールドシリーズ制覇も夢に終わるものと存ずる。

大谷殿と身丈178cmの野球武士、山本殿にはいくつかの弱点があると軒猿達から聞き及んでおる。MLBでは小柄な投手が成功した例はないと聞き及んでおる。山本殿は球種は多いと聞くが球速はそう速くはござらぬ。日の本の野球武士は体力に劣るので大谷殿を除いて、変化した球種で打者へフェイントを変えて凌しかないのでござろう。そこでタイミングを合わせていけば打ち崩す術も生じよう。大谷殿はデータでは試合数より多い三振が多いのが気にかかる。本塁打が命のDHと投手という実績を持つが、爪のケガと右肘の故障も相手としては弱点としてよく研究する必要がござる。MLBのスター選手殿たちは大谷殿に感心している暇はないはずじゃ。大谷殿を懲らしめれば己の評価はあがるのじゃ。巨人の星の「星一徹」のような壁を乗り越えてこそ、両者はMLBの星になれるかもしれぬが、それはイバラの道に相違ござらぬ。山本由伸殿は大谷殿と同じ球団と大型長期契約と高額契約をしたことで、シーズン中は全球団から厳しい洗礼を受けることは間違いないであろう。プロの世界は数字を残すことが使命でござる。そしてファンを魅了していかねばならぬ。両者とも全身全霊でもって努力するしかござらぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0174episode174,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月二十六日

 

「銀河系星雲太陽系第三惑星の文明レベル0.001の行方」

 

毘沙門天様の申すに、そなた達が棲まわせていただいておる地球は、太陽系の一部に過ぎぬそうでござる。一番速いロケット(ボイじゃー)は秒速十七キロじゃそうじゃが、太陽から冥王星までが1,5光年で太陽系の直径はおよそ3光年ということになる故、端から端までは六万年もの長旅となりそうじゃ。太陽系は直径十万から百万光年とされておる銀河系星雲の中心から二十万光年以上の隅にあるようじゃ。銀河系星雲からおよそ二百五十万光年先にはアンドロメダ星雲がござる。何十億年先には銀河系星雲と衝突するという噂もござる。地球の自転速度は秒速二十キロ以上で時速で換算すると一千五百キロもの高速で回っておるそうじゃ。拙者はそなた達が来たるべきアンドロメダ星雲との衝突の衝撃から身を守る術を知らぬ。有史が一万年ほどの地球文明では話がちとスケールが大きすぎたという感は否めないが許されよ。

世知辛い21世紀の地球文明にはつくづく愛想が尽きたとお屋形様は申しておる。たかだか三千年前での異民族同士の争いが今でも続いているというのは、そなた達が全く霊長類として進化していない証拠でござる。極東の島民の政でキックバック騒動なるものが際だっておるが、敗戦の占領下でのレベル0.001というレッテルを貼られていることを領民は気づいてはおらぬようでござる。歴史の教訓をすぐ忘れる性癖はジェノサイドを繰り返す宿命を背負った人類の業に他ござらぬ。ナチス政権と同じ行為を繰り返すユダヤのイスラエル政権は同じ穴のムジナにしか世界の領民には見えぬ。聖書も新約聖書も利己的な防衛本能と権力志向の潤滑油にすぎぬ。ピークオイルとその枯渇はもうすぐ目の前でござる。数十億年の生物の死骸で成り立つ化石燃料の途切れはある日突然訪れることでござろう。何十年か何年単位かもしれぬが、そのときのために新しい概念のエネルギーとか哲学とか人智の在り方とかを得ていないと、人類は他の生物に取って変わられることは間違いなさそうじゃ。殺戮の応酬は銀河の文明ではレベル0.001の立ち位置にある。八十億人が限界のこの地球にあとどのくらいの人達が棲みつくのであろうか。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0175episode175,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十一年 十二月三十日

 

「文字通りの師走の情景」

 

師というのは畏敬と尊厳さで身をもって教えを請う者(書生)に叡智と物事の通りを授けてくれる方を言うのだが、今の令和の師(先生ともいう)達は、利己的になるあまり権力に貪りつき、未来に対しての職責を全うする様には見えぬとお屋形様は仰せなのでござる。孔子殿や仏陀殿がその良い例えとして領民の間で敬われておるが、令和の日の本の為政者達の不祥事には誠に遺憾と申しておる。。

永田城の裏金騒動はG7で一人あたりのGDPのランクが最下位になっても、偽りの諸先生方は政党助成金とキックバックの二重取りで、領民から批判されているにも関わらず、年末に巷を駆けずり回っておる。これが誠の師走という所以でござろう。戦後の国体が戦前と形を変えておるという矛盾した歴史の真実は、敗戦後の極東列島を地盤沈下させる起因ともなっておる。押しつけられた戦後民主主義が教育の地場で叡智の下落減少を起こしておるのじゃ。埼玉をはじめとする自治体などではGHQからの強制で組織されたPTAという組織から手を引くケースが相次いでおる。戦後八十年が経っても日の本は教育にすら荒廃の一途を辿っておるからじゃろう。人心が乱れぬるのも致し方ござらぬ。有史の一万年の文明はまだ幼児期でござれば、いまだに進化していないのは教訓への不敬と先人の教えを忘れると言う性癖があるからでござる。イスラエルやナチやUSAや露西亜・ウクライナなどの殺戮の応酬はそれを語っておる。アジアの極東では四千年も続く大陸文化と半島と列島の小競り合いがいまもなお繰り返されておる。地球の領民という意識をなぜ持てないのであろうか。地球人の祖先は第四惑星から訪れていると聞き及んでおる。様々な事情で入植した彼らは同じような文明を育んでおったが、何一つ進化の兆しが見えてこぬ。そして、地球人が文明の破滅を招いた第四惑星に夢を馳せているのはなんとも愚かなことでござる。地球人が何光年何十光年先に地球と同じ環境にある惑星が存在すると言われても、実際に見ることは出来ぬ。為政者達は目の前に問題が起これば、他の視線に目を向けさせる巧妙な術を心得ておるらしい。一見無意味な事でも瞬間的にスケープゴートをすればその場は凌げるが、長くは続かぬものじゃ。毛沢東殿の文化破壊大革命は今の習皇帝も踏襲しておるそうじゃ。金皇帝もそうじゃ。飽きられたミサイル発射の恫喝も世界の領民からは全く効き目はないらしい。極東列島の令和幕府は八十年も占領されている疲れと諦念で自信が喪失し自虐的になっておる。周辺諸国が逃げ道を用意せねば、好戦的な民族の魂が目を覚ましてナチ以上の野望を再度持つに至るかも知れぬ。そうとなれば、文字通り、反面教師の本性が現れ、師走で世界をかき回すかもしれぬ。天正の戦国の世ではイスパニアも日の本の軍事力には手をつけられず、植民地化を諦めたと聞いておる。清く正しく美しく流線的な師の教えを日の本の領民は受けねばなるまい。___________________

 

 

 

 

<道満丸景虎と小姓の戯言0176episode176,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月弐日

 

We wish you a happy new year tensho452!

各々方、明けましておめでとうござりまする。天正も四百五十二年目を迎え申した。本年のそなた達の幸をお屋形様共々お祈り申し上げる。早速であるが、昨日の能登七尾城をはじめ越中・越前での大地震では多くの被災や犠牲を被られた領民達には心よりお悔やみ申し上げる次第でござる。天正の戦国の世でも大地震を頻繁に被っておる。時代が変わっても一向に地球の怒りは収まらぬと見えるが、これには毘沙門天様でも手がつけられぬようじゃ。いまは、そなた達領民が手を携えてこの不幸を乗り切るしかござらぬ。上越の春日山城・鳴海幕府も支援には大量の金銀で賄うのも吝かでは無い故、領民達の心からの応援を期待しておる。年明け早々、大変でござろうが鋭意復興に頑張って行こうではござらぬか。

羽田でのJAL旅客機と海保の飛行機が滑走路上で衝突するという事故が起きておった。海保の飛行機では尊い犠牲者が出ておった。切にお悔やみ申し上げる。旅客機のほうは全員無事脱出して助かったので安堵しておる。令和の六年は初日から震災やら事故で大変でござろうが、領民には日々安寧の日々を願うばかりでござる。~

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<道満丸景虎と小姓の戯言0177episode177,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月六日

 

JAL516便の乗員・乗客の沈着冷静・究極の脱出劇」

 

正月のお屠蘇気分で過ごしている領民にとっては、能登地方の大地震やJAL機と海保機の衝突炎上の出来事で、日々安否や被災者への手助けをなんとかしたいと思わせるものでござった。地震のことでは後述いたすが、まずは航空機と海保機の衝突炎上ではJAL機では三百七十九人の乗員・乗客が全員無事に脱出という奇跡的な出来事については驚き、本当に助かって良かったとお屋形様や拙者も安堵しておる。衝突の起因が拙者は海保機側にあるとは思うが、双方のボイスレコーダーの分析をしなければ軽率には結論づけるのは危険でござろう。管制塔側との分析もござれば。それにしても、1985年のJAL123便の様に多くの犠牲者を出さなくて良かったと誰もが思うところじゃが、今回は最悪の状況下でも沈着冷静に行動したCAの皆様には感謝したいと感じておる乗客は多いことでござろう。CAの皆様はコックピットとのコミュニケーションが遮断されても、果敢に脱出用のドアを開けた勇気もさることながら、全員を無事脱出させたという事実は世界を驚かせたに違いない。傍から見ればあの炎上の状況下では全員即死なのかと思わざるを得なかったからでござる。CA達が体を張って乗客達全員を見事に脱出に導いておる光景には、どなたが見ても畏敬の念で涙するのは当然のことでござろう。世界に誇れる大和撫子殿達が女神様に見えてくる。脱出劇には称賛以上のものがあり助けられた乗客はCAに深く感謝をするべきでござる。乗客の間でもパニックが起こらないように大きなかけ声をかけてくれた方も多々おったそうじゃ。全員が脱出するのを確認してから機長が十八分後に最後に脱出したそうでござる。これは日の本の領民の美徳と良徳のDNAが導いてくれた御陰かも知れぬ。コロナ禍で不遇の立場にあったJALCA殿達の株もこれで大きく上がるじゃろうて。今後航空業界でのCA要員の拡充や一層の保安姿勢が高まるのは間違いござらぬ。ともかく海保機の方の犠牲者には哀悼の意を捧げたいものじゃ。ヒューマンエラーとはいえ、二度とこのような事が起こってはならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0178episode178,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月七日

 

「災害時には全く役に立たないマイナンバー保険証と国会議員」

 

令和六年の元日に発生した能登半島を中心とした大震災は日を追う事に被害状況が悪化しておる。通信手段が途絶え輸送手段も厳しく、孤立している領民も数え切れなくなっておる。それでもマイナンバー保険証の撤廃はなさそうでござる。或医師会の団体では従来の健康保険証の存続を訴えてはいるが、永田城の為政者達はマイナンバー利権がらみに縛られて政権が存続する間は、保険証撤廃を譲るつもりはなさそうじゃ。訳の分からぬデジタル庁では訳の分からぬオタク大臣が今度の震災対応に右往左往しておる。領民の病気の苦しみを分かち合えぬ政治家など必要ござらぬ。形の上では行政の棟梁である総理も大震災にも関わらず、早速現地へ赴くことはなく商売人達との新年会三昧とくれば、これはもう日の本のリーダー失格でござる。被災者の自助努力に期待するだけの政では人心の信頼は失うばかりか、政治生命が途絶えるのも時間の問題でござる。野党も全て頼りにはならぬ。やはり、お屋形様の政に頼るしか術はないのであろうか。人は窮したときの覚悟と行動に教訓を覚えるものじゃ。JALの衝突炎上の事故ではCA様達が凜とした奮闘ぶりで乗客全員を救出した姿を見ればわかるであろう。震災対応やキックバックの件などでも岸田殿にはその覚悟が全くござらぬ。インフルエンザと新型コロナの感染も拡大の一途と聞き及んでおる。厳冬での被災者救出が優先にしなければならぬ。デジタル通信やCHAT-GPTなど何の役にも立たぬではないか。日の本の領民のアナログ力はデジタル力に勝るのがまだ分からぬのであろうか。

お屋形様も諸侯の有力者に従来の保険証撤廃への反対を訴えてはおるが、みな何処の臣下も袖の下では賄賂で潤っておるようなので一筋縄ではいかぬようじゃ。検察と特捜部はパーティでの違法のキックバックの件は諦めておるのじゃろうか。

それならば、領民達が自ら臨時政府を樹立するほかはない。小選挙区制にしたのは政権交代がしやすいようにという思惑でござったが、選挙区で落選しても比例で復活当選という大きな矛盾も出てきておる。これでは、政治家での良い政は出来ぬではないか。フランス革命のどさくさに紛れて時代遅れの皇帝にまで上り詰め、結局破綻の道を歩んだナポレオンと永田城に棲む政治家達は所詮同じ穴のムジナのようじゃ。領民達の領民による領民のための政を行うためには、毒をもって毒を制することも必要じゃ。それは戦国の世の国盗り合戦と相通じるものがある。伴天連の政や国作りを真似てばかりでは日の本のアイデンティティがなくなるではないか。敗戦国でも戦勝国への媚びはもう止め得るべきでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0179episode179,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月十二日

 

「西暦二千二十四年、天正四百五十二年の風景」

 

天正四百五十二年の年明け早々に能登・越前地方では大地震が起きてござったが、令和幕府でも手のつけられない事態に遭遇しておる。石川県の知事は地震があった当日都内におり、その後金沢に戻り、被災地とのネットでの状況把握に努めていたそうでござるが、十日以上経っても被災地の現地入りはしておらぬというではないか。通信に不具合が長く続いておっても、県のトップならば名前の通りすぐさま馳せ参じるのが正道というものでござろうて。そうすれば領民は少しでも慰められ、生きてゆく勇気や希望が持てるはずなのじゃ。一体彼はそれまで何をしておったのじゃろうか。まさか新年会三昧でもあるまいが、十三日に岸田殿と一緒に被災地入りとはどう見ても遅すぎるではないか。首長がまず先陣を切っていくのが筋でござろう。被災地では今でも多くの孤立した領民や不自由な避難所で寒さと飢えを凌いでおると言うのにでござる。無念にも避難生活で亡くなられた領民も多くなってきておる。馳殿は自治体の首長としてはまったく不適格でござろう。

ましてや永田城の砦の役人同士の確執で領民の救助には初動から人の道にから越脱しておる。お屋形様も大層お怒りでござる。明日への見通しも定まらぬ被災地の民は為政者達のキックバック騒動にはあきれかえって物が言えないどころか、日の本の未来に全く期待が出来ない心情でござろう。うわべだけの政で歴史が動くのであればこれほど不条理なことはござらぬ。日の本や世界の民が皆ディスパレートな行動を起こせば地球文明は終わりでござる。拙者は戦国の世に戻れば良いが、そなた達は、これからどう生きて行くか羅針盤を作らなくてはならぬのでござる。老婆や老爺の為政者には日の本は任せてはおけぬとお屋形は仰せじゃ。

今年は1)「能登半島の大地震」や2)「海保機との衝突でJAL機からの奇跡の脱出劇」で始まったが、忘れてはならぬのは領民の命を守るという3)「紙の健康保険証の撤廃」が中止あるいは延長・撤廃の必要があるという事じゃ。能登半島の震災の被災にはマイナンバーカードの使用をと呼びかけるデジタル庁の大臣は誰じゃ。電気もガスも水も通信もダメなら、一体被災者たちの健康は誰が守ってくれるのじゃろうか。アナログしかなかろう。何でもかんでもデジタルでと言う妄想は捨てねばならぬ。これでは、国の状況の空気を読めない世襲議員である庁の責任者は即刻首でござろう。震災や戦争時、異常気象での通信障害などでのデジタル行政が殲滅化することでござる。亜米利加の手のひらで泳ぐ日の本のデジタルの脆弱化の原因は純国産の基本OSが存在しないことでござる。中国ですら基本OSを持っているのじゃ。日の本の当時の役人達は、スーパー301条でトロン-Bの商用ソフトを亜米利加から圧力をかけられ、半ば強制的に譲らざるを得なくなっていた教訓を忘れてはいかぬ。アップル殿やマイクロソフト殿はその御陰で肥えていたのじゃ。令和政権の解体も時間の問題でござる。

軒猿の報告から二千二十四年の十大ニュースではこの三つの出来事は上位不動となるとお見受け致す。プーチン殿が再選を果たし二千三十年まで政に関わることは必定じゃ。亜米利加では、無党派のロバート・F・ケネディ殿がバイデン殿とトランプ殿を差し置いて、漁夫の利で大統領の職に就くことじゃろう。イスラエル政権はこのまま行けば世界から孤立し中東の地から追い出されるかもしれぬ。ナチ政権の真似をしてジェノサイドなど強行するからじゃ。ウクライナでは汚職の蔓延と西側の支援疲れで、露西亜との停戦が領土分割などでなされることは必定じゃ。

ドジャースの大谷殿や山本殿は契約に見合わぬ不振が続くと毘沙門天様のお告げがござった。金子を多くはたいて球団を補強してもチームワークの競技では成功するとは限らぬ。阪神タイガースは突出した選手がいなくても日の本一の球団になったのじゃ。エンゼルス球団はもぬけの殻と思ってはならぬ。瀕して窮しなければ大事は成し得ぬものと心得よ。それは戦国の世の常でござれば。

巴里五輪では、でられれば山下一貴殿がマラソンでメダルを取るかも知れぬ。女子マラソンでは、でられれば細田あい殿が入賞以上の成績を収められるかも知れぬ。岸田殿は総理の職を解かれ、新しい総理には茂木殿か林殿、もしくは髙市殿がふさわしく思える。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0180episode180,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月十三日

 

「天正四百五十二年戦国小姓の初夢」

 

天正四百五十二年の年明け早々色々とござった。小姓には初夢を見る暇などはござらぬが、見てしまったものは致し方ござらぬ。許されよ。拙者は文芸武士になり損ねた不埒な人間ではござるが、お屋形様の目を盗んで一時は文芸の興行に参加しておった時がござった。そのときの戯れの書状がござる。夢は夢ではござるが嘘から出た誠もござれば。。。

 

「第oooooo新人賞受賞の言葉

瓢箪から駒、晴天のへきれき、寝耳に水、嘘から出た誠、という言葉がまさしく今の自分に最もふさわしい。幼少の頃、叔父の背中から大人の大衆小説を盗み読みする日々が続き、祖母からご先祖が御館の乱での落ち武者狩りで命からがら逃げ延びたという話を毎日のように聞かされていた。今でも祖母の話の面白さを思い出す。半世紀が経ち、ある日無性に戦国時代の事が知りたくなり、春日山城へも幾度か足を運び、地元の城跡を訪ね、時代考証や相関図の作成を重ねるうち、知らず知らずのうちに短編を書き連ねていた。出来あがった原稿を何人かに読んでもらい、感想を得たが一体歴史に詳しい方々ではどういう見方なのだろうかという不安の中、某誌の新人賞に応募してみた。広告代理店時代からの二、三十年ほどの素人の筆歴だけでは一次選考も無理だろうと当然思っていた。作品の推敲を重ねて行くうちに登場人物への愛着が生まれ、意思疎通ができたと勝手に思い込む。そこに読者が一人でも良いから立ち止まってくれないかなという自分もいた。年齢も結構いっているし作家デビューなどは夢のまた夢と思っていた。日々後世に残る遺作をという覚悟はあるものの、ご先輩の先生方からの厳しいご指導とご鞭撻を賜る機会があれば、まだまだ創作を続けていける自信が湧いてきそうな気がする。」

 

このような事になればよろしいが、尊敬致すお屋形様の半世紀を綴っておこうと思っただけでござる。令和の時代には文芸武士の強者がうようよと徘徊しておる故、ま、拙者では無理でござろう。。。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0181episode181,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月十四日

 

「令和幕府が推し進める犯罪放置国家像」

 

NHKや一部のかわら版所の報道によると、東京地検特捜部は政権与党の派閥議員がパーティ券購入の金子を騙し取っても、税金を納めずとも良いと言う結論を出すそうじゃ。パーティ券の金子の裏金が認められたことにもなる故、領民の怒りは増していくことは間違いござらぬ。NHKや一部のかわら版所が、特捜部によるリークで世論の動向を見極めるための計略に嵌まったのかも知れぬ。他のかわら版所がその報道を取り上げぬので、真偽のほどはわからぬが、捜査の進展状況を逐一憶測で電波に流すのは如何なものであろうか。単なる勇み足、誤報という見方も否めないが。もし本当であればパーティ券の裏金の不記載を記載扱いにすればお咎めがないということになる。日の本の政の完全なる崩壊でござる。

これでは日の本の領民ばかりでなく伴天連の領民達も呆れて物が言えぬのは当然でござろう。領民が年貢を納める義務は法の名の下で決まっておるが、政治家の違法な金子を手にしても年貢が免除されるというのは合点が行かぬ。全くもって不条理としか思えぬのでござる。今後日の本版フランス革命でも起こさぬ限り日の本はいつまで経っても独り立ちは出来ぬであろう。德川幕府ではなく鳴海幕府であったなら明治維新などという流血を成さなくても近代国家は可能なはずでござった。お屋形様も拙者も一五八七年に令和の時代に訳もなくタイムスリップしてきたので、それ以降の歴史は存ぜぬ。我らが天正の戦国の世で突如姿を消したので、其の合間に歴史の歯車が狂ってしまったのやも知れぬ。しかしでござる。世界と日の本はなぜこのような悲惨な時代にしたのでござろうか。早急に天正の戦国時代に戻って歴史を正さねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0182episode182,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月十六日

 

「正真正銘の男女の考察とジェンダー論議」

 

戦国の世でも令和の世でも男女の恋の年齢差にこだわるのは致し方ござらぬ。男子は女子より大人にたどり着く速さが鈍い上、井の中の蛙になる公算が大でござる。男子と女子が同じ年齢で人生を共にすると、男子の方は女子の下僕になる。初老の男子と孫くらいの娘の恋は珍しくもなんともござらぬ。人生八十年と知った場合男女の恋の年齢差は五年ほど男子の方が上の場合が多いように思われるが、男子の方が大人になる時期が女子より遅れるので其のあたりが通例にござろう。男子と女子が恋をする場合は男子の方が数倍の年齢を費やすほうが良い場合もござる。肉体的な交わりは終わればそのままでござるが、スピリチュアルの場合は年齢差など関係ないのでござる。共に妻子ある男子と夫子ある女子が恋慕うことは禁止されてはおらぬ。巡り会う時期が異なった故人生の不条理を感じる羽目になり、周囲に引け目を感じるようになるだけじゃ。巡り会った時は致し方ござらぬ。不倫道徳に暴走する覚悟が必要じゃ。市中引き回しの上獄門磔の覚悟があればそれでもよかろう。それほど慕いあっておれば誰も文句は言えぬ。M気質の拙者にはそういう状況のほうが気楽ではござるが、女子は強い方が良いに決まっておる。近頃、女子になりたいとか女子であるという思い込みで女装に走る男子が多いが、世間で男女の見境がつかなくなったらどう致すのであろうか。女子の湯船とか厠に女子と思い込んで体だけ男子である場合、正真正銘の女子達はどうみるのでござろうか。内面だけ女子の場合女子達はおそらく受け付けてはくれぬであろう。正真正銘の女子が男子の厠の掃除をしても正真正銘の男子には違和感がない。ジェンダー時代と称するなら男女は平等に扱わねばなるまい。気持ちが女子の男子が女子の厠の掃除の仕事についたら正真正銘の女子達はどう思うであろうか。正真正銘の女子になりたい男子を責めておるのではない。間違って男子に生まれてきた時は我慢するしかないのでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0183episode183,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月十九日

 

「生成AIを駆使した芥川賞とハリーアップ症候群」

 

二〇二四年正月明けでJAL機と海保機の衝突炎上の出来事が世界をおどろかせておったが、海保機側の思い込みとハリーアップ症候群が重なり、JAL機側の機長やCAの的確な判断と行動、乗客の協力で乗員乗客三百七十九人全員が脱出できたことは安堵すると共に見事というほかはなかった。日頃のモチベーションと訓練の賜と言えばそれまでだが、極限状況のなかで冷静に対処されたCA達には畏敬の念を覚える。早合点と自分に都合の良いように急いで解釈し暴走してしまったのが海保機の事情かと憶測を致す。日の本の言葉は曖昧さが武器にもなり弱点にもなる。

生成AIは何時しか試してみたが、史実については正確さが足りず、管理者からの入力データの範囲でしか情報を提供できない機械でござれば、役人の作る文章とか当たり前の世界を効率よく表現しようとする向きがござる。生成AIが質問者に対して答えが難しい場合は出来ませんと返事が返ってくるが、それとは別に、どういうわけか答えを急ごうとするあまり、勝手に言葉だけを並べてその場を凌ごうとする狡猾な一面もあるので文芸武士は努々監視を怠ってはならぬ。

生成AIを駆使した作品で見事、女性作家が日の本では一応権威があると言われる芥川賞を獲得したそうじゃ。「東京都同情塔」というタイトルのようじゃが、普段の文芸武士であるならば生成AIを駆使してまで芥川賞など狙わないものじゃ。彼女が誇らしげに生成AIを使ったと言われると読者は本を手にするのにも腰が引けてくる。この作者は時代に取り残されないための、一種のハリーアップ症候群に飲み込まれておったのやもしれぬ。タイトルも生成AIで考えて貰ったかも知れぬ。イメージが全く湧いてこないからじゃ。もっと、感性に訴えるタイトルに出来ぬものか。受賞の記者会見で、堂々と生成AIをそのまま使用したと言っておるが、選考者たちは気づかなかったのであろうか。巷では賞の取り消しを言うものもおる。

昔の様に芥川賞は文豪が集まって選評を行うのではなく、今では作家個人の好みで選ぶ傾向にござる。権威ある芥川賞が生成AIの餌食になった瞬間を我ら日の本の領民は共有したことになる。日々奮闘して、自分の言葉で精進を重ねている無名作家群が巷ではうようよいることを文芸春秋殿は鋭意自覚して欲しいものじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0184episode184,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十日

 

21世紀トップリーダーのミッション・イン・ポッシブル

拙者が思うに、帝国や諸国を治めるトップリーダーの器量に関心を寄せる歴史学者や現役の権力に携わる人を推し量る機会は数え切れぬが、模範となり得る指導的立場の人間は数えるほどしかおらぬのでござる。中国の前漢が滅び、一年ほど新王朝が建立されるが、劉秀で奪還し後漢を築いた歴史的事実は令和の時代になっても世界中から畏敬の念を抱かれておるようじゃ。諸葛亮孔明も曹操も毛沢東も彼を師と仰いでいたのじゃ。孔明は劉備玄徳の軍師としては余りにも有名だが、それを持ってしても超えることが出来ないトップリーダーへの器量の壁がござった。後漢の官僚だった曹操は将軍として三国志の主役的位置に有り、リーダーとして度量が大きく、子息曹丕(そうひ)が後漢から禅譲された魏王朝の礎を作ったが、結局曹操は皇帝にはなれなかったのでござる。棟梁が自ら前線の指揮をとり果敢に戦う筋金入りのたたき上げという、歴史上例のないリーダーとしての器量に対しては誰しもが尊敬と畏敬の念を抱いておる。いま世界の各国の現役のトップリーダーの器量は文明史においてはどう見られておるのでござろうか。大統領職が一期で終わったドナルド・トランプ殿に至っては人徳や常識は通用しないようでござるし、交渉の手法はビジネスライクで相手との最良の形にまとめ上げる器量も持ち合わせておらなかった。それが国や他の国々との軋轢を生んでおった。国内に至っては分断と対立と格差・人種差別を呷り続けておった。その調整能力には限界があるように見えたものじゃ。世界の領民は期待したが、北朝鮮との休戦から終戦に持って行くことは鼻から考えてはいなかったようでござる。軍師の役目を担う側近もトランプ氏に諫言するもすぐ左遷する有様はトップリーダーとしての器量が無いという事を証明しているようなものだ。ドナルド・トランプ殿の家系は代々不動産ビジネスでの合法的な抜け道で財を築き上げてきた。毎年の税金を納めた証明書は依然として頑なに開示を拒んでいる。勘ぐればキリが無い。米国内でもデラウェア州60万人の人口のところに、六十万社以上のペーパーカンパニーがあるが、税逃れにマネーロンダリングに手を染めたと疑われても仕方があるまい。デラウェア州はバイデン殿のお膝元だが再選はトランプ殿と同様苦戦を強いられるだろう。選挙では岩盤支持層だけへの政しか目がなくても大統領になれるのだから、米国はもはや死に体と思われても異論を唱える人はいないと考える。2024年の大統領選挙戦は、民主党と共和党の争いとメディアは盛んに報じてはおるが、無所属の第三の男RFKを忘れてはならぬぞ。それ以上は話が長くなるので申さぬが、そなたらの頭の片隅にとどめて置いた方が良かろう。

亡くなられた安倍晋三殿は約8年の間日本の政の長として君臨していたが、政策の実現には道半ばで中途半端な印象を受けておった。三本の矢と謳われていた新成長戦略は折れてしまい、2020年のコロナ禍での難しい舵取りが自らの病によって出来なくなり、二度目の途中退場という結果になってしまった。2022年の7月には凶弾の犠牲になったが、振りかえれば任期一度目は致し方のない状況ではあったが、二度目は政に専念すれば一定の解決策は施されたはずであり、厳しい言い方をすれば、優柔不断・責任回避というレッテルが貼られても仕方があるまい。その後軍師役だった菅殿が後任の首相に選ばれたが、独自のカラーを作れて国民の負托に答えられるかは未知数でござった。中国側は、農家の出身でたたき上げでのトップリーダーのポジションニングはイメージになく、対応に苦慮する状況にござった。安倍晋三殿は大政翼賛会の中枢にいた岸信介氏の血脈で日中関係での壁になっていたが、菅殿はまったく関係のない経歴とたたきあげの方なので、中国側は戦争での被害妄想戦略が出来なくなり外交の優位性が崩された格好でござった。ホワイトハウス側では二階殿は親中派・媚中派と騒いでいるようじゃったが、なに、気にする必要はござらぬ。今後日本独自の外交で中国・韓国・北朝鮮とは毅然と接するべきでござる。これまでのトランプ政権へ媚びを売る外交は今後薄くなるとみる。2024年に再選されても以前の様には展開しないだろう。世界が崩壊の速度を速めるだけでござる。トランプ大統領は8年前選挙に勝てるとは思ってはいなかったようじゃ。投票前はヒラリー・クリントン殿が100%勝利するとメディがそろって世論を形成していたからでござる。ヒラリー氏はまさか敗戦するとは思ってもみなかった。敗戦の弁を見ればその悔しさがひしひしと伝わってくる。私的メール使用問題とか国家秘密漏洩問題・クリントンキャッシュ問題・健康問題・民主党候間でのいざこざが、トランプ不利の状況を変えてしまったのでござる。それが「隠れトランプ票」を呼び覚まし大逆転でトランプ大統領が勝利した。彼が就任してからは、事実上効力の薄い大統領令を乱発し、岩盤支持層向けの政を優先させ、国内の分断化と人種差別や経済格差の増大を加速させた。世論調査ではバイデン殿(副大統領候補はハリス殿)にリードを許しているトランプ殿の再選は難しい局面にござった。猛追はしているものの選挙日までは状況は変わらなかった。2020年は「隠れバイデン票」(トランプ殿に嫌気がさした共和党支持者のこっそりバイデン支持)がキャスティングボートを握っていたのかもしれぬ。恫喝交渉が得意なトランプ大統領は金正恩との何回かに渡る会談でも成果は残せなかった。イスラエルとパレスチナの不仲を助長させ、地球温暖化やWHO脱退まで進み、イランとの核合意も途中で破棄して、ロシアとの核拡散防止協定も破棄してしまった。ゴルバチョフ殿とレーガン殿がせっかく築き上げた合意も棚上げにしてしまい、世界のミリタリーバランスが崩壊してしまったわけでござる。

中国の一帯一路政策は大唐王朝や元王朝の覇権を彷彿させるが、香港の一国二制度の50年間保証は反故してはならないと考える。まだ27年もの保証期間を香港市民に付帯する義務は習近平氏(中国共産党皇帝)にはある。100200年の先を見て政を考えるのが本来の中国皇帝の本筋ではなかろうか。台湾にしても柔軟な対応が必要だろう。どのみち、中国大陸やロシア、朝鮮半島では民主化が形成されるだろう。世界秩序は今世紀中には変わる可能性はある。さもなければ人類は破滅するしかないのじゃ。

自国優先主義は文明崩壊のはじまりに過ぎないと存ずる。いつの時代でも紛争や戦争はそこから沸き起こったのでござる。人類の各時代の歴史がそれを物語っているではないか。戦争を知らない世代がまた戦争を繰り返すのはもはや仕方が無い。言葉だけの継承で平和は維持できる保証はどこにもないのでござる。血と汗と紛争を体現しないとその切なさに近づけないのには本能的に誰もが理解はできる。大手メディアは体制側に利用される習性があり客観的に明察を欠く嫌いがあることを忘れてはいかぬ。戦前の日の本の軍部の大本営の暴走や亜米利加のイラク戦争での大量破壊兵器プロパガンダはそのいい例でござる。2024年、日の本では、権力集団の自民党の砦が崩壊寸前でござる。臣従達が法律の抜け道をすり抜けて事件があっても逃げ切ろうとしておるが、政治資金規正法の改正は必定でござろう。領民が納得しないいからじゃ。これでは誰もが年貢を納めず脱税できることを認めているようなものでござる。

歴史学者や政治家や作家やアーティスト・ジャーナリストは公平に世の太平を形成していくミッションを帯びている事を肝に銘ずるべきでござる。その任務は果てしなく重いが覚悟をもって、ミッション・イン・ポッジブルを超えねば人類の未来は開けぬと存ずる。。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0185episode185,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十一日

 

「大谷翔平殿の税逃れ疑惑と大型長期契約白紙撤回の可能性」

 

MLB業界やの選手会の間でも批判を浴びている「後払い契約」が税逃れということで、カリフォルニア州が税の見直しや審議を連邦政府に申し出ているようじゃ。米国の所得税は州によって違いがござるようじゃ。国の税金ではどの州でも同一ではござるが、ハワイ、ニュージャージー、紐育州では所得税が高いので有名でござる。反対に所得税がゼロであるワシントン、ネバダ、テキサス、フロリダは富裕層が人生の後半で押し寄せるようじゃ。大谷殿は現在カリフォルニア州のロスアンゼルスに住んでおり、引退して一千億円を受け取り始める十年後には住んでいるかどうかは分からぬ。金銭感覚が鋭い大谷殿はおそらく将来的には無税の州に住む可能性は大きい。イチロー殿はワシントンに住み続けておる。奥方殿がやり手であることから節税効果も期待してのことでござろう。カリフォルニア州政府は税の不平等と歪さを連邦議会にはかるとなれば、民主党の息がかかっているカリフォルニア州では見直されるかも知れぬ。契約額の殆どを十年後の後払い契約にすれば、それまでは微額の税を納めるだけで良いことから、税逃れと言われても仕方がなかろう。大型長期契約白紙撤回の可能性は高いと存ずる。永田城の砦に棲む烏合の衆達は税逃れというよりは流用あるいは裏金という世界にどっぷり浸かっておる。大谷殿にはそうあって欲しくはない。あくまでフェアプレーの人生であって欲しいものでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0186episode186,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十二日

 

「この国の終わりのかたち」

天正四百五十年の安倍元総理襲撃(暗殺)事件が日の本の社会全体に及ぼした影響は限りなく大きなものとなった。事件の真相解明と裁判の行方が気になるところでござる。本来ならば殺人の現行犯逮捕ということで極刑の域を出ないとは言われているが、事はそう簡単に収拾する状況にでは無い。なぜなら、警察側と医療側の主張の食い違いが鮮明であり、しかも消えた弾丸(致命的な証拠)の行方が不明とのことなので公判で実証するべきものが無くなったわけでござる。そして、容疑者の複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)での刑事責任能力の有無も問われるので、裁判員は決断に至るのは難しいと存ずる。精神鑑定後に起訴か不起訴かになるのはおそらく数年後になる。裁判では迷宮入りになる公算は大であると予測する。

旧統一教会と自民党をはじめとする政治家の深い関係が、国の存亡に関わる非常事態だという意識の薄さを露呈した議員の発言は、日の本という国を滅ぼす大きな起因になるはずでござる。安倍氏一族が三代にも及ぶ旧統一教会との関わり方は、歴代総理大臣に受け継がれていったが、宗教と権力が一体化して悪用されれば、フランス革命でのロベスピエール的な行動を起こす市民が出できても仕方の無いことなのかもしぬ。山上容疑者の行動は決して許される事では無いといっても、領民の本音では必殺仕置人としてのイメージを抱いている。ただ、殺意があっても行動を起こさなければ未遂にも事件にもならないが、だれでも背水の陣でどうにもならなければ、いくら自制心をもっても堪えきれないという心理的な状況にはなるかもしれぬのだ。だから、第二、第三の山上容疑者の姿が後に続くという可能性は排除できぬのじゃ。こういう事件をおこさないようにするのが本来の為政者の仕事になるわけでござるが、現実的にそれを軽視あるいは怠っていたことは事実なので、今後の日の本の民主主義が正しい方向に向きを変えるのか、そうでないのかは国民が真剣に考え行動しなければならぬ。日の本の二大政党時代が来たら解決できる可能性は大きいが、あと半世紀はかかるだろうし、それまで日の本という国が存在しているかどうか予測はできない。天正四百五十一年から自民党の裏金キックバック騒動が収まらぬ。総選挙をいくらやっても領民達が政治に無関心で投票所に足を運ばぬかぎり、新たに巨悪は繰り返され世が未来永劫改まることはあるまい。領民が政治に無関心であるということは権力側が何をしようと暗黙の了解をしているということになるからじゃ。この国の終わりの形がこのまま続くのをお屋形様も拙者も領民も望んではおらぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0187episode187,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十四日

 

「英国郵便局会計システムの不具合と冤罪の真実」

二十世紀末での英国における郵便局の大冤罪事件が公になり、世界的な話題になっておる。そもそも英国がその時に不具合の事実を知っていながら外国の郵便局の会計システムの導入を敢行した理由が分からぬ。日の本の富士通という商売人が開発した会計システムとはいえ、不具合がありながら納入した責任もござる。日の本には基本OSとなるものが存在していないことを知りながら導入を図った英国の真意は何処にあったのじゃろうか。英国と日の本の外交での重大な事件でもござれば、岸田内閣はキックバックなどという役人どもの裏金問題で明けくれている場合ではないのでござる。日の本の企業には重大な過失と責任がござるが、英国では何故採用したのかは合点が行かぬ。正月の海保機とJAL機の衝突炎上の事件でも責任の所在が曖昧になってきておる。揉め事があれば何処かに起因するものがあり、真実は必ずあるものなのだが、双方に責任逃れの思惑がござる場合は、本能的に訳が分からぬ状況にし未来永劫闇の世界に葬るようになるのであろう。戦国の世では白黒をはっきりせねば生きてはいけぬのでござる。後世に後始末をさせるのではなく、その時の時代人がはっきりと歴史に記して行くのが義を果たすということなのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0188episode188,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十五日

 

「二千二十四年亜米利加大統領選挙でRFKが勝利する根拠」

二千二十四年の亜米利加大統領の選挙戦がまこと賑やかでござる。二千二十年の大統領選挙ではトランプ殿のコロナ禍での対応が領民達からの反感を呼び、外交では成果がでなかった事もあり、バイデン殿の勝利で再選は成し得なかった。その四年前ではヒラリー殿が勝利間違いなしと言う下馬評を覆し、隠れトランプ票が雌雄を決したと言われておる。人格的にはやや稚拙な考えの持ち主で、政はビジネスライクな駆け引きで上手く行くとは思われておったが、秘密主義と自国優先志向が世界を混乱に陥れておる。二千二十四年では再出馬を狙っているが、人格的には進化した様には思えぬし、マンネリ化した自己演出は飽きられておるようじゃ。バイデン殿は高齢で一期を全う出来るか危惧されておる。世界の領民は亜米利加の凄まじい軍事力と核の所有に辟易しておる。二十一世紀のホロコーストを演出しているイスラエルとの二人三脚路線は曲がり角に来ておる。イスラエル建国の一方的な宣言で国際連合は当惑しておったが、そのまま今日までパレスチナとの軋轢が続いておる。二国共存を拒むイスラエルには別の安住の地を探せぬものであろうか。かのヒトラー殿はマダガスカル島への入植計画をもったほどでござる。ナチ政権はハーバラ協定をシオニスト達と結んでいた経緯がござる。アウシュビッツでのユダヤ人六百万人のジェノサイドの真偽も再調査の必要がござる。戦後のユダヤ人の人口が戦前とあまり変わらなかったとも言われておるからじゃ。話は逸れてしまったが、二千二十四年での亜米利加の新大統領誕生は小浜殿の時と似ておる気がするのじゃ。昨年民主党を離脱したロバート・ケネディ・ジュニアは、トランプ殿とバイデン殿の対決を後目に、これから頭角をあらわしてきそうじゃ。民主党や共和党の指名候補などの選挙戦を台無しにさせると豪語しておるRFK殿は、トランプ陣営とバイで陣営からの票を呼び込み、無党派層の強力な支持が見込まれるからでござる。トランプ殿には悪いが今後は登り目はなく、横ばいか支持者が離れていくとみておる。一方バイデン殿は子息のウクライナ疑惑とオバマ殿も認めておるマイダン革命への関与が影響してくるじゃろう。ウクライナへの無尽蔵な武器供与はそう長くは続かぬ。亜米利加の良心は一体何処へいったのじゃろうか。RFK殿は世界の領民から「メイク ア 良心 グレイト アゲイン」と心のなかから期待されておるのかもしれぬ。トランプ殿には共和党の穏健派や無党派層は毛嫌いをされており、バイデン殿は現状維持に不満を持つ民主党支持者や無党派層からの票の取りこぼしが予測されておる。ロバート・ケネディ・ジュニア殿がその中に割って入ったときの三者の得票率は、おそらく次の様になるはずじゃ。「ロバート・ケネディ・ジュニア殿が38%、バイデン殿31%、トランプ殿31%」で、RFK殿が新しい亜米利加の統領になるとみておる。二千二十四年の大統領選挙では亜米利加の品性と道徳性が強く試されておるやのもしれぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0189episode189,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十六日

 

「祝!日の本発無人月探査機SLIM着陸成功」

戦国の世では拙者は小姓仲間と月夜をみながら雑談を楽しみ夜更かしをしていて、お屋形様から自分も仲間に入れよと良くお叱りを賜ったものじゃ。どういうわけか令和時代に流れて久しくなるが、日の本の幕府機関が月への探査機を着陸させたと聞いて驚いておる。着陸の画像もしかと拝見できた。姿勢が逆立ちでなかったならば100点の合格でござったが。着地点の誤差が数メートルも脅威でござろう。日の本は戦前では、ゼロ戦や潜水艦空母なる物を発明し世界を驚かせたが、令和時代では世界で五番目に月への着陸を成功させたのは嬉しい限りでござる。政では永田城の老中がたわいもない金子の小事で右往左往しておるのを後目に、宇宙への技術は世界のトップクラスとみて良いじゃろう。政は五流でも経済は二流、宇宙開発技術は一流といわれる所以でござる。失敗は成功の元手になるので辛抱強くお屋形様は支援すると仰せでござる。一般会計では難しかろうが、能登半島地震関連と併せて宇宙開発予算などは特別会計300兆円と企業の内部留保500兆円でいくらでも拠出できるとお屋形様は言うておる。国土強靱化計画はいざというときの為にあるものぞ。東日本大震災の復興もまだ道半ばでござる。原子力のPRばかりにうつつを抜かして安全対策に予算を十分にとらなかったツケが出てきてござる。原発の汚染水はアンダーコントロールされていると言ったのは誰じゃ。それが10年間何もしてこなかったのは何故でござろうか。2020東京五輪は親日国であるトルコのイスタンブールに禅譲すべきじゃったのじゃ。復興五輪やコンパクト五輪という詭弁はコロナ禍も加わって何の効果も無かったことになる。大阪万博などより能登半島地震での復興に金子を用意するのが筋というものじゃ。失われた十年、二十年、三十年のツケが令和の時代を震撼させておるのが分からぬのでござろうか。戦国人には諫言は出来ても手は貸すことは出来ぬ。そなたらで解決するしか道はござらぬ。それにしても、日の本には基本OSがなくても凄い事ができるようじゃな。日の本の有人宇宙飛行士が月や火星に着陸できることを、戦国の世に戻ったら自慢できるのが楽しみでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0190episode190,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十七日

 

「書き上げた面白い時代小説と令和の文芸武士」

「小説家になろう」というサイトが人気を呼んでおるようじゃ。ユーザー登録者が二百五十万人余り、作品登録者が百七万人ほどおるそうじゃ。参加をしてはや十ヶ月ともなるが、ユニーク数が5000ほど、PV20000ほどのものしかござらぬが、有り難いと思うのでござる。お屋形様も厚く礼を仰せでござる。令和の混沌とした時代でも読んで下さる諸氏がいる限り続けていこうと思うとるそうじゃ。二十一世紀になってから、インターネットが世界の領民の間で普及しており、諸作家も文章をパソコンで打ち込む時代となった。今ではSNSという閉鎖的会話に基づくソフトで活気づいてはおるが、犯罪の温床にもなっておる故。生成AIを駆使しても賞がもらえるとなると、文学界はますます混沌とした世界になるようじゃ。努々心してかからねばならぬ。日の本の言葉は曖昧さが武器になる様じゃが深みが増すのも事実でござる。生成AIでは人間の裏の世界は理解が出来ぬ。所詮はおもちゃでござる。文芸武士も書物を出すだけでは衣食住の保証にはならぬ時代でござる。芥川・直木賞の発表がニッパチ(通年で二月と八月が出版業界の売れ行きが落ちるので菊池寛殿が決めた)の慣例で続いておる。近頃は何が何でも賞の該当作品を発表することが、選考会と出版社での暗黙の了解となっていると推測致す。たまには「当作なし」いう発表もあった方が作家予備軍の緊張感を高め精進する度合いが増すと考える諸氏も多いとは思うが。賞を量産しすぎると、せっかく賞を取っても半年後には忘れ去られるようじゃが、読者は常に刺激を求め、浪漫に浸りたい、感動と好奇心を抱かせるような面白い読み物を望んでおるはずじゃ。そういう拙者も、時代小説ではござるが、お屋形様の半生を記した百枚程度の短編を書き終えるところじゃ。二月には興行主のかわら版所に贈る予定ではござるが半年間は秘匿義務がある故、諸氏にお見せ出来るのは九月あたりとみて良い。大した作品ではござらぬが、そなたらの脳裏に留めておいて頂けたら幸いでござる。題名も書状の内容も今は言えぬのでご了承頂きたい。読み終えたら必ずや戦国の世の香りと浪漫がそなたらの心の中を徘徊して、日々の生活に希望と夢を与える事でござろう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0191episode191,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十八日

 

「日の本の仇討ち復活と同害報復刑導入論」

日の本は比較的治安の良い国という評価を得ておるようじゃが、このところおぞましい怨恨での殺人事件や無差別の傷害致死事件が多発しておるのを見過ごすわけにはいかぬ。世界的には死刑廃止論が横行しておるが、加害者への人権擁護も行き過ぎれば犯罪の多発にもつながり、連鎖的な無責任社会の幕開けとなるのは必定じゃ。芥川賞でAIを駆使した作品「東京都同情塔」は犯罪者を住まわせるためのタワーマンションうんぬんという話の様だが、被害者の為のタワーマンションという設定もありではと言う発想も浮かぶのじゃが、それだけ加害者の人権が守られているということなのでござろうか。江戸時代までは仇討ちは幕府から公認されておった。明治政府の時代に復讐禁止令が発令されたが、それからは仇討ちが御法度となっておる。公正な裁判が行われない場合は控訴して続けなければならないが、冤罪も多いと聞く。加害者への人権を守ろうとする動きは捨て置けぬ。被害者は泣き寝入りということになるではないか。死刑制度や同害報復刑は見せしめとしてなくてはならぬものでござる。

同害報復刑とは被害者もしくはその家族が加害者に対して同じ報復措置を認めさせ

社会への戒めとして行う刑の事ではござるが、例えば加害者が被害者を刺殺したとする。被害者の家族は加害者が生きていた場合同じように刺殺することを認めるという事になるのでござるが、加害者への刑は被害者の家族の納得のいくようにしなければならぬが、被害者側が加害者をなんらかの理由で赦す場合もあるようでござる。性的暴力で被害者を死なせた場合は、被害者の家族はそれと同じような罰で同害報復刑を処す権利を有する。セクシャルハラスメントやパワーハラスメントで被害者側が名誉を毀損された場合、加害者側にも同じような恥辱を与えることが出来るというものじゃ。核の報復には核の報復の連鎖が止まらぬこともあろう。だから、相手が強く寄らば斬るぞという姿勢があっては手向かいなどできぬということじゃ。だからして、戦国の世では親戚の者を宿敵のところへ嫁がせるという政略もおこなわれた。さすれば半ば人質のような者がおれば、おいそれ攻めて滅ぼそうとする状況を作らせぬという互いの不戦心理が生まれるからでござる。現実にはそれでも人質もろとも滅ぼすことが多いと聞いておる。それが人間の本能というものじゃ。令和の時代でも何処の国を見てもそうでござる。人間は全く進化しておらぬということじゃな。

「必殺~人」というドラマが人気を博しておるが、私刑で巨悪を葬るという気持ちは誰しもがもっておろう。拙者としては、死刑制度が無くなったら「仇討ち」は復活せねばなるまい。イスラムやユダヤ教の教義には目には目を歯には歯をという掟がござる。同害報復刑は裁判所が被害者の意志を尊重して加害者との話し合いも同時に行われるといわれるが、刑の執行は被害者の判断次第ということになる。仇討ちと併用して被害にあった者と同害の罰を与える制度は良いかと思う。さすれば殺人や傷害事件や各種ハラスメントを起こす者も減ると思うのじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0192episode192,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 壱月二十九日

 

「世界と日の本のマラソン記録の格差」

日の本のマラソンの記録は世界に比べて相当の差がござる。世界の男子は二時間零分三十五秒、女子は二時間十一分五十三秒。日の本の男子は二時間四分五十四秒、女子は二時間十八分五十三秒。女子の巴里五輪出場の権利を奪取するためには、細田あい殿は二時間十八分の前半か十八分を切るタイムで優勝しなければならぬ。心して励めば必ず成就するはずじゃ。山下一貴殿は二時間五分を切れば望みはござるが、オレゴンの走りを再現させれば容易いことじゃろう。世界の壁は厚うござる。MGCやファイナルマラソンでのタイムではおそらく入賞も難しい。それにしても前田殿はペースメーカーを差し置いての日の本新記録じゃ。立派なものじゃが上には上がおるものじゃ。三月の最終選考会では誰もが固唾を呑むレースとなりそうじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0194episode194,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 弐月三日

 

「令和日の本の国会議員裏金の不条理と必ず訪れるマイナンバーの廃止」

日の本の社会身分構成は江戸幕府の時と同じでござる。鳴海幕府では士農工商ではなく農工商士でござった。領民とお屋形の幕府とは一体感があり申した。戦が始まれば領民はこぞって兵士に生まれ変わり越後軍を盛りたててくれたものでござる。幕末では下級武士が上級武士に下克上をしたまでのこと。お屋形様は今でも明治維新などという言葉を認めるのは相容れぬと仰せじゃ。令和幕府で徒党を組んだ重臣たちの多くが金子の裏金をせしめたのにもかかわらず反省の色も見えぬ。おそらく法の網をくぐって年貢も納めぬ腹づもりにござろうて。困ったもんじゃ。政治資金規正法の改正で議員と秘書・担当会計の連座制は避けては通れぬ。さすれば検察特捜部の壁もなくなり、併せて議員の地位特権や報酬制度の完全見直し、国会出席歩合制導入、人事院勧告の廃止などの改革も必要でござる。

日々生活に苦しんでおる領民たちは、インボイスという重臣たちの悪巧みを張り巡らせておるのは遺憾であるとお屋形様も申しておる。さすれば、幕府の重臣数百人が年貢を納めぬのなら、領民も納めなくとも良いということになるではござらぬか。マイナンバー保険の利用率が数%としかおらぬのに紙の保険証を廃するのは理不尽でござる。領民のほとんどがシステムの不具合と個人情報の漏洩・融通のなさで反対しておるのにでござる。欧米に周回遅れの日の本での導入は凶と出るのは毘沙門天様もお見通しでござる。欧米ではマイナンバーカードが失敗作で見直しているというではござらぬか。日の本も法案が成立しても程なくマイナンバーの廃止にむかうことは必定じゃ。時代に周回遅れて日の本の政は動いているということでござる。節分を機に鬼は外が国会議員、福は内は領民へでござれば、日の本にはまた日が昇ることになるのじゃ。

大統領選挙の政争の具にされておる日本企業の亜米利加大手企業の買収劇は、アングロサクソン人のアジア人種に対する優越主義から来ているのは明らかでござる。バイデン殿もトランプ殿も反対とは呆れて物が言えぬ。第三の男ロバーロ・ケネディ・ジュニア殿はどうお考かわからぬが、民間企業にはおそらく関与しないと心得る。

日の本の政治家がそれに対する牽制があってもよさそうじゃが、亜米利加に物言う政治家がおらぬのはまさに致命的でござる。いっそのこと米国債を全部引き揚げるというカンフル剤も必要なのかも知れぬ。亜米利加は中国と不協和音があるというプロパガンダには耳を貸してはならぬ。水面下では手をつないでおるはずでござる。一九七二年にニクソン殿とキッシンジャー殿がそれまで中華民国(台湾)国連に加盟しておったが、こともあろうに中華人民共和国と入れ替えて、その上常任理帰国の地位を与えてしまったのじゃ。経済が豊かになれば民主化が進むだろうという思惑で処置を講じたのだろうが、お屋形様には合点が行かぬと仰せでござった。香港が英国からの租借権が切れた後も五〇年間一国二制度を約束したものの二十七年を残して反故にしてしまった責任は大きいと存ずる。亜米利加はいつでも過っても謝らぬ。ベトナム戦争の発端やアフガン、イラク、リビアへの侵略を見れば明らかでござる。この世に公正な正義は春日山城の鳴海幕府にしかござらぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0195episode195,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 弐月四日

「原作者絶対主義と二次使用者(脚本家・脚色家)の心得」

亜米利加のアカデミー賞では作品賞(プロデューサーが受賞)・脚本賞(完全にオリジナル)・脚色賞(原作から起こした脚本)・主演男優・女優賞、助演男優・女優賞などに別れており、衣装デザイン賞や作曲賞など多くの各部門で見てとれるが、原案賞(原作)というのは二九回目ほどまであったようじゃが現在はなさそうでござる。映画の作品が原作を元に脚色したのであれば作品賞の範囲にはなると拙者は思うとる。日の本の場合、クリエイティヴな世界ではエンターテインメントの興行面で大きく遅れをとっている感は否めないのでござる。

日の本では「セクシー田中さん」というTVドラマの原作者がお亡くなりになるという痛ましい事を報道で目にしたが、決してあってはならぬことじゃ。日の本では脚本家が育ちにくい環境のようではあるが、一つ確認しておきたいことがござる。本来、脚本家は完全にオリジナルの無から有を生み出す作品を手がけなければならぬという職業でござる。しかし原作を元に起こしたものならば脚本家とは呼ばれぬ。脚色家と呼ぶべきでござろう。脚色家は原作者の意図を汲み上げ相互理解をして完成させるのが筋でござる。制作現場では脚色家は原作者とは意思疎通がなかったようでござれば、問題がなかったほうが皆もおかしいと思うはずじゃ。

原作者は当初から出版社・TV局との契約関係をはっきりとさせておかねば映像化には難題が必ず訪れるはずなのじゃ。原作者はプロデューサーと同じ社会的ステイタスでなければならぬ。脚本家はオリジナルでなければ脚色に力を入れなければならぬはずでござる。原作者の思いが間に入った脚色や映像側の思惑でねじ曲げられておったので今回の悲劇が起こったものと推測致す。拙者の短編がもし映像化されるときは、脚色家と俳優の選定まで踏み込むことにはなろう。関係者はそこまでして原作者のこだわりが存在していることを努々忘れてはいけませぬ。

ミステリーの女王として著名な山村美紗殿は「赤い霊柩車シリーズ」が有名でござるが、愛娘のドラマ出演が出来なければ原作は書かないというエピソードがあり、原作者の立場が如何に強かったかという時代もあったことは事実でござる。原作が良くなければドラマもヒットしない。山崎豊子殿の「白い巨塔・唐沢寿明殿主演」のドラマは民放での全話平均高視聴率は伝説にもなっておる。まさにハイレベルなドラマでござった。原作者の山崎殿はクランクインの前に唐沢殿と会食をされたそうであるが、ことの他唐沢・財前が気にいったようでござる。原作者と制作現場の者(脚色家と俳優)達との一体感は大切と存ずる。

近年、日の本のTVのドラマ作品は新作が不調のようでござる。脚本や脚色・映像の世界に入るため、シナリオ教室とか作家の賞を取るためのノウハウを学ぶ教室とかが盛んじゃが、技術ばかり先行していて肝心な作品の純度を深めることを疎んじておる。その証拠にドラマや映画の新作がつまらぬものばかりで面白みがござらぬではないか。焼き増しの再放送ドラマのオンパレードが茶の間の視聴者を興ざめさせることになるのじゃ。各企業が出さなくても良いCMを出稿し番組に対する精査もせぬのでは、日の本のエンターテインメントの海外制覇は夢のまた夢でござろう。拙者の目から見ても、韓流や華流のドラマのほうが面白いしエンターテインメント性で日の本を超えておる。澱虫をはじめとする日の本の広告屋の暗躍も停滞の起因ともなっておる。芥川賞や直木賞の作品選定責任者は、エンターテインメントの先の先を見通す能力が必要なのかも知れぬ。半年もすれば忘れ去られる作家の予備軍を大量にばらまくことを良しとしてはならぬのじゃ。作家や原作者は生前だけの功績ではなく没後での普遍の価値を生むことも視野に入れて取り組むべきであると心得る。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0196episode196,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 弐月七日

 

「輸出大企業消費税還付金累計70兆円とインボイス制度導入の不条理」

1989年から2012まで二十四年間の消費税還付金累計額は四十七兆円。その間の企業減税額(税収減少分)累計額は二百三十一兆円。併せて二百七十八兆円の税金が大企業側の懐に入っている計算となるようじゃ。消費税の還付金制度を一千万円以下の中小零細企業にインボイス制度を強要すれば、正当化できるという算段なのであろうが、余りにもこれは不公正でござる。そうとは思わぬのか。トヨタ殿はリーマンショック後の五年間は数兆円もの売り上げで法人税は逃れたものの、年に六千億円もの多額の消費税還付金を受け取っておる。1989年から2022年までの輸出大企業の累計還付金はおそらく一般会計の税収並みの額となる。トヨタ殿の純利益は四兆円超えではござるが消費税の還付金も入っていると存ずる。他の輸出大企業もこぞって還付金を受け取っておるが、単年度だけでも二兆円ほどにはなろう。これは円安が進み消費税が上がれば上がるほど還付金は増えていくということじゃ。国内の大企業の内部留保金がGDP並みとなっておる。円安なのに新日鉄殿が米国の大手鉄鋼企業を二兆円以上の額で買収できるのもそういう背景がないとは言えぬ。買収できるか出来ないかは拙者には関係ござらぬが、今お屋形様には領民の生活のほうが気がかりでござる。もはや政も経済も三流以下にござっては日の本はリセットして出直すしかあるまい。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0197episode197,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 弐月十日

 

「二十一世紀最強の弐千弐拾四年米国大統領選無所属候補RFK

人類の歴史の足跡を記すことが始まって以来およそまだ壱万年ほどしか経っておらぬが、天正の戦国の世はそれから数えればつい最近の事のように覚える。お屋形様は嘆いておいでじゃ。この狭い地球環境では八拾億人もの人間が棲みつき、他の動物の生活圏を脅かしているのも事実で、人間の飽くなき業の仕業で自然環境の破壊は日を追うごとに進んでおる。誠にもって世知辛い時代になったものでござる。弐千弐拾四年の注目の米国大統領選の予備選挙の様子が二人の老人候補の間で鍔迫り合いを致しておるが、民主党B殿か共和党T殿かの二者択一の報道でマスメディアは余りにも前のめりになり過ぎておる。高齢と刑事裁判中での渦中で有権者達の両候補からの票離れが加速しておる。有権者達は四年前の事を思い出して支持の見直しを図ろうとしておる。六拾年程前RFK殿の伯父であるJFKが凶弾に倒れ帰らぬ人となったが、あと二十年は真相が闇の中でござる。B殿やT殿よりも領民の知名度や人気で勝っておる。環境活動家で理にかなった考えの持ち主と聞き及んでおる。弐千弐拾参年の世論調査によれば、B殿37%、T殿38%、十月に民主党を離れたRFK殿21%、未定4%となっておると聞く。2024ではどうでござろうか。勝手な予測ではござるが、十一月の本選では、RFK殿38%、B殿32%、T殿30%となるはずじゃ。おぬしらの予測はどうでござろうか。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0198episode198,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 弐月十一日

 

「巴里五輪男女マラソン選考会レース・ファイナルチャレンジの行方」

大阪国際女子マラソンのファイナルチャレンジレースで、前田殿が二時間十八分五十九秒で日本人一位の日本新記録を樹立致したが、誠に立派でござった。これで女子の残り一枠を勝ち取るには、この記録を抜きつつ日本人一位という条件が必要になってござる。拙者の期待する細田あい殿はいま亜米利加の高地で練習しておるが、二月の下旬まで調整とのことでござる。昨年の秋のMGCでは雨の中での厳しい条件下で二位とは七秒差の三着になっておったが、三月十日での名古屋ウイメンズマラソンでは自己ベストを更新するという命題を強く認識しておるようで頼もしき限りでござる。ベストを尽くされて想いが成就されることを祈っておる。男子の山下一貴殿はブダペストでの世界陸上力走の疲れが相当残ってのMGC出場でござったので、無念の二ケタ順位に終わった。三月三日の東京マラソンではラストチャンスとなるが、見事最後の一枠を手にすることを強く期待をしておる。懸念されるのは、陸連のコース設定の変更とペースメーカーの乱立で選手への過保護的な扱いでござる。目先の記録を伸ばすのに腐心するのは良いが、選手の試合度胸とか駆け引き、記録との戦いなどは全て選手自身に関わってくるので、参加選手には自発的なレース運びを学ばせるほうが良いとお屋形様は仰せでござる。五輪での男子の金メダルは戦後では一度もござらぬ。女子ではしばらくメダルから遠ざかっておる。最後の十キロの勝負機にどれだけ追い上げるかがメダル獲得にかかっておる。入賞を目標ではいけませぬ。男子では二時間を切り、女子では二時間十一分台が世界最高峰の記録であることを胸に刻みながら駆け抜けることじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0199episode199,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 弐月十三日

 

「赤丸急上昇~2024巴里五輪・2025世界陸上女子のニューヒロイン」

 早いもので昨年の弥生の月から始めた令和見聞録の書状が二百を数えるのにあと一つになってござる。天正の十五年にお屋形様と令和の時代に迷い込んで以来一時は塞ぎ込んでおったが、そなた達のご訪問で何とかこれまで持ちこたえたのでござる。ここで厚く御礼申し上げる。

拙者が思うに、この数十年世界の政や紛争・震災などで時代の空気や人の気持ちが苛まれてきておるが、どうにかならぬものか。日の本のそなた達や世界の領民が不憫でならぬのでござる。どうすれば皆仲良く暮らせぬものかと我らお屋形様はじめ三十万の春日山城の兵士と共に令和の時代に寄り添うておる。伴天連の向こうではナチ政権に虐げられた民がパレスチナの同志にジェノサイドを同害報復の行為を繰り返しておるというではござらぬか。これではユダヤ人権団体の面目がなくなり、パレスチナ人権団体の側のへの擁護が増すのは理にかなってござる。

ウクライナの露西亜との兄弟喧嘩では亜米利加の策略によるマイダン革命以降日を追うごとに熾烈になっておる。亜米利加の二千二十四年の大統領選挙は高齢者の一騎打ちに愛想を尽かした領民の有権者たちは、第三の候補RFKが大統領になるのを切望しておる。亜米利加の大手メディアでは第三の候補の報道を何故控えておるのでござろうか。言論の自由もなくなってしまっては本来のUSAの立ち位置は共産圏と同じと言えるのではござらぬか。

世知辛い世間をしばらく忘れるのには、エンターテイメントも悪くはないが、やはりリアルで人間同士が生身でぶつかり合うスポーツ競技に酔いしれるのが一番でござろう。気分を転換するのにも効果がござるし、リセットして明日への英気と希望を抱くのにも良い薬となるはずじゃ。

拙者は幼少の頃から元服を致すまで陸上のやり投げと百から四百メートルの短距離走(リレーをふくむ)にこうじておったことがござる。陸上競技場は全ての競技の聖地でもあり心の泉でなければならぬ。レガシーな建築デザインで競技場を建て替えるはずが、便器の様な陳腐な形態になってしもうた。ZAHA女史の考案したデザインでなければ2020東京五輪の聖地は浮かばれぬと当時は思っておったが、見事利権と汚職の犠牲になって白紙撤回された教訓は忘れてはならぬ。

2020東京五輪は見送られ2021年に延期開催されたが、折しもコロナ禍での状況でござったのでアウェイの外国人選手には相当不利な環境にあったことは事実でござる。ホームの利点を巧みに利用して得られたメダルラッシュは公平に見れば正式なメダルの数として数えるのは正当とはいえぬと申しておく。スポーツはフェアでなければ意味が無い。状況や環境も参加者全てが同じ条件下であらねばならぬ。今思えば2020東京五輪は参考五輪といえたのかも知れぬ。五輪誘致合戦での汚職や利権の露呈が福島原発処理水のひた隠しを生み、2023年では汚染処理水を放出せざるを得ない状況をみれば、2020東京五輪は日本で開催する資格はなかったものと断言しても良い。親日国のトルコ・イスタンブールに禅譲しておれば、イスラム世界と西欧諸国・東欧などとの現在の争いも少しは和らげることが可能になっていたのかもしれないのでござる。日の本の政はよく三流とか五流とか揶揄されておるが、拙者の見立てでは亜米利加側から見ればだらしのない敗戦国の政は歓迎されておるのかもしねぬ。なぜなら昭和の帝が皇室の保証の担保に、日の本の地に未来永劫占領軍の制空権と治外法権を認めてしまったからじゃ。そのほうが戦勝国にとっては統治しやすいからでござろう。あと百年日の本は自治権のみ任せられることになるはずじゃ。敗戦の将兵を語らず。戦国の世でも戦は負けたら最後なのでござる。負けた城主は一族皆自刃か島流しでござる。令和の世でも同じでござろう。人間の業は今も昔も変わりござらぬ。

スポーツの話から政のほうに逸れてしまったが、スポーツは平和の時こそフェアに戦えるルールに基づくことで成り立つものじゃ。拙者は個人的に今後の日の本の陸上武芸女子の台頭を臨んでおる。2024年の夏には巴里で五輪、2028年にロスアンゼルスで五輪、2025年は東京で世界陸上がござる。

拙者は余り令和の時代に長く居れそうにないので、今赤丸急上昇の陸上武芸女子に期待したいのでござる。初のハーフマラソンで見事優勝した樺沢和佳奈殿は全身バネを活かした美しいストライド走法で、トラックレースにもロードレースにも対処出来る能力を持ち合わせておる。ダイナミックで力強いラストスパートは天性のものを持っており田中殿と遜色はあるまい。ゴールが近くなるにつれて加速し続けるのはメダルを獲得するのには必須なことじゃ。日頃相当努力を積んでおるに違いない。幼少のころから「マラソンで世界一になる」ことをモットーに掲げており女性版の大谷スタイルを貫けるか楽しみでもござる。貴女にはエクセレントなルックスとスター性があり大学の学業も修めておる。樺沢殿は同志社大学出の田中殿とは同じ1999年生まれで慶応出の才女でもある。かつて世界陸上でトラック10000mとマラソンの二競技で銅メダルを獲得した千葉真子殿を彷彿させるのでござる。巴里五輪では5000m出場に的を絞っておると聞き及んでおるが、最終目標はマラソンでござろう。昨年からどんどん頭角をあらわして実力もつけてきておる。田中殿とニューヒロイン樺沢和佳奈殿の世界大会でのメダル獲得の瞬間をこの眼でしかと見てみたいものじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0200episode200,season2

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 弐月十五日

 

天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言

 お屋形様はこれまで令和時代の惨状をくまなく見参致していたのでござるが、近々中にも天正戦国の世に戻られると仰せでござる。拙者はこの時代の見張り役として今しばらくは留まるよう下知をされたので赦されよ。以下お屋形様の聖旨でござる。

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■天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言

(・春日山城城主 上杉道満丸景虎・)

 

令和における其方たちの生き様をしかと見参せることができて嬉しく思った次第でござる。小姓の仁科にはいま暫くの間令和の時代に留め置くのでどんな事でもよい、気軽に話されよ。

此方が軒猿から聞くところによれば、失われた三十年のツケが至る所で顕著になり、国力の目安ともなる日の本のGDPがどんどん下降し続けておるというではないか。これは一体どういうことでござろうか。以前は亜米利加に次ぐ世界第二位の経済規模でござったが、共産圏の中国に追い抜かれ、独逸にも抜かれ二千二十六年には印度にまで追い抜かれるという事態になっておる。いまさら驚くことはなかろうが。それもこれも、敗戦国の国体が戦前と変わらぬ上、不利な講和を結んでしまったツケが回ってきただけのことじゃ。運悪くナチ政権を体現した独逸の領民は日の本とは逆に戦後の国体を解体することから始まった。二十一世になりメルケル首相の時代に100年越しでヴェルサイユ条約での賠償金を完済したことでもわかるように、敗戦時の国体から解き放たれて領民の主権国家という完全独立の形を得ておる。在独米軍は未だに数万人規模でござる。敗戦国としての爪痕は独逸・伊太利亜とともに日の本は国連でも敵国条項から外されてはおらぬ。遅すぎるかもしれぬが、新たな新国際連合というよりも地球連合という名称に変えねばなるまい。イスラエルユダヤ国家のパレスチナガザ地区へのジェノサイド攻撃が世界の民からの反感と失望をかっておる。由々しきことでではないか。今の国際連合では何も止めることは出来ぬ。亜米利加とイスラエルの暴走が文明破壊の加速度を早めておる。戦前の連合国側で構築された国際連合には何も期待はできぬ。寄せ集めとはそういうものじゃ。ウクライナはいつまでも武力でしか解決出来ないと申しておるが、何故プーチン氏と対話しようとせぬのか合点が行かぬ。武器支援を未来永劫(?)支援する方もそのうち共倒れとなる公算が大きくなるはずじゃ。日の本の鉄鋼企業が亜米利加の大手鉄鋼会社を買収するにあたり、バイデン殿とトランプ殿が大統領選挙の政争の具にしておる。政治的な思惑で買収が反故にされるとかつてのスーパー301号条項で涙を呑んだトロンOSの撤退と酷似する構図になる。不公正貿易国に対する徹底した交渉と制裁に特化したその法律は今でも効力を発揮するらしいではないか。それを守らないと大幅な関税を課され幾多の嫌がらせがあるかもしれぬ。そうまでして買収が出来なくなり相手の都合で違約金を支払わなければならぬのにはどうしても合点が行かぬのでござる。どの程度の魅力ある鉄鋼企業なのかは此方には理解できぬ。一番良いのは米国債を全て売り払うことじゃて。さすれば世界恐慌の引き金となりNYのダウ・ジョーンズ株の平均値は限界値までさがる。そういうトランプ流の恫喝的な交渉術も必要じゃ。戦国の世でもやられっぱなしはNGでござれば。いつの世でも己の足下を見られては戦には勝てぬ。令和の幕府にはそういう覚悟がござらぬ。武士の魂を忘れたのか。

同盟国でも信用しようとしない亜米利加の本性が露呈されても誰もその軍事力の下では従うしかないのであろうか。それにしても、無理して日の本が亜米利加の鉄鋼会社を買収しなければ生存できないかもしれないという状況も問題ではござるが。

日の本の令和幕府ではもはやレームダックに陥っておる。何十年も裏金ルートを利用しておきながら、領民には確定申告やインボイス制度なる悪法を押しつけ為政者どもは権力を謳歌し乱用しておる。大企業には多額の消費税の還付金を与え、消費税が上がれば上がるほど還付金が増えるという、領民からはステルス還付金と言われておる。消費税などなくして特別会計と一般会計を合算して公表し、ガラス張りの政を行うべきでござる。日本国憲法は戦後の新たな国体の礎となるはずではあった。確かに象徴天皇というお立場ではござるが,国事行為を議会に委任している形をとっていると言うことは戦前のある意味での天皇制を保持していることになる。憲法の条文を見れば分かることじゃ。国事行為が形式的・儀式的に国会に委任するということは国政にも間接的に関わるということでもある。早く言えば、戦前の国体の体制が形だけ変わったということじゃ。マッカーサーの補佐役のホイットニー殿が日本国憲法の草案に深く関わり、戦後まもない時期に昭和天皇の所信を記した機密文書が解除されたのは記憶に新しい。憲法の条文を其方らは日頃から読んでおいたほうが良い。矛盾点が確かに多く存在しておることは確かでござる。日の本の再興の解決策はいくらでもござる。

歴史というのは史実が全て正しいと思うてはならぬ。後世に残すとなれば末代まで事が及ぶので、全ての歴史の書状にはなんらかの思惑が内在しないとも限らぬ。此方とて憲政殿に連れられて春日山城への和議の道すがら殺害されたと、歴史書ではそう記されておるが真実は闇の中でござる。此方は政のことしか頭に入らぬが、世の動き全般にも眼を通さねばならぬ。お屋形というのは真に孤独な身でござる。さすれば、この毘沙門天の化身なれど、貴人や其方との戯言で均衡をとらねばならぬので、今後ともよろしくお願い申しあげる。

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SEASON-3

 

<道満丸景虎と小姓の戯言episode0201,season3

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春日山城、鳴海幕府

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓

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◆天正四百五十二年 二月十九日

「隗より始めよ」

天正十五年(1587年)に春日山城に幕府(鳴海幕府)を開いた上杉道満丸景虎様の戯言をお披露目致し申す。天正元年(1573年)から数えて452年目にあたる令和六年でござるが、「道満丸景虎と小姓の戯言0201」は拙者の「天正戦国小姓の令和見聞録0200」からの引き継ぎでござれば、お屋形様は其方らの応援を心待ちにしておる。道満丸様が直々に筆を執り、拙者と共に戦国の世から見た現代を真っさらな眼で見聞していくので、納得出来ぬ時でも我慢して拝見いたせば、其方らは自ずと人生での好機と希望が持てるようになるはずでござる。以下はお屋形様からの戯言でござる。

■お屋形様からの戯言

「隗より始めよ」は国を動かすための基本でござる。現実では難しいことでもあるようじゃ。折しも如月の十六日から弥生月の十五日まで領民の確定申告が義務づけられてはおるが、令和幕府の役人達が裏金をせしめても手放そうとはせぬ。その者達が開き直って年貢を納めぬにしても奉行所では解決できぬそうじゃが、誠に困ったものじゃ。令和幕府では諸法度で罰する規則もござらぬ。一人あたりおよそ100,000,000円もの金子をつかいながら、それでもまだ足りぬとは開いた口も塞がらぬ。後漢の後期で「泣いて馬謖を斬る」諸葛亮孔明のような軍師も令和の日の本にはおりはせぬ。役人達が年貢を納めぬのなら、領民達も納めなくてよい事になる。役人達を政から引きずりおろして罰しなければ領民達は納得せぬであろう。それが公正というものでござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言episode0202,season3

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春日山城、鳴海幕府

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 二月二十一日

「西暦1587年、2039年、2099年の真実」

此方の父上が鮫ヶ尾城主の裏切りに合い、伯父の手に落ちたのは確か1579年の春でござった。祖父が突然亡くなり養子同士で跡目争いの中此方の弟と母・二人の幼い姫達も父の後を追った。勝頼殿の仲立ちもあり、伯父上と父上との争いでの和議を結びに春日山城へ憲政殿と此方(身代わりの弟)は向かったが、突然伯父上方の刺客に殺害されもうした。誠にもって無念でござる。その時をもって跡目争いは決着したと思われたが、国内の諸将は新しい国主の振る舞いに合点が行かず、10年にも及ぶ反抗の嵐が止むことはなかったのじゃ。令和の歴史書では辻褄の合うことしか記してはおらぬ。跡目争いの真相は歴史小説が半ば近いものと思って良いが、真実にはほど遠いものがござる。架空でも良いから時代小説で思い切り想像力を働かせて初めて事の真相に近づけることもあろう。此方は祖父からの書状を手にしておる。早く申せば遺言状でござる。伯父上はこの書状を奪還するため執拗に阿賀北の地に攻め立てた。姻戚にあたる重家殿の支援で此方の元服まではなんとか10年間は凌いでおった。祖父の妹である大叔母は阿賀北の地にある加地城の城主の正室でござった。其の子秀綱殿は伯父とは従兄弟にござるが、犬猿の仲でござった。伯父上が秀吉殿に臣従し越後の金銀を全て上納しようとしておったのを、反乱軍で食い止め、春日山城を奪還した後、新たな幕府を開いた。この10年の経緯を小姓の仁科がしたためておる。歴史には絶対はない。其の時代の歯車が少しでも狂えば歴史に波紋を作り、新たな歴史が始まるという事じゃ。1587年はそういう年でござった。

2039年は亡きJFKの事件の真相が全て公開されるとしておる。2099年はどういう年になるか存じておるか。他ならぬ、新型コロナワクチンの製薬会社の2021年から2023年までの治験や副反応の全データが公開される日でござる。七十五年後mRNAのワクチンが如何に危険で害があったかどうか白日の下に露呈されてもどうにもならぬ。昨日今日この世に生まれたにしてもその日までに人生を全うできるかどうかは分からぬ。つまり、其の時代を上手く切り抜ければ事の真相は暴かれないことになるのじゃ。日の本の令和幕府のレームダックは歴史の中で埋没しうるほどのものでしかござらぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言episode0203,season3

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春日山城、鳴海幕府

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 二月二十六日

2025年七月、迫り来る直径1km超の小惑星」

NASADART(ダブル・アステロイド・リダイレクト・テスト)ミッションと欧州のHERAミッションは併行して実験が行われておる。地球に衝突する小惑星が発見された場合、その軌道を変えて衝突を避けるための実験でござるが、いま真に6600万年前の直径十五キロほどの小惑星が地球に衝突して、何億年も続いた恐竜の時代を壊滅させた時と同じ風景を其方達は見ることになるのであろうか。軒猿らから知り得た話によれば、二千二十五年の七月に直径1.7キロメートル度々の隕石が地球に衝突(フィリピン沖)の噂があると申しておる。日本や亜米利加の海岸には五十から百メートルほどの津波がくるそうじゃ。日の本の七割で甚大な被害が予想されるが打つ手がない今では仕方がない。地球の領民は指を加えて天命を待つしかなかろう。人類の有史以来繰り広げられてきた異種族や異文明の殺戮の数々は、令和の時代になっても収まる気配は全くと言っていいほど皆無でござる。このままならば、人類の文明も恐竜の文明も同じ破滅の道を辿ることになるやも知れぬ。複数の国が連携してプラネタリー・ディスタンス・ミッションを行っている背景には、いつ何時地球に襲いかかる小惑星(隕石)の衝突があるか分からないからであろうが、実のところNASAでは来たるべき小惑星の存在を確認済みだという疑念がござる。二千二十五年の七月に何らかの災いが襲うという予言は当たるのであろうか。霊視や占いの次元では心許ないが、状況を踏まえた予測や推測・憶測はわずかではあるが信憑性は高まるやも知れぬ。地球の領民達のパニックの連鎖や暴動のドミノ現象が起こらないとも限らぬので、NASAは敢えて公表していないのかどうかは拙者にはわからぬ。自分だけは助かりたいと願っても一人だけ生き残ったとしても意味が無かろう。自分ファーストや自国ファーストなどの利己的な発想では歴史的な難局には適していけるはずがないからでござる。お屋形や拙者はタイムトラベラー的な立ち位置ではあるが、未来の出来事については確証できないのでござれば赦されよ。年間の地球各国の防衛費の総額が三百三十兆円にのぼると言われておるが、地球の防衛費という観点でみれば、いま力を結集しなければ、小惑星との衝突は回避出来るはずはなかろう。イスラエルとハマス、露西亜とウクライナの仲違いなどしている場合ではないのでござる。問題解決には各国トップリーダーの資質の如何にかかっておる。自国優先の米国や中国、露西亜はプラネタリー・ディスタンス・ミッション遂行の義務がござる。地球の文明はこれまで幾度となく滅亡を繰り返してきたとも言われる。第四惑星での文明(火星)の滅亡は今の地球文明で起きている核戦略にも関係があるという説もござる。お屋形様はすでに用意周到に覚悟の準備をしていると仰せじゃ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言episode0204,season3

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春日山城、鳴海幕府

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月三日

「無責任令和幕府の永田城臣下の謀反」

令和の幕府の要となる臣下の謀反ぶりには呆れて物が言えぬとお屋形様は仰せにござる。おそらく一五八七以降に鳴海幕府を崩壊させた次の幕府がその礎を築いてしまったのでござろう。日の本の政に関わる臣下は肝の座った侍武士達の風上にも置けぬ。徒党を組んで悪巧みを重ねても、みんなが渡ればなんとやらで、領民の気持ちや苦労を知る欠片もないのでござろうか。本来ならば各自腹を掻き切って領民の前で潔く己の貞節を貫くのが筋でござろう。永田城の総勢七百人ほどの老中が上級領民の処遇に甘んじておるのも見直すべきでござる。口裏を合わせてまで領民からの糾弾を逃れる様は情けなく思うのは其方達も同じ思いであろう。日の本が偽りの議会制民主主義国家と揶揄されても文句は言えまい。金正恩殿の北朝鮮民主主義人民共和国という言い回しと大して変わらぬではござらぬか。国を批判しているのではない。其の国それぞれの治め方があるので拙者がとやかくいう資格は無い。七世紀での白村江の戦いでは日の本は負けを覚悟で全軍が全敗してでも半島の某国を救おうとした歴史的事実があるというのに、令和の時代では日の本と半島の国とのいざこざは解決の道すら見えぬ。日の本の政がこれではアジアの盟主の資格などあろうはずもない。令和幕府は再起動せねばならぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0205episode205,season3

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月十日

「世界から周回遅れになった日の本陸上武芸者達への諫言と期待」

 令和の世界の陸上武芸は進化をしておるようにお見受け致す。それに引き換え日の本の武芸者達は、井の中の蛙大海を知らず(国内の記録の向上より世界との距離を念頭に対策を練る)、敵を知り己を知れば百戦危しからず(自分本位で自己陶酔的な日々を送り相手の実状を把握する気概がない)、背水の陣で活路を見いだす(ディスパレートな精神が肝要、PM頼りのマラソンレースでは芽が伸びない)、目には目歯には歯を(レースでの負けの悔しさはレースで返す)、という基本的な姿勢が見られぬ。たとえるならば、千葉真子殿は38キロほどの体重でアテネの世界陸上10000mで六十九年ぶりのトラック種目でメダルを手にしたが、スタートから果敢に勝負に出ようとレースを引っ張り、最後の一周でラストスパートをかけておった。見事という他はない。その後はマラソン種目に転向し、そこでもメダルを手にしておる。世界で勝負するには走破タイムも大事だが、最後の駆け引きにも負けないメンタルな修行は必定じゃ。名古屋ウイメンズマラソンで二時間二十一分四十一秒以内に二人が記録したが、MGCのレースタイムより早いが、五輪の代表には選ばれなかったようじゃ。選出方法はまず走破タイムが優先すべきでござろう。これでは、世界との差が益々離れること故。日の本の記録と世界記録の現実的な対処法が成されていないのが問題なのでござる。MGCのレースではPM(ペースメーカー)はおかず、他の選考レースではPMをお膳立てするのは差別的な振る舞いとしか思えぬ。それならばMGC三着までは優先して代表選手を決めるべきでござろう。走破タイムは多種なコースや天候により違いがでてこよう。晴れて世界大会のメンバーに選ばれても競技前にアクシデントがあり出場できなかったケースが多々ござったとき及んでおる。補欠候補もしっかりと準備しておくことも必要でござる。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0206episode206,season3

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月十二日

「天正大地震の教訓」

 天正十五年の一年前一月には令和時代の様なマグニチュード8という大地震がござった。宣教師フロイス殿も当時の様を書き残しておる。各戦国大名の居城はことごとく崩壊したのだそうじゃ。春日山城は大事には至らなかった。石川、富山、福井、京都、大阪の地域では活断層が多いにあるそうでござれば、何百年、何千年という周期で大きな地震があると聞き及んでおる。二千二十四年の能登大地震はその系統でござろう。原発の設置は止めておくべきでござった。活断層の真上に建設したというのは領民の安全を考えれば差し控えるべきでござった。お屋形様の祖父が能登七尾城を攻略したのは地震の十年前あたりじゃが、そのあたりに大地震が襲ってきたのは地形的には合点が行く。大多数の領民の尊い命が奪われておったが歴史的な資料は、宣教師達(布教による日の本の植民地化を進める先兵隊の役目)の記述を元に思い描くしか手立てはござらぬ。その後は、十五年に秀吉殿が九州を平定し、伴天連禁止令が発布されておる。お屋形様が御館の乱の後秀吉殿に臣従した景勝殿を相手に勝利した年でもござった。(令和の時代に迷ってきた後のことは歴史がすっかり変わっておるようじゃが)伴天連の大陸では、大英帝国の内紛でメアリー・スチュアート殿がエリザベス一世の命で処刑されておる。一五八六年~一五八七年は戦国の世の転換期であったのかも知れぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0207episode207,season3

(戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月十六日

「巴里五輪マラソン出場内定者と補欠候補への期待」

 二〇二四年巴里での五輪女子マラソンが楽しみでござる。二〇二五年には世界陸上東京がござればなおさらのことじゃ。日の本では男女六人が代表に、二名が補欠で登録され申した。内定者の諸般の事情で拙者の応援している細田あい殿が出られればと内心期待しており、出来るならば樺沢和佳奈殿にも権利を獲得して出場の機会があればと良いと思うておる。なぜならばこの二人の陸上女武者殿達は世界の大会では未知の期待と魅力があるからでござる。樺沢殿は目下20キロまでの経験を踏んではおるが、トラックからマラソンへのメダルへの道は前例があるので楽しみではある。何よりも走る度に進化するスピードには注視でござる。当事者もなかなか練習と怪我との戦いが避けられないと存ずるが、お屋形様と毘沙門天様が活躍を祈っておるので大丈夫でござろう。トラックでも強かった細田殿は五月頃までには怪我から脱皮出来そうなので、マラソンの補欠でも期待はしておる。川内殿はMGCでの大逃げであっと言わせるシーンも浮かぶが、暑さに強くはないので雨模様でのダークホースとみてよかろう。代表の男子三人には余り期待は出来ぬ。大阪マラソンで試走した西山殿は学生ランナーに後塵を拝しておりがっかりしておる。大迫殿はトラックの走りでマラソンを走っておるが、ラストスパートが効かなくなっておる。あの千葉真子殿の果敢なレース運びをせねばメダルには遠かろう。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0208episode208,season3

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月十七日

「日の本ブログサービスの変遷と状況の検証」

 其方達は日の本では二〇〇四年からブログという世界には殆どが体現しているはずじゃが、正式にはWeblogと申す。ブログサービスの泰明期では、ameblolivedoor(現在は韓国系企業LINEの子会社)、はてなブログ、SeeasaExciteYahooブログ、Operaコミュニティ、Google+、Blogger、など増殖しておったが、中には閉鎖に追い込まれたサービス会社も多くお見受け致した。特にLivedoorは当初堀江殿が音頭をとっておったが、ニッポン放送株やフジテレビとの軋轢で大がかりな経済事件に発展し、LINEなどを構築しておる韓国系の企業に身売りをしておる。ライブドア事件が起こる前までは芸能関係のブロガーが数千人もおったが、皆アメーバブログなどに引っ越しをしておると軒猿から聞き及んでおる。国内ではアメーバの会員数は約六千五百万人、FC2ブログが二千万人、はてなブログが約千二百万人、ライブドアブログやSeeSaaブログは非公開、Bloggerも非公開。ランキングが一位から三位までは把握できるがそのほかは事の他そう多くはなかろう。今ではGAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン、マイクロソフト)というIT企業が世界を支配しておるようじゃ。あのとき、もし日の本が米国民主党政権でのスーパー301条項での基本OS,Toron-Bの脅しをかけられなければ、アップルとマイクロソフトは存在していなかったはずなのじゃ。そういたすと、今ではGAFTという略称が世間を徘徊しておったかもしれぬ。敗戦国になった日の本は米国側からすれば隷属化における立ち位置から逃れられぬ宿命にあったのかも知れぬ。それ故、戦の場合は有利な負け方を如何に徹底するかしなかったかという一つの教訓になっておる。今となっては致し方ござらぬ。

このところ米国大統領選挙での政争の具にされておる、日の本企業のUSスチール買収問題でござるが、元々は米国政府からの仲介で破綻寸前のUSスチールの買収が持ちかけられたのでござるが、いざ選挙の獲得票の妨げになると、手のひらを返して買収に反対の姿勢を取ろうとするのは合点が行かぬ。バイデン殿もトランプ殿も同じ穴のムジナでござる。日の本の基本OSであるTron-Bの不条理な貿易障害扱いをしたスーパー301条の適用の悪夢が再現されようとしておる。それならば、何を言われようと買収案を白紙にして、USスチールが破綻したあとにすれば良いだけのでござる。岸田殿は何もためらうことはない。やられっぱなしは後々の政に関わる故。ベトナムは多くの犠牲を払いながらも唯一米国に勝利した国でもある。原爆投下というジェノサイドを敢えて選択した米国政府は、一億層玉砕戦略で日の本が最後まで戦ったら100万人ほどの兵士の犠牲をだすとの予測を元にしておると聞き及んでおる。広島・長崎に投下した背景には人種差別的な事象があったことは推測されるが確かなことは憶測の域からは無理でござろう。投下した側はその正当性を貫いておるからじゃ。本当のことは歴史の闇にあるやも知れぬ。原爆がなければベトコンの様にパルチザンもどきの長期戦をして勝っておったかもしれぬが、領民にとっては何よりも終戦に漕ぎ着けたのは良き事でござる。ウクライナと露西亜では昔は兄弟の様な間柄ではあったが、ウクライナの指導者が武器攻撃での勝利を頑なに貫いておる限り停戦や休戦の話など纏まるわけがござらぬ。互いに政の善し悪しを言っても埒があかぬ。要するに戦には落としどころが絶対にあるのでござる。一番困るのは内外の領民でござる。国としての対面と領民への愛というバランスをどう取るかがリーダーの資質というべきでござろう。戦に勝つか負けるかでその後の未来は決まるものだが、敗戦しても強い精神的な操と自己主張は続けるべきでござる。大事なのは「和をもって尊しとする」姿勢が周りに与える影響は大きい。

ブログは公的なコミュニケーションツールとしての価値が大きい。仕方がござらぬが閉鎖的なSNSは社会的な基盤が薄い故、ごく限られた者しか恩恵がない。検索ではブログの記事が上位に来るそうじゃ。SNSHPでは検索に引っかからない。今はブログの新たな再発見をする時期に来ておるのやもしれぬ。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0209episode209,season3

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月二十三日

「大谷選手&水原一平殿のMLB永久追放騒動の序曲」

 其方達は一九八九年のピート・ローズ殿の賭博によるMLB永久追放騒動のことは知らぬと存ずるが、拙者とて歴史書を見ぬとさっぱり分からぬわい。水原通訳殿が大谷殿に相談して違法賭博の借金精算のため胴元に送金してもらったようじゃが、メディアが発信する前にドジャースの大谷側の弁護士が窃盗として告発をした。その後水原通訳殿は前言を撤回し、大谷殿に関与が及ばないよう誰からかに指示され、送金もしていないという訳の分からぬ狼狽ぶりでござる。では送金した当事者は一体誰でござろうかという事になる。MLBでは威信をかけて捜査を徹底的に行うものと存ずるが、大谷殿の身の潔白を証明する物が水原殿の撤回後の文言だけとなると、送金した事を覆すアリバイを探すのは難しい。それ故、多くのファンのためにも大谷殿は事の終始の真実を述べる義務が生じるわけでござる。このままではシーズンプレイどころではなくなるからでござる。身の潔白を示さなければ大谷殿にはMLBからのお咎めがあるやもしれぬ。ドジャース側から見れば大谷殿には巨額の投資をしたばかりで、お家の事情で箝口令を敷かざるを得ないのではないかと存ずる。気になるのは水原通訳殿の一夜明けての文言撤回でござる。これには色々なことが考えられるが、おそらく撤回前の文言が正しいのでござろう。発言というものは撤回を表明すれば良いとは限らぬのじゃ。今後、亜米利加のメディアやファンからの疑義がさらに広まることでござろう。撤回の書状も口頭での意思表示も終えてしまえばことが済む問題ではござらぬ。何事も言ってしまったら百年目と心得よ。おそらく大谷殿にとっては真に晴天のへきれきでござろうが、永年苦楽をともにしてきた水原通訳殿に関しては深い絆はあったはずでござる。友への「借財の肩入れ」は一般的には問題はござらぬが、借財をして者が違法なことに手を染めておることを認識して助けたとなると事はやっかいになるゆえ、MLBファンには気になる所でもある。私的に合点がいかぬのは、大谷殿が真美子姫を正室に迎えるにあたり、自身の家計と資産の再確認は致されておるのだろうかとか、家計管理・通訳・マネージャー・トレーニング同行・私生活の世話まで水原殿に一任しておったのだろうかとか、大谷殿が水原殿の借財の理由をどのくらい把握しておったのかとか、セキュリティ管理の厳しい亜米利加での巨額の送金の記録などは残っておるのだろうかとか、一般領民にとっては納得のいく説明が成されておらぬことじゃ。白黒をはっきりつけたがるアングロサクソン文化は徹底的に議論を尽くす傾向にある。ピート・ローズ殿は賭博容疑でMLB界からは未だ永久追放の身でござれば、MLB通算安打4256本、通算打率0.303の記録を残しても殿堂入りの資格はござらぬ。イチロー殿は日米通算4257本超えの記録を残しておるが、MLB側は日米合算記録を認めてはおらぬ。しかしでござる。通算打率0.311、十年連続200本以上安打(ピート・ローズ殿は二十四年間で十回の200本以上でござるが、連続では記録が残っておらぬ)、年間最多安打262本は特筆すべきことでござれば、2025年では殿堂入りの資格を得る。誠にもって楽しみでござる。スポーツ選手は結果が全てでござるが、不祥事は絶対避けねばならぬ。選手は皆、脇を固めて人間不信と信頼のバランスをどう上手く切り盛りしてしくかの能力も今後必要になるじゃろう。それ故、ここは大谷殿から身の潔白を証明する義務が生じる訳でござる。理由はどうあれ、大谷殿の口座から巨額の送金が違法賭博の胴元に送金されていたという事実は、歴史に残る第二のピート・ローズ事件になる可能性に繋がる故、事の解明はうやむやにはできぬはずじゃ。ファンにとっては大谷殿の精神的な負担でプレーに集中出来なくなるのが心配にはなるが、今は事態を静観するしか手立てはござらぬ。

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(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月二十六日

「人見我直。人類総ギャンブル狂時代での正しい生き方」

 其方達は大谷殿からの釈明を心待ちにしておるようじゃが、ようやく大谷殿の声明が発表されておる。正直に申すのか誰からかの思惑で納得のいかぬ発言を致すのかは拙者には分からぬ。何もかも身の回りの事を知人の水原殿任せで大谷殿が生きているとはとても思えぬ。ゆえに、自分が不利な状況になっても知人を庇い、自己責任の態度を決める覚悟をもっているやも知れぬ。MLBでの選手生命にも関わる故所属球団側からの思惑から逃れられぬという予測も否めぬが今は大谷殿を信じるしかあるまい。水原殿の最初のアナウンス通りの状況であればMLB側としては厳しい処分を課すものと存ずるが、日本の文化での友への助太刀は美しい道徳にはなるが、亜米利加では事実そのものが証拠となるので幇助扱いになると聞く。人生経験がまだ割合少なく、様々な人間模様で揉まれた訳ではなく、純粋に野球一筋の生き方には共感致すが、良き友を選ぶ能力の不足とプライベートでの脇が甘すぎ、危機管理に疎いと思う者も多いと存ずる。亜米利加では賭博が合法の州が五十州中三十八州もござる。主に合法の州では税収面でのメリットがあるからであろうが、ギャンブル依存症対策に対応出来ないデメリットがあるとアナウンスすべきでござる。賭け事には敗者がいるからこそ勝者がいるのでござる。限られたπの椅子取りゲームの様なものでござる。税収が期待できるからといって国自体が発展するわけでもないのでござる。スポーツギャンブル時代では己の身を守る姿勢が一番大切なのでござる。

日の本の朝七時頃からようやく大谷殿の声明発表という形で報道が成されておった。記者会見方式ではなかったが、大谷殿の身の潔白を凜とした態度でアナウンスしておった。拙者も大谷殿の肉声を聴けて安堵はしたが、捜査の途中なので言えない事も多々あろうが要旨は的確に伝わっておったようじゃ。水原殿が人の口座に勝手にアクセスできる環境であったのが少し引っかかるが、詳細な事は捜査で解明されるじゃろう。アンチ大谷や彼を妬む者も多いじゃろうが、ここは大谷殿を信じるしかあるまい。彼の立ち振る舞いをみておるとやはり大物の風情を感じる。怪我を乗り越えて仕事に専念できる環境をリセットして頑張るしかないであろうが、乗り越えてほしいものじゃ。それにしても、窮すれば人はどんなことでもやるという事例を其方達は目撃証人として体現したことを、我らは「人見我直」という先陣の教訓を思い出すべきでござる。

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(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

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見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月二十七日

「学歴差別社会での逞しい生き方」

 令和の時代に限らず、其方達には社会に出ると最終学歴の烙印が否応なく押されておるのが現実でござる。芸能関係の元人気アイドルが還暦を超えても大学卒業への想いがござれば、見事某大学を卒業されておった。そういう御仁は枚挙にいとまがない。隣国の半島や大陸でも日の本以上に学歴社会でござる。さらに申せば一つの大学より複数の大学の履歴を持てば社会的には有利に渡れるという腹づもりが容認されておる。特に就職には学歴はあればあるほど有利になるのでござろう。戦国時代では領民には学び舎がござらぬ故、独学(実学)でもせねば生きてはいけぬ。机上での学びが殆どの令和の時代では、実学がおろそかになっておる。ましてや機械(AI)の下僕となっておる。小説家もAIの餌食になっておる。芥川賞の賞金を手にした女文芸武者殿はAIを使った事で新しい表現の可能性を自負し、出版業界も称賛しておる事態となって誠に悲しい限りじゃ。AIに問うてみたが、未だに謙信公の妹は、「お市」殿で、妹は「お福」という回答でござれば、これでは正確もなにもあったものではない。其方達は人類史上難しい時期に遭遇しておる。今一度己の生き方を見直すべきでござる。そういう拙者は、幼少の頃から父上とは確執があり、元服前に勘当されておる。致し方なく江戸の問屋に三年ほど奉公し、蓄財して其の後大学の門をたたき、四年後免許皆伝を手にしておる。親からの金子の仕送りが無理ならすべて大学の奨学金で賄い卒業してもローン地獄が待ち受けておる。1000万円以上の返済はさぞ重かろう。亜米利加では其の何倍かの学生ローンを組まざるを得ぬと軒猿から聞き及んでおる。日の本では年間授業料が三十万円殿ほどの大学通信教育課程がござるが、昔は数万円でござった。そういう拙者もその口でござる。卒業証書は通学課程と同じ扱いでござる。歌手の松田聖子殿が努力して某大学の法学部を通信教育課程で見事卒業された。見事でござる。相川七瀬殿は高卒認定試験を終え大学に合格、其の後は大学院に進むそうじゃ。いとうまいこ殿も大学院で学び直しをしているようじゃ。大相撲の大栄翔は相撲を取りながら大学院で学び直しておったインテリでござる。羽生殿も早稲田のEスクールの通信課程を終えておる。人は可能な限り自ら学ぶ環境を整える事も必要じゃ。

大谷殿が今大変な境遇にあるが、身の潔白を信じたいものじゃ。彼も日ハム球団には行かず、大学野球を終えてすぐMLBのドラフトに参加すれば二十代前半でメジャーリーガーになれる可能性はござった故、その時に英語環境を用意周到に進めておれば通訳の世話にならずとも済んでおったかも知れぬ。教訓として誰もが文武両道は難しかろうが先の先を見据えて人生プランは立てておいた方が良い。頭脳明晰な大谷殿の人生も大きく変わっておったであろう。学歴で差別があってはならぬが、手にする機会があったなら果敢に挑戦すべきでござる。先日の大谷殿の声明発表には98%納得のいくものでござったが、肝心の送金での状況の説明がなかったので一般領民やメディアに強く突かれておる。しかたなかろう。彼らが納得する説明(例えば送金をどうやって水原殿が勝手にアクセスできて可能になったのか、複数の口座のうち限度額のある諸経費専門の口座管理を任せてはいたが勝手に私用で使われた、大谷殿のいくつかの口座全てのIDPW,二重セキュリティをどうやって盗み出せたのか、送金の手口は分からぬが捜査に影響するため今は言えないなど)を、大谷殿は現段階で分かる範囲で表明するべきでござった。それにしても、水原殿が姿を表さない訳は何なのであろうか。自分に全て非があると申しておるのだから正々堂々白昼に身をさらすべきである。弁護士など必要なかろう。身の危険を感じておるやも知れぬが、覚悟をもって然るべきでござる。大谷殿のファンから見て最悪のシナリオも想像された方が良いのかも知れぬ。拙者は目下の所、大谷殿の声明をほぼ支持はするが、水原殿が一部でも反論する様なことがあった場合、当然弁護士をつけるであろうことは想像にかたくない。そうなった場合、送金時での状況が二通り考えられる。一つは、大谷殿が水原殿の借金の肩入れを施し自らログインをし送金してあげた場合、もう一つは大谷殿が複数の口座のうち五〇万ドルの送金が限度額の口座(種類や用途はわからぬが)を一切任せておった場合でござる。いずれにせよ大谷殿の間接的な関与の状況証拠ができあがることになる。両者の代理人弁護士を介しての争いが長期化すれば、大谷殿にとっては選手生命の危機が訪れる。そう考えたくはないが、あり得ない話ではない。ファンにとっては懸念材料となる。

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見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月二十九日

「天地人のドラマと道満丸・父上景虎の生き様」

 2009年にNHKの大河ドラマ「天地人」平均視聴率は22%以上もござった。謙信公も信玄公や信長公に負けず劣らずの人気ぶりには拙者も驚いてござる。毎春、春日山城のある近くでは高田城の桜が美しく咲き誇っておる。主人公が上田衆の家臣、直江兼続ではござるが、阿賀北衆への辛辣な振る舞いには合点がいかぬとお屋形様(道満丸)は仰せでござる。令和の世になっても四五〇年以上も前の「御館の乱」の事は言い伝えられておるようじゃ。ドラマでは、事実とはいささかかけ離れた作り話がござるが、エンターテイメントと割り切って見ても宜しゅうござる。二〇二四年の四月四日からBS東急で再放映されるようでござるが、これで道満丸様の弟と二人の姫、華渓院様、景虎様、輝虎様、景勝殿、そして新発田重家殿・秀綱殿<景勝の従兄弟>・鳴海院様<輝虎様の妹(加地城主の正室・秀綱の生母)>(この三人はドラマには出てこぬようじゃが)の御霊も浮かばれよう。~

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(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 弥生月三十一日

「違法スポーツ賭博送金騒動の完全憶測・推理シナリオと考察」

 戦国の世も令和の時代でも金子の有る無しで気持ちの中が大幅に変化するのは同じでござる。無き輝虎様は戦の勝率が九割以上もありその裏には大きな後ろ盾がござった。鳴海金山(メディアでは余り取り上げないが、天正の頃の戦における金子の有無は勝敗に深く関わる故金山から取れる金子は大事でござる。阿賀北の鳴海金山は当時の全国の四割ほどのシェアを誇っておった。秀吉殿は越後の金銀は喉から手がでるほど欲しかったようじゃ。景勝殿が秀吉殿に全ての金を上納し臣従したのは間違いでござった)があったからじゃ。興味がござるのなら、其方達も、「鳴海金山」を検索してみればよかろう。「御館の乱」の起因に通ずることに気づくはずでござる。拙者の小姓仲間が「道満丸と重家」という書状をいま思い出して書き綴っておる。

 大谷殿は若干二十代で1000億円のセレブの仲間入りを果たされたが、金子の使い道で脱線したように思えるのじゃ。ポルシェの高価な車を背番号17の譲渡のお礼に贈呈したり、日の本の数万の小学校に野球のグローブを送ったりしておったが(税制面で優遇措置が受けられる)、野球に専念する割にはビジネスライクな一面も垣間見せたのも記憶には新しい。それほど金子の使い道にはシビアな大谷殿が、七億円近い金子の送金に気づかなかったほうがおかしい。そうは思わぬか。大谷殿が運動賭博に関わっていたとは信じがたい。水原殿がどのように送金に関わっていたのかは二人以外では誰にも分からぬ。それ故、大谷殿は送金での事の始終を分かる範囲で皆に説明すべきでござる。捜査の都合などは関係ござらぬ。自分の素直な気持ちでありのままを述べれば済む話ではござらぬか。さすれば多くのメディアもファンも納得すると思うのじゃ。

さて、過日の大谷殿の潔白声明は送金状況の曖昧さを除けば理解はできる。一般の領民やメディアからすれば、評価は80%ほどでござろう。水原殿の韓国戦後の足どりがわからぬ。最初の発言をした直後に足どりが不明の場合は、現実的に文字通り大谷殿が送金したことになる。大谷殿のアリバイ成立(潔白の証明)の為には水原殿の白状しかない。水原殿が一部は違う証言をすれば法廷では送金行為の真実は明らかになるであろう。実際は翌日に水原殿が前言を撤回した事を表明してからその後の足どりがつかめておらぬと言われるが、何かの力が働いているとしか思えぬ。これはアリバイ無き違法賭博送金騒動となり、実態解明が先伸ばしにされればされるほど大谷殿には状況が厳しくなるのは必定じゃ。憶測で物を言うなと良く申されるが、忖度なく物事を考えるのは人に迷惑をかけない限り赦されるはずじゃ。一つの諫言という立ち位置にいる人間は割合多いのでござる。富裕層や一般領民の金融機関との関わり合いは少々違ってくるようじゃが、当たり前に考えて、送金限度額一杯の五十万ドルを九回(合計四百五十万ドル)に分けて水原殿が勝手にアクセス出来たとしても、この半年もの間、大谷殿が気付かなかったとなると、誰が見ても不自然に思える。一回ぐらいなら見落とす可能性はなくはないが、どう見ても話の辻褄が合わぬのでござる。水原殿は大谷殿を公私にわたって身の回りの手配を一手に行っておったので、大谷殿と金融機関に対しては情報を共有していたとしか考えられぬ。送金の方法は幾つかあるようでござるが、代理人を立てれば如何様にも送金できるようじゃ。何回かの送金行為に対して大谷殿は水原殿の送金行為に管理権限者として立ち会っておったのでござろう。水原殿の最初の発言が正しいとすれば、これは大谷殿の選手生命に関わる重大な騒動に行き着くことになる。球団側は超高額な待遇で大谷殿と入団契約を結んでおるようじゃが、大谷殿の代理人の弁護士や球団側は水原殿に前言を翻させる戦略に出たのでござろう。大谷殿が賭博について知らない状況で九回も送金に合意したのなら、それを打ち消さねば第二のピート・ローズ事件の再来となるからでござる。水原殿が九回も送金し金融機関のデータはFBIと代理人は共に握っておるに違いあるまい。水原殿の捜査の解明には数年かかるとアナウンスされておるが、デジタル社会でそういう言い訳があるのには合点が行かぬ。金融機関に調査をすればすぐ分かるはずなのじゃ。司法取引で水原殿が大谷殿からの起訴を逃れる可能性はある。世間が心配するのは、水原殿が一部でも大谷殿と法廷で争うことでござる。そうなると、大谷殿の爽やかなブランドイメージはとてつもなく急落し、ドジャースも思わぬ打撃を被ることになる。今後MLBでは大谷殿が生活環境の激変で極端な不振に出会うかもしれぬ。ナ・リーグはレベルが高そうじゃ。心情的におそらくプレーで結果が出ないのは、彼の気持ちがスッキリしないからで、騒動からの自己保身と焦りがあるからでござる。水原通訳殿に生活の全て(マネジメントも含めて)に甘えてきたのは騒動の起因とは言えぬが何らかの責任はござろう。大谷殿が内外からの批判を覚悟で腹をくくって真実を語れば、世間から同情こそあれ、悪く言う者はおるまい。ファンや領民の不信感がエスカレートする前に、事の真相を語るのか語らぬのかは自由でござるが、大谷殿にははっきりと記者会見で真実を語る義務がある。一番残念でござるのは、声明の記者からの質疑応答がなかったことでござる。大谷殿の口調や態度からは嘘を申しているとは言い難いが、捜査中での言えない事以外はファンや世間での疑心を解くためには応えたほうが良かったように思う。さすれば、スッキリした気持ちで試合に臨まれたはずじゃ。

現在日ハムの監督である新庄殿はMLBでも活躍された御仁ではござるが、彼もまた二十二億円もの金子の管理を知人に委託しておったが全て持ち逃げされたと聞き及んでおる。見方を変えれば、大谷殿も大変でござろうが悪の洗礼を浴びたと言うことでござる。水原殿は賭け事で一生返済不可能な多額の債務を抱き、一千億円プレイヤーが慈善行為や高額外車の寄与などをするぐらいだから、少しぐらいの額(数億円)なら失っても困らないだろうという躁状態となり、魔が差して事に及んだのでござろう。賭け事症候群の典型的な思い入れでござる。小姓にも以前同じような境遇に陥った者がおったが、お屋形様が毘沙門堂でお説教をし、その者は仏門に入って修身してござる。大谷殿はこの難局を乗り越えて自己実現のために精進してもらいたいものじゃ。戦国の世では調略や謀略・略奪は当たり前の世界でござる。令和の時代でも領民の良心の隅には悪が潜んでおるといって良い。ギャンブルの盛んな亜米利加では己の会計環境を定期的に棚卸しする必要が今後出てくるはずじゃ。敵は本能寺ではござらぬ。身内に多く潜んでおるやも知れぬ。全て人任せではそのうちハシゴが外される。努々怠りなさるな。

二〇二五年にはイチロー殿のMLBの殿堂入りが控えておるが、彼はシアトルのマリナーズに入団した時には家族ご一緒でござったが、マネジメント能力で奥方殿は確かなものを持ちあわせておったのじゃろう。現役時代はスキャンダルとは皆無でござった。ある年のシーズン半ばでヤンキースにトレードされて背番号が変わってもイチロー殿は黙々と安打を重ねピート・ローズさえも出来なかった十年連続二百本以上安打を達成し、年間二百六十二本というMLBの安打記録を塗り替えおった。複数年契約ではなく単年度契約での姿勢でござったが、お金は後から付いてきよったのでござる。プレーを長続きさせ怪我もせず、無欲と無我の境地でおったのやも知れぬ。とにかく安打記録もそうじゃが、「レーザービーム」という流行語も話題になった。大谷殿のMLBでの二刀流も肘の手術との兼ね合いでこれからどうなるかもわからぬ。ひょっとしたらホームランもあまり期待は出来ないかもしれぬ。今は、スキャンダルを自助努力でどう向き合っていくのか誰もが注視しておる。それでも、何らかのタイトルを物にし、MVPも獲得したのならもはや、スーパースターというのは大谷殿の代名詞となるのは間違いござらぬ。

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◆天正四百五十二年 四月七日

「風雲急、大谷殿の一年間出場停止への懸念」

MLBは亜米利加での四大スポーツの中に位置しておるが、これまでは国技として揺るぎない人気と存在感を維持しておった。収益にしても影響力にしても他のスポーツとは一線を画しておったが、ピート・ローズの賭博事件以来MLBの人気は下降線に歯止めがかからぬ。今では、NFL(アメリカン。フットボール)が人気と収益ではナンバーワンの座におる。NBA(バスケット)もそれに追随する人気と収益を誇っておる。MLBは賭博ビジネスとの共存、長時間無制限試合、天候に左右されやすい、スーパースターが居なくなった(大谷殿は亜米利加においては野球界以外ではそう有名ではない)、べーブ・ルースなどの白人以外の選手が多くなり聖地が荒らされている侮辱感(保守層)、五輪種目から遠ざけられている、選手の契約報酬の無制限化と選手の不良債権化(長期契約で怪我をしても報酬がもらえる)、長期契約の慢性化などによる選手の野球に対する緊張感が伝わってこない、MLBコミッショナーのMLB規約違反に対する公正無比さへの欠如、ルールの変更が頻繁に行われる、などの問題取り組みが山積しておる。大谷殿にはどのような決断をいたすのであろうか。MLBの復権や野球ファンの為を考えるのなら、MLB機構は毅然とした改革をしないと益々ファンが離れていくことを悟るべきでござる。

 ただならぬ事件が発生した折りには、状況証拠(アリバイ)は個人の声明での潔白だけでは成立せぬことは誰もが知っておる。加害者と被害者の客観的事実があることで領民は皆納得するのでござる。水原殿の最初のスポーツメディア記者へのインタビュー発言では、大谷殿が自分の違法スポーツ賭博の借金の肩代わりをし、超高額の金子を九回にわたって電子送金してくれたと申しておった。ところが水原殿は翌日手のひら返しで送金はしていないと全面撤回を致した。数日後大谷殿が自ら全く其の件に関しては関知しておらぬと公開で声明しておったが、記者からの肝心な質疑応答を拒絶したのは合点が行かぬ。いまでは水原殿は逃走し居所がつかめぬ有様じゃ。これでは話の辻褄が合わぬ上、疑念がますます増幅するのは必定でござる。MLBが公正に調査するとは申しても、球団やMLBコミッショナーの思惑で事の幕引きを図ろうとする可能性はござる。しかしでござる。大谷殿の口座の管理をしておる会計事務所の存在が明らかになり、金子の流れは逐一大谷殿と共有するのは当然でござろう。さすれば、九回におよぶ多額の送金の確認を大谷殿に取っているはずでござる。水原殿の送金に関しては全く知らなかったというのは嘘であったということになる。捜査が数ヶ月かかるといってもその日は確実にやってくるのじゃ。大谷殿は真実を話すべきでござる。亜米利加の領民は東洋人に対する人種的な偏見がござれば、物事の白黒をはっきりと明示せねばならぬ。郷に入れば郷に従えば良いのじゃ。日の本ではどんな理由があれ人助けは美徳になるが、亜米利加の伴天連人にはそれが通用せぬ。この先十年はプレー出来るのを考えれば一年間出場停止でも良いではござらぬか。そのぶん、ゆっくりとリハビリを完全に終え次に備えればよい。新婚生活も十分エンジョイできるとお屋形様も仰せでござる。

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(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 四月十二日

「大岡越前の一平・翔平の名裁き」(奉行所での問答篇)

MLBでは令和の時代になっても一向に博打騒ぎが後を絶たぬ。お屋形様は奉行ではないので何とも申さぬが正義感と義の厚さだけは人の十倍はお持ちでござる。ここは吉宗殿の許しを得て、かの大岡越前が参じておる。はてさて、どのような名裁きが観られるか見ものでござる。加害者と被害者がまだ現れぬ。かわら版どもが騒々しいのでいましばらくお待ちあれ。

 

<南町奉行所>

「大岡越前守お成り~」

「一平殿とやら、翔平殿も面を上げられよ」

「ハハー・・・」

「今日は其方たちの言い分を存分に聞かせてくれぬか。聞いた暁には其方達に裁きの通達を申し渡す。包み隠さず申した方が身のためである」

「大岡様、正直に申し挙げます。あっしは翔平殿と伴天連の地へ赴いた折、彼の巾着袋の金子を博打に使い果たしておりました。負けがこんでおりやして、借財が二十四億円に膨らみ、胴元に翔平殿の巾着袋から金子を横領し胴元の頭へ早駕篭で届けさせてしまったのでございます」

「一平殿、それはまことか?」

「まことでございまする」

「して、翔平殿は全くそれに気づかなかったということであるな」

「面目ござらぬ。FAでの契約更新とか正室を迎えたばかりで、信頼しておった一平殿が博打に手を出すとは想いもよりませなんだ」

「日頃の金子の管理は一平殿に抱っこにおんぶってところであるのじゃな」

「一平殿には日の本でのデビュー以来、世話になっており、伴天連達の通訳も金子の管理も送り迎えも全てお任せという事になりおりました」

「それで其方は、プレーに専念でき、球投げと球打ちで一千億円もの金子を稼ぐようになったわけじゃな」

「少しやり過ぎて右肘を壊して手術まで至りましたが、球投げ球打ち球団の多くのオファーがあり、念願の度蛇亜巣に入団いたしました」

「その矢先に、一平殿が自分の悪巧みを自白した訳でござるな」

「最初の頃は、ちょっとくらい良いかなという感じで、博打につぎ込みましたが、勝つときもあれば負ける時もございました」

「博打で得た金子は汗水垂らして得た尊い金子と比べてはならぬ。いわば浮浪の金子じゃ。負ければ地獄の世界が待ち受けておる。博打依存症が治るのには長い年月と自己抑制の修身が必要じゃ。博打の負けは博打で取り返すというのは笑止千万。人類の有史以来博打の遊興心はなくならぬ。役所の年貢が増えるからと言って合法化させる様な国には未来は無い。努々心得よ」

「発言の撤回は博打の胴元からの執拗な連絡で止むに止まれず、翔平殿にバレるのは時間の問題だと想い、とっさの判断でございました。通訳の仕事はいくらでも人を騙せる立場にある故、魔が差してございます。大谷殿が記者会見で潔白を表明しましたが、世間では金子を多く持っている者に対しては、羨ましさと嫉妬で少しの事でも嫌疑が生まれてまいります。無実の人でもメディアは厳しく突っ込む風潮がござれば、これではいかんとお奉行に出頭致した次第でございます」

「一平君、そこまで悩んでいたんだね。ちーっとも知らなかった。気づかなかった僕にも責任はあるかな。でも、良くもまあ、持ちよく使い果たしたもんだ。博打の借財では金子は相談されても貸せないが。僕の口座によくアクセスできたね。どうした訳?」

「翔平殿が伴天連で口座を開設したとき、あっしと一緒に手続きしたでしょ。そのあと代理人としてあっしの名前で連絡先を登録し、翔平殿に直接知られないように細工を。パスワードなどは知っていた。銀行への電話連絡はものまねで騙せたよ・・」

「一平殿、そう自慢げに語るでない。人には善意と悪意が共存するものじゃ。魔が差すのは致し方なかろう。さりとて、金子の額が多すぎる。多い少ないの問題ではござらぬが。翔平殿は一平殿の自白がなければ、一千億円の金子も危うく無くなるところじゃった。伴天連での司法取引では事細かに取りかからねばならぬぞ」

「ハハ-」

「大岡様・・・火急の用で上様がお呼びでございます」

「なんじゃ」

「伴天連での奉行で調査が終わったそうでございます」

「そうか。あいわかった。新たな証拠がでて参ったようだな。一平殿、翔平殿はその場で待っておれ」

 

二刻後・・・

 

「大岡様、お戻りでござる~」

「一平殿、翔平殿、待たせたな。面をあげられよ」

「ハハー」

「両名に沙汰を申しつける」

「ハハー」

「一平殿にはケイマン諸島への遠島を申し付ける。タックスヘイブンで不労所得に胡坐をかいておる者どもを調べあげ、この大岡に逐一知らせよ。さすれば刑は軽く致す故。博打癖も治せねばな。精進いたせ・・・」

「ハハー」

「翔平殿には、エントウを申し付ける」

「大岡様、何故でございます。僕は何も悪いことはしておりませぬ」

「わかっておる。だからエントウなのじゃ」

「お言葉の意味が分かりませぬ」

「遠投の意味もわからぬのか。リハビリに励めということじゃ。其方に咎めなどあろうものか」

「今年はディー叡智に励みます」

「タイトルを期待しておるゆえ、精進いたすのじゃぞ・・・。それともうひとつ。正室を大事に致せ。人を余り信用してはならぬ。何事も人任せにしてはならぬぞ」

「ハハ-」

 

これにて一件落着。

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<道満丸景虎と小姓の戯言0217episode217,season3

(天正戦国小姓の令和見聞録)

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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◆天正四百五十二年 四月十五日

「其方がもし水原一平殿への陪審員になったら」

MLBでは選手や関係者の不祥事には監視も必要でござるが、公正な判断で直視する義務があるゆえ、法廷での手続きや十二人の陪審員の評決には敏感にならざるを得ない。スポーツ賭博の市場性が認められMLBでもスポンサーとしてスポーツ賭博業者と連携を模索しているから、やっかいになっておる。50州の内38州がスポーツ賭博を容認しており、さらに拡大しようとしておる。ギャンブル依存症がおることで業界が成り立っていることも事実でござる。水原殿は他人の口座で賭け金を送金し、儲けた金子は全て自分の口座にしまい込んでおったと言うではないか。大谷殿の口座を四人もの管理体制でしっかり固めても突破されたのは誰もが合点がいかぬ。水原殿が通訳の立場を利用して十回近くも高額の送金が出来たのはどう見ても謎でござる。本人の完全なる確認を義務づけられているにも関わらず、水原殿が声帯模写でそこまで可能であるならば明らかに銀行側の失態でござる。そこで、拙者や其方達がもしその陪審員に選ばれたらどう対処するかを考えて見たい。なお、裁判官へは陪審員十二人の全員一致が条件となるのが基本じゃが此度は七人と致す。其方らへ付け加えて申しておくが、情報不足による早まった憶測や推測は非にあらず。嘆くことでもあるまい。謝罪も必要ござらぬ。間違っていたとしても一度見識を露呈したからには貫き通すのが武士というものなのじゃ。疑わしきは罰するというのがメディアの常識ではあっても、事実と経緯が認められて初めて周知される故、間違った見方や判断も一過性のものに過ぎぬからじゃ。真実は公判で明らかになるのだから後追いで確認すればよい。

<水原一平殿の窃盗詐欺事件に関する七人の考察>

◆陪審員Aの評決(銀座高級クラブのママ)

大谷君は白だと思うけど、黒になった水原君の犯罪環境を提供した事と公私のを全て他人任せという脇の甘さは反省して貰わないとね。腑に落ちないのは、銀行側が何度も高額な送金を目にしているにも関わらず、完全な本人チェックを怠ったことよ。いくら水原君がものまねで声を真似てスルー出来たとしてもよ。九回よ、九回もよ。代理人も会計担当も日本語が話せない。彼らもうまく水原君にかわされてどうしようもないわね。まったく。通訳の役得ってとこね。二十四億円、あたしだって喉から手が出るほど欲しいわ。コロナでお店の経営も逼迫して従業員がみんな辞めてしまったわ。銀行からの借金も人には言えないくらい溜まってるの。大谷君肩代わりしてくれないかしらね。そういうの不謹慎よねやっぱり。でもね、連邦検事さんがおっしゃるには、水原君が2018年にMLBに移籍して以来七年間も、大谷君の口座から博打の賭け金を送金して、賭けに勝ったお金は全部自分の口座に振り込ませたのは余りにも酷い話。大谷君はまさにATM扱いという存在だったというわけ。大谷君の会計管理は四人のチェックを必要としていたわけだけど、水原君の窃盗には誰も気づかなかったのは謎だわね。考えられない。禁固30年では軽すぎる、50年がいいところだわ。

◆陪審員Bの評決(憶測小説家)

三月二十日あたりだったかな、水原君がEPSNの取材を受けて大谷君が借金の肩代わりを受諾して、説教しながら自分のパソコンで入力し違法賭博の胴元に送金してくれたと言っていたが、一夜明けて大谷君とホテルで会って説明をしたとある。その後球団側から待ったが入り、前言を撤回している。大谷君は弁護人を同席させて水原君を問い詰めた。水原君が追い詰められて嘘をついていたことになる。水原君が前言通りの借金の肩代わりを執拗に大谷君に嘆願したようだが、当然ながら拒否をされた。水原君は行方が分からなくなった。数日後の二十六日、大谷君が質疑応答ナシの記者会見をし身の潔白を表明している。この報道の有様では誰もが疑心暗鬼になるのは当然だった。TVのコメンテーターは大谷嘘つき発言や水原君への責任転嫁説とかが華々しく論じられていたんだが、情報が錯乱していて外野ではちっともわからん。ユーチューバーやアンチ大谷は水原くんの擁護発言をするのも致し方ないか。水原君の白状しか証拠を探る術がなかったんだから。しかし決めつけるのには抵抗があったな。永年大谷君と水原君は公私を共に過ごしているから、大谷君が何らかの手助けをしても不思議ではない。日本のIR戦略ではこのような追い詰められた者が、善悪の判断を捨て目先の利己的な行動を起こすというデメリットが余りにも多いことに皆気づくべきである。

◆陪審員Cの評決(関西お笑い芸人)

大谷はんはほんま大変やね。長いこと相方に身の回りの全てをやってもらわな仕事がはかどらないって言ってますんやろ。そりゃそうでっせ。わての相方は性格が正反対でそりゃもう、重箱の隅を突っつくばかりでは気に食わんと、お隣りはんのものまでご飯粒の余りを探す、そりゃもう、几帳面を絵に描いたヤツでんねん。そやから、金のことには嘘をつかへんのだす。わてと違って人情や品格も学もある。相方にはもったいないんです。売れないときでも金の工面は命がけでやってくれる良いやつでんねん。そいつもつい最近他界しましてな、わてはお呼びがかかってくるのを何時も楽しみにしてますねん。水原どんは他人の金子を声帯模写で銀行を欺し、代理人までスルーしたのはいただけまへんな。三十年間八十代まで塀の中でムショ仲間と博打でもして為され。窮すれば人間は何をやってもかましませんなどと誰がいいますか。汗水流して初めて金子の有り難みが分かりますねん。

◆陪審員Dの評決(元政治家)

水原殿には言いにくいが、窃盗・横領・裏金のキックバックはいかんよ。違法賭博ならなおさらじゃ。代議士はよ弁士と言われるが今では野党も与党もみな詭弁士におなっておる。全て黒塗りの開示やご飯論法などを見てもわかるであろう。アベノミクスの三本の矢ははじめから折れており、円安の流れが止まらぬ。2020と東京五輪などはイスタンブールに禅譲すべきだった。昭和天皇が円高傾向は国の基盤だと良くおっしゃられていた。このまま円安が続けば中国の下請け国となるとテレビでは言っておった。成長戦略は嘘であったが、それは野球界にも広がっておる。余りに高額契約になりすぎたMLBの成長戦略は間違いでござった。大谷殿はある意味、被害者なのかも知れん。水原賭博亜窃盗事件は、選手が野球に専念しすぎて生活の経済基盤も全て人任せでは、足下をすくわれるという教訓にもなったであろう。通訳の代行こそAIにしてはどうか。

◆陪審員Eの評決(薩摩の偉人)

人を欺したり貶したりするのは天道に背くことでごわす。おいどんは、そげな人間は好かんたい。武士は人の道に外れたら腹をかっきるか仏門にはいるか覚悟を決めなあかんたい。

◆陪審員Fの評決(海援隊の主)

あっしはフリーメーソンのメンバーじゃったが、伴天連人に欺されまいと語学にはめっぽう力をいれておったきに、武器商人からは一目置かれおった。大谷殿は野球しながら語学も身につけとったら、足下を見られずに済んだとよ。野球にも船中八策は頭に入れたらええ。頑張ってくれや。

◆陪審員Gの評決(戦国武将)

であるか。野球の天地人はそうやすやすと苦難に流される者ではござらぬ。策略で人から殺められると察したらとにかく電光石火で桶狭間じゃ。人を知り己を知れば百戦危うしからずなのじゃ。

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