ポスト安倍
安倍三選が確定したが、圧勝とはとてもいえない開票結果となった。
全体807票(三票は無効)では安倍68.5%、石破31.5%。
約104万人の党員で投票した人は64万人強で、それでいくと約62%の投票率だった。
議員票では8割は維持したものの、党員票では石破氏が45%を獲得した。
県別でいうと、都道府県で37が安倍氏の勝利、石破氏は10だった。
勝利数でいうと安倍氏が圧倒しているように見えるが、
勝利した37のうち約半数は僅差だった。
それに議員票の20票以上が石破陣営に流れたこともあり、
安倍陣営は青ざめたに違いない。
安倍総理の会見でもその表情が表れていた。
安倍三選は終わりの始まりでもある。
それにしても進次郎氏の石破支持表明は投開票の20日当日で、
19日には党員の投票も終えているので影響がないという考えだったと思うが、
あまりにも遅すぎた。両陣営にいい顔を見せたいだけだったのではないだろうか。
沖縄知事選は玉城氏が選挙戦をリードしている。
トランプ氏との会談もプーチンや習氏との会談でも、
安倍外交の失政が問われることになるだろう。
来年の統一地方選、参議院選挙でも、
野党は統一候補をもくろんでいるし、
安倍氏ではとても勝てないという空気は見逃せない。
自由民主党員さんの投票はやはり世論を反映することが証明された総裁選だった。
ポスト安倍のレースはすでにスタートを切った。
(数値結果は自由民主党本部が公表)
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