「アナザーメジャーリーグヒストリ-:another major league history」 (邦題:疑惑の一夜)
<道満丸景虎と小姓の戯言 0233 > episode233,season3 (天正戦国小姓の令和見聞録) ○___________________○ 春日山城、鳴海幕府(開府 1587 年) お屋形様:上杉道満丸景虎 見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太 ○___________________○ ◆天正四百五十二年 五月二十七日 「アナザーメジャーリーグヒストリ-: another major league history 」 (邦題:疑惑の一夜) 二千二十四年の弥生月の二十日あたりで勃発した、水原・大谷チームのスポーツ賭博騒動の波紋は未だに収まらぬ。司法取引だか権益取引かは知る由もござらぬが、日が経つにつれ真実についての嫌疑への想いはアンチ大谷側にとっては止む気配はござらぬ。どうしてそうなるのかは定かではないが、水原殿のスポーツ記者へのロングインタビューの内容が翌日には百八十度変節し、話の内容は全て虚偽だったと言い、彼が全ての窃盗の罪を認めるというストーリーが一人歩きしてしまったからでござろう。 大谷殿の助太刀が亜米利加の地では通用しない異文化的な状況では、形を変えて臨むしかなかろう。 MLB のファンが全て大谷殿とは限らぬからじゃ。水原殿が一方的な汚れ役を演じていることは大谷側では百も承知故、徹底したストーリーを貫かなければならぬようでござる。無論大谷殿にはスポーツ賭博には無関係ではござろうにも、 MLB の規約に抵触するとなれば球団側も野球機構側にも大きな痛手となる。知れた事よ。亜米利加の司法はよく分からぬ。無罪と主張したり有罪に切り替えるとしたり。水原殿と弁護士は意思の疎通はあまりないようでもあるし、弁護料を支払う余裕もまだまだありそうなのにも合点がいかぬ。お屋形様は根っからの大谷ファンではござるが、小姓仲間の中では何人かはアンチ大谷派が構えてござる。拙者は単に陸上競技の一ファンで MLB にはさして関心はござらぬが、今永殿とダルビッシュ殿には少々熱を入れておる。大谷殿には未だによく分からぬ。今は値踏みの状況じゃ。 ハリウッドではこの騒動をドラマ・映画化すると申しておる。脚本の流れは状況の真実化を探り、賭博と MLB の在り方を問うという形になるというのが拙者の見立てでござるが、想像の域をこえ...